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イン・ザ・メガチャーチ
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イン・ザ・メガチャーチの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 1~20 1/3ページ
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| 三つの物語が連続的に進んでいきます。 それぞれが思わぬきっかけで、物語にハマっていく様が解像度高く描かれています。 最後の展開は見事です。 | ||||
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| マーケターと名乗っててスミマセンでした。 精進します | ||||
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| 仕事、お金、名誉、恋愛、容姿、家族、友人、趣味、推し。 人は現実を忘れるために、自分を使い切るために、何かを信じ、その教会に通う。 筆者は、小説を書く教会に通っていると自認している。 狂いたくない。でも狂わないと幸せにもなれない。 自分はどの教会で、どれくらい狂えば「幸せ」なのか。 それをえぐみのある鋭利さで問う作品。 | ||||
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| 踊る阿呆か見る阿呆か?推し活を中心テーマにしつつ、物語にのめり込むのか、のめり込ませるのか?双方の立場が交錯する、なかなかスリリングな展開。結構一気に読んでしまった。 ただ、細かいところを言うと、とある人物が方向性を180度変えた際に、その人物の中で何が起きたのかなどの描写が薄く、唐突な印象を受けた箇所もある。 あと、物語を作って操る側の描写だが、これも漫画的というかステレオタイプというか、本当にちゃんと取材したらそうはならないのではないかと思わせる所もあった。 ただ、大きな物語なき世界で主人公の中年男性が抱える悩み、変動などはかなりリアリティがあり色々考えさせられた。総じておすすめの作品です | ||||
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| こ、こわいよー ジャンル、ホラーじゃないよね? いやー、ヤバい。背中がスースーしました。 めっちゃおもしろかった。 | ||||
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| 本書の久保田慶彦より一回り上なので、今、SNS内で起こっている事や推し活のお勉強をさせてもらいました。 推し活自体は昔からあったと思いますが、ネット上で交流できることでより先鋭化しやすくなったのかと感じました。 前々からネット上は「事実かどうかより、自分の信じたいことを信じている」「自分のその時の気分にあった物語を消費している」と感じることが多かったので、やはりそうなんだと思いました。また、推し活させる側も消耗が激しいので、かなり厳しい仕事ですね。 今は人生が長いので、自分を使い切ってしまった後の人生をどう生きていくのかが気になりました。 他人と暮らすのは煩わしいけど孤独は癒やしてほしい人たちには、推し活はハマるんでしょうね。 元々、家族とか他人との関係は煩わしいもので、そこで我慢したりうまく遣り過すことを学んでいくけど、 今は煩わしさを避けるために一人暮らしの人が増えていって、人間関係の耐性が低くなってきていると思う。 | ||||
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| 私は、3人の主人公のうち、47歳男性の視点に一番感情移入しやすい年齢だが、まったく感情移入できなかった。寂しくて人との繋がりがほしいとか、思うことはあるかもしれないが、日々の生活はそれなりに大変で、そんなうじうじしてる暇はないはず。なんか、会社員生活がないまま作家になった人が想像で書いた大人ってかんじ。 | ||||
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| 実際にKポの推し活をする人です。 自分は世界的Kポアーティストを推していますが、ファンダムの熱気がもはや宗教的だな…と感じる事が多々あり、そんな時に車内広告でこのタイトルを見てすぐに購入しました。 SNSマスター達の分析がリアルすぎて笑いました。 この界隈人生そのものが推し活に飲み込まれている人を本当によく見ます。握手会の為に2桁積むのは当たり前、3桁積む人も。 そして、その人達が居なければ成り立たない運営という歪な構造にウンザリしつつも、推し活でしか得られない充足があるのも事実なのですよね。 本当によく分析されていてリアルで色々と考えさせられましたし、今後も推し活は続けますが良い指針ができました。悔いのない推し活人生を送れるように。 一つ残念なのは、コンサートでの圧倒的な陶酔感、何万人が経典(歌詞)を唱えながら涙を流して光の海(ペンライト)の中でスローガン(ボード)を掲げるあの光景を描写してほしかったなぁというところです。あの光景に推し活の醍醐味の全てが詰まっていますから…。 | ||||
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| 痛快!もう、自分の話すぎて耳が痛いのを通り越して痛快でした笑 まさにこの小説のオタクのような生活をしていた私。 初動やオフイベのためにCDを積み、見たくもない広告を回す。 サボると罪悪感で自分が嫌になる。 SNSでは常に同担のマウントやお気持ち表明。 考える間もなく次々と来るグッズの「期間限定」販売。 お金と時間と運と大喜利センスを持っている人には何もかなわない。 この本に書かれていることはわかっていたけど、気づかないふりをしてた。 オタクを辞めたら居場所がなくなるから。 自分の投稿がバズると何者かになれたような気がしたから。 でもこの本のおかげで本当に罪悪感無く離脱できました。 今は解放感でいっぱいです!! 幸せではない推し活をしている人はぜひ読んでください。 | ||||
