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真夜中のマーチ
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真夜中のマーチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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ドタバタ劇。想像できる展開。 ドラマのような展開だけど、必然性を感じないくだりがあちらこちらにあって醒めるので、登場人物に共感できず。 | ||||
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ヤクザと中国人と詐欺師それと若者3人が織りなす10億円争奪合戦。 何をやってもうまくいかないものがあの手この手で10億円に振り回されるドタバタは見ものだった。 一般文学通算2487作品目の感想。2021/02/03 13:55 | ||||
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すこし笑える。ハラハラはあんましない まぁ楽しかったかな程度。 | ||||
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☆3か☆4かで悩みましたが、もう少し物語への吸引力が欲しかったということで☆3。実質☆3.5くらいですがやっぱり奥田英朗。面白いですよ。 序盤の数十ページを読んで「あこれはもしかして『最悪』みたいなストーリーなのか?」と内心身構えましたが中盤くらいでフッと肩の力を抜いて読めました。コメディ7割・シリアス3割といった感じで、ヨコケン・タミゾウ・クロチェの凸凹三人組のドタバタ活劇を楽しむためのストーリーです。 ヤクザや中国人などのヤバイ組織も絡むので展開上はけっこう緊迫感がある話のはずなんですが、前述の通りコメディ色がかなり強い小説なのであまりハラハラせずに読みきることができます。文体もかなりライト。テンポよく進んでいくので読了まで一日かからないと思います。 メイン3人ともキャラが立ってていいのですが、欲を言えばもう少し個々の活躍が見たかった。当初主役かと思われたヨコケンは中盤・終盤にかけてどんどん影が薄くなり、タミゾウは超記憶力の持ち主という天才的技能を持ちながらストーリー上これがあまり活用されずに終わってしまったのが惜しい。クロチェは一番描写が濃かったので彼女に関しては特に不満はありませんが、強いて言うなら10億強奪の動機となった過去のエピソードがあっさり終わってしまったので説得力がやや足りない。 しかしラストは爽快感があり始終笑いながら読めるので手軽なコメディエンタメ小説をお探しの方にjは打ってつけかと。同作者ならば伊良部シリーズが好きな方だと合う作風だと思います。 | ||||
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創作なので真実みは横においておきましょう。許される範囲です。なかなか楽しい物語です。 さらっと読めて後味も悪くないです。登場する女性がよろしいな。 | ||||
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10億という大金を奪い合うクライムノベルで、 ノリが良く面白い作品ではあるがひたすら金の入ったボストンバックを 取り合うだけなのでどうにも地味 良くも悪くも小さくまとまった作品だ 奥田氏の他の作品ほどインパクトは無いが、まあ楽しく読むにはちょうどいいかもしれない | ||||
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著者の作品は『インザプール』から入りました。それ以降著者の作品を読み耽っています。 本作品はお気楽なクライムジャンル。 この軽い空気感は喩えるなら伊坂幸太郎氏の 『陽気なギャングが…』を思わせる。 『邪魔』や『最悪』と云った暗黒面著書とは対照的な構成です。 文章は分かりやすい文章で記述されており、とても明快で読みやすい。 久し振りに読破出来た書物でした。 幕引きも悪くはありません。 著者が上梓した他の著作と比較すると平凡な出来ですが、他の著者には軽々しく越えられません。 著書の作品を粗方読み尽くしたのなら、手に取っても良いでしょう。 | ||||
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直木賞作家、奥田英朗が描くクライム・ノベル。 パーティーの仕切り屋、ヨコケンはひょんなことから知り合った商社のダメ社員ミタゾウとともにヤクザの現金を強奪しようと企む。だが、計画は寸前のところで謎の美女クロチェに邪魔され破綻。もはやこれまでと思ったヨコケンたちだったが、今度はクロチェの計画で別の現金を奪うことになり……。 この人の本を読むのは初めてだったのですが、とても面白かったです。 話の展開が面白い、というのももちろんありますが、それ以上に出てくる人間がいい。それぞれ、ちょっといそうで、ちょっと漫画チックで、ちょっと小説的。 そして、全員が憎めない。 登場人物に対して、ああこいつらと別れたくないなぁと思う本がたまにありますが、これはまさにそういう感じの本でした。 気持ちよく楽しく読めます。 | ||||
