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松浦純菜の静かな世界 matsuura junna no shizukana sekai
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松浦純菜の静かな世界 matsuura junna no shizukana sekaiの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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関係性のよく分からない登場人物が多く、また主人公も目まぐるしく変わるため、前半は結構読むのが大変でしたが、人間関係のピースが徐々に嵌っていく感があって面白かったです。 一気読みとはいきませんでしたが、後半はあっという間に読めました。 | ||||
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以降大長編となる八木シリーズの第一作目。 この小説は若干癖があるものの、まとまったミステリとして読むことが出来るだろう。なぜなら主人公とヒロインとなる純菜のキャラが幾分かソフトに描かれているから。 以降の作品では、キャラが大分暴走し、内面描写がかなり深く描かれるようになっていく。途中からジャンルが完全にミステリではなくなっていくのだ。最終的に全部読んだものの、余計な描写、重複する描写がしつこく中だるみ感は凄かった。ラストはキッチリ落ちをつけてくれたが・・・ このシリーズを全作読んだ猛者はなかなかいないだろうが、ファンタジーの中に純文学的なものを感じさせる不思議な感覚の小説だった。もっと短く出来ただろうが。 | ||||
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後半の安藤シリーズにうんざりしている方はこっちを読んでみてもいいかも。八木が面白すぎます。 装丁ばっちりですね。いきなり坂本龍一を持ってくるあたりは著者のセンスというか、好みですかね。 ミステリとしてもけっこう頑張っているみたいです。新シリーズですか、安藤シリーズはもう書かないんですかね。書いてほしいです。中途半端すぎますからねえ。それよりファウストに連載してたSFのほうが読みたい。あっちはめちゃめちゃ面白かった。 思うんですけど、浦賀さん三人称で書くべきじゃないんです。なんか、だんだん文章が下手くそになってきてる気がする。ソフトSFソフトミステリで『記号を食う魔女』、『記憶の果て』みたいな青春劇をやってくれたほうがいいと思う。 | ||||
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内容はわりと重めの内容なのに、後味も悪くなく読むことができたのは主人公達が若く青春小説のような語り口だったことが大きいと思う。以前に読んだ、他の浦賀 和宏作品に比べても全体的に爽やかだった。かといって軽いと言うわけではないが、最後までぐいぐいと引っ張られ一気に読んでしまった。読み応えは十分だと思う。 | ||||
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タイトルがユニークなので手に取り買ってみました。手に大怪我を負ったことから、人には言えない心の闇を持つ松浦純菜と、過去にからかいや苛めにあって性格がひねくれてしまった被害者意識の強い八木剛士の二人が主役です。あるきっかけから連続猟奇殺人の謎を追うことになった二人は、その過程で互いの心を重ね合わせてゆき、それが結果的に謎を解明に導きます。人間の心の闇は若い高校生にも当然あるわけで、この小説の特徴(長所)はその点を巧みに描きながら事件とシンクロさせているところです。それゆえか単なるミステリーの枠を超えた読後感を残しました。 | ||||
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思春期の特有の青さや他人との距離感がよく書かれていてミステリーだけでなく青春小説としても良作。いまの高校生よりも1970-80年代生まれの思春期から抜けた20代後半から30代はじめの人のほうが主人公に共感できる箇所は多いかも。作中に主人公が現在のガンダムのプラモデルをあえて大目の接着剤を使用して組み立ているシーンが記述されているが、この意味が分かる人には特にお奨めな一冊 | ||||
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浦賀和弘の代表作の安藤シリーズと別のシリーズ。この作家独特のグロさの描写がなくなった。あれは若さの象徴だったのだろうかと感じる。しかし、今回の作品も主人公が若い分、表現も若く感じる。主人公たちが思い悩む、若い葛藤というものが最初の作品「記憶の果て」を連想させるが、より洗練された雰囲気である。この作者の持ち味の意外な結末はなかったが、最後までおもしろく読ませてもらった。 | ||||
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