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海風
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海風の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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実在の人物、永井尚志の物語。 永井尚志は幕末の頃に活躍した、日本海軍の創設者との事。 今野敏は一般には知られていない人物を取り上げ、物語化するのが非常に上手い。 今までも、琉球王国の唐手を本土に日本空手として広めた人物や、戦艦大和沈没時に提督として乗艦していた人物などを紹介している。 歴史に疎い自分は、登場人物の役職名にイマイチ理解出来ない部分もあったが、それが読み進める上で問題になる事は無く、非常に楽しく読み進めることが出来た。 永井尚志は幕府側の人物なので、今でいう官僚なのだろうが、次から次へとやってくる諸外国との交渉で、守旧派とでも言うべき尊王攘夷派の意見を抑え、未来の日本のあるべき姿として開国路線に踏み切るには、非常に大きな決断と判断力が必要であり、そのダイナミックな動きが幕末好きの人が多い要因の一つでもあるのだろうなと本書を読んで感じ取れた。 本書はあくまでも永井尚志が中心なので、永井尚志が創設した海軍の伝習所や造船、製鉄などの話しになるが、仲間の活躍として北海道の状況も書かれている。 わずか一行しか無いが、アイヌへの対応の未熟さからロシアにつけ入る隙が出来てしまうという下りや、攘夷に固執し、英米露への対応を誤れば日本の存続に関わるという下りは、新しく発足した石破政権にも読んでもらいたい部分だ。 さて、今までこの手の人物伝での今野敏の手法として、成長譚と共に妻や家族愛が書かれている事が多かった。本書によると最初の妻とは死別し、再婚して再婚相手と長男をもうけている。 しかし、本書は妻を始め家族愛のエピソードが全くなかった。そこが少々不満。 最後に星を一つ減らした理由を。 これは歴史が苦手な自分でも楽しく読めた理由でもあるのだが、数多く出てくる会話文が今野敏の警察小説に良く出てくる上司と部下の口調そのままなのだ。 他にも、昔からの仲間との会話では、警察学校同期のあの人とあの人との会話や、刑事のあの人と交通機動隊のあの人の会話っぽく、その部分が若干興をそがれた。 | ||||
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時間を忘れ、一気に読み終えた。 | ||||
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とても読みやすい小説になっているが、開国か攘夷かの幕末動乱時の幕府内部の緊張感が伝わってこない。 | ||||
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素晴らしい! とても満足しています。 ありがとうございました。 | ||||
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受領出来ましたありがとうございました。 | ||||
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