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アリアドネの声



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アリアドネの声
アリアドネの声

アリアドネの声の評価: 3.97/5点 レビュー 146件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全100件 61~80 4/5ページ
No.40:
(4pt)

涙と感動のラストシーン

シチュエーションから、ハラハラドキドキを期待して読み始めた。迫る浸水、あちこちで起こる火災、ドローンの墜落などのアクシデントを乗り越え、感動のラストが待っていた。章の最初に引用されているヘレン・ケラー自伝からの抜粋も、見事に内容とシンクロしている。映画化希望します。
アリアドネの声Amazon書評・レビュー:アリアドネの声より
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No.39:
(4pt)

理屈抜きで泣けました。

ミステリーでは...ないですね。
技術的な描写を丁寧にされているあたり、「その色の帽子を取れ」に近い感触を持って読み進めました。
難しい表現ではなくて、読みやすい文体です。
読み進める途中で本編のカラクリには気付いてしまいましたが、それでも最後の5ページは泣けました。
余分なエピローグが一切なく、涙したあとは読者の想像に委ねます的なところも、好感が持てました。
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No.38:
(5pt)

すっきりした文章と構成。登場人物たちは困難を乗り越えて進みます。

制限時間内のターゲット救助というサスペンスを主軸とし、謎と解明を組み合わせたストーリーです。
すっきりして読みやすい文章と、スマートで分かりやすい構成で、読後感も良く、広くお勧めしたいです。ドローンの活躍についても、時代に合っていて興味深く読みました。

冒頭、主人公のトラウマである水難事故が語られる部分は、読みながら辛く感じますけれども……、主人公は前向きに乗り越えて行きますので、読み進めて応援してあげてください。
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No.37:
(5pt)

退屈せずにサクッと読めた

気の抜けない展開が続き最後までテンポよく読めた
無理だと思ったらそこが限界。一見すると励ます言葉に思えるが、それが呪いの言葉になることもある。
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No.36:
(5pt)

感動した!これは名作

あらすじ読んだだけで泣きそうになった笑 途中疑惑が持たされたり困難も色々待ち受けてハラハラドキドキしっぱなし、それからのラストは想像を上回る感動、ぜひ読んでほしい。(個人的にはもう少し余韻が欲しかったが)。
ページ数と文章量と行間が広く非常に読みやすかった。これは映画化しそうと思ったが難しいかも。それは何故かは読んでみたらわかります。(いややっぱできるか笑)。
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No.35:
(5pt)

ドローンを使った救出劇

良い話だった。
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No.34:
(5pt)

ドローンに乗っているような臨場感

まず、文章を簡潔かつ伝わりやすい文体で書かれているので、読みやすい。また、話の引き込み方や、躍動感などが上手いのでスイスイ読めた。実際には、一般人が技術協力することはあっても、いくらなんでも先陣切るなんてことないだろうけど、それを差し引いても面白かった。ただ、最後の部分はどんな奇跡でそうなったか、ん?って思ってしまったけど笑 一気に落ちたんなら無事じゃないやろうし、◯んでてもおかしくないんですが。他にもYouTubeやインフルエンサーの闇も焦点を当てていて良かったです。邪魔した人何か罰が下れば良いのに。
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No.33:
(5pt)

一流のパニック冒険小説であり、感動の幕切れ

まずこの作品の状況設定が素晴らしい。ドローンを使って目が見えず、耳も聞こえず、しゃべることも
出来ない女性を地下都市から救助するという、ある意味「いまどき」の設定だ。ドローンの品質や
能力がここまで発達していることに驚きながら、まったくその辺の初歩的知識もないアナログ人間の
私でも容易に理解出来るほど文章はうまい。大地震で地下都市に残されたこの女性を救うのは
困難極まるわけだが、さらに予想されない障害が何度となく襲ってくる。パニック冒険小説としても
一流だが、最後に感動的な仕上げが用意されている。一気読み必至の作品だ。
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No.32:
(4pt)

おもしろーーーーー!

