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鵼の碑
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鵼の碑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 41~60 3/4ページ
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久しぶりに京極堂をはじめとする各氏にお会いできて嬉しかったです。ところどころに以前関わった事件の関係者の名前が出てくるのもファンは喜ぶポイントかと。 セツちゃんが出てきたときは声をあげて笑いました。 京極堂の関口さんに対する名台詞もあります。 もっと本格的な憑き物落としをやってほしかった気もしますが、ないものは落とせませんし、依頼されることではないので仕方ないですね。 榎木津さんは大活躍とまでは参りませんがバカでかい声が聞こえてくるようでつい口角があがります。 お話は【鵼】のタイトル通りでした。 本来、ないものをあると信じて探求し、読者はまんまとしてやられます。 いつものように(⁈)読み終わった後のやりきれない後味の悪さはありません(笑) 同窓会に参加し「あー、楽しかった」と思う、そんな感覚を得てください。 新参の方は姑獲鳥からすべて読破しご参加下さい。 | ||||
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懐かしや、京極堂! なんか、前の事件は忘れてしまったけれど、それも良し。 | ||||
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久々の京極堂ものでうれしく読んだ。京極堂の出番が少ないので、もっともっと出してもらいたかった。 内容はまあまあ興味深いものだったが、もっと奇抜な方が良かった。 | ||||
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17年、待ち侘びました。 読み進めたいのに、読み終わってしまう事が惜しいような心地で何度も残りのページを確認したり。 学生の頃、憧れのような存在だった京極堂たちの歳を追い越したからか、あのころよりもキャラが身近に感じられるようになった気がします。 ネタバレはしませんが、この作品はこのタイトルでなければならなかったのだなと納得の内容。 そして、作中で語られる事は、今にも通じるもの、今だからこそ余計に響くものかもしれません。 前作までの事件で、キャラの多くが心に何らかの傷を負っていましたが、そこにそれぞれが折り合いをつけ、ちょっと強くなったというか、地に足つけて生きている事が感じられて嬉しかったです。 ほぼオールスターな事も嬉しかったですし、新キャラの方もとても素敵。 蘊蓄も健在で大満足です。 百鬼夜行シリーズだけでなく、京極夏彦作品の1ファンとしても嬉しい展開でした。 次回作、幽谷響の家も楽しみです。 これまでの百鬼夜行シリーズを再読しながら、ゆるりとお待ちしてます。 | ||||
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何時もの事だけど厚さにはやっぱりで開いたとたん物語に引き込まれしまいました。京極夏彦さんのシリーズは全部読んで怪異の世界は私は大好きです。 | ||||
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前作からの間に色々なことがこの日本でもありましたからね…おそらく何度も書き直されたり、追加されたエピソードがふんだんに盛り込まれているのだろうと思います。 舞台は昭和の前半ですが、陰陽師が語る言葉は現代の我々にも届き得る言葉の数々でした。 そして百鬼夜行シリーズを追いかけてきた読者へのご褒美ともいえるラスト。 満足感のある一冊でした。 | ||||
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17年、待ちました甲斐があったというものです。複数のグループが徐々に徐々に深めていく謎が章を追うごとにワンフレーズづつリンクして、巨大な化け物を虚空に描き出します。 この17年を埋めてくれていたシリーズとのリンクもお見事!! レンガ本の読了感の爽やかさは最高ですね。 帯にしっかり書かれた次回作「幽谷響の家」はいつになるかは分かりませんが、また彼らに会うのが楽しみです。 | ||||
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長年作品を楽しみにしていました。久しぶりに京極堂一座に出会えて嬉しく思い、またとても面白かったです。巻末には次回の予告もあってドキドキします。 | ||||
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待ちに待った新刊読み切りました。 目録式は登場人物それぞれの動きを遡りやすく、さらに鵼という化け物の性質をも表していて良かったです。 事件としては薄味であるという意見もありますね。先日テレビの取材で先生がおっしゃっていましたが、百鬼夜行シリーズは謎解きがメインではない。読み終えた人の心に表題の妖怪が浮かんでいるかどうかを意識して書かれているそうです。過去作ですと陰摩羅鬼を読んで真相や犯人がすぐわかってしまったという不満を当時見ました。そもそもこのシリーズはそこ(謎解き)に重きを置いていないのです。 結果としてこの作品自体がまさに鵼でした!先生、しっかり受け取りました。過去作を再読しながら次作も楽しみに待たせていただきます。 | ||||
