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(短編集)
ぼくのミステリな日常
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ぼくのミステリな日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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クールキャンデーに衝撃を受け、本作も読んでみたのですが、、、。 結論から言えばミステリとして傑作とは言えないと思った。良作ではあると思うけど。 一つひとつの短編もそんなに面白いと思えないし(というか恋愛ネタ多過ぎてワンパターンで飽きるしシラける)、登場人物のキャラも立っておらず感情移入出来ないし、最後の謎解きも「おおっそうだったのか!」というほどの驚きはなく、「あーなるほどねー」ぐらいな感じ。 何より出版当時27-8歳と著者はまだ若かったのにやたら文章がおばさん臭い。33年も前の作品だからだろという声も上がりそうですが、同時期に出版された女性作家の著作で、今読んでもまったく古さを感じさせない書き方をする人も少なからず知っているので、これはやはり作者のセンスの問題かと。出版当時は自分はまだ本作を読めるほどの年齢ではなかったけど、もし読めていても「何かおばん臭いな」と思っていたと思う。 でもミステリ部分にはきっとびっくりさせられただろうな。ここまで時が経った現代では、ミステリ初心者〜まあまあ読む、ぐらいの人にはよくても、ミステリ通の人にはお勧め出来るものじゃないです。もっと文章と謎に魅力があって最後に思わず「えっ!!!」と叫びそうになる、昂揚と驚きをくれるミステリは他にもいくらでもあるから。 でもクールキャンデーは読んだとき本当にラストでうおっとなったので、私的にはそちらの方がお勧めです。 少しネタバレの追記; ラストは5ch(旧2ch)の「ちょっと待ってくれこんな時間に誰か来たみたいだ」を思い出して不穏な終わり方なのについ噴き出してしまった。 | ||||
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送料込みで357円、本文及び表紙が綺麗なのはびっくりしました。 又、注文したいと思います | ||||
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社内報がミステリになるのかしら、と思っていたら多重構造になっていました。最後に謎を解いて終わりかと思いきやもう一捻り。 小説の主人公に愛着が湧いたのですが、続編はないようで残念です。 しかし、時代を感じました。活発な女性でも結婚したら料理を作って旦那さんを待つのが当然と思われていた時代なんですね。 | ||||
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若竹さんの作品を、最新作から遡って読んでいる中で出会ったデビュー作。全体の構成といい文章力といい、さすがの力量!謎も味わいが様々であり、人物造形の確かさや会話の面白さも加わって、一遍毎に楽しく読めた。が、最後まで読んで、うーんとうなった。ここまでの仕掛けだったとは?最後まで本当に楽しめた。 | ||||
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ドラマ「ハムラアキラ」から葉村シリーズを読み若竹ファンに。その若竹さんのデビュー作。 練りに練った綿密な構想下、趣の違う作中作的12の短編が絡み合い、最後は一つの長編小説となる。とてつもない才能を持った(当時の)新人作家の野心作である。全ての謎は溶けてもすっきりしない読後感。当初よりイヤミス作家の素養あり。 個人的にはホラー色のある「消滅する希望」と「吉祥果夢」が印象に残ったが、短編1つ1つの完成度が、現在の作品に比べて当然ながら甘いので、厳しく小数点以下切り捨ての星3.5評価。 作品そのもの以上に作者の才能に度肝を抜かれた。 | ||||
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間違いなくミステリの傑作です。90年代に出た本ですが、いま読んでも設定の古さもあまり感じませんでした。 短編集のためか、ミステリの傑作にはあまり挙がりませんが、(ネタバレになるので書けませんが)作品の構造的には長編といってもいいと思うので、ぜひ一票入れたいです。 一気に若竹さんのファンになりました。こういう読書体験ができて幸せです。 | ||||
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きちんとした論理過程を経たもの、怪談あるいは一種のファンタジー性を 帯びたもの、その両者を併せ持ったもの、一口噺風のものなど収録編の作風は 多岐にわたっています。 特徴としては最後にギュッと一点に収束するというよりもどこか焦点が ぼやけていて、ややもするとつかみどころないふしぎな印象にとらわれます。 これは著者の資質によるものかと思うと終章で見事に裏切られ、 故意になされていることがわかります。一方は編集長が真相を言い当て ますが、より重要なもう一方はとんだ勘違いをして赤っ恥をかくのです。 通常の作家であればこちらのほうも正解させているでしょう。 この幕切れが象徴するように本作品群はわざとピントをぼかしてつくられて いることがわかります。著者はかなりの韜晦家か策士なのでしょう。 若干浮わついたロジック、論理とファンタジーの一体化、終章のために用意 された怪談、これらが混交し合い、異色の短編集と化しています。 | ||||
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著者のデビュー作。 社内報を担当する事になった若竹七海(著者と同名のキャラクター)が、頼った先輩を通じて受け取る社内報用の小話を載せる形式の連作短編。 様々なテイストの小話の連作としても読めるが、それが雑多ではなく、意味を持ったものであると気付いた時にはその見事さに手を打った。 初めに読んだ若竹七海作があまりにも面白かった為だろう。私にとってはこれは未だに最高作(読んだ事のある国内ミステリとしてもかなり上位)に位置している。 勿論他の作も面白いが……。 未読の方には是非進めたい一作だ。 | ||||
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なかなかおもしろい構成の作品でした。短編集で社内報の中の小説という体裁で書かれているのですが、最後にただの短編集ではない、ひとつのつながりがあることがわかります。なかなか考えられた作品でした。 | ||||
