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飢餓海峡



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飢餓海峡の評価: 4.41/5点 レビュー 69件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 41~60 3/3ページ
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No.20:
(5pt)

感動再び

昔読んだ感動を思い起こしながら現在はこのような小説を書く人が少なくなった感じを持ち大切に保存したいと思い星5つにしました。
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.19:
(5pt)

感動再び

昔読んだ感動を思い起こしながら現在はこのような小説を書く人が少なくなった感じを持ち大切に保存したいと思い星5つにしました。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
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No.18:
(5pt)

一気に読みました

初めから下巻のラストまで、どんどん読んでしまう本です。面白いです。重いけれど。
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.17:
(5pt)

面白くて引き込まれました

上巻から一気にラストまで読みました。引き込まれました。本のタイトルは知っていたけど、中身ははっきり知らないまま購入しました。どうなるのか、ハラハラして読みました。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
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No.16:
(5pt)

PCを前に・・・

水上勉の代表作でもあるこの本は大変面白いと思いました。
今回はPCを前に、本の中に出てくる地名などを検索しながら
地図や当地の映像を見ながら読み進めましたのがイメージが明確でした。

作者の文章だけでも十分イメージできるものですが
こうした読み方もまた面白いのではないか、と。

読み終えて後、近所のTSUTAYAにこれを原作にした映画を借りに行きましたが
残念ながらありませんでした・・・
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.15:
(5pt)

PCを前に・・・

水上勉の代表作でもあるこの本は大変面白いと思いました。
今回はPCを前に、本の中に出てくる地名などを検索しながら
地図や当地の映像を見ながら読み進めましたのがイメージが明確でした。

作者の文章だけでも十分イメージできるものですが
こうした読み方もまた面白いのではないか、と。

読み終えて後、近所のTSUTAYAにこれを原作にした映画を借りに行きましたが
残念ながらありませんでした・・・
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
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No.14:
(5pt)

とてつもない名作(下巻まで読み通すべし)

知ったきっかけ:東野圭吾の「白夜行」の続編とも言える「幻夜」のあとがきに松本清張「砂の器」とともに紹介されていたことから。

最高のミステリー小説のうちの一冊です。 とんでもない作品です。こんなものを人間が書いたとは思えません。

上記3冊と「ある共通のクレーム」をもちます。 犯人の故郷の描写部分やその母親、過酷な生き様に心から同情するとともに

クライマックスの「人生に尊いものは、真実の心以外にないということを悟ったのです。」 あたりの下りは、

人間の業を思わせる哀しみが見事に綴られており、涙が出そうになりました。

この一人物は、ある人物さえ殺すことさえなければ、不撓不屈の精神をもって立身出世し、善行で過去を償った立派な人物だったのです。

何が正しくて正しくないのか?貧しさとは何なのか、深く考えさせられます。

絶対に読んで損はない、余韻を深く残す作品です。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
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No.13:
(4pt)

映画との対比

いつだったかTVの深夜映画で「飢餓海峡」が放映され、久しぶりに観た。劇場公開は昭和39年だから、かなり古い映画だ。

劇場公開時、映画を先に観たか、本が先だったか、今となっては判然としないが、どちらにしても、読後(鑑賞後)の感動は本のほうに軍配を上げたように思う。

決して映画の出来が悪いのではない。その証拠に、種々のアンケート結果においても、日本映画の上位に入っている。ただ、個人的にいうなら、原作のある映画は切り口にあると思う。映画は原作に忠実すぎた。

さてその内容であるが、少し書いてみよう。(  )の名前は映画の出演者。
昭和29年に青函連絡船転覆事件(洞爺丸沈没事件として有名、興味のある方は上前淳一郎「洞爺丸はなぜ沈んだか」が詳しい)が実際に起こっているが、小説(映画も同じ)の構成上、昭和22年に設定されている。

台風のため連絡船が沈没し、千余名の死者が出た日、北海道の岩内町の質屋に強盗が入り、その後放火した為、町は全焼する。連絡船の死者が乗船客名簿より二人多く、追跡調査の結果(二人は網走刑務所を満期で出所した後、登別温泉に投宿し、同じ頃、質屋一家も同温泉に湯治していた等)、この二人が質屋強盗の犯人と断定された。

