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イン・ザ・メガチャーチ
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イン・ザ・メガチャーチの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 1~20 1/10ページ
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| 「推し活」をテーマしつつ、作者自身の視点を巧みに織り交ぜ、現代の側面を切り取った作品として評価したい。〝推し〟という言葉がいつ頃からポピュラーになったかは定かではないが、熱狂的ファンはプロ野球、相撲から、Jリーグ、アイドル系まで従来もあった。しかし、ネット時代が到来し、情報共有の容易さから方向性を同じくするコミュニティーがネット空間に形成されると、一気に〝推し活〟に発展し、集中的な消費活動を煽り、煽られるようになった。これが健全な行動かは別にして、対象を愛でることによる幸福感と対象自体の幸福を願うことによる相乗効果が発揮され、コミュニティー内の緊密性が増すとともに狭い世界で完結するようになった。いわば、宗教と似た側面を持っていることから本書のタイトルIn the Mega-churchにも採用されたのであろう。本書では、供給側として物語を用意し、感情に訴え狭い世界での消費を勧誘する戦略に関する話と平行し、現代人の孤独や関係性にも鋭く切り込んでいるように思う。一点、作者の年代のせいか、ジェンダーに対する理解については男女平等という社会性をベースにしているが、当然個人差はあるものの、生物学的な部分に起因する男女差はあるだろう。一般に女性は他者への共感性が高い反面、空間認識の脆弱さゆえに、一から十まですべての情報を盛り込んだ会話量になりがちであることを指摘したい。そして本書のテーマは、結局のところ、「幸せとは何か」に対する多面的考察であると感じられた。 | ||||
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| イン・ザ・メガチャーチは、とにかくリアリティのある作品だった。 物語は、「推し活を仕掛ける側」「推し活にハマる側」「かつてハマっていた側」という、異なる立場の視点から描かれていく。ただの“ファン”ではなく、「推し」という存在に対する極めて能動的な感情がテーマになっている点が印象的だった。 特に、推し活にのめり込んでいく大学生の娘の描写が生々しい。彼女は周囲に影響されやすい自分を変えたいと思いながらも、父親に嘘をついてまで推し活の費用を工面してしまう。一方、その父親は娘の実態を知らないまま、推し活を“仕掛ける側”として関わっていく。居場所のなかった人間が、アイドルやコミュニティに救いを見出し、やがて依存し、転落していく流れが非常にリアルだった。 この作品は、推し活そのものというより、「現代に広がる孤独」を描いているように感じた。 誰かを応援したい。 誰かと繋がりたい。 感情を共有したい。 人間は社会的な生き物だからこそ、そうした欲求を誰もが持っている。だから読者の多くが「これは自分のことを書かれている」と感じるのだと思う。 また、この作品は「幸せとは何か」についても考えさせられる。 人のために生きることや、誰かを応援すること自体は、本来とても素敵な行為だと思う。ただ、それが自分自身の経済的・精神的な余裕の上に成り立っていない場合、“応援”ではなく“依存”に変わってしまうのではないか、と感じた。 そして、依存は対象を失った瞬間に崩壊する。 推しがいなくなる。 コミュニティが壊れる。 承認されなくなる。 その瞬間、人は幸せから一気に遠ざかり、強い絶望を味わう。だからこそ、この作品は「依存の危うさ」を通して、自分自身の幸せの土台をどこに置くべきなのかを問いかけているように思えた。 | ||||
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| 読みやすくて、展開が早くて、ついつい読んでしまう。どうなるのか、なかなか見えないのも面白いですよ | ||||
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| 推しの構造を作る側、無自覚に推す側、その背景構造類推を怖いように直面させられた。 | ||||
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| 怖い... メガチャーチが怖い。 自分の作った物語に呑み込まれた、お父さんの久保田さん お金も感情も吸い上げられ蝕まれた、娘さんの澄香さん ここまでなら、大丈夫かぁで終わる。 それでもかぁ...と 「(ちゃみするさんが)振り返った」から 家族の地獄絵が浮かぶ。 メガチャーチ...この教会には信者がいても神父はいない。 | ||||
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| テーマも解析もストーリーの展開のさせ方も秀逸。日本語的におかしな言葉の使い方が何箇所かあるが著者の若さゆえの御愛嬌か。 | ||||
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| 信じることは、救いか、絶望か。 畳みかけられる他者のセリフと「視野狭窄」とされる登場人物の心情が交錯します。 読後感が重い、終わり方が好きでないという意見もみられますが、完結可能なテーマではなく、生きている限り3人の物語は続いていくと感じさせられました。現代社会が抱える価値観の多様化、本質の不在、誰しも陥ってしまう可能性のある危うさを突き付けられる文章、最高でした。 | ||||
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| キーワードである推し活、2026年半ばの今時分で、フジ三太郎の漫画にもされてそうです。もう一つのキーワードでもあるチャーチマーケティング、仕掛けが世間にひろまって警戒対象になっていきそう。 この二つにドライブされるこの物語は、まさに今この時期に読んでおかないと面白さが半減しちゃうんじゃないかな。 | ||||
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| いまこの時代に書かれたこの物語を、このタイミングで読むことができたことに感謝。 | ||||
