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蛇行する川のほとり
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蛇行する川のほとりの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 41~60 3/4ページ
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| 装画からしてとても美しい。そのイメージのまま読める。 夏の光にさらされて、ゆるゆるとほどけていく謎。 少女達の痛いほどの絆。それが織り上げる結末。 現実には在り得ないからこそ、憧憬として残る物語。 少しずつ、大切に読みたかったのに、一気にひきつけられてしまった。 | ||||
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| 夏のお話しです。夏休みに合宿をする少女達。 私は、冬真っ只中にこの作品を読みました。 冬なのに、夏の情景が、夏の匂いが、夏の暑さが、夏の光が ぶわーっと、私に迫ってきました。冬だからこそ、だったのか もしれません。かつて少女だったことのある私はこの作品を、 懐かしい気持ちで読みました。その懐かしむ気持ちと、 夏を思う気持ちが何となく似ていたのかもしれません。 文章や会話のひとつひとつが、丁寧に選ばれた言葉で、丁寧に積み重 ねられています。その積み重ねによって、「少女」が描かれています。 「少女から大人になる一瞬」について書かれた作品をたくさん読んで きたはずなのですが、これ程自然にすんなり自分の中にはいってくる ことは、今までになかったです。少女特有の目線・葛藤・感情・決意、 どれもに静かに納得し、懐かしさを感じました。 ミステリー部分はこれらのことを表現する「手段」に過ぎないような気すら します。 素敵な本です。 本を閉じてなお、作品の香りがほどよくまとわりつきます。 | ||||
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| 今までこの作家の名前は知っていたけれど、 読むきっかけが無いまま一度も手にしてこなかった。 装画が酒井駒子さんだったのと、同時期に人に薦められたこともあって 初めて読んでみたらあっという間に入り込んでしまい 寝る前に少しずつ読もうと思っていたにもかかわらず 読み始めたら先が気になって、夜更かしして読破してしまった。 恩田陸の作品を読み込んでいる方には物足りないかもしれないが これからひとつ読んでみようという人にはいいかもしれません。 10代の頃の空気感が漂っていて、なんだか懐かしい感じがしました。 | ||||
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| 【ひとつの話をしよう ひとつの昔話をしよう ひとつの寓話を聞かせよう】恩田陸のめくるめく語り口調で始まる、ひとつの物語。学園モノ(ミステリとホラーのあいだ)を書かせて、この人より上手な人はいるでしょうか? 人を引き込む力に本当に長けている小説家が。人物的な話をすれば【麦の~】に書かれている、理瀬に【毬子】憂理に【真魚子】黎二に【月彦】ヨハンに【暁臣】が似ている感じがする。が万事よくまとまっており、とても面白い。 | ||||
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| 面白かった!!個人的には麦の海に沈む果実と一、二を争う作品です。三冊がひとつになっているハードカバーがあるのでそっちの方がいいと思いますよ。 | ||||
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| 現代ほど生き難い時代はない。だから私達は、筆者から放たれたイマージュを自身の内底に注ぎ込んで浄化する。同時代を生きた我々「弱中年」は、遠き過去に思いを馳せ・・・今の時代に寂寥感を抱く「多感な少女達」もまた、濃やかな情景に共鳴することでしょう。恩田作品ベスト3に入るこの小説を、とくとお試しあれ。 | ||||
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| 現代ほど生き難い時代はない。だから私達は、筆者から放たれたイマージュを自身の内底に注ぎ込んで浄化する。同時代を生きた我々「弱中年」は、遠き過去に思いを馳せ・・・今の時代に寂寥感を抱く「多感な少女達」もまた、濃やかな情景に共鳴することでしょう。恩田作品ベスト3に入るこの小説を、とくとお試しあれ。 | ||||