しかし、漁師の証言でもう一人の共犯者がいることがわかる(二人の死因にもおかしいところがあり、顔面に舟の櫂(オール)で殴られた痕跡があった)。弓坂刑事(伴淳三郎)の執拗な追跡が始まるが、その第三の男犬飼(三國連太郎)はすでに遭難者の救援を装った舟で津軽半島に渡り、大湊にある花街の八重(左幸子)という女の客になっていた。やさしく爪を切ってくれる八重に、犬飼は新聞紙に包んだ札束を置いてどこへともなく消えていく――。

八重はその大金で花街を清算し、東京へ出るが、そこまで弓坂刑事は追って行く。しかし、八重は大都会の片隅に消え、刑事は仕方なく、北海道へ帰る。

そして十年の歳月が流れた。やはり、東京で娼婦として働いていた八重はある日、舞鶴市の篤志家樽見という男が、写真入りで新聞に紹介されている記事を見る。それが犬飼であると八重には直感できた。「ひと言、あの人に礼がいいたい」という思いで会いに行くのだが――。

映画では舞鶴署の刑事に高倉健を充てている。そして三國・伴・左・高倉のがっぷりと組んだ俳優陣がなかなか良い味を出している。

さて、この本は中学時代に読んでから再読していないので、今読んだら、どう感じるかという興味もあり、深夜映画を観て、数日もたたずに本屋へ行って買った。水上勉は本作以外にも多くの作品を書いているが、そして、私も何作か読んだ記憶があるが、「飢餓海峡」があまりに強烈だったため、他の作品が霞んでしまった感がする。

飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.12:
(4pt)

素晴らしい人間ドラマ

昭和22年9月20日、青函連絡船層雲丸が遭難!多数の犠牲者が出たが、その中に数の合わない
身元不明の遺体が2体あった。同じ日の朝、函館から120キロ離れた小さな町岩幌町で火事が
起こっていた。町全体の3分の2を焼き尽くしたこの火事の原因は、陰惨な事件だった。この二つの
できごとには、ある男が深く関わっていたのだが・・・。
実際に起こったできごと二つを巧妙に結びつけ、壮大なドラマに仕上げた作品だ。貧しさが、ひとりの
男の人生をゆがんだものに変えていく。貧困の描写には考えさせられるものがあった。そういう境遇の
中で育った人間に、ほかにいったいどんな選択肢があると言うのか・・・。出口のない暗闇の中で
もがき苦しむ樽見が憐れでならない。だが、樽見のやったことは絶対に許されることではないのだ。
罪から逃れようとする樽見。その男を「恩人」と慕う杉戸八重。そして事件を執拗に追い続ける
函館署の弓坂と東舞鶴署の味村。追いつめられる者と追いつめる者との攻防の描写が見事だった。
長編でテーマも重いが、読み応えのある素晴らしい人間ドラマの作品だと思う。
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.11:
(4pt)

八重の純情さが印象に残る、水上流叙情小説を確立したとも言える秀作

昭和30年前後、青函連絡船の事故は社会へ大きな影響を与えたようだ。洞爺丸の事故をキッカケに中井英夫氏は「虚無への供物」と言うアンチ・ミステリの大作を書いたが、作者は人生ドラマに仕立て上げた。作者がミステリ作家から叙情(社会)派作家に転進する過渡期だったようである。「飢餓」と言う題名が付いているのは、当時の社会状況(特に東北・北海道)を反映している。
青函連絡船の事故が起こり、殺人と現金強奪をした男が函館に逃れ、犬飼と名乗って、娼婦の八重と一夜を共にする。その際、八重は犬飼が大金を持っている事を見てしまうが、それより男としての犬飼に強い印象を受ける。それから10年後、八重は新聞により舞鶴で犬飼に似た男が樽見と名乗って事業家として成功している事を知り、樽見に遭いに行く。八重は単に懐かしかっただけである。しかし、八重の真意を知らない樽見にとっては身の破滅を意味し、自殺に見せかけて八重を殺してしまう。函館でも、舞鶴でも刑事の執拗な捜査が描かれるが、私は本作をミステリとは見ておらず、互いに貧しかった男女の人生模様が映し出し悲哀が本作のテーマであると思っている。
特に、八重と犬飼が一夜を共にする函館のシーン、樽見に遭うために胸に暖かいものを秘めながら舞鶴に向かう八重の純情さが印象に残る。水上流叙情小説を確立したとも言える秀作。
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No.10:
(5pt)

