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無理



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【この小説が収録されている参考書籍】
無理
無理 上 (文春文庫)
無理 下 (文春文庫)

無理の評価: 3.31/5点 レビュー 118件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全118件 61~80 4/6ページ
No.58:
(4pt)

疲れました。

登場人物5人が織り成す普通どこにでも起こりえる出来事ですが、読み込んでいくにつれ気が重くなり、疲れました。気持ちが憂鬱になり、しんどくなりました。
こんな疲れた作品を読むのは初めてです。
無理 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 上 (文春文庫)より
4167711052
No.57:
(3pt)

淡々と綴られる地方都市での出来事

数名の登場人物の各人の生活がそれぞれの立場で淡々と綴られていきます。

最初は登場人物達に、関連が無かったのが、
ちいざな地方都市ということで、徐々に微妙な関係が生まれてきます。

めっちゃ面白いという訳ではないのですが、
読み出すとそれなりにのめり込んで読めます。

少し寂れた地方都市の雰囲気が哀愁を感じさせます。
無理 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 上 (文春文庫)より
4167711052
No.56:
(2pt)

無理というのはもしや

物語の風呂敷をひろげすぎてしまって
結ぶのが「無理」って意味なのでしょうか???
起承転結の転までは、地方都市のリアルな怖さをあくまでもリアルに描いていて、
背中がぞくっとして後ろを振り返ってしまうようなストーリーの数々でしたが
最後はちょっと。お粗末な感じが。読書の楽しみはありました。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.55:
(1pt)

戸梶オマージュ?

生活保護の不正受給、高齢者を狙った悪徳商法、首都圏と地方の格差等々。
その某地方の某地方都市で起きる「安い」事件。「安い」人間によって
引き起こされる「安い」事件のオンパレード。

各々の事件も掘り下げ不足だし、起承転結の「結」が絶対的に欠けている。

イ〇ンを連想させるショッピングモールが出店し、それによって地元商店街が軒並み
閉店に追い込まれ、地元経済が破綻寸前に追い込まれる。底の浅い「オタク」描写。

奥田さん、もしかして戸梶圭太の[なぎら☆ツイスター」や「バカをあやつれ!」を
読んでの「オマージュ?」
無理 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無理 上 (文春文庫)より
4167711052
No.54:
(3pt)

一気読み必至!」のサブタイトルに引かれ、

「無理 (上)(下)(文春文庫) 奥田 英朗 (著)

この間の大阪出張でのバスの待ち時間に立ち寄った本屋で、
帯の「一気読み必至!」のサブタイトルに引かれ、
つい買ってしまった文庫本・・・。

「出口のない地方社会で、彼らに未来はあるのか――」
まさに地方に住む人たちの落ちていくさまを捕らえた作品でした。

都会とのさまざまな格差ゆえに、閉鎖的になっていく日本。

地方では、人生をいくら頑張ってみたところで限界があり、
周囲の環境にあわせて生きれば堕ちていくしかない現実・・。

合併で生まれた地方都市・ゆめので、
鬱屈を抱えながら暮らす5人の男女―人間不信の地方公務員、
東京にあこがれる女子高生、暴走族あがりのセールスマン、
新興宗教にすがる中年女性、もっと大きな仕事がしたい市議会議員―。

縁もゆかりもなかった5人の人生が、
ひょんなことから交錯し、思いもよらない事態を引き起こす、
というストーリーでした。

私は、二日間で読みきりましたが、
地方で暮らす人の悲哀というか、
将来への希望のなさというか、
自らの現実とリンクしている群像に、
正直、びっくりしました。

「競争の過激な都会で暮らす人たち」も大変ですが、
「八百長ばかりの地方で暮らす人たち」も大変です。

その理由は、
本人の実力やがんばり以外に縛られるさまざまな地方ゆえの縛り。

まさに、これからの日本が心配になる作品でした。

また、機会があればみなさんも読んでください。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.53:
(4pt)

光の当たらない現実の数々

実際に起きているであろうことは、なかなか表舞台には出てこない。
地方社会がかかえている暗い闇に光を当てるということだろうか。

次の展開がどうなるか、気になって一気に読んでしまった。
そこに救いはないのだけれど、逆に、そういう状況に陥ることなく、
なんとか生活できている自分の「当たり前の日常」のありがたさに気づく。

現代の社会は病んでいて、色々なところに矛盾が出てきており、
それをなんとかしなければならないのだが、どうにもならないほど、
厳しい現実ばかりがある。

普段、知ることができない、いかにも「ありそうな出来事」を
興味深く読ませてもらった。とりあげるテーマと、この取り上げ方はすごい。
充分、読む価値のある本だと思う。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.52:
(5pt)