なんとなく違和感を持ちながら読んで、最後に納得! そういうことか!!
読んでよかった。超面白い!
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No.31:
(4pt)

冒頭シーンが少しだけ

面白かったです。
面白かったんですが子供が傷ついたり死ぬシーンがとても苦手で、そこがきつかったです
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No.30:
(5pt)

好きなタイプの小説

春生(はるお)には兄がいた。何でもできて憧れの兄だったが、春生が子どものときに海で溺死した。

その事故の後、まともに生活できなくなった母を支えるため、春生は静岡の実家に住み、東京まで通勤している。勤めているのは「タラリア」という社名の、ドローンビジネスをしているベンチャー企業だ。

春生はそこでドローンの実技指導をしたり、調査用のドローンを飛ばしたりしている。この会社が災害救助用に開発した国産ドローンの名前が「アリアドネ」。アリアドネは「WANOKUNI」プロジェクトの防犯システムに使われることになっている。WANOKUNIでは、商業施設やオフィス、インフラ設備の大半が地下にある。地上には個人の住宅や教育施設など、最低限の設備しかない。地下都市にすることで、ヒートアイランド現象、騒音や悪臭などの問題が解決できる。

ドローンに物流を任せることで、物流が滞る問題も解決している。

この町のオープニングセレモニーも無事に終わった、と思われたところで、マグニチュード7.2の地震が東海地方を襲う。活断層地震で、この地下都市にも大きな被害が出る。

そして、このセレモニーでスピーチした全盲でろうあ者の中川博美という障害者を最新のドローンで探すことになる。そのパイロットをするのが春生である。

果たして、春生とアリアドネは見事に任務を果たすことができるのだろうか?

しかし、このアリアドネ、とんでもない高性能のドローンである。8Kのカメラを2台備え、複数のマイクで音を収集し、音源の位置まで特定できる。レーザーパルスにより物体の位置を想定し、3Dマップの作成や自己位置の推定を行うことができ、赤外線サーモグラフィーも付いている。

近いうちにこんな高性能のドローンで人命救助を行うようになるのだろう。こういう、課題を一つひとつ乗り越えていく小説が好きなので、楽しめる設定だった。緊迫感もあり、なかなか良くできた作品である。
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No.29:
(5pt)

(2024-53冊目)「夢は叶ってしまえばただの現実。その叶えるまでの過程が楽しいから、〈夢〉なんです」(254頁)

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 高木春生は災害救助用ドローンを扱うタラリアに入社しておよそ8年。地下に多層的に広がる実験的スマートシティ兼ドローン特区の〈WANOKUNI〉で自社製品のお披露目をすることになる。しかしその式典直後に大地震が発生。ひとりの女性が地下5階の地下鉄駅構内に取り残されてしまう。崩落と浸水が原因で直接救助隊を派遣するのは難しいため、新型ドローン〈アリアドネ〉を使って救出を試みるが、要救出者である中川博美は盲聾者だ。つまり耳も聞こえず、目も見えず、言葉を発することもほとんどできない。ドローンで誘導を試みるが、時間が経過するにつれ、博美はどういうわけか光と音に反応するかのような奇妙な行動を取り始める……。
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『 このミステリーがすごい! 2024 』国内編の第5位に選出された作品です。大変面白く読みました。
 この作品の魅力は大きく分けて3つあると感じました。

 ひとつは、技術革新の進んだドローンによる人命救助、地下化するスマートシティと次世代の物流網の開発、暴露系ユーチューバーによる陰鬱で興味本位に堕した情報発信、といった具合に、2020年代の日本に実際に広がる状況を巧みに取り込んだ精緻な物語にあります。テクノロジーの進歩が、人の暮らしを豊かにした面もある一方、後戻りが難しくなった苦々しい世界の現況もきちんと描いていて、なかなか侮れない小説だといえます。

 ふたつめは、ミステリーとしての卓越性です。光も音も頼りにできない被害者を、地上へと導いていくことが果たして可能なのか。しかも浸水のタイムリミットを背負いながらの決死行です。絶体絶命の状況下で、20年前ならばSF世界にしか存在しなかった技術を駆使していくのですから、手に汗握るドラマが展開していきます。
 さらにいえば、被害女性に重い障害があるというのは実は虚偽ではないのかという疑惑が浮上してきます。光や音に反応しているとしか思えない場面がそこここに見えるというストーリーの怪しさに読者は幻惑されます。そして最後に明かされる意外な真相を前にして、人間の可能性を信じてみることを今一度考えさせられました。

 そしてみっつめは、この物語が春生たち主人公の成長譚の要素をはらんでいる点です。
 地下世界から博美を救出する計画は、当初の原案通りにはいきません。予期せぬ事態の連続に頓挫と断念を幾度も強いられます。こうした二転三転する危難を前に、それでも春生たち救命チームはなんとか知恵を絞り出して、次の手を打ち続けるのです。
 春生は幼い頃に兄を水難事故で亡くしていて、そのことに自責の念を抱えて生きてきました。「無理だと思ったらそこが限界です」――この言葉を座右の銘とし、限界突破を自分に強いる人生を送ってきました。この言葉に、もうひとつの意味を込めることも可能であることが、救急活動の途上で見えてくる流れが見事です。そしてその言葉の意味の変化を経て、春生という青年がもうひとまわり成長する姿に、清々しさを感じるのです。

