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(短編集)
儚い羊たちの祝宴
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儚い羊たちの祝宴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 21~40 2/8ページ
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今年は日本人作家の作品をたくさん読もう!と決めて、何を読もう?と探した中で「夢野久作や江戸川乱歩が好きな私に合うのでは?」と思い、手に取りました。短編でページ数も少ないので手始めにピッタリだと思いました。 他の方が書かれているように、大きなどんでん返しやトリックはありませんが 読みやすくサクサク楽しめました。ジュヴナイル? いろんな作家/本の名前がお話の中に出て来て「読んでみよ」という気になります。嬉しい情報に☆をプラスします。 先日、直木賞受賞のニュースを見ました。受賞作は歴史に薄い私には楽しめるかどうか分からないのであきらめましたが 他の作品も面白そうなのがあるので読む予定です。 | ||||
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ブラックがとても効いてます。 ひぇ〜となる部分が多めです。 とても読みやすいのでおすすめします。 | ||||
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満願を読みすっかり虜になってしまい、筆者の別作品も読んでみたいと思い購入しました。 当たり前のことなのかもしれませんが、この著者の文章は分かり易く、自然と物語に入れる気がします(自分にあってるだけかもしれませんが)。 どの短編も人間の闇を感じる内容で背筋をゾッとさせられます。淡々と紡がれる文章だからこそ、真相が明かされた際の恐怖がより際立っている。多少それっぽい要素はありますが推理小説ではありませんので、読もうかどうか検討されている方はご留意ください。 ここでのネタバレは避けたいので多くは語れませんが、なかでも「玉野五十鈴の誉れ」がインパクトがありました。 これ以上書くと余計な事まで書いてしまいそうなのでレビューはここまでにしておきます。 | ||||
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タイトルから、まず想起したのが、サイコスリラー映画の名作「羊たちの沈黙」。この連作集のサイコホラーテイストにもぴったりで、上質な内容が期待された。他にも、サイコホラーの先行作品がいくつか紹介されており、私はほとんど既読だったので、それらの先行作品を、この作品で、どう生かすのか、非常に興味深かった。 さてこの作品、まず上品な女性の語り口が、陰惨な内容と裏腹で、恐怖を増幅していると感じた。そして読書サークル「バベルの会」の浮世離れした優雅さと、それに関係して起きる猟奇的事件のギャップも効果的。割と似たような話が多いと感じたが、「山岳奇譚」でおぞましい行為をほのめかすのは、最終話の見事な伏線になっていた。 謎解きミステリではないので、読む人を選ぶと思うが、サイコホラーな連作集として、高く評価したい。連作が伏線となって、最終話の衝撃に繋がる構成も理想的。 | ||||
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5話から成る短編集です。各話は、タイプがそれぞれ異なるお金持ちの家を舞台にした事件を描いており、かなり非現実的な独特の雰囲気が立ち込めた世界が展開します。そして、それぞれの事件は、名家のお嬢様たちが集う大学内の読書サークル「バベルの会」につながっています。 私は、5話の話を一夜ずつ読み進め、その濃密な世界観を楽しみました。どの話も緊密に描かれた、極めて完成度の高い、すばらしい作品です。 1話60ページ程度の短編の中で、現実にはあり得ないような独特の舞台設定を行える著者の筆力は流石と感じます。そして、各話ごとに、ハッと息をのむエンディングがあるのはスゴイ!と思ってしまいます。特に「玉野五十鈴の誉れ」のラストはしびれます。 さらに「儚い羊たちの晩餐」で一気に「バベルの会」が迫ってくる、短編集としての完成度にも感じ入ります。 米澤穂信作品は独特のほの暗い息苦しい空気感があり、私はとても好きなのですが、本作品は特にその色合いが濃く、しかも一風変わったお金持ちの家ばかりなので、いっそう非現実的な設定になっています。 中には、この世界観がしんどいと思う読者もおられるかもしれませんが、私は本書を大いに楽しみ、著者の力量に感心しました。満足できる、すばらしい作品集であり、とてもお薦めしたい本です。 | ||||
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「満願」を読んで、なかなか良かったのでこの本を手にしました。 どこにでもあるような家庭ではなく、すべてが絵空事のような名家が舞台のためリアリティがなく、 これは失敗したと後悔しかけたのですが、読む内にその「似非リアリティ」の中に徐々に引きこまれ、 そして「始めちょろちょろ・・・」で暗示される作品では、見事に肝を冷やされました。 | ||||
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静かに不気味に進み次第におどろおどろしくなっていくホラーが好きな人にはたまらないでしょう。5編の短編は独立したものですが、どれも金銭的には裕福ながら内に問題を抱えた腐臭漂う家族における出来事で、ある大学の読書サークル「バベルの会」のメンバーである「お嬢様」たちが絡んでいます。謎解き的側面が明確な話もあれば、語り手の十分説明しない語りゆえに真相を知るのが遅れてくるのでミステリーになる話があります。 爽やかな推理が好みの人は手に取らない方が良いでしょう。 | ||||
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新品と書かれていますが、スレや赤い点がついていました。 | ||||
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「味わえ 絶対零度の 恐怖を」というオビのキャッチコピーに惹かれて手に取りました。 読了後、「このコピーには嘘はなかった」と思いました。 儚げな語り口調が知らないうちに読み手を悪夢に閉じ込める。そんな感じの連作でした。 | ||||
