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(短編集)
家日和
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家日和の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 1~20 1/7ページ
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語り手である主人公の悩みや迷い、ためらいやなんかの四苦八苦、七転八倒の心の動きがリアルに、ユーモラスに描かれていて、「ああ、こういうのって分かるなあ」「これは、あるあるだわ」とか思って、頁をめくってました。 「サニーデイ」「ここが青山(せいざん)」「家(うち)においでよ」「グレープフルーツ・モンスター」「夫とカーテン」「妻と玄米御飯」の六つの短篇を収めた一冊。 どれもさくさく読めて、くすり、にやりとしながら楽しめましたね。 なかでも、失業をポジティブな方向に捉え、主夫業に一生懸命な主人公にエールを送っていた「ここが青山」と、妻の別居を機に、これまで抑えてきた〝マイルーム〟作りに目覚めた男の行動に不覚、目頭が熱くなってしまった「家においでよ」が良かった❗ ぐっと来ましたわ。花丸 | ||||
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良い品でした。価格含めて大満足の品でした。 | ||||
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「家」シリーズの最初の作品とあって、まだちょっと粗い感じ。各エピソードの出来に斑がある。例えば冒頭の「サニーデイ」はどこにでもある話で、ストーリーー自体の深みがなく、余り出来が良くない。次の青山も同じ。 三つ目の「家においでよ」は別居したばかりに男性サラリーマンを描いているが、悲壮な話になりそうなところ、男としての夢を実現するという方向性で進んでいるのがなかなか良い。オーディオに詳しい人が読むとさらに面白いだろう。 その次の「グレープフルーツモンスター」は、この著者には珍しくほぼエロ小説。なんじゃこりゃ、と思う。多様性という意味では貢献しているけれど。それ以降の作品はレベルが高く、次の「我が家の問題」に近づいて来た印象。 | ||||
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奥田英朗さんのことを知りませんでした。 Amazonのおすすめで家日和を知って、一気に家シリーズ3冊を読みました。 老若男女、みんな素敵な登場人物。 気持ちをポジティブに、いつもの勤めや家事も愛おしい行いに思えてきます。 その後、作者の作品を10冊くらい注文しました。早く読みたいです。 | ||||
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満足です。 | ||||
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10年ほど前に奥田英朗を大人買いした。 その時に買ったのが『家日和』『我が家の問題』の2冊だが、なぜか積読になっていた。 絶賛積読一掃年間を始めたので、読んだ。 家とか家族をテーマにした短編6本ずつで、計12本。 そうそうとか、くすりとか、させられる。 主婦の心理などの描写も卓越している。 その中に主婦が内職として住所録をPCで打ち込み、フロッピーに記録して担当者に渡すというシーンがある。 フロッピーとは懐かしい。 初出はいつかと見てみると、『家日和』収録作品の初出は2005~2006年である。 その頃にはまだフロッピーを使っていたのか。 てっきりCD-Rなどに変わっていたと思っていたのだが・・・。 それにしても、この人は手に汗握るミステリーも凄いが、こうしたほんのりした家族の情を描かせてもうまい。 もちろん、伊良部シリーズなども捨てがたい。 小説スバルに連載されていたもので、実はこの2冊の続きに『我が家のヒミツ』という3作目もあるらしい。 3部作なら、これも読まずばなるまいw | ||||
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ありそう?な家庭の話をとても面白く表現していて、気持ちが明るくなりました。グレープフルーツは少し苦手でしたが、家日和を読んで家シリーズは続けて全て読みました。って位には面白かったです。 | ||||
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昔読んで、非常に良い話だったので、再度読み直した。 やっぱり今読んでもいい話。最高にほっこりする。 読んで損しない、非常に素晴らしい小説だとおもいます。 | ||||
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初めて読みましたが普通の日常誰でもある内容で気に入った。 | ||||
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文庫の解説は邪魔なことも多いが、この漫画による解説は本編と絶妙にマッチして、実によかったです。 もちろん本編の方も安定のおもしろさで、いかにもありそうな話を上手にデフォルメしてちょうど良い長さでまとめています。プロやなあ。グレープフルーツモンスターは安定しすぎな作品集のバランスをあえて崩そうとしたのかもしれませんが、これだけはいらんかったという感想です。これほど下ネタが似合わない作家はいない。 | ||||
