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七月七日



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【この小説が収録されている参考書籍】
七月七日
七月七日 (集英社文庫)

七月七日の評価: 4.58/5点 レビュー 12件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

これが最初の古処読書だったら、他の作品に出会えなかったかも

このところ古処誠二の作品をいくつか読んだ。特に「接近」にはほとほと感心した、感動した。それらに比べると、ここでは話が作り物っぽい。語り手はともかく、登場人物の視点がすでにして戦後の視点である。また、捕虜と一緒に日本兵に化けるエピソードも、かなり無理があるような気がする。むろん小説はどんな無理も通すのかもしれないが、リアリティに欠けるような気がする。そのせいか、エンターテイメント的な面が強くなってしまったのではないだろうか。台詞回しなどもちょっとハードボイルド風で、このテーマではそれは相応しくないように思う。ほかにも、育ちの良い少尉が謝って民間人を殺したときの狼狽は、自分の部下が一人戦死しているのだから、ちょっと無理がないだろうか?
それと、この作者はひょっとして文体を毎回変えているのか?「敵影」にあった箴言風の文言がここにはほとんど見あたらない。文章のリズムは同じだが、なにかジャンルが違うような気がするほど。
しかし、あちこちに見られるセンスの良さに、もうしばらくこの作者の作品を読み続けてみたい。★は 3.5 というところ。
七月七日 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:七月七日 (集英社文庫)より
4087463087
No.1:
(3pt)

戦記ものとは違う

最後までさくさくと読みすすむことができました。
日系アメリカ人が語学兵として戦場へ。そこで、日本兵・民間人に投降を呼びかけるが・・・。
日本兵を射殺したり、日本軍の軍服を着て日本軍に紛れ込んり・・・。
私は戦記ものがすきなので、その感覚で読み進みました。他のレビューで泣けるという話がありますが、まったく泣けませんでした。
日系アメリカ兵といえば、山崎豊子の「二つの祖国」ですが、これと比べるのは少しかわいそうな気もします。ま、ジャンルも違いますが。
七月七日Amazon書評・レビュー:七月七日より
4087747158

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