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前半はメチャクチャ面白くて、伊良部シリーズより上だと思いましたが 後半はハチャメチャでしたね。無理もあんな感じだったので、奥田さんの好みなのかな。 僕と邪魔や最悪、空中ブランコ、東京物語など最後まできちんと締まる小説が好きです。 でもララピポ好きな人は会うかもしれませんね。 | ||||
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エリート商社の駄目駄目サラリーマンミタゾウ、怪しげなイベント会社経営者ヨコケン、ドーベルマンを護衛に連れたセクシーな謎の美女クロチェ。3人の25歳がふとしたことからタッグを組んで、美術詐欺にまつわる大金10億をせしめようとする本作。エンターテイメント作品としては一気に読ませてくれてまあまあ楽しめる。しかし謎の美女なるクロチェの性格が悪い。「同性の友達いないんだ」と彼女が吐露する台詞ももっともだと思ってしまう。だって自己中だもん。よく言えば自分の感情に素直ともいえるのかもしれないけど。なのに弟想いで、勝気で我儘なように見えて結構やさしいところもあるという設定になってるので余計に共感できない。あ、でもラストは好き。クロチェはこうでなくっちゃって終わり方になってます。 | ||||
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軽いタッチのミステリー小説だと感じました。青年実業家のヨコケンと三田物産に勤めているミタゾウとクールな女性であるクロチェの3人で10億円を強奪するというのが大まかなストーリーである。10億円を奪うまでのどたばた劇が見ものでしょう。ちょっと間抜けな人たち同士でどたばたしている感じすらする。同著の同系統の作品として『邪魔』や『最悪』がありますが、それよりも気軽に読めるのが売りなんでしょう。 それにしても、ミタゾウの情けなさと不器用に生きている姿というものを描いているのがいいなあ。こういう不器用な生き方しかできない人を描くのが奥田さんはうまいなあといつもながら思う。 | ||||
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主な登場人物3人とも、25歳という設定です。賭場で繰り広げられる 詐欺計画、はたして10億円は誰の手に・・・、というのが大筋です。 読んでいる途中で放り投げるほど退屈ではないですが、物語全体に 深みがなく物足りなく感じました。青春小説です。 | ||||
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奥田さんの作品で『最悪』のようなパワーは感じませんでしたが、内容はおもしろかったです。金を求め、追い続ける3人の男女。おもしろさは3人の独特の背景です。なぜか笑える奥田ワールド、ちょっと普通ではない3人の男女の駆け引きに注目です。 | ||||
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筆者があの奥田英朗ということで、あえて☆☆☆としたが、 これを名の知らぬ新人作家が書いたとすれば、☆☆☆☆か☆☆☆☆☆にしたかもしれない。 クライムノベル、スラップスティックコメディとして間違いなく平均点は軽く超えている。 文章もうまいし、ストーリーのテンポもいい、最後は主人公たち3人にもう会えないのが寂しくなるぐらい、キャラも魅力的だ。 素材としても、映画にするのに向いていると思う。 ただ、奥田英朗は異才もしくは奇才(鬼才)だと思っているので、この程度では満足できない。最後まで軽快にさらっと読み流せて、ほとんど驚きもない。 展開としても、この手のギャングものにありがちな話だし、どんでんがえしもなければ、大きな仕掛けや伏線もない。 通勤電車のなかでさらっと読めるような、そんなライトな小説が好きな方にオススメします。 | ||||
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インチキ実業家の横山健司はサクラを仕込んだパーティーで 財閥の御曹司三田総一郎をやくざと共に罠にはめる。しかし 三田は御曹司ではなく親は鉛筆削り工場を営む,三田物産に 勤めるだけのダメ社員であった。そのため,横山は三田と 共にやくざから落とし前を求められる・・・ 最近読んだ『東京物語』や『マドンナ』などは共感できる 日常を描いていた同作家であったが,本書は日常離れして いるもののはやり,読後感の爽やかなクライムノベルである。 登場人物の横山ことヨコケン,三田ことミタゾウともう1人の 黒川千恵ことクロチェの絶妙な掛け合いが,犯罪のみを 描いた小説とは違う味わいを出している。同作者の読んで いない本が少なくなるのがだんだん寂しくなってきた。 | ||||