読ませる力が強すぎる

本作は奥田英朗氏による群像劇。
地方都市「ゆめの」を舞台とし、現代に生きる5人をそれぞれの視点で描く。

社会的な立場が全く異なる5人の主人公達。
彼らはそれぞれ悩みや問題を抱えており、それぞれトラブルに巻き込まる。
そこに彼らのちょっとした弱さが重なり、事態は悪い方へ悪い方へと発展してゆく(但し、史恵を除く)。
そして迎えるクライマックスで、彼らは意外な形で「交錯」する。

それにしても本作は、読んでいて休み所が無い。
風呂にもトイレにもなかなか行けない。
「この続きは明日読もう」なんてありえない。
それほど読ませる力が強い作品。
とても面白い。


無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.51:
(1pt)

全てが中途半端で最後に無理やり清算

なんか同じようなパターンの小説をいくつも書くなぁと言う感じです。
どのエピソードも中途半端なままで、最後に無理やり決着と言う感じ。
あれ?これで終わるの?と言う読後感ですかね。

それと、東北の田舎町の描写はなかなかのものだと思いますが、なんか暴走族とか高校生が古臭い。
高校生にいたっては、70年代ですね。

無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.50:
(3pt)

どうしちゃったんでしょう?

ネタバレ的なことを書きたくないのですが、肩透かし感は否めないでしょうね。
奥田さんお得意の複数の登場人物によるストーリーは健在でぐいぐい引っ張られます。

系統としてはそのタイトルからしても「最悪」「邪魔」の流れかと思われますが、
結末は「オリンピックの身代金」調かとも。

イラブシリーズや「家日和」「ガール」から入った方には違和感かなりあるでしょう。

さすがのストーリーテリングで星3つは確保ですが、いつも期待が大きい奥田さんですから
厳しめの評価、ということでお許しください。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.49:
(5pt)

大風呂敷

出口の無いこの社会で、彼らに未来はひらけるのか?人口12万人の寂れた地方都市「ゆめの」で鬱屈を抱えながら生きる5人の人間が陥った思いがけない自体を描く群像劇。

話がこれでもか、というくらい膨んでいく。そして、臨界点を越えて破裂する。やはり、タイトルの「無理」の名の通り、バブルが弾けた後は、そのしっぺ返しに見舞われ、問題を解決するのは「無理」。ただ、後味は悪くなく、いい気味だと思えてしまう。昨今の社会問題に対して、根っこから掘り下げて描く知識量と文章力が凄い。

奥田英朗からは、読者を楽しませる気配りとリーダビリティを毎回実感させられる。素晴らしい作家だ。



無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.48:
(3pt)

面白いのだけど

うん。面白いのは面白いです。
地方都市の閉塞感を非常によく描けていますし、著者十八番の心理描写も秀逸。
市井に暮らす普通ーの人が雪だるま式に膨らむ不幸に巻き込まれ、壊れたジェットコースターのように転落していく様がスピード感を持って描かれ、グイグイ読ませます。
よくできた小説で、通常であれば星4以上の評価でもいい作品だと思います。
が、「最悪」「邪魔」という傑作の後につづく名家の三男坊として見ると、兄二人に比べ力不足が否めないかなあという印象です。
何が足りないのかなあと考えていたのですが、多分「日常に潜む恐怖」なのではないかと。
兄二作品では、どこにでもありそうな「ちょっとしたきっかけ」の連続で不幸があれよあれよと膨らみ、登場人物がつめつめに追いつめられていく心理描写が見事で、悲惨さの中にもどこかユーモラスな味があり、それが絶妙な読感を醸し出していました。また「ちょっとしたきっかけ」で崩壊していく日常の危うさが、ひやりとした身近な恐怖を演出していたように思います。
しかし本作品では、殺人や誘拐など転落のきっかけが大きすぎ、ただただ悲惨なお話になってしまい読感が単調になってしまったのと、まあこれだけの大事件に巻き込まれればそりゃ日常も崩壊するよねなんて、恐怖が他人事のまま終わってしまい、作品へ自己投入できないまま終わってしまった感じでした。

作品自体はよくできているのにやや厳しすぎるとは思いますが、逆七光りを受けつつの星3つです。

無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.47:
(2pt)

オチなし

同じような社会派長編でも「最悪」はちゃんと
盛り上がりがあって、その後エピローグもあって、
「読み終わった!」という実感がありましたが、
これは「最悪」の盛り上がりとエピローグがないパターンとでも言うような…。
いや、厳密に言えば、盛り上がりそうな所で終わり。
「ええ!ここまで読んだのに、これで終わり?」という
脱力感がひたすら残りました。

あれから各人物はそれぞれどうなったのか!
そこが一番読みたかった!!