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『我が家の問題』『我が家のヒミツ』と読んで最高に面白かったので、こちらも手に取った。率直にいって前に読んだ2作がどれも面白かった分、こちらは少し物語が作られ過ぎていたり、場面展開が不自然すぎて楽しめなかった部分があった。それでも「サニーデイ」「家においでよ」には何度も共感して感情移入できた。人間の心情心理がこんなにもうまく描けるのは奥田さんぐらいではないか。そうした小説は非常に少ないので奥田さんはやっぱり凄い、大好きな作家!他にも読んでみたいと思う。 | ||||
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読み始めると最後まで一気に読んでしまう楽しい作品です。 | ||||
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家をモチーフにした短編集。劇的なおちがあるわけではないが、まったりとした気分で読める作品。お勧め。 | ||||
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家庭の中で起こるちょっとしたドラマを描いた短編集です。 主婦がネットオークションにハマったり、ダンナさんが失業して専業主夫をやったら意外と楽しんでいたりといったお話。 連作短編集ではないので、どの話から読んでも面白いです。 ただ、主婦が訪問するセールスマンに憧れる話や別居中のダンナが自分流に部屋を作り変えていく話など、同じような描写が続く話がいくつかあり、その描写を延々と続けるより、もっと違う展開を持って行ったほうが飽きないかなと思ったので、そこをマイナス1にして星4つで。 | ||||
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どの短編も読み出したら止まらない。着地が決まるまでは動けない。一つ終わると、直ぐに次を読みたくなる。で、夜更かし‼ とにかく、捻りが何回転もあって、その間にクスクス忍び笑いがあって、最後に両手を広げてスクッと立つ。体操の演技を見てるよう。特に『妻と玄米ご飯』や『サニーデイ』の着地の笑える冷や汗感は秀逸‼ | ||||
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とても面白かった。次の話を読むのを楽しみに一気に読めました。 | ||||
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そこにもある普通の生活を切り取った、描写が上手い。ホッコリします | ||||
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ナツイチ2017の短編集『短編工場』にあった奥田さんの作品を読み、他の作品にも興味をもってこの本を買いました。 買って大正解。 読みながら、どんどんにやけていく自分がいました。 描かれている登場人物は、自分よりも年上の方ばかりなので、まだ「わかる!」と共感できるわけではありませんが、自分も将来こんなことを経験するのかなぁと妄想が膨らむ1冊でした。 | ||||
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「サニーデイ」、「ここが青山」、「家においでよ」、「グレープフルーツ・モンスター」、「夫とカーテン」、「妻と玄米御飯」など、短編6篇による小説集でした。何も知らずに読み終わってから帯を読んだら、「いい人は家にいる。」のキャッチコピーが…。そうか、主婦、失業した夫、在宅のイラストレーター、在宅の小説家、内職をする主婦と、皆「家にいる人」つながりだったのだということに気付きました。読んだ後に気付くなど、遅すぎますよね。サクサクサクと読み進み、心地よい読書タイムを過ごせる、そして読後感がよい小説。この小説も、正にそんな小説でした。 「妻と玄米御飯」は、こんな話でした。売れ始めた小説家の夫。妻は夫の年収が高額になったのと同時に仕事を辞めます。妻がはまったのはロハス。(LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability )、健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイルのことです。 主人公の作家は、気乗りしないまでも妻の作る玄米御飯、妻のやるヨガに少しずつ合わせようとします。 しかし、どうしても苦手なのが、妻を通して知り合ったロハスな夫婦。金持ち経営者とモデルだった美しい妻。この二人が薦める様々なライフスタイル。正しいことを言っているのですが、どうしても好きになれません。作家の夫は、これをどうしても笑いの種にして、小説に書きたくなり、傑作小説を書きます。公表されれば、その夫婦との関係が悪化すること必至。それは妻との関わりにも影響します。さて、どうなるのか? 実は、もしこの様な夫婦が実在したら、私も同じく好きになれないだろうなと思うのです。相手の言う事が全て真理だとしてもです。いや、そもそも真理って何なのでしょうかね。 「それを受け入れられない人」、「それを守れない人」、「それだけに囚われるのがいやな人」、それらをねじ伏せる真理など、「人間の本質という真理」に違えるものです。違いませんかねえ。 そんなことをこの話を読んで考えさせられました。 | ||||
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とても面白く、様々な共感を得ることが出来ました。 ネタバレになってしまうのであまり詳しく書きませんが、この一冊を読めば大抵の人はうちもこんな事あったなぁってなると思います。 小説だからとそれを無理やり主人公を絡めて解決してしまうのではなく、いつの間にか何事も無くなっていたりして、そういう所も現実的で馴染みよく頭に入ってきます。 良い一冊に巡り会えた気がします。 | ||||
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