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内容は軽く、ストーリーの展開も早いので、何も考えずに読む暇つぶし目的の本としては最適かもしれません。しかし、読後に何か残るかと言えば、何も残らない内容です。奥田さんのファンなら、少々物足りないかも。少なくとも奥田さんのベストの作品とは言えないことは、同意していただけるでしょう。 | ||||
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NHKのドキュメンタリー番組(『なぜ鉄工所は潰れたのか/社長の600日』)的、暗く重く緻密な小説を書いて受け入れられてしまうと、読者は同じような作品しか期待しなくなるんだなあと、レビューを読んでいて思いました。自分も「最悪」と「邪魔」は読んでいましたが、あれはあれ、これはこれと意識を切り替えて素直に楽しみましたけど。映像化したら面白そうな軽いノリの小説で、肩肘はらずに楽しんで読むことができました。この小説のセリフの中で「最悪」と「邪魔」という言葉が印象的に使われていたことも興味深い。読者サービスも怠らないって感じでしょうか。そういう茶目っ気を楽しむ小説だと、個人的には思います。「金の無駄」とか「期待はずれ」とか、勝手な思い込みして作品に難癖つける偏狭な読者って、本当に「最悪」かつ「邪魔」です。 | ||||
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お調子ものの「ヨコケン」真面目で地味だけど、数字に関しては驚くほどの記憶力を持つ「ミタゾウ」大金持ちのパパを持ち、港区以外に住みたくない、美貌の「クロチェ」の三人が、大金をねらって繰り広げるどたばた喜劇。おしゃれな洋画を見ているような小説です。今までの日本では、意外にありそうでなかったジャンルかも。ほかの奥田作品よりも、すこし軽い感じに仕上がっていますが、それだけに読みやすいし、でも、どんなプロットの小説でも、そこに共通している、人生に対する作者の視点は同じ。最悪の事態のときでさえ、そこはかとないユーモアを感じさせるのは、結局人生、当事者はたいへんでも、端からみると、なんとなく笑えちゃうという、言い換えれば、大変な人生も、視点をずらせば生き易くなるよって言うメッセージを感じます。奥田作品入門編として、ぜひ。 | ||||
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奥田英朗は「最悪」「邪魔」で結構衝撃的にあらわれた作家である。下町の中小企業主や主婦、女子高生などを生き生きとまさに活写して読者をひきつけた。前作の「マドンナ」は中年中間管理職の日々の生活や心の機微を、マドンナ女性社員をポイントに上手く仕上げていた。まさに現代の気分を表現する作家である。「東京物語」では本人を彷彿とさせる予備校生の東京生活が描かれ、「イン・ザ・プール」ではサイコな精神科医を主人公にした。最新作「真夜中のマーチ」はどちらかといえばデビュー当時のテイストに近い、現金強奪もの。だが、主人公は25歳の男女3人であり、全編に“今”の雰囲気が漂っている。お見合いパーティのセッテイングでしのいでいる、半グレのヨコケン、会社ではお荷物扱いの商社マン、そして元モデルで超美人のクロチェ。この3人がクロチェの父親であり、骨董商、しかも半分詐欺師の白鳥から10億円を強奪しようとするストーリー。気の利いたひねりはないが、まあ楽しめる筋立て。キャラクターは「イン・ザ・プール」の伊良部医師に比べれば、ありきたりな造形。エンディングにどんでんがえしは、なし。という訳で、ちょっと期待外れの作品かな。いや、面白いんだが。いまいち迫力に欠けるんだよなあ…。タイトルもつまんないしさ。 | ||||
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~間違いなく面白いんです。だから星は3つなんです。ですが、奥田英郎にしてこの内容はありなのかな。言ったら何だけど、この程度かとすら感じられた。~~それが狙いなのか分からないけど、ステレオタイプすぎる三人のキャラクター。セリフ。ドタバタ。文章の軽快さは奥田さんの絶対の魅力なんだけど、今回はそれがすごく鼻についた。なんだろう。この本がそうだとは絶対に言わないが、文章を舐めている人の本を読んだ時の読後感によく似ていた。~~直木賞、取るのかなぁ。取ったら嬉しいし、取って欲しいけど、この本ではイヤだなぁ。~ | ||||
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