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| 個人的には響かなかった... ほぼ会話調だけど説明過多で読み疲れた。。 ずっと「どこに着地するんだろ?」と読み進めたけど、分かりやすいフィナーレはなくやや物足りなさが残った。 | ||||
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| 無我夢中で読みました。 推しといういまの社会に特有な現象を鋭く突いている | ||||
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| 推すより推されたい方なので、推し活している人々の心理には興味があった。また売っている方(搾取している側)にも興味があったので非常に勉強になった。しかし推し活から陰謀論者への流れは気になる。コロナワクチンを打たなかったところ陰謀論者扱いされたことがあるためだ。単に必要ないと思って打たなかっただけなのだが、頭の弱い人のように見られた。「陰謀論者」という言葉にはマイナスイメージがついてしまった。 | ||||
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| 「自分はミーハーだから、1つのことに夢中になって推し活できる人羨ましいな〜」ってずっと思ってたけど…これ読んで、私はもう一生ミーハーでいいです…ってなりました(笑) 本作の推し活は怖すぎる… 朝井さんの本はやっぱり面白い!! | ||||
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| いかにもありそうな極まり方なんだけど 乖離してしまう人と地に足つけたままで楽しめる人を 分ける境目って何なんだろうと どんな「仲間」でも見つけやすくなってるから拍車掛けるのかなぁ 「繋がり」っていい事ばかりじゃないなと思ってみたりして アルゴリズムってホント過去をいつまでも捨ててくれないよねと膝を打ってみた 大変楽しくよみました | ||||
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| 推し活がテーマで男性の孤独を描いているので共感しやすく、惹きつけられました。 ただ、ここから何か学びがあるかというと、推し活にお金を使いすぎるな、推し活以外の人間関係を大事にしろ、といった当たり前のことぐらいです。中心人物たちは幸せそうに見えず、救いがありません。入れ込みすぎると気分が悪くなるので、あまり寄り添い過ぎずにエンタメとして楽しむのが良いでしょう。 | ||||
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| SNS拡散、今流行りのオーディション選抜系ダンスアイドルグループへの推し活の描写や、数年前衝撃が走った某有名俳優の自死を想起させる背景描写のリアルさがとにかく秀逸。 日本人って、戦争の時代から日本赤軍、オウムや最近なら統一教会問題等、非常に偏ったカルト、洗脳やグルーミングが入りやすい気質だと昔から思っていたところ、朝井リョウも小説のタイトルとおり、そこを深くえぐってくれていて、ハマり、あっという間に読了した。 | ||||
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| 出てくる登場人物それぞれが持つ弱さが、自分自身の中にもあるなあ…と共感しながら一気に読んでしまいました。さて、本書を読んだ私はこれから何を考え、どう行動するか。考える日々は続く…笑 | ||||
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| 推し活が1つのテーマにはなっているため、推し活をネガティブに捉えさせるようなレビューも散見されますが、個々人が持つ「正しさ」を物語で語る(ナラティブに語る)ことの強さ・没入感の深さが主テーマのように感じました。 「正しさ・正義」は誰もが持っていて、誰もが自分のものは世界の常識(もしくはより卓越した良識)だと思っているものです。世の中に人の数だけある「正しさ・正義」、それで結局どこにもない「正しさ・正義」。でも自分の「正しさ・正義」こそが世界の矜持であるべきだと信じ、共感するもの・信じる者を増やすことで得られる安心感・確信、そんな人間の弱さがもたらす「正しさ・正義」をかけた無駄な争い。争いが行き着く末路までが丁寧に描かれていると思います。 | ||||
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| 朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』(日本経済新聞出版)は、まさに現代日本文学の最前線を切り拓く衝撃作です。宗教という一見タブー視されがちな題材を、冷静かつ緻密な観察眼で解体しながら、信仰・共同体・承認欲求といった人間の根源的テーマを鮮やかに浮かび上がらせています。巨大化する教会=メガチャーチを舞台に描かれるのは、単なる宗教の物語ではなく、「救い」と「支配」が紙一重である現代社会の縮図そのもの。朝井作品特有の軽妙な文体が、信者たちの狂信や熱狂を逆説的にリアルに伝え、読者をゾクリとさせます。特筆すべきは、登場人物それぞれの内面が「信じるとは何か」という問いの前に次々とあらわになっていく構成の巧みさ。誰もがSNSやコミュニティに依存する時代に、「現代の信仰」をここまで透徹して描いた小説は他にありません。読後、心の奥底を静かに揺さぶられる――それは信仰でも、否定でもなく、まぎれもない「人間」への洞察です。 | ||||
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| 推し活する人、始める人、させる人、推しになる人、推しを作る人、全ての人達の生き方を問う物語。 登場人物1人1人に共感できなくても、推し活に関わる人なら、自身のカケラをそこに見るはず。 推し活する人たちにオススメする良い作品。 | ||||
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