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『ギロチン城』殺人事件
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『ギロチン城』殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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大虐殺的に人が死にます。 しかも今回は名前も数字だし、かなり記号的。 トリックも相変わらず大掛かり。ギロチン城なので、後は押して知るべしです。 でも、アリス城よりは良かったかな。 | ||||
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主人公とその相棒?の探偵ナコについての説明があまりに少なくて、もう少し身元をはっきりして欲しい?というか、謎なら謎で良いのですが、そこまでの謎というわけでもなさそうで。最初に出てくる有名なスクエアの話とか、首狩り人形の話も結構恐くて、最後の方まで結構楽しく読めました。ただ私の感想としては、最後が犯人が分かってもあんまりすっきりせず、動機もいまいちすっきりせず、ラストを考えると、トリックをそんなに凝る必要があったのかな?と。でも読む方によってそれぞれ感じ方も違うし、私ももっと細かく真剣に読んでたらまた違うのかなと思ったりしました。 | ||||
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いやーすごい、ミステリで感動したのは15年ぶり。いや、もしかすると30年ぶりかもしれない。中学生の時のYの悲劇とか、かぎ煙草入れとか、高校の時の占星術殺人事件のレベルだ。参りました!! | ||||
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2005年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 今回も館にまつわる密室/不可能犯罪なのだが、非常に現代的な密室状況が思いもかけないトリックとからみあっており、衝撃的な結末であった。 ギロチンというギミックも存分に活かされていて満足した。 1、2、3、4、5と機械的にふられた登場人物名なのだが、みなきちんと印象に残るのが不思議。 | ||||
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物理トリックの名手と裏表紙にかかれてあったので読んでみましたが物理というか叙述トリックじゃないかと思いました 建物の図面が載っていますが主人公が暗闇で周りが見えにくい階層を書いた図であって微妙に構造が違いそれがトリックの一部になっています 他にも叙述がちらほらと。物理トリックというものを始めて手を出しましたが、なんでもありな物を物理トリックなんだと思ってしまいました | ||||
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北山氏の城シリーズ4部作は最初の2作はそこそこの出来止まりという印象だが、3作目のアリスミラー城から飛躍的に作品としての質が向上している。 本作も今のところの城シリーズの最終作となっており、シリーズでは一番ページ数が少ないが、その少ないボリュームの中に大掛かりな物理トリックとアリスミラー城で顕著になった叙述トリックが見事に組み込まれており、読み応えは前作と同等レベルである。 城の物理トリックはスクエアの概念を最初に持ちこんだのがうまくミスリードとして作用し、不可能密室状況を一気に解決する仕掛けのギミックは城シリーズの中でも最も優れたトリックだと言えるだろう。 1作目などでは本格ミステリーの要素と近未来ラノベっぽい要素がかみ合っていない印象だったが、本作はその独特の閉じられた世界観とトリックがうまくかみあい、印象深い余韻を残すことに成功している。 | ||||
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城シリーズ四作目です。 面白いっちゃあ面白いですが、城シリーズとしては少々物足りなさを感じますね。 大がかりな物理トリックは健在ですが、そのトリックに意味はあるのか? それじゃなくて他のでもいいのでは? と思ってしまった今作です。 あと、無意味な設定がいくつかありました。もしかしたら次回作への伏線かもですが。 前作である「クロック城」「瑠璃城」「アリスミラー城」の小ネタが出てくるので、是非それらを読んでから今作を読むことをオススメします。 まぁ、話自体は全て独立してますので、今作からでも読めますが^^ 城シリーズを未読の方は、とりあえずクロック城から読破してみてくだしあb | ||||