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【読書のきっかけ】 もう出版されることはないだろうと思っていました。 前作「邪魅の雫」が発表された2006年には、同書中に次作として「鵼の碑」の題名は掲げられていました。 ところが、待てど暮らせど新作は発表されず。 17年後の2023年9月、まさかの新作発表で、早速読んでみることとしました。 【率直な感想】 <「姑獲鳥の夏」を思い出す> 1994年のある日、私は書店の新刊本コーナーで奇妙な一冊を発見しました。 「姑獲鳥の夏」とある。 「奇妙な」というのは、その表紙に、女性の姿が描かれていたから。 「うぶめ」というのは、ゲゲゲの鬼太郎にも登場する妖怪で、確か、巨大な「鳥」の姿だったはず。 そもそも、姑獲「鳥」というくらいだから、「鳥」のはずだろう。 でも、面白そうだから、読んでみよう、と。 これが、大評判となった百鬼夜行シリーズとの出会いでした。 そして、「鳥」は、本作品中でも、重要なキーワードとなっています。 <レンガ本との久々の出会い> この10数年の間に、私はKindleを使い始め、書籍の購入は専ら電子書籍となっていました。 本書も思ったとおり、ノベルズ版で800ページほどあり、紙の本だと、例のレンガ本であることは確実。 それでも、久々に紙の本で購入したのには理由があります。 レンガ本の厚みを実体験したいというのもありますが、もうひとつ。 それは、ノベルズ版に付いてくる「しおり」に仕掛けがあって、著者自ら描いた妖怪のイラストと「謹製 開運○○(妖怪名)栞」と「御祓済」の文字が書かれていて、大変有り難いものです。 この「しおり」は3作目の「鉄鼠の檻」から付いてくるようになり、描かれる妖怪は毎回異なっています。 Kindle本だとこれは付いていなさそうでしたので…。 このシリーズの終盤の恒例は、京極堂による憑物落としですが、この「しおり」には、読者の皆さんは、既にお祓いしておきましたので、安心してお読みくださいという著者からのメッセージと受け取っています。 <本物の碑を見たことがあります> 本作品でも、冒頭の古文書に、源頼政が鵼を弓矢で退治したという伝説が掲載されていますが、京都に「鵺大名神社」という小さな社があります。 (ぬえの漢字の部首が、本作品では「空」、神社では、「夜」ですが、どちらも正しい。作中で京極堂から説明があります) 今から20年ほど前、私は観光旅行でそこを訪れ、携帯電話でその社と、「鵺」について記された石碑を携帯電話で撮影してきました。 久々に、パソコンの中を探っていったら、その写真が見つかり、少し嬉しかったです。 どうしてこの出来事を書いているかというと、本作品での「碑」は、この神社の石碑とは全く別物。 しかし、著者は当然、この神社の石碑のことはご存じだと思うので、本作品の着想のヒントになっていたのではないかと推測しています。 【全体評価】 シリーズの常連が登場するたびに、懐かしい人と再会した気分にさせてくれる嬉しい一冊でした。 大人の妖怪小説ゆえ、ゲゲゲの鬼太郎のように作中に妖怪が登場するわけではないけれど、なぜ「鵼」が今回題名となっているのか、憑物落としのシーンで明らかになる構成はさすがと言わざるを得ません。 800ページが長いどころか、もっと読んでいたいという気にさせてしまう良作でした。 次作は、「幽谷響の家」とのこと。 10何年も待たせるようなことはないように、切にお願いします! | ||||
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待った甲斐がありました。散らばる謎を一気に畳む快感は他にかえがたいです。 | ||||
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前作から17年という事実に驚きました。 前作を読んだのがついこの間くらいに思っていたのに、それだけの時間が経ってしまった事、なのに気持ちだけは17年前とあんまり変わっていない事に個人的に愕然とします。 そしてシリーズおなじみのキャラ達との再会もあんまり違和感はなく、スッとこの世界に入っていけてしまいました。 これは「京極堂」シリーズの存在感の大きさによるものなのかもしれません。 そして今作はシリーズでも異色な作品に感じました。 どう異色なのかはネタバレになるので言えませんが、〇シリーズでいう所の〇〇〇をマイルドにした感じという印象です。 今回は意外と榎木津の出番はあんまりなかったですね。 あとは関口に気の合う作家友達が出来たのは何か微笑ましかったです。 あと新キャラのあの人は扱いが既存キャラっぽく感じたのですがひょっとして外伝作品に既に出てる人なのでしょうか? | ||||
