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檜垣澤家の炎上



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【この小説が収録されている参考書籍】
檜垣澤家の炎上

檜垣澤家の炎上の評価: 4.42/5点 レビュー 33件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 21~33 2/2ページ
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No.13:
(5pt)

文句なしの5点満点

読み易く、ページをめくる手が止められない程だったが、巻末の膨大な参考文献の数々を見ていたら、涙が滲みそうになった。
すばらしい作品をありがとうございました。
檜垣澤家の炎上Amazon書評・レビュー:檜垣澤家の炎上より
4101054517
No.12:
(5pt)

Good Entertainment

おもしろい。一言一句練りぬかれ本当におもしろい。
解説では谷崎潤一郎「細雪」、山崎豊子「華麗なる一族」の影響を受けたのだろうと
説明しています。さらに言えば鈴木商店を題材にした玉岡かおる「お家さん」もおおいにヒントとなったと思われる。実際参考文献に「遥かなる海路 巨大商社・鈴木商店が残したもの」があげられています。まあそんな詮索はどうでもいい。
主人公以下(悪)知恵のはたらく人達が次々に登場し、文庫本で800ページもあるのにあきさせない。とにかく興味深くおもしろいエンターテインメントである。
あえて贅沢をいえば主人公かな子の心象、判断、思いが逐一説明されている。ふくみのある表現で行間から読者の想像力をかきたてるということが無いのでちょっともの足りない。
檜垣澤家の炎上Amazon書評・レビュー:檜垣澤家の炎上より
4101054517
No.11:
(5pt)

炎に包まれた一族のなかで。

炎のミステリー、800Pは凄まじく。
明治末期から大正にかけての横濱。
ここは火の見櫓の如く丸屋根の塔屋が見下ろしている洋館。
才ある妾の子。
様々な思惑と打算のなかで真実を求めて。
巨大な壁に闘志は消えゆくことはなく。
そして、フェニックスとなるのか。
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4101054517
No.10:
(5pt)

大正時代の空気に浸りました

時代の空気が濃密で、最初から最後まで一気読みでした。何とか上手く生き抜こうとする主人公のしたたかさと父の正妻であるスエとの心理戦、二重・三重の展開があり引き込まれました。最後にまた大きな転換があり、ぜひ続きを読みたいと思いました。
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4101054517
No.9:
(5pt)

歴史的事件を随所に織り込んだ骨太の物語

この作家の作品は初めてだが、先日の日経新聞夕刊のブックコーナーでの紹介を見て読んでみた。
明治~大正時代の横濱が舞台である。蚕糸の輸出で一大企業を育て上げた桧垣澤家の初代である要吉には、妾腹の娘がいた。
その娘が、この小説の視点人物のかな子である。
火事で、母と二人暮らしの家が焼け母も焼死したかな子は、桧垣澤家に引き取られるが、すでに要吉は脳出血で意思疎通もできない状態にある。かな子には、女中部屋に寝起きしながらの要吉の看病という役割が与えられる。
そして、屋敷の不審火を発見したことから、かな子は桧垣澤家の一員へと昇格し、一族の内情をつぶさに観察することになる・・・。
ミステリー要素も散りばめられているが、こういう小説のジャンルを一族小説と呼ぶらしい。『犬神家の一族』や『細雪』の系統である。
時代考証もしっかりとしていて、歴史的事件が随所に織り込まれることで骨太の物語となっている。ただし、幼い頃のかな子の視点があまりに大人びている。そうしなければ、小説として成立しないのかもしれないので、それへの違和感は措いておくw
それから、終わり方が意外で少しあっけない。すべてを伏線として回収するような続編、続々編などを、日経夕刊ブックコーナーの評者は期待していたけれども、ぼくとしてはここまでで終わるのも十分にありかと思う。もし続編が出たら読むとは思うがw
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4101054517
No.8:
(5pt)

大変おもしろかった

様々な要素が詰まっていて、大変おもしろかった。長さは気にならず、むしろもっと読みたいと思わされました。時代ものとしても、ミステリーとしても楽しめました。
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4101054517
No.7:
(5pt)

面白い

何度も読み返したくなる小説でした。
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4101054517
No.6:
(5pt)