まあ、鬱々と、地方都市の暗〜い所を
余すとこなく描いたとこは読み応えありました。
延々と降り続ける雪の描写が、非常に寒々しいです。

ただし、登場人物が多すぎた感じも少々…。
「最悪」の時みたいに3人程度にして欲しかったような。

5人描くのなら、「ララピポ」みたいに、短編風の長編にした方が
分かりやすかったような気がします。

無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.46:
(4pt)

坂道を転げ落ちる様に。

『最悪』『邪魔』次いで本書という順で読破しました。

『崩壊3部作(勝手にそう呼んでます)』の中では最も楽しめました。

市町村合併により誕生した『ゆめの市』。どこか希望が持てる市名とは裏腹に、現状は異国からの労働者や素人売春、悪徳業者や新興宗教が蔓延る東北地方の寂れた市。

そんな灰色の市に住む人々の転落を、クライマックスに向けて、徐々に加速させるように描かれています。

結構なページ数が有りますが、先が気になり一気に読んでしまいました。

ラストは、画にはなるがやはり放しにしないで、しっかり締めても欲しかった。

『ゆめの市』のこれからが、題名の二文字に集約されているように感じます。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.45:
(3pt)

すらすら読める。だが、それだけ・・・?

奥田先生の作品はこれまでで、5作品ほど読破してその全てがよかったので、今回も期待していました。だが、ふたを開けてみると、うーん、ちょっとオチが弱い気がしないでもない。もちろん良い点もあり、それは読みやすい文体ですらすら読めたことですが、それだけでは少し作品の魅力にはなりえないかと。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.44:
(1pt)

えっ

ラストまで読んで「えっこれで終わり!?」 と呆然としてしまいました。 ゆめの市で暮らす人々の暗い日常が延々と500ページくらいまで続き、最後にドカーンと無理やり終わらせちゃいましたというような…。 途中まで読んで「これっていつ面白くなるんだろう」と思いつつ、「きっとラストのどんでん返しが凄いんだな」と期待して読み終えましたが…期待はずれでした。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.43:
(3pt)

私には無理

500ページ。分厚い。
また5時間コースか・・・

最近お疲れモードだったので
すぐに睡魔に襲われて
全然読み進むことができずに
日が過ぎてゆき。。。

朝、昼、晩、
家事の合間にひたすら読み続け
ついに読了。

あ〜長かった。
疲れたな。。。

一日で読むのはやっぱり
「無理」がある。

読後感も微妙。

様々な生き方の男女数人の
ハプニングが交差しながら
最後にはBad end。

皆、悪い方向へと転がり落ちてゆくので
最後はどうなるのかと
ハラハラして読み進んだ。

もうどうにも「無理」がきかない状態のラスト。

でも。。。この展開、
今の私にはちょっと「無理」
(ファンのかたごめんなさい)

自業自得な人ばかりなら身から出た錆。
堕ちるところまで堕ちても
しょうがないやと思えるけれど

年老いた母親を引き取って
さあこれからという女性まで
事故に巻きこまれるところは
チクチクと胸が痛んだ。。。

希望や光が見えないこの手の結末は
私にはちょっと辛くなってきたかもしれない。
年のせいかな。。。
小説の好みも変わるんだなと実感した。


無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.42:
(4pt)

地方都市の現状を告発

無理、邪魔に続く社会派小説。

地方都市の救いのない現状をここまでリアルに描く筆力に脱帽。

ただ、最後のカタストロフィーは強引すぎる。


無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.41:
(4pt)

最後、個人的に笑った

オチに賛否両論あるみたいですが、個人的には爆笑しました(笑)

5人がどう交わるのか、もうすぐページも終わるよ?どうまとめんの?!…と思いながら読み進め、「そう来たか!!」と結末を知った時には無理過ぎて「えー」と笑いながら呟いた次第です。

ブラックジョークとしては楽しめるのではないでしょうか。

地方都市がリアルに表現されてます。奥田さん独特の皮肉めいた言い回しが好きです。

強いて言えばもう少し続きが読みたかったけど、永遠にループしそうなのでこのオチでいいのかもしれませんね。

もう無理(笑)
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.40:
(4pt)

弱さを抱えた市井の人々

「インザプール」や「空中ブランコ」には救世主?であるお医者さんが登場しましたが、今回の「無理」には登場しませんでした。著者は弱さを抱えた小市民を描くのが上手いです。もしかしたらちょっとしたことで悩んだり迷ったりしているのは自分だけはないのかも、と思えます。実際に、誰もが悩んだり迷ったりして、それでも生きているのですが、そういう人々をコミカルに描いていて、時にヒドイ人でもあるわけですが自然と読んでいるこちらもあたたかい気持ちになります。分厚い本ですが、名もないけれどこの世に生きる全ての人にドラマがあることを再認識できる、日本の現代をあらわした一冊です。
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806
No.39:
(2pt)

空中ブランコインザプール町長選挙シリーズは面白いのに 途中面白いけど、最後ぱっとしない…ラストがいまいちつまんない読んで損した
無理Amazon書評・レビュー:無理より
4163285806

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