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帆船軍艦の殺人
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帆船軍艦の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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全体的に力作で受賞はわかるんですが、面白くはなかったです。 まずミステリとしては1つ目の事件の脱出トリックはちょっと面白いですが、あとは特にこの舞台でなくても成立する微妙な物理トリックです。それといずれもトリックが図を見てもわかりにくく、横溝『本陣殺人事件』みたいに映像化しないとまず伝わらない内容と感じます。 歴史ミステリとして考証は健闘していて新人離れしており感服するものの、人物描写、人間ドラマとか一部のセリフは安っぽくコテコテで急に漫画みたいで、こまかい生活や船上の描写とか光る部分があるからこそ出来不出来のコントラストがもったいなく感じます。クライマックスの展開も安手のB級映画みたいでがっかりしました。打ち切り漫画みたいに急にハッピーエンドになるのですが、選評ではこれを好意的にみるむきもあり、首を捻りました 全体的に力作で、心意気を評価したいし作家としてのポテンシャルを評価したいので受賞には肯定的ですが、面白いかつまらないかでいったらあまり面白くなかったです。ただ新人賞というレースの枠組みを離れて歴史劇の方面で自由に筆を振るえた時に、この作家は本領を発揮できる気がしますので応援します | ||||
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