■スポンサードリンク


永遠と横道世之介



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

永遠と横道世之介の評価: 4.19/5点 レビュー 191件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全191件 101~120 6/10ページ
No.91:
(4pt)

とてもほっこりする話

吉田修一さん特有の書き方なのか、各登場人物の視点や時間軸を切り替えながらストーリーが進んでいく。伏線のストーリーがうまく重なりながら繋がっていく。
話自体はとてもほっこりする話でした。悪人とは全然違う雰囲気です。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.90:
(5pt)

好きだなあ

あんまり人情物とか好きじゃありません。青春物もちょっと苦手です。でも吉田修一さんの書く青年は好きだなぁ。
どこにでもいそうで、ちょっとたよりなくて、自然体で、とてもかわいい。なぜかわいいかわからないけど、かわいいです。
普通だけどなんかただの普通じゃない、私みたいなへそ曲がりの青春苦手でも、読んでいてとても楽しい本です。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.89:
(3pt)

あとからジワっとくる面白さ

読み始める前は世之助がもっと自己犠牲的な博愛主義なイイ奴かと勝手に想像していたがそうでもなく
普通にどこにでもいそうなお調子者だったので少し拍子抜けした

なので友人の
 「ただ青春時代に世之介と出会わなかった人がこの世には大勢いるのかと思うと、
  なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる」
というセリフがあまり響かなかったし、過剰な気持ちの押し付けを感じてしまった

それでも、大きな出来事もないのに、グイグイ引き込まれて一気に読み終えてしまった

日常の小さな幸せ、身の回りの人の温かさを感じるのにはいい作品だと思う
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.88:
(1pt)

期待外れ!

映画化にもなったので観る前に読んだのだが主人公の性格に全く共感出来ない何も学べない。
場面の切り替わりが想像出来ないし他界の理由がありえない!他の小説もこんなもんでしょう。
他に映画化して欲しい小説があるのに監督の才能も疑わしい
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.87:
(5pt)

そこに、青春があった..........。.感涙!

何気ない青春の1ページ。

横道世之介の青春期と重なる私は、共感できる時代背景があり、
楽しく読めました。

爽やかなる主人公と不思議な彼女祥子ちゃんと、周りの温かい
人々。

ラストは悲しいものの、爽やかに生き抜いた世之介に、
感涙。

久々の青春ものでしたが、本当に良かった!
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.86:
(3pt)

吉田修一の青春

タイトルの面白さは買うが、淡々と進む過去と、忘れた頃に出てくる「今」。
その糸がどう捻るのかを最大の焦点として読み進めたけれど、プツンと切れた糸は宙に漂う蜘蛛の糸になる。
特に主人公の元カノが、あまりにも変貌しているため
世之介のブランクが余計に気になるのだが、作者はあっさり線引きしてしまう。
オチの吉田修一に慣れた読者には、物足りない。ノスタルジー以外に、何を読み取ればいいのか、自分には解らない。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.85:
(5pt)

こんなモッサイ奴いるいる私のとなりにも、でも

東京の大学生になったばかりの田舎者で、都会人からみたら鈍くてもっさりした馬鹿なヤツ。そんなどこにでも必ずはひとりはいるような横道世之介が主人公である。80年代のある年、入学からの1年間に世之介が関わったさまざまな人たちと、20年の時を経て今の彼らの中で世之介がどう生き続けているのかが描かれている。描かれ方のタッチは一見するととてもさらりとして軽やかだ。

 だが、油断してはならない。世之介は、実は並みじゃない鋭敏な感性と侮りがたい強い意志とを持ちあわせた、鈍感でも馬鹿でもない男なのだ。しっかりと読み込んだ読者は、元カノの祥子ちゃんと一緒にそれを思い知らされることになる。しかも、今さら気づいても取り返しがつかない後になってから。世之介と過ごした、ほんとうに何気ない日々は、実は何気ないようでいてかけがえのない何ものかであったのだ。はらりと流れてしまう涙は、しっかり読みこんだことのご褒美でもあり、同時に、若き日とその後の人生の中で、何か何気ない大切なものを置き去りにしてきてしまった多くの読者への、お仕置きでもあるかもしれない。

