■スポンサードリンク
チャイナタウン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
チャイナタウンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アメリカのアジア系の組織で盗難が起き・・・というお話。 久々に女性私立探偵のハードボイルドを読みましたが、この主人公のリディア・チンという探偵は大御所は先輩の描いた女性私立探偵に勝るとも劣らない存在感のある探偵で暴力シーンでも身の危険を感じながらも敢然と立ち向かう所に好感を持ちました。その他にも女性ならではの感性で描かれた細やかな女性らしさに清新な印象があり、男性読者でも好きにならずにいられない好印象を抱いたのは私一人ではないと思います。 それに本書の核になる著名な骨董品の盗難事件にもリアリティがあり、純粋な推理小説としても楽しめる事請け合いの納得の作品になっております。個人的印象ではもしかしたらハメットの「マルタの鷹」を現代風にアレンジした様にも思えましたがどうでしょうか。 以前、私の記憶が正しければテレビでこのローザンという人のインタビューを見たことがありますが、将来的には人の死なない文芸作品を書きたいと述べていたと思いますが、それが志が高いのかそれともつまらない純文学志向かは判りませんが、この小説を読んでミステリにしろ普通のフィクションにしろ偉大な作品を物するポテンシャルを秘めている印象を受けました。 いずれ大器になる予感のデビュー作。機会があったら是非。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者初読ということで、シリーズ第1作を手にしてみたが、まず、中国人の女探偵と白人の中年男性というコンビが意外に新鮮。アメリカ生まれのチャイニーズながら、興奮すると文法が怪しくなる主人公のリディア。だが、それを差し引いてみても、若干翻訳が物足りなかった。読みはじめでは言い回しにそっけなさを感じたり、硬く感じる部分もあった。しかしそれもわずかであったのと、登場人物たちの豊かな個性とで、読むにしたがってほとんど気にならなくなったといえる。ある部分、事件の展開や真相にハラハラするというよりも、舞台や登場人物の設定の新鮮さ、好感度で読まされた感がなくもない。ストーリー的には充分にハードボイルドといえる内容だが、それだけに、リディアと相棒のビルの会話などのやりとりの場面になると、いつもほっとして和んでしまう。舞台のチャイナタウンにしても、映画などで度々登場する舞台ではあるが、そこを軸に展開する物語が目新しかった上に、中国の独特なしきたりや文化が、同じ東洋人の立場からは理解しやすい面もあるかもしれない。今後も引き続きシリーズを読んでみようと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おなじみのビル&リディアコンビ。今回はリディア側から書かれています。ニューヨークの中国マフィアが絡んだ磁器窃盗事件。自分の古巣だけにリディアにもしがらみ等々が絡んできて、スムーズに調査が運びませんが、そこは、ビルとの絶妙なコンビ。最後まで飽きることがありません。特に今回は色々な種類の中国茶や中国料理が登場し、料理好きにもたまらない作品です。私もリディアの好きなお茶の一つ、ジャスミン茶を飲みながら読みました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!