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リバー
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リバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 61~80 4/5ページ
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流石の奥田英朗。 一気に読ませる。 登場人物が魅力的で 引き込まれる。 3つの物語が同時進行する様は ハラハラさせる。 | ||||
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推理小説にしては短調な事件でテーマも普通。 正直、帯を読んで何が面白いのか一切想像付かない。 しかし、そこはさすが奥田英郎。。 結局、一気読みさせられた。 複数の関係者の視点から事件を描くことで、 ピースがハマっていく気持ちよさを味わえる。 ジグソーパズルを一つずつ丁寧に埋めていくような小説。 そして出来上がった絵は想像を超えてきて、、、 | ||||
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すごく内容が練りに練られて、飽きることなく読めました。 色んな人の立場や視点で話が進み、登場人物の姿かたちなどイメージできるくらい明確でした。 連ドラにしたら面白そう。 主役は斎藤刑事か千野さんか? 映画より10話くらい長く連ドラで見たい感じです。 | ||||
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面白かった! 前作を超える648ページの長編大作。 長編だけど飽きないんですよ。 どんどん読み進めたくなってしまう。 所謂、ミステリーと言うのとは違います。 事件ものの群像劇といえばいいんでしょうか。 渡良瀬川流域の栃木と群馬で起こった手足を縛られた全裸女性の死体遺棄事件が発生。 10年前に未解決のままと同じ状況に人々は騒然となる。 群馬の刑事、栃木の刑事の地道な戦い。 10年前にコイツだと確信しながらも証拠不十分で起訴に持ち込めなかった栃木県警の元刑事は独自に捜査をする。 また、10年前に娘を殺され写真館の店主は犯人は現場に戻ると信じて10年間、河川敷の写真を撮り続けていた。 初めて大きな事件を担当する全国紙の新米記者。 そして犯罪心理学者。 状況は二人の新たな容疑者を浮かび上がらせる。 読みながら、犯人はコイツなんだろうなぁ判りつつ読み進む。 その容疑者と付き合うようになったスナックのママなど、 色々な人物が事件に関わっていく模様をリアルに描ききった傑作です。 前作の「罪の轍」も素晴らしかったけど、それ以上かも知れない。 | ||||
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とても緻密に登場人物達の心情を描いた群像小説になっている。この作家さんにはお手の物でしょうね。欲を言わせて貰えば犯人の心情をもう少し描いて貰えたら尚素晴らしい作品となったのではと思います。しかし濃密な読書体験させてもらいました。面白かったですよ。 | ||||
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一流のアスリート達による良質の試合を観戦しているような気分になります。 とにかく会話が魅力的。生き生きしていていてスピーディーで、含むところの ない気持ちのよい発言の応酬に目が離せません。 全体の流れもいい。出来事が次に移る段階で、もったいをつけずにすぐに その後を描写してくれる。読者に気を持たせすぎないストレスフリーなサービス 精神が気持ちよかったです。 | ||||
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標記の未解決事件(すでに全て時効)のせいで、私は群馬&栃木県警には正直、良い印象がありません。 合同捜査がきちんと機能していたなら、あんなにも多くの幼児の命が失われなくても済んだのではないかと今でも思っています。 本作は、警察、遺族、記者という、立場は違えど目的を共有する三者が、それぞれ探り当てた小さな小さな点を共有し、細い糸を繋ぐようにしてようやっと真相にたどり着く、そんな話でした。 現実世界でこの三者が連携することなどないのかもしれません。 でも、こうだったらいいのになと思わされます。 ご意見いろいろあるようですが、私はいい終わり方だったと思います。 かなりの厚さですが、一気読みでした。 | ||||
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前出のまこさんもレビューしてらっしゃいますが、すっきりしません。ラストはこれでいいの?10年前の二件目の犯人は誰?刈谷の動機は何なのか?刈谷と平塚はそんな簡単に結びついてしまうの?大作ですが、読了後モヤモヤしています。自分の読み込みが足りないのかな? | ||||
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奥田英朗さんのファンです 必ず買います | ||||
