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(短編集)
儚い羊たちの祝宴
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儚い羊たちの祝宴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 41~60 3/8ページ
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この作品は、「玉野五十鈴の誉れ」というお話が1番良くできております。 タイトルに書きましたが、それぞれ短編になっておりますので、一つ一つに綿密さを求めるのは間違いです。 私としては、自分の想像力があれば充分過ぎるほど、キャラ構成や話の内容が良く出来ていると価値のある作品だと思います。 まあ、何が言いたいかと言うと、 「読み手次第で面白くもつまらなくもなる」 それが本です。 | ||||
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本書は女性ばかりの語りで書かれていて警察は不在も同然という事で世間の掟とは無縁の良く言えば弱肉強食殺るか殺られるか好き勝手にしたい放題のブラックで無慈悲な無法地帯の米澤ワールドですね。細かく言うと海外作品パターンのパロディ等ありますがそういう事は知らなくても面白く読めるでしょうね。表題作のラストは少し残念でしたが、やっぱり「玉野五十鈴の誉れ」の最後の一節「赤子泣いても蓋取るな」が一番ぞっとする怖さでしたね。 | ||||
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作品のストーリーであったり、構成であったり、登場人物など、何かしらの共感を持ちながら読むと思うのだが、この小説の短編は読み進んでも入り込めなかった。いかにも作られた世界、そして中途半端な終わり方。読後感はガッカリ。 | ||||
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著者の作品が好きで、古本が出ていたので購入しました。 配送は予定通りでしたが、商品は少々古びた印象でした。 ただ、内容は期待通り、ちょっとづつ読み進めていたつもりですが、 数日で読み終わってしまいました。面白かったと思います。 | ||||
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5年前にAmazonで中古本を購入しました。 今でも一番のお気に入りで大好きです。 ふと読みたい時にすぐ読めるようにKindle版を買ってしまいました。後悔はありません。 レビューを書いたことがほぼ無いので説明力がなくて申し訳ないのですが、 登場する全ての少女達の思考がとても好きです。文章はかなり落ち着いた語り方で、二つが醸し出すこの本の雰囲気がとてつもなく私のツボにハマっていて、これからもこれ以上の本はないと思っています。 タイトルで調べると人を選ぶ本だと書いてありますが、確かにトリックに重きを置く人はあまりハマらないかもしれません。 ですが、気になっているのならば、そんなに分厚い本ではないので、ぜひ読んでみてほしいと思います。(私が5年前買った時は中古価格1円だったのに65円になっていて少し驚きました笑) | ||||
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先程投稿したレビュー。取り下げてくださいませ。ネタバレになってしまうといけないので。 | ||||
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あるパターンの短編を紡いで、より大きな物語を語る形になっている。ミステリーとかサスペンスとか、ホラーとかいったジャンルを超越した存在感はある。 暑い夏を過ごすための、背筋が寒くなる物語という趣で読んだのだが、実際は、涼しくなるよりは、どちらかというと気持ち悪い印象を抱き、ちっとも涼しくならなかった。胸糞悪いという表現が一番近いかもしれない。面白くないのではない、救いのなさに絶望しか見出せず、読んで疲れた。 著者は、人間の持つ、いやらしい、底に潜む意地悪さみたいなものを描き出すのは天才だと思うが、人間にどこか前向きなものがあるはずと考える自分とはあわないだけなのかもしれない。 | ||||
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米澤穂信氏の作品にはいつも驚かされます。 人工的な物語世界の中での閉じた本格ミステリである「インシテミル」。 ファンタジー世界を舞台に、その舞台ならではの論理を構築したこれも本格ミステリの「折れた竜骨」。 事件そのものの謎解きよりも、なぜ事件を解決したいのか、係わるのかという探偵自身への問いが印象的な「王とサーカス」。 ユーモアミステリのような装いながら最後は人間の恐ろしさにぞっとする「犬はどこだ」など、 物語の舞台、謎と探偵役との関係においてこれほど多様なスタイルを見せてくれる作家は、ほかにいないか、かなり珍しいと思います。 本作でも、金持ち(ほとんどの作品では旧家)の家族とその雇われ人の人間関係という枠組みの中に、5つの異なる語り口で様々な物語を語ってくれています。 大半の作品はぞっとするようなイヤミスの範疇に入るものですが、中には読み終えてほのかなユーモアににやりとするもの、ほっとする作品もあり、決してホラー要素の強い短編を集めただけというものではありません。 米澤氏の作品の中では、比較的、知名度が低いようですが、ぜひこちらも読んで欲しいと思います | ||||
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大正なのか昭和なのか不思議な世界観の中で展開される、「バベルの会」にまつわる五つの中短編集。一気読みで小説の世界に浸ることができた。 〜以下、ネタバレを含む〜 タイトルから想像される以上にブラックな内容なので、後味の悪い物語が苦手な人にはおすすめしない。私の場合、三話くらいから「これも後味の悪い物語なのだろう」とみがまえて読むようになった。そのせいで新鮮な気持ちで展開に驚くことができなくなってしまったので、変な勘ぐりをせずに読めばよかったと後悔した。 | ||||
