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臨床真理
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臨床真理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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この作家の文章力が好きでいくつか読んでいる。他の作品に比べると佳境までに時間がかかりすぎた印象。内容は興味深い題材だった。 | ||||
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作者は東北に住む女性のフリーライター。 この作品が「このミステリーがすごい!大賞」を受賞して晴れて作家デビューとなった。 テーマは精神障害と倒錯的な性が絡む犯罪である。 途中までは、かなり引き込まれて読んだ。 うまい!とも思った。 が、後半部で誰が犯人かが想像がつく。 多くの評者が予定調和的と書いているが、まさにその感じが否めない。 ただ、フリーライターの仕事をしながらの第一作というのはすごい。 作品論からは外れるが、その点には拍手である。 次の作品、もっとこなれているといいのだけれど。 | ||||
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柚月さんのデビュー作とのことですが、失語症や共感覚というエピソードを取り入れながら、社会的に弱いとされる者達の心理描写が、丁寧にされていました。個人的には、そこまでの描写が必要なのかと感じた部分もありましたが、現在の著者の大活躍につながる作品だと思いました。 | ||||
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柚月裕子さんは、最もハマった作家の1人です。全部の本を読んでいます。読む順番が、バラバラだったため、この臨床真理は比較的遅く読みました。知的障害施設の闇を描いており、社会派ミステリーで、スピード感をもってグイグイ読めます。ただ、デビュー作ということなので、その後の作品に比べると、少し深さがたりないなという印象をもちました。そして、ミステリーの醍醐味の、誰が!なんで!という最後のワクワクですが、ちょっとあっけなく、ああそうよね的な感じを持ってしまいました。デビュー作なので、そんなものなのですかねえ。もちろん柚木裕子さんは大好きな作家です。もし、これから柚木裕子を読んでみたい!という方がいれば、デビュー作から順番に読んでみたら?と思います。 | ||||
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久しぶりに時間的余裕が出来たので小説を購入。やっぱり医療系ミステリーが面白い!気持ち悪いと感じるほど描写が的確で良かった。 | ||||
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デビュー作にしては、読み応えのある作品でしたが、ちょっと色々と詰め込み過ぎの感がありました。 司の色が見える共感覚はなくても物語は成立するし、クライマックスの性描写は不要だし、暗号の解読もどうせ解かれるのはわかっている感じでダラダラと長く読むのがしんどかったです。ただ、ストーリーと謎解きの構成は正攻法でしっかりと描かれています。 「虎狼の血」を読んで、すごい女性作家が出たと思い、作品を追っかけています。デビューから進化を続け、盤上の向日葵、パレートの誤算など、テレビドラマや映画化もいろいろとされていて、注目の女性ミステリー作家の一人です。 | ||||
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人気の柚月裕子を一度読んでみようと思い、まず処女作である本書にとりかかった。処女作としては良くかけてるのだろうが、期待しすぎて他の本も何冊か買ってあったのを若干後悔している。一番よくないのは主人公2人にあまり魅力がないこと。直情径行で、実際に周りにいたら迷惑なタイプである。だから感情移入できない。感情移入できないから引いて読む。主人公が魅力的だと読者と主人公の目線が重なり、主人公が良い人と思ってる人は良い人に見えるし、そこで作者の仕掛けがきまるわけだが、引いて読んでるので、悪い人がバレバレである。話自体もなんかなぁ。松本清張なんかと比べると子供だましみたいな感じがするんだよね。ぺらぺら。まあ処女作だったから違う本も読んでみて、まだ柚月は見限らないことにしよう。 | ||||
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どんでん返しとしては面白かったです。ただ、事件にかかわる少年の、人の言葉を色として感じる能力が、あまりストーリーに大きな影響を与えていない気がします。ただ、うそを見抜く能力がある程度のことで、色彩が重要性をもっていない。ただ、これは作者のデビュー作に近いものなので、これから作者も進歩していくと考えれば最初の一歩として楽しく読めばよいかとも思います。 | ||||
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おもしろかった。ですけど 鋭い方なら、中盤で、犯人が解ってしまうかも… | ||||
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遅まきながら柚月裕子のデビュー作「臨床真理」(柚月裕子 角川文庫)をKindleで読む。 「共感覚」を持つ青年、司を担当することになった臨床心理士の美帆は、彼が知的障害者更生施設で知り合った少女、彩を喪ったことにより問題を起こしていたことに気づきます。彼女は、彩が自殺ではないとする司の主張をきっかけに警察官の友人とその死の真相を独自に調査し始めますが、果たして、その真相は? 前半は少し退屈だと感じました。丁寧な文体は申し分ありませんが、テレビのサスペンス・ドラマのようなシチュエーションによって「ステロタイプ」な印象が続きます。でも、それはスリラーに必要な「種まき」のようなものだったのでしょう。中盤から後半は、かつてのロビン・クックの医療ミステリーのような強いサスペンスを保持しながら読者は一気に読み進めることができると思います。そして、パスワードの解読と更なる失語症患者による手紙という「暗号」解読から先が、柚月裕子のサスペンス作家としての「真骨頂」なのだと思います。 その内容を書くことは控えたいと思いますが、この作品は、(最後で明かされるあるミス・ディレクションもキラキラしていて)「孤狼の血」(よくある深作欣二のあのシリーズとの比較は無意味だと思います)、「慈雨」、「凶犬の眼」と我が国の作家の中にいて次第にその頭角を表すことになった静かなハート・ビートを持ったパワフルなデビュー作だと思います。 | ||||
