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老女の深情け 迷宮課の事件簿3
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【この小説が収録されている参考書籍】
老女の深情け 迷宮課の事件簿3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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1962年にハヤカワ・ミステリとして出たものの文庫化。 Roy Vickersの『Eight Murders in the Suburbs』(1954年)の翻訳。 「迷宮課事件簿」シリーズの第3集で、8篇が収められている(「猫と老嬢」のみはノン・シリーズのもの)。 倒叙ミステリであり、犯人の小さなミスによって真相が暴かれてしまうというもの。 読者は犯人側に立って読み進めていくことになるので、どんなミスをしているのだろうとドキドキするわけだが、本書のは些細すぎるミスが多いように感じた。なんというか、カタルシスがないというか、ビックリしないというか。 迷宮課ものを読むのはけっこう久しぶりなのだが、こんなだったっけとちょっと拍子抜けしてしまった。 | ||||
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◆「ヘアシャツ」 商業博覧会場の特別夜間展示の後、一夜を共にした、 文房具の卸業者のグランサムとタイピストのエルジー。 翌日、グランサムはエルジーにプロポーズし、二人は結婚する。 結婚生活におけるグランサムは、エルジーの要望はすべて聞き入れ、 彼女が失敗しても、けっして咎めないという寛容な夫として振舞った。 しかしある時エルジーは、グランサムの知人が、彼女のことを〈ヘアシャツ〉と 呼んでいるのを偶然聞き、自分達の結婚に隠された意図があることを知ってしまう……。 犯人が抱く動機は、よく言えば人間の尊厳を侵されたためとも言えそうですが、 単に、身勝手で怠惰な本性が表面化されただけのような気がします。 まあ、たしかに被害者の歪んだ倫理観も相当イタいのですが(w また、些細な証拠物件から真相が芋づる式に引き出されていく解決のユニークさが、 《迷宮課事件簿》シリーズの読みどころですが、本作はその点でもピカイチです。 | ||||
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◆「ヘアシャツ」 商業博覧会場の特別夜間展示の後、一夜を共にした、 文房具の卸業者のグランサムとタイピストのエルジー。 翌日、グランサムはエルジーにプロポーズし、二人は結婚する。 結婚生活におけるグランサムは、エルジーの要望はすべて聞き入れ、 彼女が失敗しても、けっして咎めないという寛容な夫として振舞った。 しかしある時エルジーは、グランサムの知人が、彼女のことを〈ヘアシャツ〉と 呼んでいるのを偶然聞き、自分達の結婚に隠された意図があることを知ってしまう……。 犯人が抱く動機は、よく言えば人間の尊厳を侵されたためとも言えそうですが、 単に、身勝手で怠惰な本性が表面化されただけのような気がします。 まあ、たしかに被害者の歪んだ倫理観も相当イタいのですがw) また、些細な証拠物件から真相が芋づる式に引き出されていく解決のユニークさが、 《迷宮課事件簿》シリーズの読みどころですが、本作はその点でもピカイチです。 | ||||
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期待通りの怖さ。いつものように、一見普通そうに見えるのに、狂気を秘めた犯人。特別な意味もなく行った行為が思いがけなくも殺人につながっていく。もう迷宮入りかと思われたのに、ひょんなところから何気ない手掛りが出現しレイスンの興味を引いていく。ひょっとしたら、あなたや私も、そうなのかもしれない。 | ||||
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