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警察・マスコミという組織の犯罪に対する姿勢を中心に描いているので読者がすでに知っているシーンを報告や会議といったくだりで相当繰り返すので読み方・読む人によっては非常に冗長。 それでも報道や警察の保守体質や実質的な人権無視を良く描いている。冤罪をテーマにしていないが「由来が怪しくてもこじつけられる証拠」があれば心象でも立件する。 無実の人間が疑いをかけられ事情聴取・こじつけの別件捜査をされたあとの人生に警察は全く意に解さない怖い組織であることも詳細に描かれている。 群像劇すぎて登場人物のだれにも感情移入できない。ストーリーへの驚きや感動はないと言って良いかも知れない。 | ||||
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女性連続殺人事件を巡る犯罪小説。殺害手口が未解決事件と酷似しており捜査に執念を燃やす刑事たちを軸に、新聞記者や被害者家族、元刑事などの視点から物語は展開する。 事件の真相におけるある種の意外性もさることながら、緻密で地道な警察捜査や、独力で犯人を追う被害者の父親や薬物依存症の容疑者達が繰り広げるドラマに、とにかく先が気になって読むのをやめられませんでした。 650頁の長編ですが、物語もしっかりと整理され抜群に読み易く、一気読み出来ました。 | ||||
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渡良瀬川をはさんで群馬県側と栃木県側での連続殺人事件は未解決のまま。10年後に同じような事件が再び起こってしまう。無念をはらすべく両県警、警察庁の捜査は進み、容疑者は3人に絞られた。 サイコパスの反社会的人格者、多重人格と思われる引きこもりの若者、10年前も期間工として働いていた男。さらに、前回の被害者家族、新聞記者たち、現場の刑事、歓楽街の従業員など多くの人々を巻き込みながら少しづづ捜査が進んでゆく。 単行本650ページという大著ながら、蛇足感や渋滞感はいっさいなかったものの結局の動機の解明、殺害方法、自白などには記述が及ばず多少モヤモヤが残る。 そしてなんといっても描写が昭和のまま止まっているかのようだ。「身震い」「武者震い」「鳥肌」「発奮」「背筋が寒くなる」「車座」「自分を戒めた」「名状しがたい」「辞去する」などの『古語』が多用されている。特に、新人の女性新聞記者の心情をこういった言葉で表現するのはちょっと無理だと思う。 | ||||
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群像劇のため、ちょうど良いテンポで視点が入れ替わり、続きが気になる展開なのもあって一晩で読んでしまいました。奥田さんの作品の中でも屈指の作品だと思います。 | ||||
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概ね評価が高いようで、生粋の奥田ファンとしても嬉しいところだが…。 本の分厚さから、「罪の轍」に続く最高傑作再来を期待して購入。 「罪の轍」は、平成23年の障害者基本法改正に始まるインクルーシブ教育が確立しつつある現在では未然に防げた事象が重なり、歴史と環境が生み出した「必然」ともいえる悲劇の連続を巧緻に描いた傑作だった。後に「作家の値打ち」(小川榮太郎)の中で、24点という採点をされたが、まったく持って的外れな意見と言えた。 それに対して、本作「リバー」である。本作の内容を、「この単語で受け止めきれるのか」「書名は『リバー』でよいのか」という疑問がそもそもある。渡良瀬川に拘ったのは、登場人物のうち一人だけだったのではないのか。その「ちぐはぐ」は、本書の内容にも波及する。 基本的には奥田氏らしく緻密で読ませる内容であるものの、重要人物の描写に成功しているとは言えない部分がある。精神科医登場シーンにはどこか、直木賞授業作の主人公「伊良部」を感じさせる軽さがまとわりつき、それが物語最大の見せ場で、致命的なインパクトの弱さとなって滲み出てしまっている。「今まで紡がれた『重さ』は、なんだったのか」ととられても、致し方ないだろう。 「伊良部」の軽さではなく、「魔王の島」(ジェローム・ルブリ)とはいかないまでも、その部分の重さも醸し出してほしかった。 とはいえ、読みごたえがないわけではない。 星3つの評価は厳しすぎるが、星4つには甘すぎる。 判断に迷ったが、概ね高評価のレビューが多いので、あえて厳しい方の評価を選択した。 | ||||
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ノンストップ、圧巻の656Pより熱気が伝わってくる。 群馬と栃木、2つの県にまたがり、10年前の未解決連続殺人事件と類似する事件が発生した。 緊張が走る。 3人の参考人はいずれも特異なキャラ。 執念を燃やす警察と、事件を取り巻く新聞記者、被害者家族、警察OBの視点に行動と心理を描写。 有罪率99.9%の壁が重くのしかかる。 そして、驚きの結末が待っている。 | ||||
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登場人物が多く把握するのに大変ですが 一人一人の個性が際立っていて 頭に入ってくるのは容易でした 奥田さんの作品はすべて読んでますが 今回も人物の描写がうまく、何人かの登場人物に感情移入しました それぞれがどう繋がっていくのか…が気になり一気読み必至です | ||||
