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イン・ザ・メガチャーチ
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イン・ザ・メガチャーチの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全255件 41~60 3/13ページ
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| 推し活とか界隈とか、最近よく耳にする言葉の正体をぐりぐり掘り下げてくれる一冊でした。 三つの視点が交互に進む構成が絶妙で、気づけば自分も登場人物の誰かに似てるなあと、鏡を覗かされている気分に。 良かったのは、登場人物に善悪のジャッジを下さず、人間の弱さや欲を淡々と描いているところ。 ちょっと気になったのは、扱う題材が広すぎて社会学の論文を読んでる感覚になる場面もあった、くらいでしょうか。 似た系統の話題作と比べても、痛さの解像度がやけに高い印象です。 SNSをダラダラ眺めちゃう人や、何かに夢中になっている自分を一度引いて見たい人にどうぞ。 | ||||
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| 本屋大賞を獲ったからという訳ではないのですが、たいへん面白く読み終えました。 皆が信じる「大きな物語」を失ってしまった今、人々はそれぞれバラバラの「小さな物語」を信じて、視野狭窄の中で必死にしがみつくことで、居場所や生きがいを得ている現代社会を、巧みに描いた作品です。 作品内では推し活や陰謀論が「小さな物語」の一つとして描かれていますが、ストーカー殺人なども、個人的な自分だけの「物語」に狂信的にのめり込むことで、ストーカー相手の「物語」を抹殺するために行われるのでしょう。 作品の最後で、主人公のひとりである父親が娘に対して一方的に紡ぎたす「物語」への依存も、ストーカーの精神構造と同じ危うさを感じてしまいます。 (あまり深くは記しませんが)そのような「物語」の狂気から逃れるすべは、「日常性」、いまこの生身の日々を楽しく生きることとだろうと思います。(ネット世界は日常性の対極にある仮想空間です) ただ浅井リョウが描いているのは、日々を楽しく生きることができないからこそ「物語」に没頭していく現代人なので、彼らに向かって「日常性」を説いても、解決にはならないのでしょうけど。 | ||||
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| 朝井リョウさんの本に出てくる若者言葉(ハッシュタグという言葉、自分は全く使わないので違和感大)やこじらせキャラの人、意識高い系の人、が苦手です。でも苦手と思いながらもぐんぐん惹きつけられていって最後まで読まずにはいられないように仕向けて行くところはさすがだなーと思いました。登場人物たちにイラッとしてしまうことも多いのですが、自分も若いときはいろいろくよくよしていたな、とか思い出しました。現代社会の状況をうまく料理してじわじわ不気味で怖くなってくるようなお話の展開は朝井リョウさんは上手だなーと思います。 | ||||
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| 某音声配信番組での紹介をきっかけに購入しました。 本作は、論理的に振る舞えず、みっともなく他者に執着してしまう人間の「かっこ悪さ」や「脆弱性」を徹底的に描いています。それによって読者に「自分はこうではない」という安堵を抱かせる、あるいは「自分の中にある醜さ」を突きつけるという点において、エンタメとしての強い推進力を持っていることは否定しません。 しかし、登場人物たちの行動原理は、視点を変えれば「自己管理の放棄」や「構造的な甘え」の露呈でもあります。 こうした人間の非合理な依存や、泥沼のような自意識の揺らぎに「共感」や「リアリティ」を見出せる方には興味深い一冊かもしれません。一方で、事象に対してロジカルな解決や機能的な誠実さを求めるタイプの読者にとっては、終始噛み合わないストレスを感じる可能性が高いです。 自身の価値観が「自律」にあるのか「共鳴」にあるのかで、評価が真っ二つに分かれる作品だと言えます。 | ||||
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| 個人的には最後が知りたい(良くも悪くも決着して欲しい)タイプなので、読者に判断を委ねるのは苦手です。 ストーリーは面白い。 | ||||
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| 推し活やファンダムを題材にした小説だけど、単純に「推し活の話」という感じではなく、「人は何を見て、何を信じているんだろう」と考えさせられる作品に思えた。 印象に残ったのは、「視野が広い・狭い」が単純ではないところ。一見閉じた世界に見えるものが人を他者へ開くこともあれば、「真実を知っている」と思うことで逆に閉じてしまうこともある。 登場人物たちも、それぞれ違う立場や考え方を持っていて、誰に共感するかでかなり見え方が変わりそうだった。 MBTIの扱い方も印象的で、性格診断そのものというより、「人を理解したい」「名前をつけて安心したい」という現代的な感覚の象徴として描かれているように感じた。 また、アイドル本人の描写もある一方で、読んでいるうちに、個人そのものよりもファンダムやそこに流れる「物語」の方が強く見えてくる感覚が不思議だった。 推し活や共同体の危うさも描かれている作品だけど、個人的には、だからといって推し活そのものが虚しいとは感じなかった。 むしろ、辛いけれどそういう側面を含めた上で、それでも人は物語や幻想を通して誰かに触れようとしてしまうのかもしれない、と考えさせられた。 読み終わったあと、「どの視点で読んでいたか」という読者自身の立場も、作品の構造の内部に置かれているように感じた。 読後感は決して明るくない。でも、「物語に触れること」を救いとして生きる人間もまた確かに存在している、という感覚が最後まで残る小説だった。 | ||||
