イン・ザ・メガチャーチ

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イン・ザ・メガチャーチの評価:

3.90/5点 レビュー 304件。 B ランク

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平均点3.90pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全304件 1〜20 1/16ページ
No.304
(5pt)

苦しい

今日の昼過ぎに受け取り、22時読み終えました。物凄く具合が悪いです。最悪の読後感です。朝井リョウだから覚悟はしていたし、嫌な予感は端々から感じていました。でも、ここまで私に向かって刃を向けられて、銃口を突きつけられて、それでもお前は推し活とやらをするのかよと問われるとは思わなくて思わず逃げ出す1時間がありました。涙が止まりません。でもこの涙が何から来るものか分かりません。私は推しのことが心から好きで、尊敬できる存在であると信じています。それが悪いこととも思いません。でも、それって自分のあり方、人生、その中の選択を委ねることだったのだろうか。あの日感じた喜びや幸せは、何だったのだろうか。この人を応援しなかったら出会わなかった人、土地、空気。それらはたしかに素晴らしいものだったはずで、しかし違和感と不気味さと、「やってられるかよ」を常にどこかに持ち続けていた私には耐えきれず、読め、お前が読め、お前も読んで苦しめ、とオタク友達に言って回ることしかできません。その構図にも「やられた」「悔しい」「朝井リョウ許すまじ」が渦巻きます。助けて欲しいのに、その助けってもう誰からも与えられないのです。たとえ今、この苦しみを「救済しますよ」と推しがキラキラと輝きながら手を差し伸べてきても、その手を握ることができません。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.303
(1pt)

破損して配達されました。

開封したら帯がビリビリに破れていました。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.302
(4pt)

ありがとう。最高!

ありがとう。最高!
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.301
(3pt)

消化不良

面白い!登場人物の行動心理が描かれており、どんどんエスカレートしてしまう行動に感情移入してしまう。
ただ、私個人としては、登場人物が最後どうなるかが、描かれておらず、消化不良。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.300
(5pt)

私たちが置かれた状況と危うさを明らかにしている

これは凄い。濃密で、実に面白い。

小説ってどうせ架空の話でしょってどこかで舐めていたことを、後悔させられた。むしろ小説は、新書だとかノンフィクション以上に、事実を生々しく伝える手段ですらある。なぜなら、想像し言葉にすることによって、情景や心情などの微細なところまでを精緻に描けるのが、小説だから。そう気づかされる。

推し活の実態、それを通して、推し活だけではない、もっと普遍的に広がっている、私たちのいま置かれている状況とその危うさを、まざまざと浮かび上がらせている。

ここまで人の世を繊細に描ける朝井リョウ氏は、現代の漱石とも言うべき存在なのかもしれない。
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4296121049
No.299
(4pt)

「視野の広狭」がもたらす自己効力感と、人生100年時代の取捨選択

普段、推し活という文化に全く接点がない私にとって、ファンダムの具体的なルールや熱量、独自のシステムが視覚的に浮かぶほど緻密に描かれるパートは、未知の異世界を覗き見るような純粋な知的好奇心を満たしてくれ、エンターテインメントとして非常に面白く読み進めることができた。
しかし、そのドキュメンタリー的な面白さの背景にある登場人物たちの心理描写は、普段は全く違う世界にいるはずの自分自身にも、部分部分で「わかるかも」「そうかもしれないな」と共感できるような多様性、あるいは普遍性があるように思う。
本書では、対極にあるような人間たちの葛藤が鮮やかに並列されている。 大学生活の人間関係に疲れ、視野狭窄なアイドルの世界に自己効力感を見出す女の子。日々かつかつな暮らしの中で、宗教的熱狂へ身を投じ社会の規範から解脱する派遣の女性。彼女たちは、視野を広げて世界を見れば見るほど自分の無力感が増す現代において、あえて「視野を狭める」ことで、自分の時間とお金がダイレクトに意味を持つ聖域(信仰)を手に入れている。マーケターの男が語る「信じられるものに自分を消費させてあげる」という言葉は、歪みつつも、確かに彼女たちにとっての救済として機能している。
一方で、同年代であることもあり、印象に残るのは、50歳を目前に、家族や友人から離れて孤独に苛まれる男の姿である。 「これまでやってきたことではなく、これまでやってこなかったこと」への彼の後悔は、「人生における時間というリソースを注ぐ取捨選択、優先順位付けが間違っていたのではないか」という、これまでの生き方への揺らぎである。かつては会社や仕事という狭い世界にのめり込み、確かな手触り感と影響力を得ていたはずの彼が、人生の折り返し地点でふと視野が広がってしまったとき、かつて切り捨ててきた「人間関係の希薄さ」という冷酷な現実に直面する。
かつては、会社という組織が定年まで個人の居場所を丸抱えしてくれる「擬似共同体」として機能していた。しかし、そのシステムが崩壊した現代においては、50歳目前という早い段階で「会社の共同体機能の賞味期限」が切れてしまう。そして、孤独が前倒しでやってくる。 さらに「人生100年時代」となり、第一線を退いた後の余白の時間は大きく伸びた。このあまりに長い後半戦を、会社や役職という肩書なしで生きなければならない。その時に、自分を受け止めてくれる家族や、利害関係なく繋がれる友人という関係性が手元に何も残っていないとしたら、その後の人生はどういうものになるのだろうか?
どんな価値観にも、「裏から見れば」などと視点を変えることでケチがつけられる不確実な世界である。だからこそ本作の底流にある「醒(さ)めつつ、淫(いん)する」という、社会や所属団体(ひょっとしたら、家族に対しても)意識の持ち方が極めて重要になってくるように思う。
作中、宗教的な集まりにのめり込んでいた派遣の女性が、渋谷の街頭演説の最中に突然「醒めて」しまう描写がある。しかし、冷徹に醒めて社会の虚無を見つめるだけでは、どこにも帰属できず孤独から抜け出せない。とはいえ、かつての会社人間のおじさんのように、一つの世界に視野狭窄になって「淫する」ばかりでは、人生における他の大切な優先順位を上げることができず、後悔を抱えることになる。
自分が信じるものや役割にどっぷりと「淫して」日々の自己効力感や生き甲斐を得ながらも、同時に、もう一人の自分が上空から人生全体を客観的に見下ろすように「醒めて」いなければならない(このあたりは世阿弥の『風姿花伝』にある「離見の見」に近い感覚と思う)。「醒める」視点があるからこそ、24時間という限られたリソースの取捨選択を誤らず、「大切にすべき関係性」に時間を配分することができるのだ。
とはいえ、『限りある時間の使い方』でオリバー・バーグマンが書いているように「どうせ全部はできない」。何かに時間を使うと決めたとき、その他のあらゆる可能性を犠牲にしていることは忘れてはならない。
本書は、ファンダムという現代的な熱狂のディテールを面白く読ませながらも、その奥底で「私たちはこれから、いかにして『醒めつつ、淫する』バランスを保ち、限られた時間を何に分配して人生の根を張っていくべきなのか」という、全世代に共通するメッセージがあり、それ故に売れたのではないかと思った。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.298
(5pt)