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京極堂シリーズについてレビューはたくさんあると思うので、少しずれた話を。 本作のなかには「陰謀論」「戦争と反戦」「国家と個人」「原子力」など トランプをめぐる報道やウクライナ戦争など今の国際情勢を念頭においたかのような記述がわりと多い。 信仰と宗教の違い、政治と宗教の住み分け、科学と科学信仰の差など面白い議論もたくさんあるが、 戦争観や国家観については意外に平凡なものを感じた(あくまで個人的見解)。 たとえば手塚治虫の畢生の大作『火の鳥』の歴史観が戦後教科書的な陳腐さに基づいているのに似ている。 ナンセンスを承知で言うと、京極堂の言葉ではウクライナ戦争を止めることはできないし、そのような力ある世論を喚起することもできないだろう。そういう限界を見たような気がした。 しかしそんなこととは関係がなく、 鵺の悲しみ=化け物の幽霊の悲しみというメッセージはよかった。 | ||||
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至福の時でした。 17年間でシリーズを5周してますので、キャラを忘れてるとか、久しぶりの世界感とかの感想はありませんが、作者の読ませ方(目録)や考えさせ方(鵼の定義)には今回も脱帽です。 久しぶりの女性新キャラの緑川さん、良いですね。 今回のシメはその緑川さんが爽やかに締めてくれましたが、大叔父の緑川博士の心情は、記述がないですが、想像すると凄く切なかったです。 レビューをいくつか読むと、薄味だという感想が多くあります。確かに百鬼夜行シリーズの前半作品は濃くて、陰惨で、陰鬱なものが多い。そう感じるのは理解出来ますが、その読者は妖怪の作品に取り憑かれてますよ。まあ、引き摺るくらい衝撃的な作品でしたからしょうがないと思います。では、京極堂に代わってその付き物を落としてあげます。いいですか、過去作品を5回読んで下さい。全部均等に面白く感じます。…私だけですかね? 更に、榎木津の出番に不満持ってる方もいますね。でも、つい先日(17年前ではない)自分が元で起きた連続毒殺事件(邪魅の雫)があったばかりですから、テニスや乗馬に興じていても、仕方ありませんよ。 | ||||
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待ちに待った新作 一気に読みました。 懐かしい名前も出て、やはり京極堂シリーズ良い。本の帯に次回作予告も有ったので 楽しみです。懐かしい方の新作も外伝で良いので読みたい。もう中毒状態です。 | ||||
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17年ぶりの新作が、18年ぶりタイガース優勝の日(230914)に発表されました。 15~17日に読みましたが、噂にあった原子力関係も含め、ややあっさりとした内容。 いやに公安が出てくるのが早いなあと思ったら、こんな展開でしたか。 充分面白いけど、次作はドロドログログロのえげつない京極ワールドを期待。 10月にはローリング・ストーンズ18年ぶりの新アルバムもあり、一気に春の様相。 【追記】売れるからって、高額にする戦略はいかがなものでしょう。 今後1年間、講談社の新刊は購入自重します。 | ||||
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京極堂の蘊蓄が初っ端からこれでもかと続く。姑獲鳥の夏を彷彿とさせるような、とても辛い、この辛さが癖になる。 様々な謎が収斂していく構成は十七年経っても相変わらず見事だが、結末には思うところもある。だが、題材を鵺とした時点でこれはもう仕方が無かったのかもしれないなぁ。 個人的にとても魅力的な人物が登場します。 | ||||
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待っている間に自分も同じだけ歳を重ね、この厚み読めるかな…という少しの不安は、まったくの杞憂だった。 そうだ、読みやすいんだった。 ちみちみ読んだけれど読み終わってしまった。 京極先生ありがとうございます。 本当にうれしい。 ちょっとの物足りなさを感じつつの中盤~後半、終盤ででてくる知った人物の名でもう、これだよこれ!ってなったよね。 次は後巷説を読もうかな。 まだまだ読みたい。 次作「幽谷響の家」は…早めに読みたいです。 (祭りなのでノベルス、単行本どちらも入手しましたが、単行本の凝った作り、とってもかっこよいです!読みやすいのは慣れたノベルスだけれど。) | ||||
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話の内容は良かったです。というよりネタバレを避けるために何も書きたくありません。 個人的に京極夏彦の作品、特にこの百鬼夜行シリーズは電子書籍では買わないようにしているのです。なぜなら「本の厚み」も含めて一つの作品のようなイメージがあるのです。 | ||||
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京極堂たちに出会えるだけで最高です。17年間待ってただけあって、そのぶん手に取ったときの楽しみも倍増でした。読み終わった感想としては、シリーズ全部読み返したくなった!です。 | ||||
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