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(短編集)
家日和
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家日和の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全138件 41~60 3/7ページ
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奥田英朗の本は何冊も読んでいて、どれも、面白いんだけど、 中年男のことは「愛すべきバカ」という描き方をするのに、 中年女に対しては「愛すべき」が抜けた「愚か者」として皮肉られる作品がわりとある。 それが中年女としては、腹が立つ。ことが、ままある。 まあ、それだけ上手いってことなんだけど。 | ||||
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味わいのあるためになる短編集です。市民感覚で作者さんは描ける数少ない書き手さんです。全体に、心理描写がうまく、読んでいてなるほどと思え読書感の良い作品が多いと思いました。 | ||||
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ほのぼのしたストーリーでとてもほっこりしました。 最後はハッピーエンドな雰囲気なので、こちらも幸せな気持ちになれました | ||||
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最初の章を読んで以前読んだと思って次に行ったら読んだような?ってなりました、ほんわか気分で読み終わる作品とはちょっと違うかも | ||||
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はじめての電子小説でしたが、読みやすそうな本書を選んで正解。カーテン屋の話が一番のお気に入りです。 | ||||
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レビューから,今日の家族,あるいは夫婦の有り様を軽いタッチで描く,象徴的シーンのみ切り取ってみせる作品集,と期待して昨晩キンドル版を読んでみた。いずれもユーモラスと言えばユーモラスだが,夫婦の一断面のみ軽いタッチ,あるいは引き気味に描くという意味では前の3篇「サニーデイ」「ここが青山」「家においでよ」が優れているのではないか。後ろの3篇「グレープフルーツ・モンスター」「夫とカーテン」「麦と玄米御飯」は細かく描きすぎ,説明調のようにも,表面的のようにも思う。 | ||||
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現代風の家族小説が計6編。どれもタッチがマイルドで読みやすい。重松清さんの家族小説とは風合いが微妙に異なり、その辺りも新鮮だった。評者には6編のうち「家においでよ」が最も面白くかつリアルで、逆に「グレープフルーツ・モンスター」はよく呑み込めなかった(女性の方々には分かるのだろうか)。ともあれ、続く『我が家の問題』にも手を伸ばす予定。 | ||||
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それぞれの家庭がそれぞれに問題を抱えながらも過ごす日々を時にユーモラスに時に暖かく書かれていて面白かった。個人的には伊良部シリーズより全然良いと思います。 | ||||
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短編小説集です。 どれも いろいろな家庭にありがちな あるいは、あるだろうなと思わせる題材で 登場人物のすべてに (主人公以外の人物を含む) 「はいはい」とあいのてやら、つっこみを入れたくなるものばかりです。 奥田さんはたぶん 人を観察するのが得意で しかも 人に対する温かさがあるのではないかなと思います。 だから、現代社会の「そうかなあ…?」と首をひねりたくなるような話にも そこに愛情と 人間のおかしみを加えて 味わい深い話になっているのではないかと思うのです。 お話は6話 「サニーデイ」 「ここが青山(セイザン)」 「家においでよ」 「グレープフルーツ・モンスター」 「夫とカーテン」 「妻と玄米御飯」 私が特に印象深かったのは インターネット・オークションにはまっていく主婦を描いた「サニーデイ」 それと、 ロハスやヨガにはまっていく主婦に振り回される作家である夫が主人公の 「妻と玄米御飯」 おもしろかったです。 | ||||
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タイトル通り、家庭を題材にした六つの短編です。 何処にでもいそうな愛すべき普通の人が主人公です。 ただ、ちょっと違うのは自分の幸せに気づく事が出来た事でした。 | ||||
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ありふれた人物の、普通の日常を題材にしていて入りやすい上に、 何本か読み進むと「明るい隙間」というパターンが分かってきて安心して読むことが出来た。 そんな期待はしていなかったが、意外にも心がほっとやさしくなる本。 | ||||
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面白い。とても引き込まれました。 気づいたら1晩で読了していました。 | ||||
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どの短編もおもしろかったです! いろいろな家族の形があり、それぞれに幸せの形がある。幸せってなるものじゃなくて、気づくものなんだなーと改めて感じさせられました。 読みながらおもしろくて、思わずニヤけるところも多々!!!(笑) | ||||
