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赤い館の秘密
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赤い館の秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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読みやすい小説ではあるが、それ程推理するような楽しみはないし、これといった話の盛り上がる場面も感じられない。 | ||||
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序文からシニカルさがぷんぷんですが、イギリス式ウェット?作者個人の筆致?どうもしっくりこなくて…。 トリックもあまり。 でもさすがに途中ハラハラしたところは面白かったです。 | ||||
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童話「熊のプーさん」だけでなく、エッセイストとしても活躍した著者の唯一の長編推理小説。書かれたのが1921年で当時ののんびりした時代を反映しているのか、目の前で殺人事件が起こっているのに生々しさがなく、あくまでも謎解きの雰囲気に徹していて安心して読める。 トリック自体はある程度推測できるし、最初にちゃんと捜査してればすぐ解決するような事件なので、今となったらギリンガムとベヴリーの会話を楽しむことが主になるようなお話である。昔はともかく今も「推理小説史上に残る名作」と形容するのはいかが?とは思う。 | ||||
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作者のA.A.ミルンさんは『Winnie the Pooh(くまのプーさん)』の原作者です。 この『赤い館の秘密』は、彼の生涯唯一の長編推理小説だそうです。 そのたった1冊がとても評価が高いらしく、ちょっと意外な感じがしました。 出版されたのが1921年ですから、結構古いです。 イギリスにある赤い館。 そこの主人のお兄さん、オーストラリアにいて15年ぶりの再会のはずだったのに、 お屋敷を訪れた途端に殺されてしまいました。 そして主人が失踪。。。 “赤い館”に“秘密の通路”などなど、古典本格推理小説の趣き充分。 が、探偵役と助手役の掛け合など、ユーモア交じりで堅苦しくないので、 古い作品のわりに読みやすくなっています。 | ||||
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「熊のプーさん」で有名な劇作家、 アラン・アレキサンダー・ミルンが書いた唯一の推理長編。 江戸川乱歩の選んだ黄金時代のベスト・テンにも入っている、 ミステリの古典ともいうべき作品です。 暑い夏の昼下がりのこと、 15年ぶりに赤い館を訪れた オーストラリア帰りの兄が殺され、 館の主人の弟も姿を消してしまいます。 この事件に乗り出したのが、 しろうと探偵ギリンガムと ワトスン役のベヴリーの二人でしたが、 彼らのやりとりが軽妙で、ユーモラス。 読みやすい作品に仕上がっています。 ただ、刊行が1921年と、 90年近くも前の小説であり、 ゆっくりとした物語展開なのは、 致し方のないところといえましょう。 さて、作品の中核となるトリックですが、 今となっては使い古されているといえます。 正直なところ、驚きはありませんでした。 そればかりか、 使われ方に少々首を捻らざるを得ませんでした。 警察がきちんと捜査をすれば、 すぐに真相にたどり着けるのではないかと 思えてしまうからです。 本書は、あくまで古典を楽しむつもりで、 ゆったりと読書をするのに 適した作品といえるのではないでしょうか。 | ||||
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『クマのプーさん』の作者による本格ミステリ。 本作では、読者に探偵と同じ手がかりが与えられるだけでなく、その時々の 探偵の思考過程も余すことなく開示されるというフェアさが徹底されています。 ただ、チャンドラーに捜査上の不備な点を七ヵ条もあげられ、痛烈に 批判されたという事実が示すようにツッコミ所も満載であるのもたしか。 何より、警察がしっかりと基礎的な科学捜査をしていれば事件は簡単に 解決していたのだと読後に分かった時には、ガックリきてしまいました。 しかしそれでも、本作のメイントリックは、後に多くの作家の作品のなかで用いられる、 いかにもミステリらしい着想のものであり、なにかその「故郷」に触れたような懐かしい 感慨を持ちました。 | ||||
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本書は江戸川乱歩が名作推理ベスト10の8位に推した作品で、いわゆる「古き佳き時代」の名作ミステリーである。 また『クマのプーさん』の作者だけあって、その文章はユーモアにあふれており、またまさしく「古き佳き時代」の英国という感じのゆったりとしたテンポで進行する作品なので、「プーさん」のファンならずとも、日ごろミステリー作品に縁遠い人でも抵抗なく楽しめる作品である。 しかし、本書を純粋にミステリー作品として見た場合には、確かに発表当時においては画期的な作品であっただろうが、現代においては別にとりたててこれが素晴らしいというものは感じられない。 思うに乱歩は、ベスト10に掲げる作品群の作者を見るに、イーデン・フィルポッツ、ガストン・ルルー、E・C・ベントリー、ドロシー・セイヤーズと、推理作家が本業ではない文学作家や詩人、もしくはそれらに近い「文学色」の強い作家の作品に高評価を与える傾向が強く、本書もまた、同じ理由で評価されているに過ぎないのではないかと思う。 そして、日本人は権威に弱いだけに、乱歩が高く評価しているからと、その評価だけが今日まで一人歩きして、ミステリー作品としての客観的評価抜きに、「名作」として語り継がれてきているだけではないかと思う。 ただ、本書で素人探偵として活躍するアントニー・ギリンガムは、横溝正史の『本陣殺人事件』の中で金田一耕助が初登場するシーンにおいて、その飄々乎とした風貌がギリンガムに例えられているので、横溝ファン・金田一ファンには一読の価値はあると思う。 | ||||
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特筆するは、やはりこの雰囲気ですね。殺人事件だってのに、妙にほのぼのしてて、探偵とワトスン役コンビのコンビネーションが軽やかでいいです。掛け合いも軽快なノリで存在感がありますね。ディズニーの熊プーは、短編のを1個見た限りですが、さすがにそういったのを手がけてるだけあって、このほのぼのした雰囲気を生み出せるのでしょう。良質な児童向けストーリーを作るには、卓越した大人のセンスを要するといいますが、その辺でミルンは1級だと思います。 肝心の事件だけど、確かにアイデアはいいのだが、やはりれっきとしたミステリー作家ではないという点で、ちょっと杜撰さが真相に露呈されてしまってる。ちょっとネタバレになるから詳しくはかけないが、警察の捜査をバカにしてるというか無視してるというか、そういうのが目立つ。もう後半には警察自体がまったく活動してないみたいだし・・。そこらが甘い。 | ||||
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