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| 読んでいて文章のクオリティが高く、心地いい。現代の推し活がかなり高解像度で描かれて、それを取り巻く人物の行末が気になって一気に読めた。現代の価値観が色濃く描かれているので時間が経たないうちに読んだほうがいい。時間が経って価値観がずれていくと、刺さり方が甘くなってしまうと思う。 | ||||
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| 物語に深く沈み込むというより、現代の人がどこで救われた気になり、どこで居場所を買っているのかを観察する本として読みました。 「イン・ザ・メガチャーチ」は、推し活や巨大なファン共同体を、ただ明るい消費としてだけ描いていません。そこには熱量があり、祈りに近い集中があり、同時に少し危うい依存もあります。誰かを応援しているようで、実は自分の傷や不安を支えてもらっている。ここがかなり今の時代らしいです。 前半は、推しに向かう気持ちの高まりや、集団の中で自分の居場所を見つける感覚が描かれます。中盤になると、その熱がただの趣味ではなく、仕事や人間関係で削られた自尊心を補う装置にも見えてくる。後半では、会社で不遇な立場にいる人、評価されにくい人、日常の中で声を持ちにくい人が、別の場所で自分を回復しようとする構造が浮かびます。 この作品の面白さは、推し活を笑うのでも、美化するのでもなく、現代の小さな信仰として眺めているところです。人は合理的なだけでは生きられません。給料、肩書き、職場の評価だけでは足りない時、自分を熱くしてくれる対象が必要になる。メガチャーチという言葉が効いているのは、そこに商業と祈り、群衆と孤独が同時に入っているからです。 弱点は、物語としてぐいぐい引っ張る力より、題材の観察のほうが前に出るところです。登場人物の感情に完全に乗るというより、少し離れた席から、今の社会の断面を見ている感じがあります。小説としての没入感を求めると、温度が足りないと感じる人もいるかもしれません。 ただ、題材としてはかなりよいです。推し活をしている人の心理、会社で居場所を失いかけている人の屈折、日常では満たされない承認欲求の流れが見えます。これは「好きなものに夢中な人たち」の話ではなく、現代人がどこで自分を保っているのかを覗く話です。 | ||||
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| 444ページの長編でありながら、一度も飽きることなく読み切った。アイドルの推し活を切り口にしつつ、その背後にある現代社会の構造を鋭く読み解く朝井リョウのリサーチ力と筆力には圧倒される。フィクションでありながら、描かれる出来事や人間関係が現実と地続きに感じられる。芸能界の話にとどまらず、日本社会の深層、カルト、陰謀論、マーケティング、個人や集団の心理分析など多方面に踏み込む、驚くほど広さと奥行きのある作品となっている。 アイドルや推し活に全く興味がない読者でも、学びや共感を得られる視点が随所に散りばめられている。バラバラに見えていた登場人物たちの関係性が少しずつ明らかになっていく構成は、まるでミステリー小説のような緊張感と驚きを生み出している。世代を問わずおすすめしたい。 | ||||
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| テーマは現代を表していて興味深かったが登場人物に引き込まれる人物がおらず、内容も全体的につまらなかった。もっと面白くなったはずと残念に感じた。 | ||||
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| SNSも推し活もほとんど縁が無く、今どきの意味不明の言葉もあり、戸惑ったが、十分楽しめた。 人物の心境には親近感のようなものを感じた。 信じるもの、夢中になれるものがあれば人は幸せを感じるが、それが陰謀論やマーケティングの思惑、宗教などに踊らされれば、裏切られることもある。 | ||||
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| 本屋大賞だからと言って、万人に刺さるわけではないです。 むしろ、創作に触れる機会が多い人こそ「で?」ってなる作品かもしれません。 普段ミステリを好む自分には好みではありませんでした。リアルな描写で共感できる部分は多いですが、わたしが小説に求めるのはリアリティではないので。 リアルが故に小説に没入はできず、読み進めるのが辛いということはありませんでしたが、評論文や新書を読んでいるような感覚でした。 話題にはなると思います。読んだ人と意見交換もしやすいと思います。 ただ、トリックの妙やすっきり感を味わいたければ他のノミネート作をおすすめします。 | ||||
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| 現代社会を紐解くガイドブックみたいで、昨今の、すべてに貧しい感性の世の中の仕組みがよく分かった。そういう意味ではよく書けているが、これは小説ではない。体温の感じられない文章で、だからこそ「今風」なのかもしれないが、なじみにくいだけで終わった。これから筆力のある小説に戻ります。 | ||||
