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『ギロチン城』殺人事件



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『ギロチン城』殺人事件の評価: 3.60/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

面白かった・・と思います。

主人公とその相棒?の探偵ナコについての説明があまりに少なくて、もう少し身元をはっきりして欲しい?というか、謎なら謎で良いのですが、そこまでの謎というわけでもなさそうで。最初に出てくる有名なスクエアの話とか、首狩り人形の話も結構恐くて、最後の方まで結構楽しく読めました。ただ私の感想としては、最後が犯人が分かってもあんまりすっきりせず、動機もいまいちすっきりせず、ラストを考えると、トリックをそんなに凝る必要があったのかな?と。でも読む方によってそれぞれ感じ方も違うし、私ももっと細かく真剣に読んでたらまた違うのかなと思ったりしました。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)より
4061824163
No.3:
(3pt)

現代的な不可能犯罪

2005年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。  今回も館にまつわる密室/不可能犯罪なのだが、非常に現代的な密室状況が思いもかけないトリックとからみあっており、衝撃的な結末であった。  ギロチンというギミックも存分に活かされていて満足した。  1、2、3、4、5と機械的にふられた登場人物名なのだが、みなきちんと印象に残るのが不思議。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)より
4061824163
No.2:
(3pt)

密室の白眉

著者の「城シリーズ」の特徴として、文章が乾いており、キャラクターがまるで人形のように思えるということがある。このシリーズの場合、人間性や物語性よりも、「いかに犯罪が行われたか」というトリックの解明が中心となっているため、このことは大きな欠点ではないというものの物足りない感もあった。しかし、今回の「ギロチン城」の場合、その欠点が逆に大きな長所となっている。もしも作品の舞台が、現実的な、たとえば横浜の山下公園だなどと言われたら、あまりにも作り物めいた登場人物たちに辟易させられただろう。しかし、非現実的な舞台では、いかにも作り物めいた人形のような登場人物たちがぴったりとあっている。その意味では、舞台をギロチン城に設定した時点でこの作品は成功を約束されたと言っていい。また、相変わらずのトリックが中心の作品だが、肝心の物語も以前までに比べると格段にアップしているように思える。「アリスミラー城」の時は、読んだ後、あまりのばかばかしさに本を放り出したくなったが、今回は、物語としてもそれなりのものになっている。残念だったのは、探偵が今ひとつだったこと。現状では、ただ横柄なだけの美形探偵である。できれば、そろそろ魅力的なシリーズ探偵に登場してもらいたいものである。それこそ、日本のフェル博士のような人物に。現在、日本の本格界でカーにもっとも近い場所にいるのは、間違いなくこの作者だろう。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)より
4061824163
No.1:
(3pt)

密室の白眉

著者の「城シリーズ」の特徴として、文章が乾いており、キャラクターがまるで人形のように思えるということがある。
このシリーズの場合、人間性や物語性よりも、「いかに犯罪が行われたか」というトリックの解明が中心となっているため、このことは大きな欠点ではないというものの物足りない感もあった。
しかし、今回の「ギロチン城」の場合、その欠点が逆に大きな長所となっている。
もしも作品の舞台が、現実的な、たとえば横浜の山下公園だなどと言われたら、あまりにも作り物めいた登場人物たちに辟易させられただろう。
しかし、非現実的な舞台では、いかにも作り物めいた人形のような登場人物たちがぴったりとあっている。その意味では、舞台をギロチン城に設定した時点でこの作品は成功を約束されたと言っていい。
また、相変わらずのトリックが中心の作品だが、肝心の物語も以前までに比べると格段にアップしているように思える。「アリスミラー城」の時は、読んだ後、あまりのばかばかしさに本を放り出したくなったが、今回は、物語としてもそれなりのものになっている。
残念だったのは、探偵が今ひとつだったこと。
現状では、ただ横柄なだけの美形探偵である。
できれば、そろそろ魅力的なシリーズ探偵に登場してもらいたいものである。それこそ、日本のフェル博士のような人物に。
現在、日本の本格界でカーにもっとも近い場所にいるのは、間違いなくこの作者だろう。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:『ギロチン城』殺人事件 (講談社ノベルス)より
4061824163

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