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卒業生には向かない真実



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【この小説が収録されている参考書籍】
卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)

卒業生には向かない真実の評価: 3.24/5点 レビュー 37件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

彼のひき逃げ事件

彼の起こした轢き逃げ事件被害者は、永遠に救われることなく物語は完結しました。
卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)より
4488135072
No.3:
(3pt)

結末はこれでいいのか、ちょっと納得いかない

惹句には「一気読み必至」となっていましたが、第2部の前半(ピップの受難)はちょっと冗長な感じがしました。
その後は、「主人公の思うとおりに行くとしたら小説としてまずいのでは…」と思いつつ読んでましたが…。
こういう結末はあまり体験したことがなく、ある意味問題作だとは思いました。
3部作は完結しましたが、また大学生になったピップの活躍を読みたいとは思いました。またさわやかになってくれるといいのですが・・・
卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)より
4488135072
No.2:
(3pt)

そこに正義はないよ

ネタバレあります。未読の方は注意してください。

自分は3部作が完結してから「衝撃的な内容だった」という噂を聞いて1作目を手に取りました。
1作目は楽しめました。
SNSや現代のツールを駆使して、過去の事件にアプローチするのは新鮮でおもしろかった。
2作目3作目と進むにつれて単体の小説としてのおもしろさは薄れていく一方、3部作としての構成の緻密さを感じて興味深く読み進むことができました。
正直言って3作目でおもしろいのは過去の事件が解明する中盤のごくわずかな部分だけで、大半は読むのがしんどかったです。

3作目の着地点は、私は好みではありませんでした。
ただ、思えば1作目から主人公には「正義より自分の都合」を重視する傾向がありました。
自分が庇いたい人物が絡んでいるからと、過去の自動車事故を追求しない人物ですので。
3作目で主人公が逃げずに立ち向かったことは理解できます。
警察は当てにできず、敵は主人公の命を狙っているのですから。

ただその後の事後処理は共感できません。
主人公が罪を着せたのは「ひき逃げ+常習的な婦女暴行犯」です。
過去のひき逃げは主人公自身も間接的に隠ぺいに加担しています。
婦女暴行については罪を追求したかったけれど、裁判の結果無罪になっています。
彼を暴行で立件するのではなくて、殺人の罪を着せるのは筋違いです。
「彼を刑務所に入れたい」という最終目的だけが暴走しています。
暴行の罪でなく、刑務所に入れるためなら罪状は重ければ何でもいいというのは正義ではなくある意味私刑です。
そして彼を裁こうとしている主人公は、追い詰められていたとはいえ殺人者です(というか、自分の罪を嫌いな人にかぶせてるだけです)。

事後処理のために友人たちを巻き込みますが、この辺りは自己陶酔と自己満足が鼻につきます。
「何かあれば自分がすべて責任をとる」ようなことを言ってますが、その覚悟があるのなら友人を巻き込む前に出頭するべきです。
現実的な問題、巻き込む人間が多いほど秘密は洩れやすいものです。
重要な秘密であってもうっかり洩らしてしまうことは、2作目の登場人物を見ればあきらかです。
現時点ではみんなのことは家族も同然に思っているつもりですが、そんな関係が儚いことはローレンが証明しています。
第一、父親の過去の罪を掘り返して自分を「殺人者の娘」にした人物と家族のような深い関係が成立するというのはファンタジーが過ぎます。
どちらかというと主人公の周りの人間は、弱みや引け目で主人公に従わざるを得ない人たちです。
本当の家族は巻き込まずに力関係が存在する人物を選んで巻き込んでいることから、主人公が無意識に選別していることが判ります。

主人公が自覚的に悪としてふるまうなら、普通の高校生が悪に染まっていくピカレスクロマンの金字塔になったかもしれないけれど、そういう方向性でもなく。
良い話風なエピローグで終わってますが、10代の頃の恋愛や友情がどの程度続くものなのか知っていると、ご都合主義に見えてしまいます。

自分みたいに完結してから一気読みした人間はダメージが少ないけれど、1作目で主人公を好きになり感情移入して続刊を待ち望んでいた人には、しんどい話だったんじゃないでしょうか。
非常に読者を選ぶ作品で、なんなら1作目がど真ん中という人には続刊は合わない可能性が高いです。
卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)より
4488135072
No.1:
(3pt)

1作目、2作目は面白かったけど……

1作目は面白かったなぁ
2作目はそれより落ちるけど、楽しめた
でも、シリーズ最後の本作はだめでした
期待してたんですが、犯人判明後の主人公たちの行動についていけませんでした
あと、1作目や2作目のネタバレがされまくりなのが気になりました
卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)より
4488135072

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