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城シリーズ四作目です。 面白いっちゃあ面白いですが、城シリーズとしては少々物足りなさを感じますね。 大がかりな物理トリックは健在ですが、そのトリックに意味はあるのか? それじゃなくて他のでもいいのでは? と思ってしまった今作です。 あと、無意味な設定がいくつかありました。もしかしたら次回作への伏線かもですが。 前作である「クロック城」「瑠璃城」「アリスミラー城」の小ネタが出てくるので、是非それらを読んでから今作を読むことをオススメします。 まぁ、話自体は全て独立してますので、今作からでも読めますが^^ 城シリーズを未読の方は、とりあえずクロック城から読破してみてくだしあb | ||||
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「城」シリーズ第4弾。 前作「『アリスミラー城』殺人事件」以来、しばらく遠離ったいたので、随分久しぶりの北山作品。今作も、独特の雰囲気を持つ「城」において、クローズドな状況での事件ということで、これまでのシリーズと同じく、安心してその世界を楽しむことが出来る作品だと思う。 今作についての印象派というと、前作と比べて、クセが無いというか、非常に素直な作品だと思う。勿論、作者独自の作風というのは今作でも感じられるが、これまでは執拗ななまでに、その世界、雰囲気を構成する強烈な事件の印象が残っているが、今回はそこまで強く感じなかった。作者の方で加減したのか、もしくはこちらのこれまでに読んだ本で、ある程度免疫が出来ていたのかはわからないが、その意味で、これまでの作品では一番読み易い作品だった。 | ||||
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「城」シリーズ第4弾。 前作「『アリスミラー城』殺人事件」以来、しばらく遠離ったいたので、随分久しぶりの北山作品。今作も、独特の雰囲気を持つ「城」において、クローズドな状況での事件ということで、これまでのシリーズと同じく、安心してその世界を楽しむことが出来る作品だと思う。 今作についての印象派というと、前作と比べて、クセが無いというか、非常に素直な作品だと思う。勿論、作者独自の作風というのは今作でも感じられるが、これまでは執拗ななまでに、その世界、雰囲気を構成する強烈な事件の印象が残っているが、今回はそこまで強く感じなかった。作者の方で加減したのか、もしくはこちらのこれまでに読んだ本で、ある程度免疫が出来ていたのかはわからないが、その意味で、これまでの作品では一番読み易い作品だった。 | ||||
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『ギロチン城』という題名を裏切らない酸鼻な大仕掛け、そして、密室状況下で、 降霊術『スクウェア』を行っていた人間全員が殺され、被害者の首が順送り的に すげ替えられるという不可能犯罪を可能ならしめるギミックなど、「物理の北山」 の異名にふさわしい、スケールが大きく遊び心溢れるガジェットが目をひく本作。 しかし、本作の主眼はそういった物理トリックでは なく、前作同様、語り/騙りの詐術にこそあります。 本作の舞台となるギロチン城には、生体認証システムによる過剰なセキュリティが しかれています。作者は、そうした、人間をパーツとして把握するシステムを逆手に とった逆説的なトリックを本作に仕掛けているのです。 その驚くべきトリックは、周到な語り/騙りによって支えられているのですが、一方で それ自体が、かなりキワドい、アンフェアぎりぎりの叙述法であるのもたしかです。 「三人称の地の文では、虚偽の記述をしてはならない」という大原則が 遵守されているとはいえ、だからといって、叙述レベルを恣意的に操作 してもいいかどうかは意見の分かれるところでしょう(作者が設けた原則 に従う限りでは、本作の叙述に矛盾はないと思われます)。 ともあれ、個人的には、新趣向に果敢に挑戦する作者の姿勢は非常に好ましく 感じられ、今後もその調子で、どんどんチャレンジし続けていってほしいですね。 | ||||
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北山先生はアリスから確実にうまくなってる。 雰囲気もいいね | ||||
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北山先生はアリスから確実にうまくなってる。 雰囲気もいいね | ||||
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他のレビューで「乾いている」という表現があった。 それには「確かに……」と感じるところがある。 だが、氏の新作「少年検閲官」でこの問題は解決できていると思う。 今回も色々な予想をしながら読み進めていたが、案の定やられた! どうやったらこんなトリックが思いつくのだろうか! 楽しい時間を過ごさせていただきました。 でも、やっぱり私は「『アリス・ミラー城』殺人事件」の方が好きかもしれない。 是非一読を! | ||||