 20年前にはありふれた存在だった公衆電話、今はほとんど姿を消してしまった。消えたのは公衆電話だけじゃなくて、そこから始まる「たまたま」近くに来たから寄るとか、今居るから「暇なら」来いとかいうアポなしの気儘な付き合い方も昨今は姿を消しつつある。随時連絡可能な携帯とメールの出現で、予告なしの訪問・来訪ってのはめっきり減った。まあそれだけのことではあるが、「たまたま」から始まる無限の人間関係の広がりや、行動範囲の拡大の可能性も失われてしまったことが、世之介の間の抜けたずうずうしさに読みながら付き合っているとよくわかる。
 たまたま授業が終わった時隣だったから一緒に飯を食う、遊びに行く。教習所の申し込みさえ一緒にやっちゃう。相手の家に行く、そのまま何カ月も入り浸ったりまでする。こういう横道世之介流の人間関係は、何かの便利さと引き換えに今では失われてしまった気がする。
 ネタばらしは憚られるので詳しくは言えませんが、この物語は長崎が舞台のひとつになっている。長崎である限りは避けて通れないテーマも、軽さを装ったこの話の中で、これ以上切り詰めようのない極少の文字数でキリリと綴られている。あたかもそのエピソードが、はらはらと飛んでしまいそうな物語に、ぷすっと留めるために刺された1本のピンのように効いている。その1本がその後の世之介の人生にも、今日の私たちの誰もが、失ってしまった大切なものを想起させられたあるニュースにもシンクロしていく。初めて読む著者なのだが、かなりの手錬れであるのは間違いない。
 
 個人的には、「イタトマ」が出てきたのは懐かしかった。渋谷の公園通りや六本木の芋洗い坂にあったイタリアン・トマトは東京の今風カフェの走りだった。今は郊外の私鉄駅に「イタリアントマトJr」とかに姿と名を変えて存続していたり、秋田新幹線秋田駅とか山形新幹線山形駅とかの構内に屍をさらしている。都会のお洒落な空間であったかつての店を懐かしむのは、単なる個人的なノスタルジーでしかないかもしれない。だが、80年代のある日、公園通りのイタトマで「たまたま」隣の席に座り合わせた女子大生が、どういうわけか今の私の家内である。そのことを考え合わせると、世之介流の「たまたま」交友法が、今は失われてしまったことが、しみじみ寂しく思えてならない。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.84:
(2pt)

微妙

映画の宣伝を見て、タイトルを知って是非読んでみたいと思っていた作品でした。それだけに期待が大きかったのかもしれません。
本を読むのは好きですが、新しく小説を買う気がしばらく無くなるくらいでした。読みづらい。読むのをやめかけましたが、せっかく買ったのでもったいないと最後まで読みました。読むことが苦痛に感じたのは文体があってなかったからかもしれないですが、それにしてもあまりに淡々としすぎている。
確かに、大学にこんな感じの人はいると思います。彼を憎めないのもまあ、分かります。でも共感できない。

ちょうど今大学生、という人より、バブルの時代あたりに大学生だった人のほうが共感できそうです。
あまり友人には薦められないなと思いました。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.83:
(5pt)

話の構成、タイミングのよさに感銘を受けた

本当になんでもない話です。
横道世之介青年が地元九州から上京し、それからの約1年の出来事と合間にそこから20年?後の話も入れながらの作品です
また作中の登場人物たち、その一人一人が愛しく、愛着の沸く読んでいて気持ちが晴れやかになる本でした

ぜひ読んでみてください
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.82:
(5pt)

爽やかな余韻

「青春小説の金字塔」という帯に、まったく期待を抱かず読んだが、余韻にずっと浸っていたいような心に残る作品だった。
私は35歳なのですが、この歳で読んだからこそ、たくさんの共感があったのかもしれない。
新しい出会いの面白さや、過去を懐かしむことの幸せを思い出させてくれる作品だった。
ラストをどうとるかは人それぞれだろうけど、読後感はかなり良し。お薦めしたい、一冊です。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.81:
(4pt)

