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木挽町のあだ討ち
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木挽町のあだ討ちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 21~40 2/5ページ
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食いつめた人間、訳ありの人間、 〜等々 様々な人間が吹き溜まる場所、悪所。 しかし、そこにいる人々の何とあたたかいことか。 そこにたどり着いたのがあだ討ちを使命とする菊之助。 悪所にいる海千山千の訳ありの人間たちが菊之助に惚れ込む。 芝居小屋に関わる登場人物一人一人の人生模様も様々で、だからこそ菊之助を放っておけなくなるのである。 そして、そのことが結果としてあだ討ちを「成功」させることになる。そして、その絵になるあだ討ちのシーンの何と劇的なことか。後日談も含め余韻の残る物語であった。 鬼平の、四季折々の風景に重なるジプシーキングのタイトルシーンを想起した。 本作を丁寧に作り込まれたドラマを見てみたい。 登場人物を動かし、ストーリーを回した本作の作者こそが一番の「戯作者」ではないだろうか。 | ||||
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語り口がテンポよく、良い気分で読み進めました。ありがとうございます。 | ||||
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江戸時代は芝居小屋が様々な階級の人達がそれぞれの分担と自分の器量をうまくあわせ芝居がなりたっている さまはまさに当時の人間模様を写した社会でそれぞれの創意で建前社会の武士階級に投げかけられた 人の生き方が実にこの小説をひじょうに楽しく読ませていただきました。 | ||||
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「木挽町のあだ」が最高の舞台でした。ありがとうございました。 | ||||
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素晴らしい本だった。なんの賞を取るにしても、これと並んだらこれ以外はないだろう。物語はいきなり木挽町(現在の歌舞伎座周辺)のあだ討ちの成就から始まり、物語全般にわたってさまざまな証言者によるその検証が進んでいく。そして、さすがは木挽町よ!という思いもよらない結末へ収斂する。江戸言葉の気風と粋、生ききる人たちの真剣、木挽町の外連(ケレン)がみっしり詰まったエンターティメント、素晴らしい! どなたにもお薦めできる。これ読まないのは損、てぇくらいのもんよぉ。聞き読みのリズムも良いねぇ。たぶん今年読んだベスト5か3に入る。 | ||||
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なるほど「木挽町の”仇”討ち」じゃなくて「木挽町の”あだ”討ち」なんですね | ||||
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よく書けていて面白い作品だが、ミステリーとしてはちょっとどうかな。つまり犯罪捜査担当の役人は生首には驚かないよ。ちゃんと調べないなんて考えられない。武士なんだから。赤穂浪士の討ち入りで死んだ吉良邸の遺体はどこにどんな傷を受けたかが全部調べられている。遺体をすぐに焼き場に持っていくのも無理だとおもうなあ。目明しとか岡っ引きとかが焼き場まで調べにくるよ。そういうリアリティをもっと追求してくれると、良い作家になるとおもうがなあ。 | ||||
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ネタバレがありますからご注意下さい。 このインタビューをしている親類縁者は誰なのだろう?と思いながら読み進めていた。インタビューが終わり、終章で菊之助により真相が開示される。それ自体は良かったのだが、最後の最後でこの親類が菊之助の兄であることが明かされる。 これまでにお兄さんって出てきてたっけ?今更出てきたってストーリーには何の影響もないと思うのだが。 国元を逐電した作兵衛が都合よく江戸に、しかも都合よく森田座に現れるのはあまりにも都合良すぎ。きっと国元は関東から東北の藩なのだろう。西国なら京・大坂だろうし。 まぁイマイチ釈然としない部分もありましたが、十分面白いお話でした。 | ||||
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読み進めていくうちに自身が木挽町の人々にすっかり騙されていました。 最終章で謎解きがあり、気分がスッキリしました。私も木挽町の人々に会ってみたいです。 | ||||
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こんな納得いかない仇討ち? と思ってました。 最終章で納得。 | ||||
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賞を受賞した作品なので試しに読んでみました。時代小説は普段読まないのですが語り口などもおもしろく引き込まれていく、 結末に回収された物語りが心地よい! | ||||
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面白かったです。浅田次郎氏に通じる登場人物目線で語る進行で、世界に引き込まれます。 早い段階で最後のネタはわかりますが、飽きさせず楽しく読ませてくれます。 ただ惜しむらくは、ここまで作り上げた世界観を最後にネタバラシせずに終わらせるってのが粋では? と感じてしまったので、そこが好みの分かれるところかもしれません。 ラストのみこの世界観で言うところの、「野暮」な気がしました。 | ||||
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だんだん明かされていくのが良いです。とても楽しく読めました。 | ||||
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時代ものが嫌でなければスラスラと読み進められます。良いお話でしたね~っという感想。 薄っぺらくもなく重い感じもない心地良い小説でした。 | ||||
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読後感が爽快でした。いいお話だった。面白かった。やっぱり読書は楽しい! そう思える作品でした。 | ||||
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直木賞候補に挙がった段階で1冊目は書店で購入しました。久々に面白い時代物・人情物だったので、直木賞・山本周五郎賞のダブル受賞には納得。母にプレゼントしようと思い立ち、書店に行ってみると書店には在庫なし状態…。即座にAmazonアプリから取り寄せました。もちろん母は大喜びです。 | ||||
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絵が浮かぶ場面が連続。 映像化に大いに期待したい。 | ||||
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ラストの謎解きは途中から「こうなるだろうな」と予測できるものだったが、この本の醍醐味はそこにない。 途中、幾人かの半生が一人語りとして綴られている。それこそがこの作品真髄ではないだろうか。 ここに出てくる人達のように、清々しく生きることができたら幸せだろうと思える。 年始めに読むにはとても気持ちの良い作品だった。 | ||||
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江戸は木挽町で二年程前に果たされた仇討。菊之助はなぜ作兵衛を討ったのか。 凛とした御武家様が関係者から仔細聞き回る。木戸の一八、立師の与三郎、衣装兼女形のほたる、小道具の久蔵。芝居小屋や遊郭、武士、職人、市井の人々の生活。その明るさだけでなく、影も含めた江戸の風俗を背景に、皆の来し方を、生き様を知る。 「己の想いを貫くことの難しさも、道理のままに行かぬ割り切れなさも、この世の中には数多ある。それを嘲笑うのではなく、ただ愧じるのでもなく、しなやかに受け止め生きる人々がいる。」 そして、大団円の終幕。いい話でした。 | ||||
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私の習っている水彩画では、「ネガティブペインティング」という手法があります。描きたい物から描くのでなく、その周りを描いて、描きたい物を浮き出させる手法です。あだ討ちを描くのに、その周りに4つの物語を配置して、最後にあだ討ちを描いています。その一つ一つが山本周五郎の人情物語のようで、なんかホッコリします。最後に謎が解きが明かされるのですが、ここはミステリーのようです。ただ私としては、ここまで描かなくてもよかったのではないか?その筋に少し無理があるように感じました。最後は完全回答でなく、水彩画のように暈してもよかったと思います。その方が読者に想像の余地を残してくれます。最近読んだ他の直木賞作品の中でも、この一冊が抜きんでています。 | ||||
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