貧しい時代

なんというのか「あの時代は貧しかった」というのがまず第一印象。貧しさから離陸しつつあった頃に生まれたから、まあおぼろげながら当時の思い出が残っているけれど・・。洞爺丸の惨事は有名でそこから生まれた小説です。まだ赤線が合法でちょっと今のお方にはなかなかその辺が分からないかも知れません(もちろん僕も知りませんが)。これは推理小説ではないです。もっと大きく当時の社会の貧しい生活を映し出そうという意図の下に、そこにちょっとミステリアスな味付けを施されて仕立てられた小説だと思います。
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No.9:
(5pt)

傑作

いつか読もうと買ってはいたけれど、怖く手に取ることが出来ず、本棚に置きっぱなしにしていた。
触れたくない過去がこの本に詰まっていることは知っていた――敗戦の記憶。
絶対に読みたくなかったのに、手に取ってしまった。
ページを広げ即、引き込まれた。もう、読むしかない。
この本は戦争に負けた後、日本人がどんなふうに生きてきたかを伝えている。
だからわたしたちと無関係な登場人物はひとりもいないし、わたしたちと無関係な事件はひとつもない。
乾いた傷口を無理やり抉じ開けられる痛みに苦しみながら、すでに他界した作者に、よくぞこういう小説を書いてくれたと感謝の言葉を送りたくなる。
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.8:
(5pt)

雰囲気

昭和二十二年九月二十日。
猛烈な台風により、青函連絡船「層雲丸」の転覆事故が発生。
多くの乗客が亡くなる大惨事となる。
同日、函館から120kmほど離れた町で強盗放火殺人事件が発生。
質屋の一家が皆殺しに遭う。また、台風の影響で火の勢いは強まり、
町の多くを焼き払うこととなる。
作品はこのような舞台から始まり、そしてさらなる展開を見せていく。
作品を全体を包んでいる雰囲気が素晴らしく、容易に作品に入り込む
ことができるだろう。
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No.7:
(4pt)

地味な語り口なのにぐいぐい引き込まれます

『海の牙』と共に水上勉の社会派推理作家としての代表作であると共に、彼が推理作家から脱皮しつつあった頃の作品です。昭和29年に青函連絡船洞爺丸が沈没するという事件が起きました。そして同日に北海道の岩内町で町の三分の二近くが焼ける大火事がありました。ところが洞爺丸のニュースがあまりにも大きかった為に岩内町の火事は殆ど報道されなかったそうです。水上勉はこの出来事を借りて、洞爺丸を層雲丸、岩内町を岩幌町と改名して、実際には失火だった火事を放火に置き換え、放火犯が逃走途中で仲間割れを起こして殺し合い、死体を層雲丸の沈没でごった返す津軽海峡に投げ捨てて、沈没の被害者のように装うという犯罪を考え出しました。更に、舞台を戦後の混乱期である昭和22年に遡らせたことがミソとなっています。
同様に洞爺丸沈没を素材にした推理小説に中井英夫の『虚無への供物』がありますが、両者の作風があまりにかけ離れているので、洞爺丸沈没に興味を持って両書を手にした人は戸惑うことでしょう。ある出来事に人間がどのように想像力をかき立てられるかは正に千差万別なのですね。ところで、私の読み落としかも知れませんが、本書にはひとつ活かされずに終わる伏線があるような気がします。時子のところを尋ねてきた謎の人物は結局誰だったのでしょう?
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.6:
(5pt)