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高城が威張りすぎている。ここまで医者は優遇されていない。声に色がつく共感覚ももう少しうまく使えないか。あと2捻り欲しかったので星3つ。読書はダイビング、世界から戻ってくると退屈な日常に戻れる保証がある | ||||
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臨床心理士というありそうでないテーマを取り入れたところは評価しますが、構成力や表現力はまだまだだなと思います。 | ||||
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色々な試みが散りばめられていて、 面白くなりうる作品だったが、 あれもこれも欲張りすぎて、 全体を貫く主題が見えずに残念でした。 さらに、以下の4点も残念な点ですね。 1)「共感覚」が活用される領域 少年が有する「共感覚」が真相解決の手段として 使用されずに、嘘発見器として利用されるのみ。 「共感覚」がなくとも解決できる内容だったこと 2)犯人を断定するロジック 犯人は推測した人物で間違いなかったが、 その時の状況証拠では、99%正しいと思われるが、 100%の証拠に基づいて特定していない点 3)不要な性的描写シーン 前半、後半で一場面づつ展開される性的描写。 性的描写場面が本当に必要だったのか? 特に後半の場面での描写が低俗な描写のため、 作品全体の質を大きく落としていること 4)誤変換 多数あり 特に下巻 後半では誤変換が多く、 上記3)の内容とも共通するが、 後半は非常に拙速に進めてしまっている点 出会う確立 → 出会う確率 (下巻 p85) 自分の管理化 → 自分の管理下 (下巻 p207) 以上 | ||||
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満足度なり感想って、やはり期待によるんでしょうね。 図書館で予約した後こちらの(さんざんな)レビューを見てすっかり期待を失い、 借りるのをやめようか、まあでもせっかくだから程度の気持ちで読んだところ それなりに楽しめました。スピーディな展開で一気に読ませるのは確かです。 もっとも、指摘されているつっこみどろこや誤字の類はそのとおりでそれはスルーできたのですが 主人公が友人の刑事にああせぃこうせぃ言うのは(たとえば「じゃあ逮捕してよ!」って・・) あまりに幼稚でさすがにポカーン、興ざめでした。 | ||||
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山下貴光「屋上ミサイル」と第7回のこのミス大賞を分け合った作品。 「屋上ミサイル」を読んだ時、ほんとにこれが大賞なの?と思ったけど、これも然り。 どっちかといえば、こっちの方が好きだけど、やはり新人が書いただけに甘さが目立ちます。 とにかく、展開が面白いくらいに読めてしまうんです・・・。意外性、まったくナシ。 明らかに取材不足な部分も見受けられるし、 人として、医療従事者として、ありえない行動に出る主人公にもポカーン。 クライマックスで主人公が真犯人から受ける仕打ちはひどすぎる。こんなグロいシーンがあったら女性読者は評価しません。 生々しすぎて、気持ち悪い・・・。 こんなことまでして患者を救い、事件を解決したいと思う医者ははたしているのか・・・いやいない。 けど、まぁ「読ませる小説」ではあることは認めます。 テンポがいいので、グイグイと引き込まれてあっという間に読んじゃいました。 つまり・・・書く力はある新人だということなのかな? | ||||
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2009年第7回このミス大賞を受賞した作品です。 もしも私が選者であったなら、残念ながら低評価になったと思います。と、いきなり酷評ですが、テーマについては醜悪だけれどもスポットが当たって欲しい、もっと掘り下げて欲しいと思うもので、その点については認めます。ただし、ミステリーじゃなくてもいいのでは?というのが私の気持ち。エンターテインメントの衣装を着せられるほど軽くないと思うからです。 で、純粋にミステリーとしての評価をすると、展開が見え見えで2時間サスペンスレベル。ひねりが欲しかった。 筆力はあると思います。キャラクターもそこそこ出ているし、読ませる力もあります。もう少し主人公の顔が見えるとよかったですが。 | ||||
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とりあえず今年の「このミス」受賞作品を全て読んだ上で比較すると「これが大賞?」と言うのが本音。 何人もの人がレビューしているように「何故救急車で脳波を?」とかいろいろ突っ込みどころがあるとか物置の中に放置されているゴミから偶然目的物を見かけるとか何か取材不足とご都合主義に溢れている内容。 ただ、文章のテンポがいいためかあっという間に読める(所詮その程度ということか?) がそれ以上でもそれ以下でもない。 | ||||
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ついつい、引き込まれて最後まで読んでしまったが 読後感は悪い 何で最後まで読んでしまったのだろう・・・ つまり、読者を惹きつける力を持った文体なのだろうとしか 言いようのない 時間つぶしには良いかもしれないが、 ちょっとした知識があれば、納得できない点も多い 特に、最後の落ちは、予測は出来るがかなり強引な犯人像・・・ | ||||
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