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(短編集)

儚い羊たちの祝宴



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【この小説が収録されている参考書籍】
儚い羊たちの祝宴
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴の評価: 3.99/5点 レビュー 152件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全109件 1~20 1/6ページ
No.109:
(4pt)

内容

短編作品ですが、最後のオチが。。。
是非一読くださいませ。
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No.108:
(4pt)

こういう雰囲気好みです

幻想と現実の境が曖昧な我々読書中毒者の想像を掻き立てる短編集。旧家名家のお嬢様たちが避暑地の湖畔で読書会って設定好きですね。

でも同時代の話じゃなそう。山荘秘聞はバブル景気あたり、五十鈴の誉は戦後復興期っぽい。ヒマラヤ登山に日本人女性が初めて成功したのは1974年だし、五十鈴の誉は出兵世代が30代40代の時代だから
時系列は、身内に不幸がありまして→北の館の罪人、五十鈴の誉→儚い羊たちの晩餐→山荘秘聞だと思う
米澤さんは黒牢城など時代考証は詰める方なので、日本人の海外渡航自由化と同時期にネパールが外国人の登山を禁じたことは知っているはず
山荘秘聞は復活したバベルの会の時代の話と推察しました
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No.107:
(5pt)

人死にの群像劇

とある地方のいくつかの名家を舞台に、かつての貴族はこうだったのかと不思議な気分になる内容だった。各家がとりたてて絡むことはないが、バベルの会という一点で繋がりあう。個人的には四章の玉野の誉れが好きだ。他はじめっと暗い結末が続く。
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No.106:
(5pt)

良い

良い状態でした。
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No.105:
(5pt)

著者の聡明さ光る、至高の一冊

私が良い作品だと思うものには、一つの共通点があります。それは、登場人物の理解しがたい狂気に、心の底から共感してしまう作品だということです。

米澤穂信氏の『儚い羊たちの祝宴』は、各章の主人公たちの狂気に頷き、教養に惚れ、決断に酔う、そんな素敵な物語が詰まった本です。あえて多くは語りません。ぜひみなさんに手にとっていただきたいと、そう心から思えた一冊でした。
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No.104:
(5pt)

北の館の罪人が面白い

短編小説ですが、二つ目の北の館の話が絶妙に素晴らしい。震えました!
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No.103:
(5pt)

気に入りました

著者の作品を初めて読みました。
文体、世界観、登場人物たちの人柄など、大変気に入ったので他の作品も読んでみようと思います。
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No.102:
(4pt)

迅速でした

発送も早く、届いた商品も綺麗な状態でした。
ありがとうございました。
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No.101:
(5pt)

米澤穂信は面白い

ブラックでしたが楽しめました。
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No.100:
(4pt)

収録短篇それぞれのラストに、ぞくりとしました。

五つの収録短篇中、第一等の妙味を感じたのは、一番最後の「儚(はかな)い羊たちの晩餐(ばんさん)」でした。
〝夏(なつ)さん〟て厨娘(ちゅうじょう。特別な料理人、の意)が調理するところを思い描いて、ぞくぞくっとしましたよ。
語り手の〝大寺鞠絵(おおでら まりえ)〟が、部屋に飾る絵として、ジェリコーの『メデューズ号の筏(いかだ)』を選ぶところも良いなあ。たまらず、その絵が載ってる中野京子の『怖い絵』(朝日出版社の単行本)を引っ張り出してきちゃいました。

続いては、「身内に不幸がありまして」と「玉野五十鈴(たまの いすず)の誉(ほま)れ」を同点の第二位で。
前者は、導入部の〈秘密の書棚〉の描写にわくわくしました。
後者は、〝小栗純香(おぐり すみか)〟って語り手のどん底一直線ならびにラスト一行に、ぞくぞくしました。

文庫本の巻末解説、千街晶之氏の文章も、ミステリの該博な知識と相まって、読みごたえありました。
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No.99:
(4pt)

ダークサイド米澤穂信全開

どの短編もどこか浮世離れし、時代もいつのことを描いているのかがなかなか掴みにくく、ホラーめいた薄ら寒さを感じさせるミステリです。しかし本格ミステリとしての体裁はしっかり保っており、張り巡らされた伏線とその回収、そしてラスト一行の衝撃がどの作品も見事でした。『満願』もそうですが、個人的には古典部シリーズなどのライトな作風よりもこういったダーク米澤の方が好みです(笑)。しかしながら、そのように書き分けることができる作家としての技量には非凡なものを感じ、著者の引き出しの多さ、深さに脱帽です。
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No.98:
(5pt)

「バレル」の会が各話を繋いでいる

『儚い羊たちの祝宴』
1・身内に不幸がありまして、2・北の館の罪人、3・山荘秘聞、4・玉野五十鈴の誉れ、
5・儚い(はかない)羊たちの祝宴の5の話があり、今までの私の推理小説とは違い、
残虐さが出ている。
その中でも、私には、4・玉野五十鈴の誉れが凄く、怖く感じました。
ご飯をかまどで炊くときの『美味しい炊き方』
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ 赤子が泣いても蓋とるな」これが、犯罪に使われるとは 
ビックリです。
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No.97:
(5pt)

綺麗でした

このコロナ時代、家にいてすぐに読めるのでありがたいです。
もう少し安ければもっと良いのだけどね。
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No.96:
(5pt)

好きな世界観です

今年は日本人作家の作品をたくさん読もう!と決めて、何を読もう?と探した中で「夢野久作や江戸川乱歩が好きな私に合うのでは?」と思い、手に取りました。短編でページ数も少ないので手始めにピッタリだと思いました。

他の方が書かれているように、大きなどんでん返しやトリックはありませんが 読みやすくサクサク楽しめました。ジュヴナイル?