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あちらこちらで人間が描けてないと批判されまくっている北山さんですが、今作では開き直ったのでしょうか、キャラを徹底的に記号化している。もちろん、今作のテーマにもなっているんでしょうけど、人間=人形みたいなノリでかいている。名前はもっとすごい。一さん、ニさん、三さん、四さん、五さんと、そう龍伝も真っ青の名づけっぷりです。 さらに、あいかわらずこんなんわかるわけないだろうという馬鹿ばかしいほど壮大な物理トリック。アリスミラーには及ばない感じでしたが、今作も面白かった。 | ||||
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”物理の”と冠される北山ミステリであるが、各作品の見所はといえば、物理トリック以外にも常にミステリ界において前例の無いものを提示している点です。首切りの理由、が各作品における主たる謎ですが、4作目において、今度はいかなる答えを示しているのでしょうか?ミステリ界においては独特の存在感を示している様に感じます。願わくはミステリ以外のモノも書いてもらいたい、そんな作家の一人です。 | ||||
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「物理」の北山が送る、「城」シリーズの4作目。非現実で到底ありえるとは思えない世界観に大胆で現実的な物理トリックを持ち込むという捩れた構図はこれまでの3作と同じ。そして、とにかく現実味がないと言う点もこれまでと同じ。到底現実世界では建築学的においても作ることすら出来ないとしか思えない館に、無茶とも思えるほどに大胆な物理トリック。そして人間の徹底的な記号化。まさに、トリックの何をやっても構わないという姿勢の現れである。作者の言う「同心円状に広がる世界の中心にトリックがあるというだけ」とはまさにこのことであり、この作風はほかにはない。 | ||||
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著者の「城シリーズ」の特徴として、文章が乾いており、キャラクターがまるで人形のように思えるということがある。このシリーズの場合、人間性や物語性よりも、「いかに犯罪が行われたか」というトリックの解明が中心となっているため、このことは大きな欠点ではないというものの物足りない感もあった。しかし、今回の「ギロチン城」の場合、その欠点が逆に大きな長所となっている。もしも作品の舞台が、現実的な、たとえば横浜の山下公園だなどと言われたら、あまりにも作り物めいた登場人物たちに辟易させられただろう。しかし、非現実的な舞台では、いかにも作り物めいた人形のような登場人物たちがぴったりとあっている。その意味では、舞台をギロチン城に設定した時点でこの作品は成功を約束されたと言っていい。また、相変わらずのトリックが中心の作品だが、肝心の物語も以前までに比べると格段にアップしているように思える。「アリスミラー城」の時は、読んだ後、あまりのばかばかしさに本を放り出したくなったが、今回は、物語としてもそれなりのものになっている。残念だったのは、探偵が今ひとつだったこと。現状では、ただ横柄なだけの美形探偵である。できれば、そろそろ魅力的なシリーズ探偵に登場してもらいたいものである。それこそ、日本のフェル博士のような人物に。現在、日本の本格界でカーにもっとも近い場所にいるのは、間違いなくこの作者だろう。 | ||||
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著者の「城シリーズ」の特徴として、文章が乾いており、キャラクターがまるで人形のように思えるということがある。 このシリーズの場合、人間性や物語性よりも、「いかに犯罪が行われたか」というトリックの解明が中心となっているため、このことは大きな欠点ではないというものの物足りない感もあった。 しかし、今回の「ギロチン城」の場合、その欠点が逆に大きな長所となっている。 もしも作品の舞台が、現実的な、たとえば横浜の山下公園だなどと言われたら、あまりにも作り物めいた登場人物たちに辟易させられただろう。 しかし、非現実的な舞台では、いかにも作り物めいた人形のような登場人物たちがぴったりとあっている。その意味では、舞台をギロチン城に設定した時点でこの作品は成功を約束されたと言っていい。 また、相変わらずのトリックが中心の作品だが、肝心の物語も以前までに比べると格段にアップしているように思える。「アリスミラー城」の時は、読んだ後、あまりのばかばかしさに本を放り出したくなったが、今回は、物語としてもそれなりのものになっている。 残念だったのは、探偵が今ひとつだったこと。 現状では、ただ横柄なだけの美形探偵である。 できれば、そろそろ魅力的なシリーズ探偵に登場してもらいたいものである。それこそ、日本のフェル博士のような人物に。 現在、日本の本格界でカーにもっとも近い場所にいるのは、間違いなくこの作者だろう。 | ||||
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北山猛邦さんの本は初めて読みました。強引に事件に関わり、強引に終わらせているような・・・。城シリーズということなので、第1弾から読めば雰囲気がつかめて楽しめるのかもしれません。 | ||||
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