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群像劇ミステリーともいうべき作品としては、『オリンピックの身代金』『罪の轍』に次ぐもので、とても楽しみにしていて発売当日に購入後、すぐに読み終えた。 舞台は群馬県桐生市と栃木県足利市。 ここで、10年前に起こった若い女性連続殺人・死体遺棄事件が解決されないまま、10年後にまた同じ手口の事件が2件連続して起こる。 両県警で共同捜査本部が設置される。 10年前の事件で起訴には至らなかった重要な被疑者を含む複数の重要参考人、そして10年前の被害者の父親、10年前の事件を捜査したが犯人を挙げられないまま定年退職した元刑事、そして両県警の刑事たち、それを追う新聞記者たちの人間模様が描かれていく。 登場人物も多岐にわたるので、登場人物リストを自作して読み進めたほどだ。 こうした群像劇になると、奥田英朗の筆力は圧倒的である。 ぐいぐいと引っ張り込んで飽きさせない。 ただし、最後は驚愕の結末ということになるのだろうが、相当強引すぎる。 犯人の人格も少し像を結びにくいきらいがある。 本当は、ココで白けてしまうのかもしれないが、そこまでのプロセスが面白すぎるので、ぼくとしては許してしまうのである。 やっぱり、奥田英朗を読むのは、本読みにとっては至福の時間だと実感した。 そう言えば、横山秀夫と少し似ているというのも正直な感想である。 どちらも好きだからいいんだけれどw | ||||
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書店で何気なく手に取って読み始めたのが運のツキ、そのまま止まらなくなり、厚さ4センチものハードカバーの本書を買う羽目になりました。 自身にとっては短い期間で一気に読み終えました。文字通り、没頭してしまいました。 こんなにも夢中にさせられたフィクション物は本当に久しぶりです。 イン・ザ・プール、空中ブランコはアニメ化されていたものをかなり前に観ており、ユニークなシナリオだったためずっと覚えていたのですが、これらの作品の原作も奥田先生と知り驚きました。 このリバーも映像化されるんじゃないか?と思ったりもします。してほしいという期待もあります。滝本ことタキさんは國村隼さんあたりでどうですか? 現代の小説界に奥田先生がいて、時代を共有していることが嬉しいです。 奥田先生、応援しています。 これから他の作品も読みます。 | ||||
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奥田英朗、入魂の作品が登場。デビュー時より、読ませる作家として注目していた一人なのだが、近年は本書のように骨太の作風が目立つようになってきたようだ。本作もまた、世界のミステリにも負けない厚み、深み、そして何より読ませる力を備えたヘビー級作品だと言える。 舞台は、栃木・群馬両県境を流れる渡良瀬川河川敷。十年前にこの地で起こった二件の女性殺害事件が未解決となっていたが、時を経てまた、二件の同様の殺人が立て続けに起こる。栃木・群馬両県警の合同捜査の状況が、マスコミで大々的に報じられるなか、その事件に関わる主要登場人物たちの動きがダイナミックかつ緻密に描かれる。 特定の主人公を置かず、数人の主要登場人物を通して、事件の全容や経緯を展開してゆく群像小説である。時系列と言い、広域捜査と言い、登場人物の多さと言い、日本小説としてはやはり破格のスケールである。 さらに数多い登場人物が、整理する必要のないほど明快な個性を持ち、それぞれの目線で事件に関わってゆくことで、読ませる力が破格である。好奇心がどんどん抉られる。事件の複雑怪奇さ、関わる個性的な人間たちの駆け引き、それらが、リアルに物語を牽引してゆく。 骨太でありながら繊細な人の心や、捜査の物理的デリケートさなどを、徹底して緻密に描写してゆくその文章力も凄い。魅力的な登場人物、奇妙で気になる人物、怪しくて怖そうな人物、それぞれが複数人と言っていいほど登場するので、猫の眼のように変わる視点が読んでいて心地よい。刑事1、刑事2、元刑事、女性ジャーナリスト、十年前の事件の被害者の父、スナックのママなどが、シーンを綴るキャラクター陣である。 三人の容疑者が浮かび上がるのだが、それぞれの個性は過剰ではないかと思われるほど個性的で灰汁が強い。無口で反応のない容疑者。犯罪慣れした留置経験もたっぷりなヤクザ容疑者。多重人格が次々と登場してうゆく容疑者はとりわけ恐い。 容疑者も捜査側も多くの個性を有し、さらには事件被害者、事件関係者、臨床心理学者、等々、北関東の地方都市そのものや、そこに流れる大きな川のうねりが感じられるような肌触り感たっぷりの大作である。 それぞれに顔が与えられてドラマ化されても、配役によっては相当な反響が期待できそうな二転三転のストーリー展開。怪しい人間が多すぎる地方都市と河川界隈のスケール感。組織人、犯罪者、市井の人々の生活感までをも描写して、作者らしい、緻密でいながら、少しだけ変わった性格の個性を上手に動かす小説作りのテクニックがはまる。 警察、ジャーナリスト、容疑者、追跡者、犯罪者、被害者、様々な要素を集めて渡良瀬川を流し、海へと届きそうな勢いを作ったストーリーテリングの力強さが、読者を牽引する。技術と力とを兼ね備えた作者一世一代の物語に出会った思いが読後なかなか消えない、なかなかに熱いくすぶりをもたらす物語なのであった。 | ||||
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始めは吸い込まれるように読みふけっていましたが、途中からはあまり進展もなく、最後はえっ?これで終わりって感じでした。 評価が高かったので期待してましたが、何だかモヤモヤ感いっぱいです。 | ||||
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