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| 「あたくしたち、絵を仕上げなくちゃいけないわ。」憧れの先輩香澄に夏休み家に来ないかと誘われた毬子。そこは幼いころ訪れた川のほとりの家。期待に胸を膨らませた毬子だったが、その誘いには深い意図が。香澄をとりまく秘密めいた友人たち、過去の殺人事件、毬子の記憶が少しずつ甦っていく。 シンプルな装丁に惹かれ手にした本でしたが、文句なくハマってしまいました。物語の舞台となる川のほとりの情景や、香りまでもが伝わってくるようで秘密を覗き見ているようなゾクゾクした感じがたまらない一冊です。不鮮明だった部分が次々と明らかになっていく様は、まるでジグソーパズルのピースを埋めていくようで・・・・。 「えっ」と息を呑む1巻のラスト。「ええええーっ」と驚く2巻のラスト、そして、ラストは・・・・・。う~ん、そう来るか・・。 途中でやめるとストレスがたまるので、3冊を手元においてから一息に読むことをおすすめします♪ | ||||
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| 三部作のこの作品は、それぞれの部ごとに視点を変えて描かれている。一方方向から描いてしまうと平凡な作品に終わってしまったかもしれないが、視点を変えて描くことにより、この作品を立体的に、より深みのあるものにしている。何気ないしぐさの中に、少年や少女たちの揺れ動く心が見え隠れする。彼らは、未来を希望あるものにするために、過去の不幸な出来事を無意識のうちに封印してしまう。しかし、その封印が解かれたときに悲劇は起きた。香澄はそれで満足だったのだろうか。私は、とても哀れな気がしてならない。 | ||||
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| ~切り離す事の出来ない見えない鎖で繋がれた二人が、過去の事件の関係者と数日間過ごす事になる。各章ごとに違う主人公視点で描かれている風景が、それぞれの心境をうまく表されていると思いました。過去の事件の真相が明らかになっていく大事な所で、鎖に繋がれている片割れが不慮の事故で亡くなってしまう・・。まだ10代の主人公たちの、その年代特有の~~鮮やかさや、さまざまな事に対する心の葛藤等が、自分の当時を思い出されてか妙に懐かしかったり、共感したりできて、ほろ苦い苦しさの中の面白さを感じました。知るのが恐いけど知りたい、そんな思いでどんどん読み進めた作品でした。~ | ||||
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| 2002年12月から、2003年8月にかけて3冊にわけて出版された同名小説を一冊にまとめた本です。同著者の他の本に比べて、短いような気がします。物語の舞台は、ある学生の、蛇行した川のほとりの家。そこで合宿する少女たち、そしてやってくる少年たち。そこで彼らに語られる昔話の真相とは。ミステリーちっくです。というかミステリーなのかなぁ?ひとりひとりが、とても魅力的です。自分も彼らの輪の中に入りたいと強く感じます。ただ、この著者の本には多い気がするのですが、ラストが・・・なんだか納得できない感じがするんです。要するに不満?そこが、☆4つの理由です。恩田陸ファンの方、読んで損はありませんよ。 | ||||
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| この第三巻は、「真魚子」という第3者の視点から描かれていて、 事件の全貌が描かれています。 事件の真相は、最後に。 ある一夏の日常は過ぎていきます。 その中で、少女・少年たちが見出した愛情、死、罪とは? 是非、その目でご覧あれ。 | ||||
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| 見えてきそうで、見えてこない謎。 もどかしく、手を伸ばし、掴みかけたところに、 するりと抜け落ちてしまったかのような、 もどかしい巻でした。 徐々に提示されていくキーワードに、 この巻は「芳野」さんからの視点で、描かれています。 そして、第三巻は真魚子。 毬子、芳野、真魚子の三者から語る物語は、 果たしてどのような結末を見せるのか。 次巻に期待です。 | ||||
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| 三巻完結という形式の、第一巻。 少女たちの無邪気な夏を描くとともに、 どこか薄気味悪いミステリーの要素も含んで、 物語は進んでいきます。 全体の雰囲気としては、 乙一氏の「夏と花火と私の死体」に似通った雰囲気を持っています。 無邪気な夏に見え隠れする。 じとりと汗がにじむような気味の悪さ。 ミステリーの要素も高いので、 次巻にも期待です。 | ||||
