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タッチ



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【この小説が収録されている参考書籍】
タッチ (Hayakawa Novels)
タッチ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

タッチの評価: 2.50/5点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

巨匠の駄作

表紙だけでなく、折り返しも帯も映画のスチールで埋められ、それが好みに合わなかったのでカバーをつけて読みました。
 レナードが超常現象を書いた作品は他に知りませんが、何度も出版社から突き返されたのがわかる出来でした。
 英語のレビューは絶賛が並んでいますが、キリスト教徒なら受け入れやすい話なのかもしれません。私は「タッチ」して聖痕から血を流して白血病も骨折も治るという設定ですでにしらけてしまいました。
 ファンタジーとしても恋愛小説としても中途半端で、レナード作品としては初めて、ああ読むんじゃなかったという感想になりました。たぶん映画もつまらなかったんだろうなあ。
タッチ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:タッチ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150761531
No.1:
(4pt)

クライム・ノヴェルの巨匠の書いたキリスト教系奇跡譚の異色作

キリスト教の信者の主人公にキリストと同じ聖痕が現れ・・・というお話。

キリスト教が普及して支配が強い地域の小説によくある、キリストの復活やキリストの様に常人に出来ない能力を持った登場人物が奇跡を起こし・・・という展開の話はよくあるし、実際本書もそういう展開の作品ではありますが、クライム・ノヴェルの巨匠、西部小説の巨匠が書いた作品という事で、ホラーやファンタジーの作家が書いた作品とは一味違う読み応えのある作品になっている、と言いたい所ではありますが、一通り読んだ感想ではありがちな奇跡譚に思えてしまい、もうちょっと工夫のある作品にして欲しかったと思ったのも真実でした。登場人物の動かし方や会話はいつものレナード・タッチを思わせ流石だとは思いますが。

訳者の田口さんもやはり最初に読んだ時はいつものレナードと違うので戸惑ったとの事ですが、私もレナードのファンとしては複雑な心境になりました。人に勧めたくなるかどうかは微妙です。

ただ、こういう恋愛小説風の奇跡譚、ファンタジーも書けるというのはやはりこの人の筆力は只者ではないと思わせ、何でも書けて、何でも面白く出来る才気がある人だった、懐の広い人だったのは判るので、その辺は読んで良かったと素直に思いました。点数は甘めで人によってはもっと減ると思います。すいません。ファンなので・・・。

巨匠の書いた異色作。キリスト教系奇跡譚やこの人のファンにはお勧め。その他の方はお暇ならどうぞ。
タッチ (Hayakawa Novels)Amazon書評・レビュー:タッチ (Hayakawa Novels)より
4152076143

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