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| 朝井リョウ作品とファンダムビジネスの両方に関心があり、手に取った。 物語は、異なる孤独を抱えた3人の視点から進む。 キャリアの停滞と離婚を経て孤独に沈む40代後半の男性。その孤独が深まる描写は生々しく、読者の心を抉る。彼はファンダムビジネスを“仕掛ける側”にいる。 大学という競争環境の中で自我を見失いかける20歳の学生。周囲に溶け込めず、拠り所を求めて“信徒”となる。 そして、生活苦にあえぐ30代半ばの契約社員。かつての「推し」を失い、やがて陰謀論へと傾斜していく“元信者”。 本書が描くのは特別な人間ではない。むしろ、誰もが陥りうる「孤独」「挫折」「生活不安」だ。その隙間に入り込み、物語を提示しながら、同時に搾取していく構造が淡々と描かれる。 こうした構造を読んでいて思い出したのは、サピエンス全史が示した「虚構(物語)を信じる力」だ。人は物語によって結びつき、巨大な協力を実現する。その力は文明を築く一方で、本書のように個人を絡め取る装置にもなりうる。 朝井リョウの筆致は、感情を過剰に煽ることなく、淡々と現実を突きつける。その分、読み手の中でじわじわと感情が増幅していく。 作中で語られる、仕掛ける側の論理が印象に残る。 「私たちは信者から何も搾り取ってはいない。自分自身を使い切らせてあげているだけだ」 没頭し、感情も時間も資産も使い果たすこと自体が“幸福”として成立してしまう構造。価値基準が揺らぐ現代では、その対象の正しさすら問われにくい。むしろ何もかもが揺らぎやすい今、確固たる信仰対象があり、それに対して自分を使い切っている姿そのものに希少価値が生まれやすいともいえる。 正解がない社会において、「視野を狭めて狂信する姿」を“幸福”と描く本書には、不気味さが漂うと同時に、不思議な清々しさもある。 読後には、単なる面白さではなく、居心地の悪さが残る。 その感覚は、簡単には振り払えない。 | ||||
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| 推し活の仕組み、仕掛ける側の戦略がリアルに書かれておりとても勉強になって面白かった。夢中で一気読みしました! | ||||
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| メガチャーチとオタクを取材して、ほーらこんな世界があるんだよ、っなんだか自慢げに教えてくれてる本。ついでに薄いマーケット論も。 全ての人物のキャラクターが浅く、どの人物も立ち上がってこない感じがすごくモヤモヤさせられる。特に酷いのがりんファミの面々。物語を盛り上げる為だけに無理矢理創造された感しかない。底辺高校、オタク、派遣、といった肩書きが言動とミスマッチ。一番マシなのが大学生娘なので彼女を中心に置いたほうがいいのか?しかしそれでは話としてマスマス面白く無くなるのか?たぶん作者は自分の生きた年齢以上の人物を描く力量が無いのだと思う。 モヤモヤ解消の為面白いオチでもあるのかと読み進めると、話広げて収集はつかないんで終了します、パターン。 ストーリーか人物の書き込みか、せめてどちらかを面白くして欲しい | ||||
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| 若い人よりは子育て世代の30代から40代の人にすごく刺さると思うので、ぜひ読んでみてもらえたらなぁと思った1冊。めっちゃリアル! 登場人物3人のそれぞれに共感してしまう部分があったり、自分自身の原体験と重ね合わせてぞっとしてしまったり、心掻き出される物語だった。 | ||||
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| 何か合わなかったです。 | ||||
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| はっきり言って、つまらない。面白くないです。 | ||||
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| 今までの小説の登場人物は少数派になる事を恐れず、あえてレールから外ようとする傾向があったと思う。 しかしこの作品は、多数派に属したい、どうして自分がレールから外れてしまったのかと葛藤している。 それが現在の生きづらさを的確に表現できている事につながっていると思う。 作中で視野という言葉が頻繁に登場する。 昔はみなが同じような景色や視野で生き、ある程度の正解が存在したしたのかもしれない。 しかし現在は、見るもの、見ないものを選ぶことが出来るようになりもはや昔のような正解は存在しなくなったと感じる。 そして選ばなかった視野に後悔し行動したとしても良い結果が生じるとは限らない。 また昔と異なり現在最も見られるものになったのは定量化されたものだろう。 いいねの数、閲覧回数、偏差値、年収、身長、マンションの階… あげたらきりがないほど全てが定量化され気が付いたら競争の中にいる。 そして信仰心すら定量化がされているのではないだろうか。 いかに信仰しお金と時間を献身しているかがわかりやすくなったように感じる。 幸せが所属感と貢献感にあるとするならば、献身性が定量化された現在で推し活に没頭する気持ちは理解できる。 他人と結果を変えようと必死になる集団に属して所属感と貢献感を得て自分から目をそらしているほうがずっと生きやすいだろう。 しかし何をしてても自分を守るべき時期がある事を経験上、理解できる。 この作品は昔の辛かった記憶をほじくりかえしてくれる私にとって面白くも辛い素晴らしい大傑作だ。 この作中に出てくる人々に理解を示す人の幸せを心から祈る | ||||
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