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ネバーランド
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ネバーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 21~40 2/4ページ
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物語に登場する4人の少年はそれぞれ、何かを抱えて学生生活を送っていました。冬休みみんなが帰省する中、残ったその4人の寮生活での話。 一週間という短い期間で、4人はそれぞれの抱える葛藤を包み隠さずさらしていくことになります。 良いと思ったのは、この4人の清々しさ。いざこざがあっても共同生活を送るうえで、すぐに気持ちを立て直してきてくれます。葛藤なり弱みを打ち明けても、気を使いすぎずに真正面から受け止めてくれる仲間。非常にいいですねー。こういう関係性こそ、今の自分が求めているものかな、と。 | ||||
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冬休み、保護者の元に帰らず、寮に残った男子高校生3人と侵入者?1人が、それまで意識して見ないようにしていた自分の過去・現在・未来に向き合っていく青春小説。 4人のキャラクターが、それぞれ魅力的で、ページをめくる手が止まらなくなります。 | ||||
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「夜のピクニック」に続き、恩田さんの学園ものを読みました。 彼女自身が「学園もの」には思い入れがあるそうで、それがよくわかります。登場する男の子すべてが、それぞれに魅力的で惹かれます。甲乙付け難い!描写もこの年頃の少年たちをうまく輝かせていると思います。ただ、登場人物のキャラが、「夜のピクニック」の男子高校生と似ているような気がしないでもないw まあ、私はどちらも好きな学園ものなのでかまいませんが… | ||||
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キャラは皆魅力的でした。 だけどストーリー的には何だか中途半端なところで終わってしまったなという印象が...。 もうちょっとページ数増やしてきちんと書ききって欲しかったなー。 ちなみにほとんど男の子しか出てこないので、そういうのが好きな方にはオススメ。 | ||||
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夢中になって読みました。 爽やかでほんのり切ない青春小説です。 キャラクターがみんな魅力的で、最初「このキャラ苦手かも」と思ったキャラクターも、読み進めて行くうちにいつしか惚れ込んでしまいました。 ラストにかけて切なくなっていきますが、最後はやっぱり微笑ましい。 いくつかクスリと笑ってしまう場面も。 ですが、星四つにしました。 私だけかもしれませんが、もう少しエピローグを詳しく書いて欲しかったです。 あれはどうなるの?と楽しみにしていたことが最後まで書かれていないのが残念でした。 でも、逆に想像出来ていいのかもしれませんが…。笑 | ||||
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はじめて読んだ恩田作品。実は作者が男性か女性かもしらなかったのですが、 女性なのですね。道理で・・・っていう感じ。私は、寮のある男子校出身なの ですが、実物はこんなキレイなもんじゃないですよ(笑)ってあとがきにも 書いてますね、実体験は参考にしなかった、って。 あらすじはみなさんが詳しく書いていただいているのであえてふれませんが、 この人は、青少年時期の心の機微や、人間関係の在り方の描写がとてもうまい ですね。思わず「あるある」と激しく同意してしまった心理描写やキャラクター 動作が何回もあってとても楽しめました。 また日ごとに明らかになっていく登場人物の「秘密」・・・ミステリ仕立てで、 とくに引っかかることなくとても楽しめました。 一気に読めるので、おすすめですよ。特に中高生時代の追憶に浸りたい人には、 ぜひぜひ。 | ||||
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恩田陸作品は初めて読みましたが、全然作った感じがなく、男子たちのの高校生活をありありと書いてある小説だと思いました。ただ家庭に事情のある登場人物が複数いると、登場人物の区別がつきにくくなってくるので、マイナス1です。 | ||||
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4人の少年の心にあるものが説き明かされつつ、寮でのとある事件を解決に向けていく話。 少年達の闇は晴れるのか。 登場人物の性格がばらばらなのに寮という小さな世界で共存が出来ている事が凄かった。 そして、明るく振る舞っていても心の中というものはわからないもので…皆それぞれ、闇を抱えている。人は1人で生きていないからね、やっぱり会話しないと伝わらないよね。ま、青春という奴ですな。 | ||||
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とにかく美しかった。一気に読んだ。凄く幻想的な物語で,終始夢の中にいるみたいだった。4人の少年の物語というより,4人の少年と「松頼館」の心温まる物語だった。 | ||||
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高校の寮で年末を過ごす事を選択した4人の男子高校生の7日間を描いた学園モノの青春小説。 男子校出身者としては、 「男だけの生活で食事なんてインスタント食品か弁当ばっかだよー」 「こんな当たり前のようにみんなが酒やタバコはやらないよ」 「エロ本とアダルトビデオが無いのはおかしい」 と思うし、全員が美形・金持ち・頭が良い(舞台は進学校)、けれど心に傷を持っている・・・という設定に少なからずケチをつけたくなる。 それにこんなにも自分の弱みを吐き出して仲間で絆を深めていく、という密なコミュニケーションなんてみんな嫌がるよ、とも思う。 だけど、だからこそ、こんなにも清々しい学園生活に憧れるのだろう。 現実では考えにくいからこそこういった環境を羨ましく思うのだ。 | ||||
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評判を聞いて読んでみましたが、先が気になってすごい勢いで読んでしまいました!読んだ後、まだこの四人を見てたいと思っちゃいました。読みやすいさっぱりとした文体で、よかったです。冬休み誰もいない学校でたった四人の少年の共同生活。影と謎を秘めたクールな少年達。とてもツボでした。手放せない一冊になりました。 | ||||
