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真珠とダイヤモンド
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真珠とダイヤモンドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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三人の結末にどっと疲れた。 三人の誰かは幸せになってほしかった。 | ||||
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最後まで飽きさせる事なく読ませてくれる作品。展開は、登場人物が効率良く饒舌に語ってくれるので、内容は非常に分かり易い。従って、展開の意外性や驚きもあったのかもしれなかったが、私の心には、引っ掛かる事なく、前を過ぎて行った。 | ||||
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桐野夏生に外れ無しと思っているので、予備知識なくこの本を手に取った。 バブル期の話だったのかと思いながら読み進めていったが、上巻は退屈に感じた。 登場人物と同世代なのでNTT株の話はあったなあと思い出し、大手N証券で全社員に臨時ボーナス100万円が出るという新聞記事を同僚と読み、証券ってどれだけ儲かっているんだろうと話した記憶がよみがえった。日本はすごいという高揚感が東京をはじめ日本に溢れていた時代で、知らない世代にとってこういう小説は記録として意味があると思うが私には既視感の方が強かった。 主要な登場人物3人にもっと魅力があればまた違ったのにと思う。特に望月は若いとはいえあまりに姑息で考えなしに感じた。こういう若者でも一攫千金を夢見ることができたのがバブルだったのか。 上巻は序章で下巻はもっと面白くなるのかもと期待して読んだが、上巻の福岡から下巻は東京に舞台を移し脇の人物も増えたが、結末は予想の範疇だった。もしかしたら私自身がバブル期を苦々しく思っているので面白さを感じられなかったのかもしれない。 | ||||
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始まりは1986年。昭和末期に起こったバブル景気の時代、萬三証券(現実の山一と岡三を思い出させるネーミング)福岡支店に同期入社した三人の運命が、節ごとに入れ変わる視点で物語られてゆく。高校を卒業したばかりの伊東水矢子(”輝かないダイヤモンド”と評される)、短大を出た美人の小島佳那(”薄汚れた真珠”と自嘲する)、無名の私大出の望月昭平。三人とも貧しい家庭に育ち、恵まれた生活を送ってきたとはいえなかった。 今から思うとホントかよと言いたくなりそうなサラリーマン社会、なかでも証券会社の当時の有様は、実際に身を置いていたという人からもリアルだとの声が上がっている。後半のホストクラブの様子もそうであるのだろう。いつもながら、桐野夏生さんの取材力には驚かされ、再現活写する文章力にため息が出る。 プロローグで、コロナ禍でホームレスになった水矢子が深夜の公園で佳那に呼びかけられる。そして佳那は結婚した望月も元気でいると答える。結末をいきなり明かす作者の大胆な手口、読者は彼女らにどんな運命が待ち受けていたのかと読み進めていく。 「読み進める手が止まらない」と広告感想にあるが、その通りどんどん読める。渋滞なく読めるのは、凝った修辞(レトリック)を交えぬ平明な文章によるのであろう。 ただ、どうもストーリー展開や人物造形が型にはまりすぎてるように思える。広告には「予想できない展開」ともあるが、これはどうだろうか。 桐野文学は一貫して、人間の弱さや愚かしさを厳しく抉りながらも、そんな人物を優しく包み込む作風で、数々の名作、傑作を生んできた。今作もその路線上にあるのだが、近作で比較すれば『日没』や『砂に埋もれる犬』に遠く及ばないのが残念である。主人公三人の置かれた状況がさほど共感できるものではなかったからか、脇役を含めた人物たちの誰も彼もが、定番のタイプからはみ出ていないからなのか。 読み易い、というのは”俗に通じ”てしまうことでもあると改めて思わされた。 | ||||
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多分こういう結末だろうと推測していた 通りの終わりかたでした。 投資に関する用語に 触れたくて購入したのが本音です。 それ以上でもそれ以下でもありません。 | ||||
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