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不安な童話



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不安な童話の評価: 4.06/5点 レビュー 51件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 41~51 3/3ページ
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No.11:
(5pt)

ぴりっとした空気

昔、海で死んだ女性画家。その生まれ変わりであると、画家の息子に告げられる主人公。主人公が、画家の絵を見たときに感じた異常なほどの既視感。蘇ってくる前世の記憶。殺人犯は一体誰なのか・・・途中で、犯人は大体読めてしまうと思います。でも、ぴりっとした空気がとても心地よいです。特に、主人公が前世の出来事を思い出すときの空気。そして、美しい描写の中に流れる、美しいからこその残酷感。この本の、「生まれ変わり」というものの考え方が凄く気に入りました。一読の価値十分にありです。美しさゆえの残酷さは、とても素敵です。
不安な童話 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:不安な童話 (新潮文庫)より
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No.10:
(4pt)

まさしく不安!

先が見えない不安とそれでも早く最後まで読みたい好奇心と相反する気持ちで一気に読みました。もし自分が同じ立場だったらなんて考えながら読むと本当にドキドキしてしまいます。とにかく満足しました。
不安な童話 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:不安な童話 (ノン・ポシェット)より
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No.9:
(4pt)

まさしく不安!

先が見えない不安とそれでも早く最後まで読みたい好奇心と相反する気持ちで一気に読みました。もし自分が同じ立場だったらなんて考えながら読むと本当にドキドキしてしまいます。とにかく満足しました。
不安な童話 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:不安な童話 (ノン・ポシェット)より
4396326777
No.8:
(5pt)

陸ワールドの骨頂!

六番目の小夜子、夜のピクニックでもそうだが、とにかく人物描写がすばらしい。読み進むにつれ本を読んでいるというよりも映画でも観ているかのように陸の世界が広がっていく。この「不安な童話」は絵画という、文章では表現に限界があるものを媒体にしているにもかかわらず、何の無理もなく引き込ませる力がある。表紙に長編推理小説とあったが、とんでもない!純然たる文学だと思う。ミステリーとして読んだとしても、ここまでやるか!というほど強烈な結末だ。まだまだ陸ワールドから抜け出せそうもない。
不安な童話 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:不安な童話 (ノン・ポシェット)より
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No.7:
(5pt)

恩田陸ミステリーここに極まる。

これは恩田陸ミステリーの(いまのところ)最高傑作ではないかと思う。それほど完成度が高く、よくできている。ファンタジックな要素も含みつつ、ちゃんとした推理小説になっている。独特の空気感も健在。ただ残念なのは、途中から犯人が読めてしまったこと。恩田陸作品はジャンル分けが非常に難しい作品が多いが、これに関しては、キッチリ「ミステリー」という枠にハマっている。だからこそのこの完成度なのだろう。
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No.6:
(5pt)

残酷な童話

 「童話」と題されながら、林に迷い込んでしまったような表紙の絵から読む前に不安を煽る。次々明らかにされる事実は、色彩豊かな絵の描写と共に、絵の具を混ぜ合わせたような混乱へと誘う。抜け出た先は、誰も救われない悲しさがある。 悲惨そうなラストが怖くて、休み休み読んだけど登場人物の気持ちになって一気読みするのがお勧め。
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No.5:
(5pt)

記憶の怖さを知りました

私はこのハサミで殺されるという強烈なデジャヴュに襲われ、女流画家・高槻倫子の遺作展で意識を失った古橋万由子彼女の息子から「25年前に殺された母の生まれ変わり」と告げられる。「遠い海への道のり」「海に向かう道」「海につながっている」「海を見ずに終わる者もいる」「海に続く道」各章のタイトルからもわかるように、小説なのに海の景色が鮮明に感じられた。なぜ人の記憶を持っているのか、倫子を殺した犯人は誰なのか、海へと続く道は遠くはない。
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No.4:
(5pt)

美しくて、そして残酷

読んでいて、こんなにも映像があふれてきた作品は初めてでした。ハサミ。バラ。海。黄色。どのモチーフも、残酷な美しさを伴って鮮やかに描かれていて、本を読んでいるのに、映画を見ているような気分になりました。ラストシーンも、衝撃的で印象的。期待を裏切りません。主人公が持つ不思議な能力を、違和感なくすんなりと受け入れられるのはこの作品が「推理小説」「ホラー」といった、既存の枠に捕らわれないからでしょう。
不安な童話 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:不安な童話 (新潮文庫)より
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No.3:
(5pt)

惹きこまれます

私は恩田さんの著書を読むのはこれが始めてでした。本当は買った次の日に読もうと思っていましたが、少しだけ読もうと思っていると、いつの間にか全部読んでいました(笑それだけ話のテンポがよく、入っていってしまうのです。これだけ心理描写がとてもよく伝わる表現の仕方をする物書きは恩田氏が初めてでした。そして私も犯人が最後までわからなかった読者の一人です;本当にびっくりしました。何の関係もなさそうな人が最後の最後に出てきて重要な役割をする。読んだ人ならわかると思いますが上手く欺かれたものだと思いました。是非一読してみて損はないと思います。
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No.2:
(4pt)

落ち着いて読んでいられない

どきどきしながら読みました。推理小説を読みながら「ああ、こいつが犯人なのに、なんで気づかないのよ~」と叫びそうになることありませんか。私は、すっかり恩田マジックにはまって、見当違いのところで何度も見当違いの相手に叫びそうになりました。真相がこんなところにあったとは、、、クリスティとまでは言いませんが、意外な真相。
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No.1:
(4pt)

色彩が、情景が目に浮かぶ、、、。

とにかく、最初の1ページからまるで、1枚の絵を見ている様です。天才画家の女性がキーワードとなる、この物語にピッタリの描写にうっとり引き込まれます。ストーリーは、ぞくぞくするミステリーなのに、独特のゆるやかなテンポが、微妙にうまいアンバランス(!)を 醸し出しているんです。主人公の心象風景と現実の描写が交錯する「恩田ワールド」をぜひ、堪能して下さい。
不安な童話 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:不安な童話 (ノン・ポシェット)より
4396326777

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