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愚者のエンドロール



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【この小説が収録されている参考書籍】
愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)

愚者のエンドロールの評価: 3.89/5点 レビュー 75件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(2pt)

よめる展開。

レビューが高評価が多かったので
期待して購入してみましたが
私には、何故評価が高かったのかが
よく分からないです。

よめる様な展開でしたので
もう少しよめない展開であれば
良かったのかなと思います。
愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)より
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No.6:
(1pt)

恥を知れ

この本を読む人は2パターンあると思う。
1.アニメやラノベが好きで古典部シリーズの第2巻を読んでみた。
2.ミステリが好きで近年評価の高まっている米澤穂信の過去のラノベよりの作品にも手を出してみた。

私は後者だが、もしこの作品の構成やトリックをすごいと思った人がいたらはっきり言っておきたい。

完全に先行作品のパクリですと。

(以下の文章には本書及び我孫子武丸著「探偵映画」のネタバレを含みます。)

「毒入りチョコレート事件」へのオマージュなんていうのは誤魔化しに過ぎない。
作者は我孫子武丸の「探偵映画」についてはどう考えているのだろうか?

ミステリにおいて先行作品のトリックと被ることはどうしてもやむを得ない側面はある。
確かに、推理小説というジャンルが発生してから100年も経てば逆に、完璧に新しいアイデアを作り出すことは至難の業だ。

しかしながら、綾辻行人さんは「ミステリーの書き方」(日本推理作家協会編著)の中で以下のように仰っている。

『すでに知っていた前例の流用については、基本的には反対の立場です。ただし、そこに何か独自の演出やひねりを加えたりして
今までにない効果が生まれるはずだという確信が持てるのなら、それもOKだろうと。そうなると「流用」とはいいませんね。
バリエーションの案出。どこまでが流用でどこからがバリエーションの案出なのか、その判断もむずかしいところですけれど
まずは本人が「これは安易な流用ではない」と自信を持てるかどうかでしょう。』

もし作者がここまで考えた上でこんな作品を発表しているのであれば、流用の基準モラルが極めて低いと言わざるを得ない。

「原作者がいなくなって映画が未完になった。残されたスタッフはどうしても完成させたい。
しかし、未完部分を撮影する時間的余裕は殆どない。そこで、完成部分から結末を推理して撮影することになった。
何人かのスタッフからシナリオ案が提出されたが主人公が探偵役となって、論理的な矛盾を見つけ出し没になる。
最終的には主人公が提案した案が採用され撮影が行われ作品が完成するがその後で、黒幕人物が出現し、
主人公が考えた結末は本来の結末とは違うことを告げる」

以上は本作のあらすじではありません、「探偵映画」のあらすじです。
さらに言えば本作はこれだけでほぼ終わりですが「探偵映画」にはさらにひとひねりが加えられています。

私は「折れた竜骨」を読み作者のファンになりました。端正な文章と作りこまれた世界観には驚かされました。
ただ、一点引っかかったのはメイントリックを倉知淳さんの「星降り山荘の殺人」からほぼ完全にコピーしていた点です。
それでも作品の完成度が極めて高かったのでこの程度は許容範囲だと思っていました。

「インシテミル」も「そして誰もいなくなった」を起点とする作品群の中に似たような話はありましたが、相対的に面白いので、
この作者は古典アレンジが好きなのかなと納得していました。

しかし本作を読んで代表作品がここまで流用のオンパレードだと作者の評価は変わりました。

この作者は世界設定、キャラの作り方、文章技法に優れているが推理小説家が本来一番大切にしなければならない、
”トリック”については自分で考える力がないと。

残念ですが、作中で奉太郎の導いた答えも綾辻行人さんの「どんどん橋落ちた」の「意外な犯人」からの完全なパクリです。

この作者には二度とトリックを必要とする推理小説を書いて欲しくない、ラノベだけ書いていてください。

おそらくアニメから入った方、単純にえるたそ〜と萌えれればいいという方からこのレビューには「参考にならない」が押されるでしょう。

しかしこれだけは申し上げたい、最終的に参考にならないを押すのは仕方ないが、せめてその前に「探偵映画」を読んで、
推理作家のモラルとは何かを自分の頭で考えてほしいと。
愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)Amazon書評・レビュー:愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)より
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No.5:
(1pt)

「毒入りチョコレート事件」へのオマージュとはおこがましい

高校の文化祭用の未完のミステリ・ビデオを巡る推理合戦(もどき)を描いた作品。"あとがき"に「毒入りチョコレート事件」へのオマージュとあるが、おこがましいにも程がある。それ程、お粗末な出来。

一応、推理合戦が繰り広げられるのだが、どれも稚拙過ぎるものか前例のあるものばかり。全体の趣向に工夫を凝らしたつもりかも知れないが、これも取り立ててどうこう言うレベルではない。高校を舞台にすればミステリ的趣向が軽くても構わないと言った風が感じられ、まるで読み応えのない作品だった。
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No.4:
(1pt)

「氷菓」と同じ作者とも思えない駄作、かなり失望しました

この小説に出版社は「なぜ江波に訊かなかったのか?」という副題を付けていますが、読者としては「なぜ本郷(台本作者)に訊かなかったのか?」と問い返したい気分です。
日常ミステリだから登場人物がほいほい死んでしまってはまずいのは明らかですが、だからといって死ななければなんでもOKというものではありません。文化祭の自主映画程度のことで台本作者がしゃべれないほど衰弱などというのは例えば作者が都合よく交通事故で死ぬというのと50歩100歩の非現実的な話です。核心部分の設定があまりに強引にすぎて興醒めです。
この作者であればもっと事件をうまく展開させる筋書きを考え出すことは可能だったはずです。なのに核心部分は安易なままで、そのフォローにエキセントリックな人物を登場させて小手先で誤魔化すような手法は用いてもらいたくなかったです。シリーズ物なので次に期待します。
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No.3:
(2pt)

うーん

米澤さんのインシテミルはとても面白かったのですが、これは正直つまらなかったです。中盤あたりは無駄に話を引き伸ばしているような感じがしました。
個人的な意見なので、好き嫌いがあると思いますが、ドキドキしたりすることもなく、最後もなんかあっけなく終わってしまったって感じがしました。

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No.2:
(2pt)

キャラ小説が密室ミステリに挑戦してこけた作品

いわゆる「日常の謎」、死人のでないミステリのはずが、映画の中とはいえ密室殺人物の推理を主人公が託されます.そこで奉太郎がかんがえたストーリは7人目の存在。昔はやった「ブレアウイッチ プロジェクト」というつまらない映画を思い出しました.シナリオの作者が幕引きできずにいた作品を、主人公の推理で完成させる落ちはそうそうにわかりますし、主人公のシナリオが目新しいとも、矛盾がないとも言えません.はっきり言って本格ミステリを書くには力不足感がいなめず、まさに愚者のエンドになっています.キャラ小説、ラノベであることをわすれていはいけません。そこが、作者の味であり、誰も本格ミステリなど望んでいないのですから.
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No.1:
(1pt)

緊張感のカケラもない

カバーの紹介文だけに魅かれて買ったのは私自身のミスなのでしょうが、設定に無理がありすぎるように感じました。 元の原作者がその作品について一言も触れられないほどの病に伏せるようなことはどうにも想像ができません。 その一点の疑問符だけですべてが陳腐でウソ臭く感じられ、世界観に浸ることはできませんでした。
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