■スポンサードリンク


(短編集)

儚い羊たちの祝宴



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
儚い羊たちの祝宴
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴の評価: 3.99/5点 レビュー 152件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.99pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全152件 1~20 1/8ページ
No.152:
(4pt)

内容

短編作品ですが、最後のオチが。。。
是非一読くださいませ。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.151:
(4pt)

こういう雰囲気好みです

幻想と現実の境が曖昧な我々読書中毒者の想像を掻き立てる短編集。旧家名家のお嬢様たちが避暑地の湖畔で読書会って設定好きですね。

でも同時代の話じゃなそう。山荘秘聞はバブル景気あたり、五十鈴の誉は戦後復興期っぽい。ヒマラヤ登山に日本人女性が初めて成功したのは1974年だし、五十鈴の誉は出兵世代が30代40代の時代だから
時系列は、身内に不幸がありまして→北の館の罪人、五十鈴の誉→儚い羊たちの晩餐→山荘秘聞だと思う
米澤さんは黒牢城など時代考証は詰める方なので、日本人の海外渡航自由化と同時期にネパールが外国人の登山を禁じたことは知っているはず
山荘秘聞は復活したバベルの会の時代の話と推察しました
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.150:
(5pt)

人死にの群像劇

とある地方のいくつかの名家を舞台に、かつての貴族はこうだったのかと不思議な気分になる内容だった。各家がとりたてて絡むことはないが、バベルの会という一点で繋がりあう。個人的には四章の玉野の誉れが好きだ。他はじめっと暗い結末が続く。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.149:
(2pt)

結論ありきの物語

この作者は2冊目ですが相変わらず、書きたい結論や展開ありきで読者を置いてけぼりにしている。
最終話の「被害規模が大きくなる“事実が不意に発覚して”〇〇が壊滅してしまった」を持ってきたいが為に、使用人の腑に落ちない浪費を雇用主が長期間、問い質しもせず放置する。など話の筋に無理が多い。

まず、バベルの会をめぐる、と裏表紙にあるが、めぐるどころか関係がなく、短編集の登場人物近辺がたまたまその会に入っている、もしくは関わりがあるというだけなのも設定が薄い。

ミステリーというのも相違がある。事件はあるが、後に犯人が語り口で犯行と自身の性の悪さを回想するのみで、ミステリーにおける推理や捜査と言う展開は無い。

作中にあふれる著名作家の名前や作品、引用も出すだけ出して使ってやった感が否めない。
これだけ本を読んでいて、これだけ知識がある、という見栄のような使い方。

バベルの会が読書会なので雰囲気を出したかったのかもしれないが、単語や一部の展開だけを使い、引用も情報も感想や情緒的な語りも一切無いため、読者好きという印象は受けない。小中学生が難しい単語を覚えて自慢気に使いたがっている印象。

登場人物も相変わらずリアリティに乏しいというか、一介の十代の女子がそういう経緯だからと普通に殺人や暗殺の腕を持っていたり、殺しに抵抗のないサイコであるのに表面の取り繕いや立ち振る舞いが完璧の超人であるのはなんなのか。
前提でそう作られているので、これをミステリーとするとこの世界では最早どうにも出来ないだろう。展開は楽だろうが、そうなった経緯の方が余程内容があると思える。

あと、作者は『兄』に対して何か特別な恨みでもあるのだろうか?
大抵ろくでなしや、恥さらし、猟奇行動をとらされている。

人間の悪意を見たい中学生には刺さるかもしれない。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.148:
(5pt)

良い

良い状態でした。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.147:
(1pt)

新本購入なのに雨で湿り

オーダーし翌日夜21:09すぎに大雨の日に届き、翌朝郵便受けで受け取りましたが、新品の本を買ったのに少し湿っていました。ラップくらいはしてほしかった。新本なのにがっかり。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.146:
(3pt)

悪いジョークが現実になった

タイトル通り、悪いジョークが現実になった、というお話の数々。
正直なにを焦点に読めばよいのか、最後までいまいち掴めなかった。
所謂ミステリとして読むには底が浅いし、ホラー、サスペンス、という感じもあまりない。
人間の怖さもべつにない。江戸川乱歩的なおどろおどろしさでもない。ジャンル分けするのは本来良くないのはわかるけども、正直どんな感情で読めばよいのかわからなかった。そのため、いずれのお話も淡々読んでしまった、それでも読み進めたのは、結局のところこの物語にどんなオチが付くのか、それが気になったからだ、でそのオチというのが、冒頭の、悪いジョークが現実になった、である。
これにゾッとするかどうかで、おそらくこの作品に対する評価が決まるのだと思う。
私は、なるほど、と思いました、驚きではなく、納得しました。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.145:
(5pt)