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なかなかおもしろい構成の作品でした。短編集で社内報の中の小説という体裁で書かれているのですが、最後にただの短編集ではない、ひとつのつながりがあることがわかります。なかなか考えられた作品でした。 | ||||
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建設会社の社内報に毎月一本ずつ、一人称で書かれ、実話 に基づいているという、匿名作家の短篇小説が掲載される。 四月から三月までを背景にした季節感溢れる全十二編の連載が終了した時、 編集長を務めていた若竹七海は、作者が小説に込めた驚くべき意図に気づく……。 それぞれが独立した短篇の外側に、プロローグとエピローグに相当する“額縁” (書簡や編集後記)を付けることにより、長篇小説に仕立てるという手法が採ら れた作品。 連載されたのが社内報という媒体だったこと、そして連載小説は実話 に基づいたものだったことなどが、本作全体を読み解くカギになります。 読み終えると、どうしても長篇としての大仕掛けにばかりに 目がいきがちですが、個々の短篇もそれぞれ違った味わい があり、楽しめます。 特に、精緻なロジックが美しい「桜嫌い」、タイトルも技ありな暗号解読もの 「あっという間に」、そして叙述トリックが冴える「バレンタイン・バレンタイン」 などが印象的でした。 | ||||
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建設会社の社内報に毎月一本ずつ、一人称で書かれ、実話 に基づいているという、匿名作家の短篇小説が掲載される。 四月から三月までを背景にした季節感溢れる全十二編の連載が終了した時、 編集長を務めていた若竹七海は、作者が小説に込めた驚くべき意図に気づく……。 それぞれが独立した短篇の外側に、プロローグとエピローグに相当する“額縁” (書簡や編集後記)を付けることにより、長篇小説に仕立てるという手法が採ら れた作品。 連載されたのが社内報という媒体だったこと、そして連載小説は実話 に基づいたものだったことなどが、本作全体を読み解くカギになります。 読み終えると、どうしても長篇としての大仕掛けにばかりに 目がいきがちですが、個々の短篇もそれぞれ違った味わい があり、楽しめます。 特に、精緻なロジックが美しい「桜嫌い」、タイトルも技ありな暗号解読もの 「あっという間に」、そして叙述トリックが冴える「バレンタイン・バレンタイン」 などが印象的でした。 | ||||
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推理小説じゃなくても、ステップアップパターンってのがあると思う。 同じような幅で事件が起こり、それを通じて主人公が経験値をあげる、別名ロープレパターンも多いよね。 これってランダムにいろいろな要素を盛りこめるから、広くあまねく対象を広げられるし、ベストセラーに多い気がしてる。 今で言うと、夢をかなえるゾウ、だっけ? ここに時系列を加味すると成長譚のできあがり。 あえて時系列を狭めて事件をランダムに流して、実は、と、 パズルとして最後に一気に展開して見せる、 こちらは、敬意を込めて<若竹七海・僕のミステリな日常>パターンと名付けたいね。 | ||||
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推理小説じゃなくても、ステップアップパターンってのがあると思う。 同じような幅で事件が起こり、それを通じて主人公が経験値をあげる、別名ロープレパターンも多いよね。 これってランダムにいろいろな要素を盛りこめるから、広くあまねく対象を広げられるし、ベストセラーに多い気がしてる。 今で言うと、夢をかなえるゾウ、だっけ? ここに時系列を加味すると成長譚のできあがり。 あえて時系列を狭めて事件をランダムに流して、実は、と、 パズルとして最後に一気に展開して見せる、 こちらは、敬意を込めて<若竹七海・僕のミステリな日常>パターンと名付けたいね。 | ||||
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短編ミステリーではいままでで、一番おもしろかったです。構成がおもしろくて最後までわかりませんよ。若竹さんの作品は全て読むことになるでしょう。 | ||||
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短編ミステリーではいままでで、一番おもしろかったです。構成がおもしろくて最後までわかりませんよ。若竹さんの作品は全て読むことになるでしょう。 | ||||
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短編ひとつひとつも、鋭い描写で楽しめる。 それに、はじめはバラバラにみえた短編が 少しずつ繫がっていくのが面白い。 ・・・と思っていたら、最後でやられました。 こういう仕掛けだったのか?! 反則技のようにも思えたけど こんなミステリの形もいいな、と思いました。 デビュー作のせいか、文章が読みにくい箇所があるので 少し減点しました。 | ||||
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短編ひとつひとつも、鋭い描写で楽しめる。 それに、はじめはバラバラにみえた短編が 少しずつ繫がっていくのが面白い。 ・・・と思っていたら、最後でやられました。 こういう仕掛けだったのか?! 反則技のようにも思えたけど こんなミステリの形もいいな、と思いました。 デビュー作のせいか、文章が読みにくい箇所があるので 少し減点しました。 | ||||
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一月に一編ずつ匿名作家による短編小説が、ある会社の会報に掲載されていく。 本作のほとんどがこの短編小説で占められており、そのどれもがかなりレベルの高い一編となっている。 だが、全ての短編が終わったとき、その全てが見事なまでに繋がり・・・。あとは手にとって確かめてください。この緻密な構成力と大胆な発想に必ずや驚くはずです。 | ||||
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一月に一編ずつ匿名作家による短編小説が、ある会社の会報に掲載されていく。 本作のほとんどがこの短編小説で占められており、そのどれもがかなりレベルの高い一編となっている。 だが、全ての短編が終わったとき、その全てが見事なまでに繋がり・・・。あとは手にとって確かめてください。この緻密な構成力と大胆な発想に必ずや驚くはずです。 | ||||
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