 この作者の小説を手にしたのは初めてでしたが、リーダビリティの高い日本語文を紡ぐことのできる、なかなか手練れの作家をまたひとり見つけたという気になりました。

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 校正担当者が見落とした点が一箇所ありました。増刷の際に改訂されることを期待して、以下のとおり指摘しておきます。

*45頁:衍字
✘「障害がい者」
◯「障害者」
もしくは
◯「障がい者」
―――著者の井上氏は、「障がい(を抱える)」と「障害者」を意図的に使い分けているようです。ただ、この頁では混同してしまって「障害がい者」となってしまっていて、校正担当者の目をすり抜けてしまっています。

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No.28:
(4pt)

最後の最後に一番のまさか!!

次から次とトラブル続きの展開に読むのを止められませんでした。
災害は当たり前を奪い、想定外で予測不能なことをもたらす。
建物や人だけでなく、機械にとっても多くのまさか!が待っていました。
本文でドローンの専門用語が飛び交う場面がありますが、次の展開が気になってしまい、なんとなくの理解でも、ページを捲ることを優先してしまいました。
障害をもつ中川さんをどうやって助け出すのか。さらに!最後の展開におぉ!となるようなことが待っていますので、
最後まで楽しめる本だったなと思います。
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No.27:
(4pt)

めちゃめちゃ読みやすい

ページ数もほどよく、読みやすい文章なのであっという間に読み終えてしまった。
展開に関しては途中でそうなんだろうなぁと思った通りにはなったけど設定がそもそも面白いのでオチがわかっても楽しめた。
人に勧めやすい作品。
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No.26:
(5pt)

そういうことか!

最後そういうことかってなるのが楽しい。
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No.25:
(5pt)

最後

手に汗を握る展開にハラハラドキドキ。災害の多い日本で起こり得る内容にページをめくる手が止まらない。
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No.24:
(4pt)

感動

迫真の内容であった。
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No.23:
(4pt)

ドローンを使った緊迫感のある救出劇

【読書のきっかけ】
メフィスト賞受賞作家の中でも、緻密なミステリ作品で多くの読者を獲得している著者の新作として、ある種の期待を込めて、読んでみることとしました。

【率直な感想】
巨大地震が発生し、地下空間に閉じ込められたヘレン・ケラーと同じ障害(見えない、聞こえない、離せない)のある女性。
彼女を救うことができるのか?
この興味深い設定が、本作品の肝だと思います。
また、この地下施設では浸水が発生していて、早く救出しないと溺れてしまう、というタイムリミットサスペンスになっているところも、注目した点です。
さらに、救出に使うのが最近、脚光を浴びているドローンを使うというところが、いかにも現代的で、今まで読んだことのない救出劇となっています。

ただ、ひとつだけ、想像と違っていた部分があります。
それは、ドローンを操って救助に携わる、高木という男性の一人称視点で、終始描かれており、救助される女性の側の視点で描かれるシーンが全くないことでした。

でも、その理由は、第Ⅳ章「疑惑」を読むと理解できます。
この「疑惑」の内容はネタバレとなるので記載しませんが、その内容から、救助される女性の視点で描くことはできません。

このことを敢えてことで取り上げているのは、この「疑惑」に対する著者が準備した答えが、物語の終盤、ある種の「感動」を読者に与える要素となっているからです。
サスペンスの終盤の楽しみといえば、意外な事実が明らかになること。
本作品でも、「疑惑」に対する答えとして、意外な事実が明らかになるのですが、それが、単なる衝撃ではなく、「感動」でもあるところがこの作品の優れている点であると感じました。

【全体評価】
緊迫感の途切れることのないストーリー展開と、感動を与えてくれるラスト。
良質なミステリ小説として、高く評価します。
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No.22:
(5pt)

感動!

迫るタイムリミットの中、見えない・聞こえない・話せない1人の女性の救出劇。ハラハラしながら読む手が止まらず迎えたラスト。こんなに美しいラストがあるだろうか!読んで良かった!
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No.21:
(4pt)

読後感が良い!

いわゆるどんでん返しでもなく
おそらくミステリでもない
(サスペンスかな?)のでしょうが、
読後感がとても良い秀作です。
ドローンの説明が多すぎるので-1
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