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登場人物は4人で、全て男子高校生。 恩田さんの作品には学園物が多いですが、その中でも異彩を放つ作品だと思います。 少々さわやか過ぎる感はありますが、登場する男の子たちはその年代にありがちな 微妙な心理を写し出していると思います。 女性でありながら、男性の本質を突き「ドキリ」とさせられる文章を書く作家さん なので、これからも学園物を書き続けて欲しいと思います。 | ||||
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4人の複雑な過去と思いが交差して、新たな未来に歩き出す成長物語。高校生という微妙で不安定な時期だからこそ、周りを必要とすると共に邪険に扱ってしまう。現実味は欠けて、恩田陸ならではのミステリー小説だけど、共感できる部分は確かにある。自分という存在を覚えてて貰いたいから中にあるものを吐き出す。自分が自分でいられる、安心できる空間―ネバーランド―はそんな友情の中に存在するから。今高校生の人にも、大人の人にも、おすすめの一冊。 重苦しい人間関係の中での仮面を外してみませんか? | ||||
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なぜか文庫版しか出ないんですな。これから購入をお考えの方、もし可能ならハードカバーを探してみてね。ご本人もとても気にいっておられるご様子だから。 さて、中身はもう語り尽くされているようだが、テレビドラマを先に見ちゃった方、あれは全然、別物である。大体、季節は冬でなければならないのだ。女の子も、それはちょろっと登場はするが、基本的には男の友情のお話だ。こういうものを読んだとき「少年」という生き物に嫉妬する。女の子ではどうやっても無理な関係だもんね。 | ||||
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学校が舞台のとても奥の深い話。 気づくとページをめくる手が止まらない。。。 読み終わると、なぜだか温かい気持ちになれるこの本が大好きです。 驚きの事実も、静かな雰囲気で流れていきます。 なかなか考えさせられる本でした。 | ||||
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やっぱりこういった友情を感じられる作品はつくづく良いなぁと思ってしまう。 すこし不満な点もあるがここでそれを描くのはまだ読んでない人に対して作品の価値を下げてしまいそうな主観が入るのであえて書かないが、 手にとってみて少しでも惹かれたのあれば読んでみて損はしないと思う。 | ||||
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初めて読んだ恩田さんの作品がこの「ネバーランド」でした。 そして、初めて読んだのがこれでよかったなと思います。 有名私立男子高校の寮に残ったタイプの違う4人の物語。 それぞれ背負ったものを打ち明けていくうちに4人に共犯意識が生まれていく。 読み進めていくうちにいつのまにか、自分自身も5人目としてこの共犯ゲームに参加していました。 作品にぐいぐいひきこまれるってこういうことなのかな。 少しの間だけど4人と時間を共にして、切なくなったり嬉しくなったり貴重な体験(と言いたい)ができました。 4人のベタベタしすぎない距離感が好きです。この距離感もこの年齢ならでは。 読み終えて「ネバーランド」の意味がわかった時、あぁ、いい作品に出会えたなぁと暖かい気持ちになりました。 これからもずっと自分の心に残る大切な作品です。 5人目としてゲームに参加してみては?? ドラマでは夏が舞台でしたが・・・うーん、やっぱりこの雰囲気は冬じゃなきゃ! 原作ファンとしては、ドラマ特有のプラスαの設定に毎回「それはないでしょう・・・」となってしまってなじめませんでした。残念。 それぐらい、原作の雰囲気が心地よくて大切にしたいという思い入れがあります。 | ||||
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表現が悪いかも知れないが所謂「少女マンガ」っぽいキャラ設定だな、という印象。4人の高校生の主人公がそれぞれ背負っているものがあって、まあ都合良すぎる感じではあるのだが、年末年始の4人だけの男子寮を舞台に彼ら1人1人の「荷物」が明らかになる。そのあたりの語り口はとても上手で飽きずに読ませる話だ。 4人とも個性はバラバラだが「利発でいい奴」に描かれている。リアルかどうかはともかく共感が持てる。 | ||||
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日本でも有数の歴史ある進学名門高校とその寮。人里離れた松籟の音が絶えない田舎にあり、築30年以上経った木造2階建ての寮、松籟館を舞台に、クリスマスと正月を挟んだ2週間の冬休みに家に帰らず寮に居残った高校2年17歳の3人の寮生と、一人住まい故毎日3人のところに遊びに来る1人の同級通学生の4人の少年たちの7日間だけの物語。 4人皆が過去か現在に何らかの重大なトラウマを抱え、ある者は現在その渦中に居る。彼らはこの7日間の短い間に互いの友情と摩擦、真情のぶつけ合いを通じて急速に成長し、それぞれに、トラウマを乗り越えさらに先へと進んで行ける力と自信を身に着ける。 教育小説というか成長小説というか人生について考えさせ、自分の青春時代を振り返り、それ以降の自分の生きざまを辿り、自分の生をどう収束させるかまでも考えさせる小説。 すぐれた作品である。面白いけれど、決して興味本位の作品ではない。 この作品で恩田陸さんに出会えたことを幸せに思う。私たちに生の真実の片鱗を示現し、人生の向上に役立てる、それを面白く読ませれば、それこそが優れた文学であるに違いない。 | ||||
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舞台は男子校の寮で、時期は年末。 主人公は、ほとんどの生徒が帰省していく中、 居残った3人と近くに住む1人の計4人の生徒。 いつもは多くの生徒が暮らす寮で、共同生活。 毎晩の酒盛りと、それぞれの奇妙な「告白」 「場所は日常。しかし、この時間は非日常だ」(本文より) 4人が抱えている家庭環境は、それぞれゆがんでいる。 それが彼らの個性の根本にあって、小さな寮の中で 抱えていた秘密が少しずつ明らかになっていく。 設定もストーリーも取り立てて驚くものではない。 ただ、その分精度の高さがあるかなと思う。 (高校の寮については知らないけど) 恩田陸の描く高校生はなんだかんだでいい子が多い。 | ||||
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