いい買い物、いい読書時間

初めての作家さんでしたが、『犯罪者』で初めて太田愛先生を知った時と同じくらい、濃厚で先が知りたくてワクワクする時間を過ごせました。丁度いい塩梅の歴史との絡ませ方、決してウザい感じにならないヒロイン、心に残る脇役の面々、余韻の残るラスト。この先を色々想像してしばらく楽しめそうです。リスク回避のため、知らない作家さんの作品にはあまり手が伸びないのですが、これはいい買い物、いい読書時間でした。
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4101054517
No.5:
(4pt)

読み応えがあります

明治末期から大正にかけての横濱の上流階級を舞台にした、少女かな子の家庭内サバイバルストーリー。
ヒロインかな子と彼女を取り巻く一癖も二癖もある登場人物がどう動いていくのか気になって、ページを繰る手が止まらなくなります。たいへんなボリュームの作品ですが、終盤に近付くにつれ、まだ読み終わりたくないと思ってしまうほど面白いです。
また、綿密な資料収集の上と思われる当時の世相・風俗の描写も見事です。
そして、何よりミステリとしても秀作です。
登場人物の所作や言葉に感じたちょっとした違和感や、モブキャラクターの名前の付け方の奇妙な点に至るまで、後に周到に張り巡らされた伏線だったと気づかされ、驚きます。伏線がやがて全て繋がって真相へとたどり着くのが気持ちよく、すっきりとした読後感が味わえました。
互いに腹を探り合い、利用し合う登場人物だらけですが、かな子と雪江や暁子やミツ、それに西村とのやりとりには打算のない真心を感じることもあり、一つ言動を誤れば奈落に落ちるスリルに満ちた檜垣澤家での生活に優しさを添えています。
難を言えば、かな子の視点で描かれていることもあり、対面する機会の少ない人たちの印象がぼんやりしているところでしょうか。スヱの補佐に徹している花、病弱で引きこもりがちな長女郁乃、その夫でほとんどかな子と接点のない惣次、次女珠代と三女雪江も嫁入り以降の活躍が見られないところが残念でした。初と山名医師夫妻もどんな容姿かの描写はあるのに影が薄いです。とにかく「山手の刀自」スヱの存在感が強大で、かな子の実父である要吉の姿さえかき消してしまっていたように思います。
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4101054517
No.4:
(4pt)

資料の下調べの多さにビックリ。

女系家族の何代にも渡る半生記。
優しく噛み砕いてて、読みやすく面白かった。
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4101054517
No.3:
(5pt)

とても好きな世界

今年一番の収穫でした。
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4101054517
No.2:
(4pt)

面白かった

かな子も淡々としていて、あまりどろどろした感じではなかったので、途中でひどく恨んでいると知ってびっくりした。
でも淡々としている分、ぐいぐいと読んでしまいました。
ミステリ部分も、全く予想もしていなかった展開でした。  
面白かったです。
それから、終り方がすごく好きです。
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4101054517
No.1:
(5pt)

まことにお買い得な一冊。

790頁もある文庫書き下ろしの小説ですが、一気に読めます。大正時代を背景に、富豪一家に引き取られた妾腹の娘が、あれこれある中で成長していく……こう書くとありがちな設定ですが、とにかく登場する女性のほとんどが、極端に知的で嫌な奴ばかり。主人公自身もそうなのです。それが、ピリピリした心理戦を繰り広げていく。あくまで男性中心の時代背景の中で、おそろしくIQの高そうな女たちが、どうやって戦っていくか、という話になっているのが非常に特徴的です。
一方、この一族と陸軍関係者とのあやしげなかかわりも。恋愛的な要素はほとんど皆無、あるとしたらちょっと百合的なものが感じられるのですが、それでも主人公がいささか気になる相手は、カーキ色の軍服を着た陸軍の軍医。本人は女学校の生徒、ということで、このあたりはちょっと「はいからさんが通る」感じもあります。そして全体としては、横溝正史や谷崎潤一郎を思わせる持ち味です。
服飾史にかかわる話題も多く、謝辞や参考文献を見ると、服飾史家の辻元よしふみ氏、玲子氏の名前が出てくるところから見て、かなり参照されたのかと。全体に、著者の勉強ぶりが濃密な世界観を作っています。最後は関東大震災のカタストロフで終わる、ある一族の叙事詩です。であるのに、ミステリとしても意外な人が犯人。まことにお買い得な一冊だと思います。
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