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| うーん。中盤はすごいスピードで読み進んだし、結局時間を見つけては貪るように読み、半日で読み終わってしまった。なので力のある内容なんだとは思う。ただ、物語として面白かったかと言われると少し違って、終わり方も俺の好きなスタイルではない。 テーマとなっているのはいわゆるチャーチマーケティングであり、信徒と教義を作ると国見が唱えたあたりは痺れた。推し活、MBTI、貧困、陰謀論など、現代社会の様々な問題や、帯にもあるような今の空気を捉えた作品であることは間違いないと思う。ただ、刺激的で現代的な題材を扱っていることと、物語として面白いことは別で、そこはあまり繋がっていないように感じた。物語的な喜びとは?と読み終わった直後の今は思っている。 物語は収束してくれず、三人いる主人公たちは一瞬交錯するも、それぞれ現実社会に投げ出されて終わった。なので読後感は良くない。もちろん、主人公のひとりである中年男の久保田や大学生の澄香がそれぞれ新しい出来事や物事に出会っていくシーンには胸が弾む。でも破滅が予想できてるから100%は楽しめない。そのヒリヒリするような展開は良かったんだけどな。 ラストが美しくなかったし、もう終盤でこれちゃんと収束しないで終わるわな、って予想ができて悲しくなった。まず俺はこの3人の誰にもあまり感情移入ができなかったんだと思う。いや、どの登場人物にも自分を投影できなかった。一番スペックの近いのは久保田だけど、彼には友達がいないという。あまり共感できない。アイドルの道哉が言う、男性はお茶をしない、というのもあまり当てはまらない。いけ好かない澄香のクラスメートにもマーケターの国見にも誰にも感情移入ができず、そこが俺にとっては物語としての魅力に欠けたんだと思う。オタク活動はしてきたけど、ここまでのレベルの推し活をしたわけでもないしなあ。 作中にはいくつかのキーワードが出てきて、視野、孤独感、没入感、みたいなものがあった。特に視野を狭める、広めるという話は印象的だったが、それは時と場合によるんじゃないかな?とどうしても思ってしまった。アイドルグループのお題目がbloom myselfなのと、中年非正規女性の絢子がハマった団体がブルームマイセルフなのは単に皮肉なのか、象徴的なフレーズにしたいのか、それ以外の必然性やトリックがあるのかと思ったけど、そうじゃなさそうで肩すかしだった。 はっきり言えば、現代の空気を捉えているようで、俺の求める小説の面白さとは少し違った。俺はフィクションには、同時代の空気を捉えることだけではなく、物語としての喜びを求めているんだと思う。ただ、中には力強い部分もあって、だからこそ一気に読んでしまったんだと思う。フェアに見れば、現代社会の空気を捉えた力のある作品だとは思う。でも俺が小説に求めている物語的な美しさは、ここにはあまりなかった。 | ||||
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| 旅行に行く前の日に本屋大賞の発表‼️Amazonなら間に合いました。旅行の飛行機の中で楽しめました。 | ||||
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| オーディブル版で聴きました。 1.4倍の速度で寝る時間を挟み一気に拝聴しました。 それくらい冒頭の中年の描写が刺さりました。 真面目そうな登場人物が衝動的な行動を行う前後の描写に引き込まれました。 | ||||
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| 面白い最中です。 | ||||
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| フィクションなのか、わからなくなるくらいリアルな会話や登場人物の心情、なんとなくある現代の孤独や生きづらさが鮮明に言語化されていて、、、引き込まれて夢中で読みました。40代後半のお父さんの孤独とか。若者の苦しみとか。。以前からファンですが、朝井さんの作品のなかでもとりわけ解像度が高くてゾクゾクした。ずっと自分のなかにこの視点は残り、示唆をくれるであろう出会いになりました。こんな本を書いてくれたことに、感謝!! | ||||
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| 面白くてどんどん物語に引き込まれて最後までどうなるの?と一気読みできる本です。とても面白かったです。 | ||||
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| 誰かを推すという行為が育む、幸福感と危うい熱量が描かれる一方で、 アイドルを売り出す側の巧妙かつ容赦ない仕掛けにに冷徹ささえ感じる。 | ||||
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| 最初、登場人物全てに嫌悪感をいだいてしまった。 それにより中々読むペースが進まなかったり、内容がリアルな為、こちら側の精神状態もととのっていないと読めなかったりしたけれど、後半になるにつれてそれぞれの登場人物が交差し回収されていく様は圧巻で最後のシーンはそこで終わるかぁーというゾクゾクするラストだった。 私自身、推し活をした経験が何度もあり『このテーマは面白そう』と手に取った1冊でしたが、色々と考えさせられるきっかけとなりました。 | ||||
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| 澄香の学校生活が私自身と同じすぎてビビりました。え、見てた?みたいな。 これまで気軽に推しが欲しい〜とか言っていたのを揺らがせてくれました。 これまで日本で起こった様々なことがを勝手に思い出してしまったりしました。 フィクションなんだけど、本当に起こってそうな。 私は結末は読者に考えさせる系よりも、作者に描いて欲しいタイプなのでもどかしい気持ちで終わってしまいましたが、共感・納得度がとても高い作品でした。 | ||||
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| 人物の繊細な心の動きを丁寧に描きすぎていて、そこまで言語化しないで、とドキドキしながら読み終えた。 推し活と政治に共通する部分が面白かった。 | ||||
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| 推し活を主題にしているのは間違いないが、背景にあるのは同調圧力とコミュニティへの依存性だと思った。20代30代40代、と歳を重ねても一様に他者との絆を求める登場人物たち。同調圧力に抗ったり従属したりする、それぞれの対峙の仕方が見もの。 同時代性が高く、読み応えは十分。作中に知らない現代の用語やスラングが次々と出てきてスリリングだった。 | ||||
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