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コロナの自粛期間になんとなく手にしたのですが、衝撃を受けました。 こんなに面白いものを今まで読まずに生きてきたのかと。 ストーリーセラーに収録されている玉野五十鈴の誉れはネット上でも話題ですが、 個人的には山荘秘聞も良かった。 山荘秘聞の後に五十鈴が来るの構成も素晴らしいです。 | ||||
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独立した5つの物語がバベルの会というワードで収束 推理しながら読み進めるという感じではないと思います ひんやりとした恐怖が読後を占めます 4つ目の話のあのキーワードの使い方はぞくっとしました | ||||
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所謂、叙述トリック小説だと思い読んだのだが、特別最後の一行で驚くことは無かった。 ふ~ん、そうなの?と言った感じ。 なぜかと言うと、余りにも動機が単純と言うか、軽過ぎる。短編だから仕方が無いが、ストーリーにも犯人の動機にも緻密さというものが一切無く、ただ単に狂人による思いつきの犯罪行為にしか感じられなかった。 なので、正直小説自体には星一つか二つと言ったところ。 では何故星を三つとしたのか? それは、五つの短編全ての世界観が独特で、余りにも浮世離れしている点が、面白いと言えば言えるかもしれないから。 また、五つの短編は全て別個の物語として書かれているにも関わらず、全ての物語に「バベルの会」と言う大学の読書サークル名が出てくる。これは抜群に面白い設定だと思った。 ところで、この小説はいつの時代設定なのだろう?十代の少女が住み込みの女中として働くと言う事は、労働基準法から考えても、明治から昭和初期~中期までだろう。 ではその当時の女中に支払われる給料は幾らほどなのだろう?本書「山荘秘聞」では、主人公は口約束が嫌だからと、前金やら手付金を渡しているが、その様な金を自由に使える程給料を貰えたのだろうか? そう言った設定の甘さが五つ全ての短編に多く散見されている。 | ||||
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ステイホーム期間が続き、Amazonレビューが高いようだったのでこちらを購入しました。 元々ミステリーが大好きで、海外文学を中心に読み進めていたので、日本のミステリーを久しぶりに購入しました。 が、これはミステリーなのですか? ネタバレになってしまうかもしれませんが 読み進めて中盤に差し掛かる前にはどの話もオチや犯人がわかってしまいます。 そこに、緻密な動機があればいいのですが なんとも軽い動機の犯人ばかり。 話の内容がすごく安っぽく、軽く感じました。 タイトル作を読む直前に、あまりにも安っぽくて1度リタイアしたほどです。 日本文学では江戸川乱歩を好んで読むので、このような話たちは向いていませんでした。 | ||||
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とあるまとめを拝見しとても期待して読んだのですが、最後の一行で驚いた作品は一つもありませんでした…。 なるほどそうくるかー!という感想を持つというより、あ、うん、まあそうなるよね、って納得して終わるような。 唯一ラストの展開が読めなかったのは別荘の話ですが、騙された感慨もなく。 似たようなテイストの話が多い上、語り口も似ている、更に展開も読めるものが多いので、段々と胸やけしてきます。 これは合う合わないのある作品なのかもしれませんが。 ただ一遍一遍が短く読みやすいのは良かった。ので☆2。たぶんもう読み返すことはないと思いますが。 辛口になってしまってすみませんでした。 | ||||
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面白かったです。額面通りに話を読んで、最後まで騙され続けたいとそう願いました。 | ||||
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新品を注文したのに表紙が擦れたような跡がついていた! 交換したいが面倒くさいのて諦めます! | ||||
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楽しめました 話自体はさほど珍しいものではありませんが、世界観が独特で引き込まれる感覚を覚えました | ||||
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これはファンタジーです。しかもダーク。グリム童話だと思えば極端なキャラの行動もすぅっと理解できるのです、城を守るため無理難題を突きつける領主、箱入り娘のお姫様、忠実な使用人、錯乱する王子、魔女かも知れない料理人、残酷な死、幽閉…。そんなお伽話はたくさん読んできた。 この手のストーリーには免疫があるはずでしたが、お嬢様もしくは使用人の一人称で淡々と語られる文章の美しさがなんとも言えずゾワッとした恐怖を呼び起こします。文章で読む面白さを体感できる小説です。どの話も最後の最後で少女たちの甘美な世界だと思って読んでしまった自分を後悔します。 | ||||
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個人的な意見ですが、ですます調の作品がいくつかあり、なんか読みにくかった。 だである調にしてほしい 話は面白かったです。 | ||||
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いわゆる社会派ミステリーではありません 物語として割りきれる人にはおもしろいです マニア心をくすぐるのがうまい作家さんなのは確かですが、実際には100%不可能な設定ですよね… 意外と人って殺せないんですよ あと女性が男性を1人で運んだり、普段使わない(日頃の手入れも不可欠)古いライフル銃を見事に使いこなしたり、絶対無理です。 毒殺もなかなか困難(吐いちゃいます)だし、ミステリーで頻出の拳銃で遠くの人を殺すとかも無理です… | ||||
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