80年代を謳歌した人々へ

80年代を謳歌した読者への贈り物だと思いました。当時を偲ばせる時事ネタ満載で、どこかおっとりした嫌味のない主人公は、さしずめその案内役でしょうか。彼が狂乱の時代をひょうひょうとマイペースで駆け抜ける様子には、同志のような哀切の念が残ります。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.80:
(4pt)

いい加減な世之介が何ともいい感じです

どこにでもいそうで、そうそういないんじゃないかなぁ、世之介みたいな人。
 時々どうしょうもないんだけれども、基本優しくて、人情に厚い。
 傍にいても、邪魔にならないというか、むしろ、ホッとさせてくれる人。
 確かに「生産性のない」ような小説だけれども、そこが、きっとこの小説の良さです。
 だからこそ代々木駅でのエピソードは必要なかったと思うのです。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.79:
(1pt)

内容よりカバーの文言が過剰

中盤で思わず「はぁ?」という声が漏れます。
オチがスッキリしない系の話が苦手な人は読まない方がよいかと。
私は大嫌いです。作者のひとりよがりなしたり顔が透けてみえる。
こんなものに賞を与えている文学賞なんてろくなもんじゃないが、
もっとろくなもんじゃないのはカバーに書かれた
「青春小説の金字塔」という文字。
内容はさておいたとしても、冷静に読めばこれが青春小説でもなんでもないことはわかるはず。
書いた編集者は「金字塔」の意味を知らなかったのか。金は金でも金メッキ。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.78:
(5pt)

サンバサークルって!?

ひまで。バイトして、講義出て居眠りして。
わかる。こんな奴いた気がする。
いいやつで。ホントに気のいい奴で。
特に取柄はないんだけど、俺はお前の味方だからなって言いたくなるやつ。

世之介、本の中だけど、俺もお前に会えてよかったよ。

吉田修一も、つまらない理由で別れた場面は、あんまり切なくて書けなかったんだな。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.77:
(1pt)

人が死ねば感動するってもんじゃない

主人公の大学生活描写は淡白で密度が低く、どのへんが「青春小説の金字塔」なのかが不明。親しかった人が死ねば切なくなるのは当たり前だが、物語的にあの人が死ぬ必然性はあったのか。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.76:
(5pt)

いつの時代にも

いつの自分も変わらない人生のイチページなんですね。暖かかったです
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.75:
(5pt)

もったいない

ひさしぶりに、読み終わるのがもったいない作品に出合いました。
ほっこり、あったまり、読後感サイコウです。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.74:
(5pt)

名前のインパクト

横道世之介という題名のインパクトがいいです。さすが、吉田修一さん。
そして、登場人物たちの個性、それぞれ違っているけど、みんないい人、爽やか、一生懸命。
日頃の疲れを癒し、優しい気持ちにさせてくれる小説でした。
気持ちが落ち込んだ時、自分が嫌になりそうな時、もう一度開いてみようかなと思える読後感でした。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.73:
(4pt)

時代を超えて愛される名著。

映画がとても良かったので読んでみました。
淡々と、それでいて軽快な文体で読みやすかったです。

18歳の青年が大学で過ごした1年間についての作品で、時代設定はバブル前後でしょうか。
私自身まだ生まれていない時代ですが、そんなことは関係無く楽しめました。

なぜなら、作中で描かれる出会い、友情、恋、成長、葛藤、別れ、そして再会は"イイ意味で"とてもありふれたモノで、
登場する人物もどこかで会ったことのあるようなキャラクターばかりです。

20歳を過ぎている方であれば、若かりし頃の青春時代を追体験できる小説なのではないでしょうか。
年齢層や性別に関係なく、時代を超えて読まれるであろう良作だと思います。

結末はちょっと泣けますが、読了後は「よし、明日も頑張ろう!」と爽快な気分にさせられました。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.72:
(5pt)

笑顔になれる

あ〜こんな人に出会えたらと…くすっと笑ってしまう作品です。是非読んでみて下さい。きっとお気に入りの一冊になります。
横道世之介 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:横道世之介 (文春文庫)より
4167665050

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!