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模試に採用された小説の続きが気になったのは初めてでした 大人数でひとつの短編を語り合う機会をくれました | ||||
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ミステリ作品で知られる著者ですが,本作はミステリよりも幻想文学の色が濃いものとなっているように思います。”旧家の当時”が想像できる時代描写が鮮やかです。 ”最後の一行で落ちる”のフレーズは叙述トリックのようなオチではなく,落語のオチに近いものがあるかと。④⑤は展開が読めてしまいますが,それでも面白いです。②には純粋に驚かされ,③は声を上げて笑ってしまいました。一番衝撃的だったのは①でしょうか。良書です。 | ||||
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お金持ちの家にまつわるおぞましい話を集めた短編集。 お屋敷、事件、使用人、遺産、幽閉、贅沢・・・などなどにまつわる暗い感じの世界や雰囲気が好きな方には楽しめるかと思います。 しかし、一話一話、あまり綿密に人物や背景など設定が作りこまれていない感じがします。 それに、物語や設定、人物のセリフなどが現実離れしていて、子どもっぽいように感じる方もいるかもしれません。 文章は読みやすいですし、驚くような結末もあったりで面白いと思います。 しかし、本格的なミステリーなどを読み慣れている方には、物足りないかもしれません。 | ||||
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単純に面白かった。 すごく捻ったトリックもないし、爽快なオチでもないんだけど、でも不思議と、いいもの読んだなあ、という満足感だけが残る作品でした。 流れの紡ぎ方や雰囲気の作り方など、色々と上手いのだと思います。 お値段以上の価値は、間違いなくあります。 | ||||
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自分は高尚な読書家ではないので素直に楽しめました 読後に、検索して解説を読んでみるのもオススメです! | ||||
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誰でもそうかもしれませんが、本当に面白い本は読んでいて、ヤバイ寝不足になる、と感じたときに閉じることができないんです。 この本はそれ。 | ||||
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ストーリーは言わずもがなですが、作中たくさんの書名が出てきます。そのほとんどが読んだことのない本だったのですが、次読んでみようかな?と思えるくらい、気になる表現方法でした。この作者の小説に関する知識、素晴らしいと思います。 | ||||
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各々の設定でそれぞれ一本の長編を読んでみたいと思うくらいどれも良い導入が書かれていました。 私は短編小説と気づかずに読み始めたので、最初の『身内に不幸がありまして』を読んでいる最中は、吹子と夕日の物語にかなり期待をしてしまい、オチに近づくに連れて短編だと気付き、もっと話の続きが読みたいのに!とある種良い意味もある がっかりをしてしまいました。 どの話も登場人物、設定と面白いです。 読み終わったあとに、物語のifやその後を語り合いたくなるような小説でした。 | ||||
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初めて、米澤穂信さんの本を読みました。あっさりしていて読みやすかったです。しかし読みやすかった分、心に残るものが少なかったように感じます。次回は、短編集ではなく長編を読んでみたいです。 | ||||
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「満願」のような短編集です。 しかし 推理小説として「満願」には及ばない。 というのも すべてのプロットが同じような背景ですから・・・ ここからネタバレ書きます。 お金持ちのブルジョワジーのお嬢様(または主人)に使える使用人の一人口述で話が進みますが、結局 犯人は本人かお嬢様といった結果が続きます。 バベルの会というブルジョワ女弟による読書の会が すべての話を少しだけ関係性を持たしていますが これも サスペンスやスリルを巻き起こす存在にはならず。 使用人の(五十鈴の場合その逆でしたが)尽身愛的な あこがれや 依存意識が垣間見える展開が多いですが 底からぞっとするサスペンスにはつながらず 何しろ同じ展開が続くため 途中で飽きてきます。「身内に不幸がありまして」は主人のお嬢様に対しての愛情「北の館の罪人」では富裕への熱望「山荘秘聞」では富裕別荘建物自体への愛情「玉野五十鈴の誉れ」は初めての友達と呼べるような存在の使用人への愛情「儚い羊たちの晩餐」女性料理人とその(妹??)アシスタントの10歳足らずの少女 と主人公のお嬢様の関係も 尻切れトンボで 急に終わってしまい。 正直 正統派推理小説を期待していたものとしては 消化不良です。唯一「玉野五十鈴の誉れ」、ある意味ホラーというか おどろおどろしさを感じさせる内容で読めましたが それでも 高評価できません。 | ||||
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オチを語りたい。共有したい。 あなたは気付けた? そんな会話をしたくなる一冊でした。 となかく読んでほしい。 そしてページを進める毎に、祝宴へ至る道を心の底から美味しく味わって欲しいです。 | ||||
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