著者の聡明さ光る、至高の一冊

私が良い作品だと思うものには、一つの共通点があります。それは、登場人物の理解しがたい狂気に、心の底から共感してしまう作品だということです。

米澤穂信氏の『儚い羊たちの祝宴』は、各章の主人公たちの狂気に頷き、教養に惚れ、決断に酔う、そんな素敵な物語が詰まった本です。あえて多くは語りません。ぜひみなさんに手にとっていただきたいと、そう心から思えた一冊でした。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.144:
(2pt)

最後が弱い

短編をつなぐキーワードを結ぶラストがイマイチでした。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.143:
(5pt)

北の館の罪人が面白い

短編小説ですが、二つ目の北の館の話が絶妙に素晴らしい。震えました!
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.142:
(5pt)

気に入りました

著者の作品を初めて読みました。
文体、世界観、登場人物たちの人柄など、大変気に入ったので他の作品も読んでみようと思います。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.141:
(2pt)

詰めが甘すぎる。

日本の出版界の悪弊として、一度賞を受賞した著者の他の作品にわざと分かり
にくい惹句を付けることが上げられる。「~賞受賞」とこれだけを強調して、ま
るでその作品で賞を取ったかのように帯に派手派手しく宣伝文句をのせる。
 本書もそれと同じ。どうにも良識を疑ってしまう。躁的な文章と、「座布団1
0枚級」とはいかなる意味なのか。売らんかなという姿勢は呆れてしまう。
 さて作品集は「夢想家のお嬢様」にまつわる5つの作品。一つずつ簡単にレビ
ューする。  

 「身内に不幸がありまして」。
 おどろおどろしい雰囲気を作り出したいのだろうが、途中の逸話で、泉鏡花、
江戸川乱歩、横溝正史、海野十三、を持ち出してくる。なるほど耽美的怪奇的な
物語にふさわしい作家を持ち出したのだろうが、どうにも看板倒れではないか。
実に残念だが、「オチ」は「オチ」として成立していない。というよりも「クド
すぎるオチ」か。さらりと書いた方がよっぽど雰囲気を出すと思うのだが。

 「北の館の罪人」。
 一つのアイデアだけに頼った物語作りは難しいのだろう。この作品のアイデア
はオリジナリティを感じる。ただ、「閉じ込められた異常な空間」がよく表現で
きていない。恐ろしさも禍々しさも今一つ。最後に取って付けたような主人公の
独白があるが、さほどの効果はない。へえーと少しの驚きがあるが、もう少し切
れのある結末が必要だろう。

 「山荘秘聞」。
 「八垣内」の読み方が気になった。本作品では「やがきうち」と読ませている。
「垣内」は人名では、「がいと」「がいち」と読むのが多いだろう。調べると、作
者は、架空の地名をいくつも重複させて複数の作品で使用しているらしい。
 「カレー」を「イギリス料理」とするのは初見も初見。確かに植民地支配を行
ったが、どう考えても「インド料理」「スリランカ料理」だろう。雪、閉じ込め、
異常な救助者、このモチーフはS・キングの得意技。本作品によく似ているのは、
「ミザリー」と「シャイニング」。

 「玉野五十鈴」。
 いきなりの「詠雪の才」。どうにも使用法が違う。「女性で文才がある」ことの
謂だが、本作品の文脈にはそぐわない。むやみに漢語を使用する祖母という設定
自体が古すぎる。立派な贈り物を「取るに足る」という表現で褒めているが、ど
うにもこの「取るに足る」はあまりにも口語的なのか、検索しても使用例が出て
こない。こんな言葉を発する漢語に堪能な老婦人というイメージがくずれる。言
葉にこだわる京極夏彦も想起させるが感心できない。
 また、「ご飯炊きの歌」でその歌が実に中途半端。
 「じゅうじゅう吹いたら火を引いて、一握りの藁燃やし」がそっくり抜け落ち
ている。まともに調べていないのでこういう事になる。これは「オチ」にも関わ
り、致命的なミス。もう少し調べて書きましょう。

 「儚い羊たちの晩餐」。
 またも言葉の使い方が気になる。今時「口入れ屋」などと言う訳がない。スト
ーリーも締まりがなく、結末まで緊張感が持たない。最後の詰めがどうにも甘い。
「残酷さ」を表に出すことをためらうのは理解できるが、謎に蓋をしたままペー
ジを閉じられても困惑する。