何々小説

「興味は謎解きにはなかった、この主人公たちが如何にして生きていくかにあった」と作者も述べているように、出だしは推理小説であり、しかし読者に犯人探しをさせるのではなく、時代を生き抜く人々の姿を描いている人間小説でもあり、その当時の記録小説のようでもありと、何々小説という括りをすることがとても難しい作品です。小説の中では、東北の極貧の農村で生まれた女の生き様が詳細に描かれています。しかし、貧しい村はその村だけではない、日本中のいたるところに貧しい村があった。そして、そんな村で生まれ、生き抜くことが如何に過酷であったかを切々と書き上げています。最後に作者が「古き時代のことを書くのが難しくなった」という一言がとても印象的でした。この作品が、改訂決定版として、新たに世に出てきてくれ、読むことができたとこをとても幸運に思います。素晴らしい作品でした。
飢餓海峡(改訂決定版) 上Amazon書評・レビュー:飢餓海峡(改訂決定版) 上より
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No.5:
(5pt)

何々小説

「興味は謎解きにはなかった、この主人公たちが如何にして生きていくかにあった」と作者も述べているように、出だしは推理小説であり、しかし読者に犯人探しをさせるのではなく、時代を生き抜く人々の姿を描いている人間小説でもあり、その当時の記録小説のようでもありと、何々小説という括りをすることがとても難しい作品です。
小説の中では、東北の極貧の農村で生まれた女の生き様が詳細に描かれています。しかし、貧しい村はその村だけではない、日本中のいたるところに貧しい村があった。そして、そんな村で生まれ、生き抜くことが如何に過酷であったかを切々と書き上げています。
最後に作者が「古き時代のことを書くのが難しくなった」という一言がとても印象的でした。
この作品が、改訂決定版として、新たに世に出てきてくれ、読むことができたとこをとても幸運に思います。素晴らしい作品でした。
飢餓海峡(改訂決定版) 上Amazon書評・レビュー:飢餓海峡(改訂決定版) 上より
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No.4:
(5pt)

勇気を出して買ってよかった

 前々からこの作品には興味をもっていたが、上下それぞれ400ページという長編だけに、長い間購入をためらっていった。 物語は、青函連絡線転覆事故と北海道の大火災とに端を発している。この二つの事件に絡んで、二人の人間が逃避行を行う。スリルに満ちあふれ、上巻の最後まで一気に読めた。下巻の展開が楽しみだ。 わたしのように、読もうかどうしようかと二の足を踏んでいる方、是非読んでみてください
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
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No.3:
(5pt)

貧しかった日本

 青函連絡船が転覆したその日、道内で大火が起きる。2つの事件の接点に事件が生まれる。最初は多少なりとも推理小説という趣きもあるが、途中で犯人が明らかにされた後は、犯人が犯罪を犯した社会的背景を戦後の貧しい日本の姿を丁寧に描きながら進んでいく。大きな仕掛けだけでなく、小物にも心が配られており、安心して読み進められる作品だと推薦したい。
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No.2:
(5pt)

救済という名の人間小説

警察の捜査によって物語が語られているので、推理小説のようなイメージを持ち易いが、水上氏が伝えたかったのは事件の真相そのものではないことが読み終えたときにわかる。早々に明かされる事件の大筋に、残りのページ数とひき比べて、どのように決着をつけるのだろうか?と首をひねりながらも一気に読んだ。水上氏は、あとがきで、発表当時「推理小説」としては不手際とされたこの語り口による本作を「人間小説」と呼んでいる。そして、奇抜なトリックを駆使して約束事に縛られて書く推理小説に、ある種の空しさを感じていたことも告白している。推理小説を読むことを楽しみ、自ら発表しながらも「どこかからふいてくる空しさ」にがまんならなかったと。改めてこの作品を噛み締めてみたとき、「救済」という言葉が浮かんだ。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
4101141258
No.1:
(4pt)

一息に上下巻が読めます

ミステリ仕立ての社会小説です。社会派ミステリーというジャンルがあった時代がありました。(まだあるか)主人公は二人です。天下の罪人?それとも悲劇の人の樽見京一郎と心やさしい酌婦の杉戸八重です。その二人の生きていく道のりに刑事たちが絡みます。ながーい時間スケールの中で進む物語で,上巻は八重の,下巻は樽見の人生が綴られています。丁寧に丁寧に二人の人生があらわされていて,いい意味で道徳を感じさせられる本です。はまる展開に一息に読めます。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
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