毒草師



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

5.50pt (10max) / 2件

Amazon平均点

3.67pt ( 5max) / 6件

楽天平均点

5.00pt ( 5max) / 5件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
2pt
サイト内ランク []C総合:1827位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

80.00pt

20.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2007年04月
分類

長編小説

閲覧回数3,177回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数11

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

毒草師

2007年04月01日 毒草師

鬼田山家の先々代当主・俊春が撲殺した、一つ目の子山羊。以来、この家では「一つ目の鬼を見た」と言い残し、内側から鍵をかけて離れに閉じ篭る人間が相次ぐ。そして誰もが、そこから忽然と姿を消してしまうのだ。密室からの失踪事件として警察が動き始めたある夜、鬼田山家の長男・柊也が、自室で何者かに毒殺される。しかも、その場にはダイイング・メッセージが残されていた。捜査が暗礁に乗り上げた時、関係者全員の前に、突然、御名形史紋という“毒草師”を名乗る男が現れた。彼は一連の事件を『伊勢物語』になぞらえ、事件はほぼ100%解決したと言い放つが…。忌まわしき家伝の秘密が暴かれた時、新たな殺人が始まる―。「QED」シリーズ随一の傲岸不遜な男・御名形史紋が難事件に挑む。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

毒草師の総合評価:7.33/10点レビュー 6件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(3pt)

楽しく読んだ

うんちくがとても面白かった
こう言っちゃなんだが、主のストーリーはむしろどうでも良かった
御名形って人の、この面倒見の良さはどこから来るんだろ
特殊なファッションセンスと話法を使うが、とても「善意」に満ちた人?
楽しく読みました
毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)より
4061825909
No.5:
(3pt)

独走してください

まあまあ、です。人物のかき分けにもっと精通していただきたい!
毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)より
4061825909
No.4:
(4pt)

語り手と謎の解き手の絡みかたも見所・こんどは薬学系蘊蓄

QEDシリーズのとちゅうで、熊野出身の「毒」に詳しい毒草師として登場した青年、御名形史紋。イギリスの血を引き、白い能面のような顔、いかにも理系で無愛想な感情のクールさという、魅力的なキャラクターですが、今度は絡むワトソン的キャラクターも男性で、医療関係の出版社の編集者、西田くんという天然でおっとりしたタイプです。御名形が無表情ながらくそみそに彼につっこみ、彼が首をひねる、というツッコミとボケの対照も、QEDの桑原と小松崎や奈々よりきわだっていて、キャラクターが立っている面白さもあります。

 旧家にまつわる一つ目の山羊や一つ目の子どもの伝説、密室の離れから失踪する人物、というのが今回の現代ミステリです。こちらのおどろおどろしさと、御名形が西田くんにレクチャーする伊勢物語の裏歴史、一見無関係な両ラインが読者を引っ張ってゆきます。ことにこのシリーズは叙法にもくふうがあり、その二つのラインを交互に、また視点人物も、消毒液の匂い漂う御名形と、ほっと肩の力の抜ける西田くん、と緩急のリズムのつけかたで読ませます。

一気呵成に最後まで読みましたが、人物失踪の謎は、QEDの某作と少し似ており、また旧家の禁断の人物関係も多少既視感はあります。
また一つ目の謎(今回はたたらに収束しなかった!)解きは、毒草師、御名形の面目躍如で、読者のほとんどが知らないレベルの深秘としてなされ、天下り的であることは否めません。しかしながら正倉院の奥にこのような事情があったとは、ということ含めて、あいかわらず歴史の闇、政争の混沌を鋭く剔抉してくれる面白さはこの著者ならではです。

このシリーズは語り手もいつのまにどっぷりと事件の渦中の人になってしまうこと含めて、ミステリ、歴史、薬学の三つの部分をQEDシリーズよりも、有機的に絡ませることに成功していると思います。しかも西田くんが御名形とかなり近いレベルでの推理能力を発揮する、という設定も面白かった。「明察神のごとき」ただひとりの探偵ではない点も読みどころかと。

このシリーズも、著者の発展進化形として、引き続き楽しみたいと思います。
毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)より
4061825909
No.3:
(4pt)

ええ〜っ!

こちらにまだレビューがないなんてびっくりです。
ホントかよ、と思わせるラストですが、史紋さんの怪しさに比べると、まあ良いかと(笑)。
キャラ立ちしているというか、なんというか。
なんかフラフラ出てくるクリスマスローズが気になってしょうがなかったんですけれども、あれって関係あるんですかね。
はい、自分で調べなきゃ怒られます。
個人的には好きですが、消化不良のところが少々残って星4つです。
毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)より
4061825909
No.2:
(4pt)

特異なキャラ・御名形史紋の推理の鮮やかさ

「QED神器封殺」に神山禮子の幼なじみとして登場した「毒草師」と称する御名形史紋が、主人公として登場!それだけでも興味を喚起する。期待は裏切られなかった。
密室事件の推理が日本の古典と絡められて展開されるパターンはQEDを継承している。
伊勢物語の時代にまで遡る家系の鬼田山家に起こった3度に及ぶ密室からの失踪事件。その都度「一つ目の鬼」を見たという証言が伴う。鬼田山家の複雑な人間関係というこれまたクローズドな世界での物語。「一つ目」の連想が、伊勢物語・ギリシャ神話につながり、一つの流れを生み興味深い。
医療業界向け出版社の編集者・西田真規が、悪戦苦闘の推理を展開する形でストーリーの回し手となり、御名形を引き込んでゆく。クールな御名形の颯爽とした登場で鮮やかに事件が解明される。
事件に並行し進行する伊勢物語に隠された意味の解明も、古典の読み方におもしろさを加えている。
毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:毒草師―QED Another Story (講談社ノベルス)より
4061825909



その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク