毒草師
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うんちくがとても面白かった こう言っちゃなんだが、主のストーリーはむしろどうでも良かった 御名形って人の、この面倒見の良さはどこから来るんだろ 特殊なファッションセンスと話法を使うが、とても「善意」に満ちた人? 楽しく読みました | ||||
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まあまあ、です。人物のかき分けにもっと精通していただきたい! | ||||
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QEDシリーズのとちゅうで、熊野出身の「毒」に詳しい毒草師として登場した青年、御名形史紋。イギリスの血を引き、白い能面のような顔、いかにも理系で無愛想な感情のクールさという、魅力的なキャラクターですが、今度は絡むワトソン的キャラクターも男性で、医療関係の出版社の編集者、西田くんという天然でおっとりしたタイプです。御名形が無表情ながらくそみそに彼につっこみ、彼が首をひねる、というツッコミとボケの対照も、QEDの桑原と小松崎や奈々よりきわだっていて、キャラクターが立っている面白さもあります。 旧家にまつわる一つ目の山羊や一つ目の子どもの伝説、密室の離れから失踪する人物、というのが今回の現代ミステリです。こちらのおどろおどろしさと、御名形が西田くんにレクチャーする伊勢物語の裏歴史、一見無関係な両ラインが読者を引っ張ってゆきます。ことにこのシリーズは叙法にもくふうがあり、その二つのラインを交互に、また視点人物も、消毒液の匂い漂う御名形と、ほっと肩の力の抜ける西田くん、と緩急のリズムのつけかたで読ませます。 一気呵成に最後まで読みましたが、人物失踪の謎は、QEDの某作と少し似ており、また旧家の禁断の人物関係も多少既視感はあります。 また一つ目の謎(今回はたたらに収束しなかった!)解きは、毒草師、御名形の面目躍如で、読者のほとんどが知らないレベルの深秘としてなされ、天下り的であることは否めません。しかしながら正倉院の奥にこのような事情があったとは、ということ含めて、あいかわらず歴史の闇、政争の混沌を鋭く剔抉してくれる面白さはこの著者ならではです。 このシリーズは語り手もいつのまにどっぷりと事件の渦中の人になってしまうこと含めて、ミステリ、歴史、薬学の三つの部分をQEDシリーズよりも、有機的に絡ませることに成功していると思います。しかも西田くんが御名形とかなり近いレベルでの推理能力を発揮する、という設定も面白かった。「明察神のごとき」ただひとりの探偵ではない点も読みどころかと。 このシリーズも、著者の発展進化形として、引き続き楽しみたいと思います。 | ||||
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こちらにまだレビューがないなんてびっくりです。 ホントかよ、と思わせるラストですが、史紋さんの怪しさに比べると、まあ良いかと(笑)。 キャラ立ちしているというか、なんというか。 なんかフラフラ出てくるクリスマスローズが気になってしょうがなかったんですけれども、あれって関係あるんですかね。 はい、自分で調べなきゃ怒られます。 個人的には好きですが、消化不良のところが少々残って星4つです。 | ||||
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「QED神器封殺」に神山禮子の幼なじみとして登場した「毒草師」と称する御名形史紋が、主人公として登場!それだけでも興味を喚起する。期待は裏切られなかった。 密室事件の推理が日本の古典と絡められて展開されるパターンはQEDを継承している。 伊勢物語の時代にまで遡る家系の鬼田山家に起こった3度に及ぶ密室からの失踪事件。その都度「一つ目の鬼」を見たという証言が伴う。鬼田山家の複雑な人間関係というこれまたクローズドな世界での物語。「一つ目」の連想が、伊勢物語・ギリシャ神話につながり、一つの流れを生み興味深い。 医療業界向け出版社の編集者・西田真規が、悪戦苦闘の推理を展開する形でストーリーの回し手となり、御名形を引き込んでゆく。クールな御名形の颯爽とした登場で鮮やかに事件が解明される。 事件に並行し進行する伊勢物語に隠された意味の解明も、古典の読み方におもしろさを加えている。 | ||||
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