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切り裂きジャック・百年の孤独
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切り裂きジャック・百年の孤独の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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| 1888年に起きた、かの有名な猟奇的連続殺人事件、切り裂きジャック事件をモチーフにした作品。 切り裂きジャックの正体をオリジナルの視点で解き明かす一方、1988年にドイツでこれに類似した事件が起きるという設定。 まず、1888年という時代の霧のたちこめたロンドンという舞台がとても魅力的。 リアルでありながら幻想的で妖しげな雰囲気を文体から感じることができ、わくわくして読んだ。 貧困層の生活を克明に描き出しているのだが、読むものにその生活の悲惨さ、すえたような匂いが漂ってくるようだった。 二つの時代の、娼婦という同じ職業に焦点をあてて、底辺に生きる者の時代を超えた共通項に、何とも言えない気持ちにさせられる。 ストーリーは、1888年の事件への解決にやや強引な部分を感じた。 特に切り裂きジャックの残したチョークで書かれたある落書きに対する解釈は、ちょっとご都合主義的ではないかと思う。 動機や、犯人の狂気についてもっとページをさいてじっくり掘り下げてほしかった。 島田さんの描く狂気といえば、個人的には「アトポス」で描かれる女吸血鬼の印象が強烈だが、 あのくらい狂気に陥るまでの描写を丁寧にされていれば、もっと説得力があったろうと思う。 しかし、事件を解決する謎の人物とやらが、我らが名探偵の変装であると思わせる部分など、 シャーロックホームズを彷彿とさせて作者の遊び心を感じる。 本格ミステリというよりも、霧のロンドン、妖しげな猟期殺人、謎の老人という設定、 ホームズや怪盗ルパンをドキドキしながら読んでいたころを思い出させるような、物語的な世界観を存分に楽しめる一冊だと思う。 が、もちろん扱っているのは血にまみれた殺人事件な訳で、決して子どもにおすすめできるミステリではないのだが。 | ||||
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| 昔、何年前だったか忘れたが、この作品を読みました。 理由は「ジャック・ザ・リッパー」に興味があったから。 犯罪史上でも有名な理由が不明な大量連続殺人。 読後、呆然としてしまった。そうか・・・そういう解釈もありか?! さすが島田先生。多分世界でも初めての解釈だろう。 もちろん、これは小説の世界だが、実際に世界中に「切り裂きジャック」を 研究している人間は沢山いる。リッパロロジストというらしいが。 日本の第一人者は仁賀克雄氏。仁賀氏の「ロンドンの恐怖」という作品に、 島田先生が解説を書かれており、この本がもとになって、 この「切り裂きジャック・百年の孤独」が書かれたと書いてあった。 ちなみに最後の犠牲者メアリー・ケリーの写真が残っている。 これは正直見られない方が良いと思うくらい、残虐な殺害の仕方である。 しばらく食欲がなくなった。しかし、その殺人の仕方からこの本の斬新な 解釈が見えるとも思える。 とにかく面白い! | ||||
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| 1988年の作。百年を経てロンドンとベルリンを往来するストーリーにかの有名なガブリエル・ガルシア・マルケスの1982年ノーベル賞受賞作『百年の孤独』をかけた題名の妙にまず感心。ということは、あの『眩暈』はその1年前の1981年オーストリアのノーベル賞作家エリアス・カネッティの受賞作『眩暈』からきているのかな、と思ったりした。本作はミタライ・シリーズではないが、まるでミタライの外人版みたいな主人公が途中から登場してきて、一挙に100年を経た2つの切り裂きジャックの謎を鮮やかに解いて見せる。まさに切り口はミタライそのもの。彼の名をクリーン・ミステリというが、名前まで『キヨシ』であったりして面白い(●^o^●)。島田氏の作品は随所にこういったファン心理をくすぐる工夫が施されていて感心してしまう。ミタライ・シリーズではないけれどミタライ・ファンはみんな唸ってしまうほどの出来栄え。ミタライ・シリーズを読破している諸兄も『これって傑作じゃない。』って読後言うことだろう。(●^o^●) | ||||
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| 1988年のベルリンでおこる殺人事件は、1888年のロンドンでおこった切り裂きジャックの事件とそっくりだった・・・まず切り裂きジャックの事件をよく知らなかったのですが、これを読んで切り裂きジャックの本を読みたくなりましたこんな事件が本当におこったなんて、しかも解決されていないなんて!事件そのものも興味ありますが、当時のロンドンの様子も大変興味あります。貧民街、霧、ガス灯、真っ暗闇の裏小路、馬車、そして娼婦・・・今から100年ほどしかたっていない、そう昔ではない時代の、現代に近い部分と、現代とは全然違う部分がまざった独特の雰囲気・・・そういうのっておもしろいなあと思いました。で、この本なのですが、一気に読ませてくれました。とてもわかりやすく、解明された謎も意外性があり大変おもしろかったただ、ところどころこんな場面意味ナインじゃないってところもありました。100年前の事件に関してはいいんです。でも、現代の事件は・・・ちょっとそんな偶然、無理矢理すぎじゃない?って感じです。クリーン・ミステリなる人物のイタズラもいきすぎてて冷めちゃうし、最後の「説明がつかない不可解な行動」も、冷めちゃいます。すごくおもしろかっただけに、そういう余計な演出がちょっと残念でした | ||||
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| 切り裂きジャックを扱ったミステリーはいくつか読んだ事がありますが、その中でも衝撃度は一番でした。あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので多くは書けませんが、世紀の未解決事件・切り裂きジャック事件に、ある一つの解決がなされています。目からウロコというか、島田荘司という作家の発想力に感心してしまいました。 御手洗潔シリーズがお好きな方も読んでみて損はないと思いますよ。…いや、むしろぜひ読んだ方がいいですよ、かな?(笑) | ||||
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