おすすめです!ぜひ一読を!

序盤はさほど展開はなかったので、読み進むペースが遅かったが
中盤から終盤にかけては非常に読み応えのある作品でした。
非常に良い作品でした。おすすめです。
「視野を広く」or「視野を狭く」のせめぎ合いのような内容?に感じました。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.297
(1pt)

雨で濡れて届きました

大雨の中、封筒に梱包無しでポストに投函されたため本体が濡れてしまいました。いくら安くてもAmazonで本は買わない方がいいです。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.296
(5pt)

誰かといえばすみちゃん寄り

視野狭窄と俯瞰を極めた人達から見える景色を垣間見た。
救いがない話は後味が悪いことが多いけれど、最後はもはや滑稽で面白かった。
初めて朝井リョウさんの作品を読んでみて、その人が乗り移ったみたいな感情描写の書き分けに圧倒された。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.295
(2pt)

どこが面白いのか分からない

本屋大賞なのでハズレはないと思って買ったけど私には合わなかった
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.294
(3pt)

期待外れのモヤモヤ感

0代女性社会人です。
推し活、陰謀論、MBTI、ストーカー気質について細かく描写されていました。
20代、30代女性は読んでてよく理解できると思います。
身近な言葉や題材が出てくる度ワクワクし、これらのトピックがどう交錯し、どう料理されるのかを楽しみに読み進められた感じでしたが、終盤期待が外れそうだな、、と思うとなかなか本を手に取らなくなってしまいました。
ただ3人の別々の物語を見せられただけで、一番最後に接点を無理やり持たせた感じ。
私自身、KPOPアイドルのサバ番が好きだし、澄香と同じMBTIだし、陰謀論も好きで、ストーカー被害の経験もある。いろんな角度から少しずつ共感はできましたが、多くの人たちと同じように3人の誰にもならないようにブレーキを持っています。すると結局は寂しさや孤独感を抱えながら、仕事をこなしながら、何かに夢中になりたいとモヤモヤしながら生きている。
ただそれを意地悪に見せつけられたような後味です。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.293
(4pt)

ぜひ読んでください

本当の推し活者にとっては恐怖かも。
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4296121049
No.292
(5pt)

没頭

陰謀論者がかわいそうでした
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4296121049
No.291
(5pt)

メガチャーチのストーリーが、推し活作りに用いられている!

