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切り裂きジャック・百年の孤独



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切り裂きジャック・百年の孤独の評価: 3.96/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(5pt)

クリーン・ミステリという名のミタライ

1988年の作。百年を経てロンドンとベルリンを往来するストーリーにかの有名なガブリエル・ガルシア・マルケスの1982年ノーベル賞受賞作『百年の孤独』をかけた題名の妙にまず感心。ということは、あの『眩暈』はその1年前の1981年オーストリアのノーベル賞作家エリアス・カネッティの受賞作『眩暈』からきているのかな、と思ったりした。本作はミタライ・シリーズではないが、まるでミタライの外人版みたいな主人公が途中から登場してきて、一挙に100年を経た2つの切り裂きジャックの謎を鮮やかに解いて見せる。まさに切り口はミタライそのもの。彼の名をクリーン・ミステリというが、名前まで『キヨシ』であったりして面白い(●^o^●)。島田氏の作品は随所にこういったファン心理をくすぐる工夫が施されていて感心してしまう。ミタライ・シリーズではないけれどミタライ・ファンはみんな唸ってしまうほどの出来栄え。ミタライ・シリーズを読破している諸兄も『これって傑作じゃない。』って読後言うことだろう。(●^o^●)
切リ裂きジャック・百年の孤独 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:切リ裂きジャック・百年の孤独 (集英社文庫)より
4087497372
No.2:
(4pt)

読みやすかった

1988年のベルリンでおこる殺人事件は、1888年のロンドンでおこった切り裂きジャックの事件とそっくりだった・・・まず切り裂きジャックの事件をよく知らなかったのですが、これを読んで切り裂きジャックの本を読みたくなりましたこんな事件が本当におこったなんて、しかも解決されていないなんて!事件そのものも興味ありますが、当時のロンドンの様子も大変興味あります。貧民街、霧、ガス灯、真っ暗闇の裏小路、馬車、そして娼婦・・・今から100年ほどしかたっていない、そう昔ではない時代の、現代に近い部分と、現代とは全然違う部分がまざった独特の雰囲気・・・そういうのっておもしろいなあと思いました。で、この本なのですが、一気に読ませてくれました。とてもわかりやすく、解明された謎も意外性があり大変おもしろかったただ、ところどころこんな場面意味ナインじゃないってところもありました。100年前の事件に関してはいいんです。でも、現代の事件は・・・ちょっとそんな偶然、無理矢理すぎじゃない?って感じです。クリーン・ミステリなる人物のイタズラもいきすぎてて冷めちゃうし、最後の「説明がつかない不可解な行動」も、冷めちゃいます。すごくおもしろかっただけに、そういう余計な演出がちょっと残念でした
切リ裂きジャック・百年の孤独 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:切リ裂きジャック・百年の孤独 (集英社文庫)より
4087497372
No.1:
(5pt)

こんな「切り裂きジャック」はどうですか?

切り裂きジャックを扱ったミステリーはいくつか読んだ事がありますが、その中でも衝撃度は一番でした。あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので多くは書けませんが、世紀の未解決事件・切り裂きジャック事件に、ある一つの解決がなされています。目からウロコというか、島田荘司という作家の発想力に感心してしまいました。 御手洗潔シリーズがお好きな方も読んでみて損はないと思いますよ。…いや、むしろぜひ読んだ方がいいですよ、かな?(笑)
切リ裂きジャック・百年の孤独 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:切リ裂きジャック・百年の孤独 (集英社文庫)より
4087497372

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