いろんな作家/本の名前がお話の中に出て来て「読んでみよ」という気になります。嬉しい情報に☆をプラスします。

先日、直木賞受賞のニュースを見ました。受賞作は歴史に薄い私には楽しめるかどうか分からないのであきらめましたが 他の作品も面白そうなのがあるので読む予定です。
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No.95:
(5pt)

映画ミストなどの後味悪いけど印象に残る作品

ブラックがとても効いてます。
ひぇ〜となる部分が多めです。
とても読みやすいのでおすすめします。
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No.94:
(5pt)

面白い

満願を読みすっかり虜になってしまい、筆者の別作品も読んでみたいと思い購入しました。
当たり前のことなのかもしれませんが、この著者の文章は分かり易く、自然と物語に入れる気がします(自分にあってるだけかもしれませんが)。
どの短編も人間の闇を感じる内容で背筋をゾッとさせられます。淡々と紡がれる文章だからこそ、真相が明かされた際の恐怖がより際立っている。多少それっぽい要素はありますが推理小説ではありませんので、読もうかどうか検討されている方はご留意ください。
ここでのネタバレは避けたいので多くは語れませんが、なかでも「玉野五十鈴の誉れ」がインパクトがありました。
これ以上書くと余計な事まで書いてしまいそうなのでレビューはここまでにしておきます。
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No.93:
(5pt)

上質なサイコホラー連作集

タイトルから、まず想起したのが、サイコスリラー映画の名作「羊たちの沈黙」。この連作集のサイコホラーテイストにもぴったりで、上質な内容が期待された。他にも、サイコホラーの先行作品がいくつか紹介されており、私はほとんど既読だったので、それらの先行作品を、この作品で、どう生かすのか、非常に興味深かった。

  さてこの作品、まず上品な女性の語り口が、陰惨な内容と裏腹で、恐怖を増幅していると感じた。そして読書サークル「バベルの会」の浮世離れした優雅さと、それに関係して起きる猟奇的事件のギャップも効果的。割と似たような話が多いと感じたが、「山岳奇譚」でおぞましい行為をほのめかすのは、最終話の見事な伏線になっていた。

  謎解きミステリではないので、読む人を選ぶと思うが、サイコホラーな連作集として、高く評価したい。連作が伏線となって、最終話の衝撃に繋がる構成も理想的。
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No.92:
(5pt)

1話1話、極めて高い完成度。すばらしい。

5話から成る短編集です。各話は、タイプがそれぞれ異なるお金持ちの家を舞台にした事件を描いており、かなり非現実的な独特の雰囲気が立ち込めた世界が展開します。そして、それぞれの事件は、名家のお嬢様たちが集う大学内の読書サークル「バベルの会」につながっています。

 私は、5話の話を一夜ずつ読み進め、その濃密な世界観を楽しみました。どの話も緊密に描かれた、極めて完成度の高い、すばらしい作品です。
 1話60ページ程度の短編の中で、現実にはあり得ないような独特の舞台設定を行える著者の筆力は流石と感じます。そして、各話ごとに、ハッと息をのむエンディングがあるのはスゴイ!と思ってしまいます。特に「玉野五十鈴の誉れ」のラストはしびれます。
 さらに「儚い羊たちの晩餐」で一気に「バベルの会」が迫ってくる、短編集としての完成度にも感じ入ります。

 米澤穂信作品は独特のほの暗い息苦しい空気感があり、私はとても好きなのですが、本作品は特にその色合いが濃く、しかも一風変わったお金持ちの家ばかりなので、いっそう非現実的な設定になっています。
 中には、この世界観がしんどいと思う読者もおられるかもしれませんが、私は本書を大いに楽しみ、著者の力量に感心しました。満足できる、すばらしい作品集であり、とてもお薦めしたい本です。
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No.91:
(5pt)

始めちょろちょろ

「満願」を読んで、なかなか良かったのでこの本を手にしました。
どこにでもあるような家庭ではなく、すべてが絵空事のような名家が舞台のためリアリティがなく、
これは失敗したと後悔しかけたのですが、読む内にその「似非リアリティ」の中に徐々に引きこまれ、
そして「始めちょろちょろ・・・」で暗示される作品では、見事に肝を冷やされました。
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No.90:
(5pt)

味わえ 絶対零度の 恐怖を

「味わえ 絶対零度の 恐怖を」というオビのキャッチコピーに惹かれて手に取りました。
読了後、「このコピーには嘘はなかった」と思いました。
儚げな語り口調が知らないうちに読み手を悪夢に閉じ込める。そんな感じの連作でした。
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4101287821

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