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| 第三部「サラバンド」は鞠子の親友、真魚子の視点で語られる。 入院した鞠子に代わって、真魚子が「船着き場のある家」での合宿に加わる。真魚子は、演劇祭の舞台背景の製作を手伝うと同時に、第三者として、10余年前に起こった事件の真相に関する物語を見届ける役目を負うことを決める。 野外音楽堂に完成した舞台背景を運びこんだ後、芳野と月彦が舞台に上がる。香澄の母親が死んだ事件について、月彦が迫る真相と、疑問を挟む芳野との間で応酬が展開される。そしてまた、暁臣の姉が死んだ事件の真相が芳野と暁臣によって明かされる。 最後に、芳野は香澄の父親の前で香澄を演じ、母親を殺した犯人と動機を芳野なりの想像で語り、父親に別れを告げる。 終章「hushaby」は、時間的には第二部の雨上がりの朝に戻り、香澄の視点で語られる。 その前夜、母親の死の全てを鞠子に語り、香澄の中の少女と女が一つになった朝、香澄は子供の頃からずっと言えなかった一言を芳野に言うことに決める。 どの1冊も1時間程で読み終えられる短さと軽さを持ちながら、少女から大人への変化を見事な筆致で描いている。また、3分冊という発行形式がミステリィの妙味を引き立たせており、彼女の物語の語り手としての力量を再認識させられる作品である。 | ||||
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| 高校1年生の美術部員の鞠子は、野外音楽堂で行われる演劇祭の舞台背景を描くために、蛇行する川のほとりにある「船着き場のある家」へ、彼女の憧れの先輩である3年生の、香澄と芳野に招待される。 夏休みの9日間の合宿には、香澄の従弟である月彦と、その友人の暁臣が加わり、表面上は平穏に、舞台背景の作成が進んでいるようだった。 しかし、その背後では「船着き場のある家」で10余年前に起こった殺人事件と、その同日に起きた野外音楽堂での少女の事故死の真相が、静かに鞠子を追い詰め始めていた。 鞠子の視点から語られる、第一部「ハルジォン」は、ミステリィの匂いを密かに漂わせながら、芳野の視点で語られる第二部「ケンタウロス」へと続く。 どの1冊も1時間程で読み終えられる短さと軽さを持ちながら、少女から大人への変化を見事な筆致で描いている。また、3分冊という発行形式がミステリィの妙味を引き立たせており、彼女の物語の語り手としての力量を再認識させられる作品である。 | ||||
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| 1巻を買った数時間後には、2・3巻を買うために本屋さんに走ってました。 あまりにも魅力的な登場人物と、なんだか懐かしい舞台設定。 『木曜組曲』や『ネバーランド』の登場人物も十分素敵ですが この作品の主人公達には、さらにカリスマ的な魅力が詰まっていると思います。 夏休みのけだるい雰囲気と、どこか緊張して張り詰めた雰囲気の鮮やかな対比を楽しみながら、 ぜひ夏の午後に読んで欲しい小説です。 2・3巻ももちろん素晴らしいですが、謎がちりばめられた1巻には 特にぐいぐいと引き込まれました。 | ||||
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| 夏の終わり、蛇行する川のほとりの家に集まった高校生たち。この家は、昔、集まった高校生の母親が、姉が亡くなった場所。幼かった高校生たちは、その事件に関わっていた。その時、いったい何がおこったのか?犯人は、誰なのか? 2巻が始まって「あっ」となり、また3巻で、と内容とともに、いろいろ驚かせてくれる本でした。謎解きも面白かったですが、それ以上に、性格も考え方も異なる高校生たちの感情、不安が興味深く読めます。あの頃にしか、抱けないような感覚を、味わう(思い出す?)ことができました。一気に3巻読みました。 高校生の夏の数日が、濃い密度で描かれています。 夏の終わりの雰囲気が、GOODです。 | ||||
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本書は高校夏休みが舞台。 少年少女が幼い頃に起きた「事件」を反芻しながら、 真実を追い求めるストーリー。黒と茶の幻想のように 語り部が章毎に変わり、読むものを飽きさせない。 ミステリー要素も強く、各巻の最後に用意されている 急展開は、あっと驚く事ばかり。 さすがストリーテラー、恩田陸。 1巻を読めばすぐに2巻、3巻と読みたくなる。 まとめて買ったほうが良いですよ。 読了後の爽快感もマル。(恩田作品にしては稀有) ネバーランドや黒と茶の幻想が好きな人は買いです。 私的には恩田作品で一押しですね。 | ||||
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| あれだけ各章で余韻を残し惹き付けておいてラストはどうするのだろう?と少々不安もあったのですが文句ない最終章です。 二部の終わりの香澄の突然の死により物語の語り部は「真魚子」に代わります。 そして舞台は揃い、香澄の母の死の真相、暁臣の姉の死の真相が語られる事に・・・。 真魚子が加わることで物語に心の内部、憎しみ・嫉妬・愛情・憧憬など二部までにない深さが出てきます。 恩田さんの作品は文章を読んでいると川の流れる音や木漏れ日、少女達の風景などが驚く程鮮やかに浮かんできます。 何となくこの「蛇行する川のほとり」と共に私の一夏も終わった感じ・・・。 恩田さんの作品で言えば「木曜組曲」と「ネバーランド」を合わせたような雰囲気かな。 | ||||
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