最初は、登場人物がバラバラで、読む集中力に欠けたが、途中からだんだんと繋がっていく様子がとてもワクワクして面白くなっていった。推し活が、どのようにして作られていくのか、推し活側と、仕掛ける側のやりとりが面白い。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.290
(3pt)

社会現象解説

説明たっぷりのステレオタイプの登場人物とともに
「はい、社会問題やりますよー」
と全力で振りかぶってきて、その後淡々と読み手の想像どおりに状況が悪化し、最終的に寂しい結末にたどり着く話。

社会現象の解説本として楽しめたが、物語そのものは「マンガで読む○○」みたいな解説のための芝居に感じてしまった。
破滅(と言っても大したことないが)に向かっていく勢いとか、最後のちょっとした仕掛け(ネーミングがここできいてくる)は面白いなと思った。

日々メディアが「推し活」を肯定的に吹聴している中で、正面からこういう問題を描けて、かつ本屋大賞に選ばれるというのは良いことだと思う。
ただ、直接的でないにせよ著者の思想とかカウンターが示されないのは物足りないかも。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.289
(4pt)

客観性

情報に溢れ、かつ理想が問われる時代。時には視野狭窄になることで救われるのは納得です。推し活もいいと思うよ。あそこまでハマることあるのかな?仮想枠を少し拡げたんじゃないですかね。
何が真理か、結論の出ない世の中になってしまいました。綺麗に終わらせることは出来ないテーマだったかもしれません。リョウさんは客観性と視野狭窄の両刀遣い?勇気を持ってよく切り込んでいると思います。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.288
(5pt)

自分を振り返ることができます

評判通りおもしろかったです。後半に向かうにつれて展開がスピードアップて、ページをめくる手が止まりませんでした。読後しばらく現実との境目が分からなくなり、自分と国に危機感を憶えました。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.287
(5pt)

「人間のバグ」発見。

現代社会が抱える構造的な問題と、人間の本質について深く考えさせられる一冊でした。
本作を読み解く個人的な鍵は、「視野の広さと狭さ」にあると感じました。現代はITやSNSの進化により、無限の選択肢と情報(=広い視野)を簡単に得られるようになりました。しかし、それは本来の人間が持つ処理能力の限界を超えており、結果として精神のオーバーヒートや生きづらさを引き起こしています。
人類が古来の歴史のなかでDNAレベルで求めてきたのは、身近なコミュニティと相互依存関係を築く「狭く、安心できる世界」です。
巨大なメガチャーチは、まさにこの「本来の人間が求める居心地の良い共同体」を人工的に提供する、極めて強力なシステムとして機能しています。孤独や情報過多に疲弊した現代人にとって本能を満たす場所である反面、これが政治やマーケティングに悪用されれば、個人の思考を奪う危険な装置にもなり得ます。
しかし見方を変えれば、この高度に設計された「コミュニティ構築の仕組み」自体は使いようによります。
情報社会のあり方に疑問を感じている方や、物事の仕組みを根本から考え直したい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.286
(5pt)

結論の出ない終わり方

とても残念な人々が搾取される物語。なので決して気持ちの良い作品では無いが、現実世界もそんな感じなので妙にリアリティーがある。
村上春樹作”世界の終わりとハードボイルドワンダーランド”的に2つの異なる世界(グループ)が錯綜するが、両グループで同じBloom Myselfという言葉がつかわれている。これは錯綜を暗示する意図があるのかもしれないが、一緒にする必要が無かったのではと思われる。というか2つの異なる世界を描いて、最後もっと深く錯綜させて欲しかった。最後の方になったらもしかそうなのではと思っていたが、”この先を知りたい”と思うところで終わってしまう。その意味でも”世界の終わり~”と同様。作者にはぜひ続編の執筆をお願いしたい。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049
No.285
(4pt)

現在の残酷

私の中に最も強く残ったのは「残酷さ」だった。

人生は順調に進んでいるように見えても、ある日突然、予想もしない落とし穴にはまることがある。そして、その穴は自分の力だけでは這い上がれないほど深く、壁のように乗り越えることすらできない。壁なら努力して越えられるかもしれないが、穴は落ちてしまった時点でどうにもならないことがある。この作品を読んでいると、そんな現実の厳しさや、自分自身が過去に経験した苦しい出来事を思い出した。

読み始めた当初は正直なところあまり面白さを感じなかった。音楽やアイドルの推し活、そして信者たちの世界は私にとって馴染みがなく、理解しづらかったからだ。しかし、作者はそれぞれの世界を丁寧に描写しており、「なるほど、こういう価値観や熱量があるのか」と少しずつ理解できるようになる。その頃から物語の中にある三つのストーリーラインが交わり始め、一気に面白くなった。私は自然と物語に引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなった。

読み進めるうちに、三つのラインが最後には結びつき、どこか救いのある結末を迎えるのではないかと思っていた。しかし実際には、一つまた一つと希望が失われていき、それぞれのラインがバッドエンドへと向かっていく。そして読み終えたときには、まるで胃もたれのような重く苦い後味だけが残った。

それでも、この作品が高く評価され、本屋大賞を受賞した理由はよく分かる。人間の弱さや救われなさをここまで鮮烈に描き切った作品はなかなかない。決して読後感の良い小説ではないが、強く印象に残る作品だった。買ったことを後悔することはない。しかし、自分の子どもに勧めたいかと聞かれると、今のところは勧めたくない。あまりにも現実の残酷さが胸に残る。
イン・ザ・メガチャーチ Amazon書評・レビュー: イン・ザ・メガチャーチより
4296121049