 解説では著者を褒めているが(当たり前)、どうにも実がない。著者の経歴を
示すくらいでよかったろうに。
 「本書は本格ミステリから所謂『奇妙な味』と呼ばれる系列まで、ミステリの
さまざまな遺産をモザイク状に巧緻に組み合わせた作品集と呼ぶことができる」。
これはなるほどと思った。
 多く嫌みを書いたが、呼んで時間の無駄と思うこともなく、それなりに楽しめ
るが、どれも後味が薄すぎて再読することはまずないだろう。
 この意味で☆は減じる。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.140:
(4pt)

迅速でした

発送も早く、届いた商品も綺麗な状態でした。
ありがとうございました。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.139:
(3pt)

グロを少々で品格落ち

お嬢様方の読書会「バベルの塔」をさりげなく軸に進む短編SFミステリーとでも言いましょうか。状況説明も端的でどんどん読み進められる米澤先生の構成力は流石です。
決して面白くないわけではありません。
しかし、グロテクスな要素を入れたことで品格を下げてしまったと感じます。
ミステリーにおける刺激は、動機やトリックでやっていただけると嬉しい。
その動機、トリックに関しても先が読めてしまうものばかりでやや肩透かしでした。
それに加えてグロテスクに頼ると、やはり大味になります。
食べたって美味しくない羊を描いたことで、品の無いフルコースになってしまいました。
あくまでも個人の意見ですが。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.138:
(5pt)

米澤穂信は面白い

ブラックでしたが楽しめました。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.137:
(4pt)

収録短篇それぞれのラストに、ぞくりとしました。

五つの収録短篇中、第一等の妙味を感じたのは、一番最後の「儚(はかな)い羊たちの晩餐(ばんさん)」でした。
〝夏(なつ)さん〟て厨娘(ちゅうじょう。特別な料理人、の意)が調理するところを思い描いて、ぞくぞくっとしましたよ。
語り手の〝大寺鞠絵(おおでら まりえ)〟が、部屋に飾る絵として、ジェリコーの『メデューズ号の筏(いかだ)』を選ぶところも良いなあ。たまらず、その絵が載ってる中野京子の『怖い絵』(朝日出版社の単行本)を引っ張り出してきちゃいました。

続いては、「身内に不幸がありまして」と「玉野五十鈴(たまの いすず)の誉(ほま)れ」を同点の第二位で。
前者は、導入部の〈秘密の書棚〉の描写にわくわくしました。
後者は、〝小栗純香(おぐり すみか)〟って語り手のどん底一直線ならびにラスト一行に、ぞくぞくしました。

文庫本の巻末解説、千街晶之氏の文章も、ミステリの該博な知識と相まって、読みごたえありました。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.136:
(4pt)

ダークサイド米澤穂信全開

どの短編もどこか浮世離れし、時代もいつのことを描いているのかがなかなか掴みにくく、ホラーめいた薄ら寒さを感じさせるミステリです。しかし本格ミステリとしての体裁はしっかり保っており、張り巡らされた伏線とその回収、そしてラスト一行の衝撃がどの作品も見事でした。『満願』もそうですが、個人的には古典部シリーズなどのライトな作風よりもこういったダーク米澤の方が好みです(笑)。しかしながら、そのように書き分けることができる作家としての技量には非凡なものを感じ、著者の引き出しの多さ、深さに脱帽です。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.135:
(5pt)

「バレル」の会が各話を繋いでいる

『儚い羊たちの祝宴』
1・身内に不幸がありまして、2・北の館の罪人、3・山荘秘聞、4・玉野五十鈴の誉れ、
5・儚い(はかない)羊たちの祝宴の5の話があり、今までの私の推理小説とは違い、
残虐さが出ている。
その中でも、私には、4・玉野五十鈴の誉れが凄く、怖く感じました。
ご飯をかまどで炊くときの『美味しい炊き方』
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ 赤子が泣いても蓋とるな」これが、犯罪に使われるとは 
ビックリです。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.134:
(3pt)

いうほど面白くなかった

ミステリーを一度も読んだことがなかった初心者ですが、簡単すぎて「もっとトリックみたいなのはないの…?」と変に疑って見返すレベルでした。十代の学生とかに向いている本だと思います。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.133:
(5pt)

綺麗でした

このコロナ時代、家にいてすぐに読めるのでありがたいです。
もう少し安ければもっと良いのだけどね。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!