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短編小説が6編収納されており、読もうと思ったら数時間で読める一冊を、結構な日数をかけて読みました。 何か一挙に読んでしまうのが本当に惜しくなってしまったのです。奥田英朗の別の世界を堪能できます。 仕事に疲れて帰ってきて、家族との時間、自分の時間を過ごした後、ベッドに入り、一日のことを忘れて就寝したい、、、 そんな時に、この短編を読むと何とも言えない、心地よく心の底からゆったりとリラックスし、癒される気分にさせてくれる一冊です。 そこでは、家族や夫婦、近隣とのちょっとしたハプニング、トラブル、出来事がきっかけとなる物語が繰り広げられるのですが、 決して重くなく、そして凄まじく日常的だが、そこまではなかなか我が身には即座に起こりそうもないだろうことが書かれており、 そのためすごく親しみがありながらも、すごくわくわくしながら読めるお話たちです。 そして、結末は、ほっとしてにやっと笑ってしまうハッピーエンドばかりで、 そのため、精神衛生的にもすこぶる良好で、いい眠りにつくことができます。 個人的には、『家(うち)においでよ』が一押し。 妻に出て行かれた夫が、そのことを気にかけながらも、家(うち)を自分好みの家具やオーディオに守られた城に作り上げていくお話し。 いや、(妻に出て行かれるのは)あって欲しくないが、(自分の城造りは)やってみたいなぁと思ってしまう、 そんな感じでわくわくします。 | ||||
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日常のちょっとしたこと、確かにそうなのかなーと。 さらっと読めました。 | ||||
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どの作品も ありそう!(でも実際はなさそう)な題材で どんどん読んでしまいます。 とても面白かったので 子どもにも読ませたい、と思いましたが「グレープフルーツ・モンスター」は子ども向けではないですね。 「妻と玄米御飯」自分にも思い当たる経験があり、吹き出してしまいました。 | ||||
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ドライに、クールに、そしてシニカルに人を観る、それでいて愛すべき存在として人が描かれている。思わず噴き出してしまいつつも、読後感は心地よい。奥田英朗さんの小説にはそんな魅力があります。 しかし、この作品、これ迄とは違う、何というか、より難易度の高い域に達している気がします。 「空中ブランコ」に代表される、所謂「伊良部シリーズ」は、無垢で動物的な「変人」伊良部の思考や言動がシンプルであることによって、「普通の人々」が如何に人生を難しく生きているか、そんな強い対比の構造の中で、冒頭のような人間描写があります。 また、「ララピポ」では、伊良部のような変人は登場しませんが、「セックス」という「劇薬」をもって、「普通の人々」が如何に愚かであるか、それでも愛でるべき存在であるかが描かれています。 そしてこの「家日和」。 「家」「家庭」「夫婦」・・・となんとも地味なテーマでありながら、それでも、ドライに、クールに、そしてシニカルに人を観て、それでいて愛すべき存在として人が描かれています。 ・家族と向き合わずネットオークションで自己承認願望を満たす妻 ・自己実現を犠牲にしてきた夫が、別居を機に、自分の城をつくることで男に巻き戻る ・地味な日常にそこそこ満足しつつも、夢の中で非日常を楽しむ女 などなど、一見地味な題材でも、突き放したり近づいたり、斜めから観たり、真っ直ぐ観たりすることで、これ迄通り、否、これ迄以上の味わい深さを感じる作品になっている、また面白い本に巡りあえました、著者に感謝です。 | ||||
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家においでよが面白かった。これは作者もノリに乗った感じが出ています?(想像) 男ならではの視線!「買います」と言っては自由を一つまた一つ手にしていく様には笑ってしまう。これが独身貴族です!みたいな! 各短編はよくある日常をそのまま文章にしてしまったというような気もするけど、何だかおかしいんだよねと感じるです。 ちょっとコーヒーブレイク的な小説かな。 | ||||
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この作家の本は初めて読んだのだが、 掲載されている6話全てが面白かった。 生活感溢れる、こまごまとした描写にリアリティがある。 日常の些細な出来事から垣間見える息苦しさや本音。 決して主人公たちと同じ経験をしたわけではないが共感できる。 一見ユーモラスだが鋭い風刺が隠れていて真理をついているからだ。 人間は持ちつ持たれつ。プラスもあれば同じ分だけマイナスもある。 そんな中で懸命に生きる姿がいい。 ただ、もっと先まで読みたい、この先どうなるのかというフラストレーションが溜まるという意味で物足りないのが 残念といえば残念。 | ||||
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初めて読んだ作者の本だけど、なかなかおもしろかった。 掲載されている6話の話は全て面白かった。 読んでいて一番思ったのは、「やっぱり自信って言うのは大切なんだな」ということ。 特に一本目の『サニーデイ』と4本目の『グリーンモンスター』を読んだときにそう思った。 二つともあることをきっかけに、心も体も若返っていく。 人間の成長には「自信をつける」という要素は欠かせないものなのだということを改めて思い知らされた気がする。 もの凄い感動があったり、ハラハラしたりする場面もそうはないので、それらを期待している人にはあまりお勧めしない。 読んでちょっとした笑いがほしいという人にはお勧めする。 | ||||
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