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リバー
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リバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 1~20 1/4ページ
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大長編ですが、読みやすかったと思います。私は、2回最初のほうで挫折しました。3度目の正直です。 この本で一番良かったことは、紐です。長編なので一気には読めません。紙のしおりは読んでいるうちになくなります。 紐のしおりはかなり前に亡くなりましたが、この本にはついていました。是非、集英社以外の出版社も紐をつけていただきたい。 本の価格が上がっているので、それくらいの読者サービスはして頂きたい。 | ||||
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〇 この小説は実際に起きた ”北関東連続幼女誘拐事件” をヒントにしたものだろう。 幼女を成人女性に、誘拐を快楽殺人(?)に変えてあるが 栃木、群馬という地名はそのままなので、その生々しさゆえに 映像化はちょっと憚られるかも知れない(私の勝手な推測です)。 奥田英郎さんは「犯罪モノ」だけを読んでいるが、70を過ぎた私には ”吉展ちゃん事件”を題材にした「罪の轍」や「オリンピックの身代金」は、 その時代を生きた者なので、特にリアリティを感じる。 奥田英郎の犯罪小説の魅力は、何といっても「違和感の無さ」ではないだろうか。 数ある犯罪モノやミステリー小説の中には、いかにも劇的なストーリーや こじ付けでしかないストーリー展開に、「それはないだろう・・」と、 ガッカリしたりする作品に多々出会う。出会ってしまう。 緻密な文章に支えられた「派手な展開に頼らない」作り方だからこそ、惹き込まれてしまう。 失礼な言い方になるが、今後も「営業的な執筆」に走ることなく、 本作のような重厚な小説に浸れるその日を、焦らずに待ち望んでいる。 | ||||
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持って読むのが苦痛な程分厚くて重い本でしたが、読み始めて一気に引き込まれ、これだけの文量が必要だったと痛感させられる内容。 後半までなんども山場があって、面白かったです。この本が私にとって初作品でしたが、この作者さんのファンになりました。 | ||||
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2019年発表の『罪の轍』では奥田英朗の生み出す犯罪小説(警察小説)の面白さに狂喜乱舞したものですが、本作も『罪の轍』に劣らない見事な出来栄えです。 『罪の轍』や同じく犯罪小説の傑作『オリンピックの身代金』(2008年)では、いずれもスマートフォンなど存在しない昭和30年代後半を舞台にすることで、進んだ科学的捜査がない当時ならではの地道な捜査手法で犯人に迫っていく警察職員たちの熱い捜査と、舞台となる高度経済成長期の日本ならではの熱い町の雰囲気を感じさせる描写に興奮したものです。 一方、本作では現在の関東地方を舞台にしており、あらゆる場所に存在する防犯カメラやDNA鑑定、遺留品などの科学的捜査による証拠集めが可能であることから、犯罪を犯す側が犯罪を犯したことを隠し通すことがより難しい時代を舞台にしても、熱い犯罪(警察)小説が可能であることを証明してくれています 本作の構成としては前出の『オリンピックの身代金』『罪の轍』同様、警察側の視点のほか、新米女性記者の視点や被害者遺族の視点、10年前に事件解決できなかった元刑事の視点、そして嫌疑をかけられる側の視点などがうまく交錯し、読者も最後の最後までハラハラしながら読み進めることになります。 複数の登場人物のいずれも存在感があり、誰を主人公にしてもいいくらい 二つの県をまたぐ犯罪であることから二つの県警で共同捜査を行うという設定もひとひねりありお見事 奥田英朗作品は、初期の『最悪』『邪魔』を発表当時タイムリーに読み、強い衝撃を受けた作家さんで、犯罪小説以外にも『東京物語』や『サウスバウンド』など好きな作品はいくつもありますが、それでもやはり、本作のような分厚く読み応えのある犯罪小説が発表されると、期待感が高まりますし、なんだか作者に「よくぞ書いてくれた」と感謝したくさえなります。 いやあ本当に巧い作家さんです 本作で奥田英朗を知った方には『オリンピックの身代金』『罪の轍』もぜひとも読んでみてください。 とてつもなく面白いですから | ||||
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…とつくづく考えされられる作品です。 | ||||
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「序章 再来」を読み始めた途端に、引っ張りこまれてしまった。私の頭の中で「カッ、カッ、カッ・・・・」という音が聞こえ始めた。これは面白いに違いないと、648頁を一気に読んだ。凄いぞ!!!奥田。そして、最後の三行は特に良い。なんか、ホッとした言うか・・・・。 以下は、参考資料として。「集英社文芸ステーション」というところを、開きますと『リバー』刊行記念として奥田氏への長いインタビューがあります。 とても興味深い読み物です。まだの方は是非にとオススメするしだいです。(URLは、貼り付けませんがすぐ見つかるはずです) | ||||
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皆にすすめる。 | ||||
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まずは本の分厚さにビックリしました。読み応えありました。先が気になって5日で読破!警察官たちの奮闘と殺人事件を初めて受け持つ新人記者の物語。あと被害者家族が出て来たり、容疑者周辺の騒動やら、登場人物が多くて苦戦しましたが、内容は面白かったです。 | ||||
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648ページとかなりのボリュームで読むのに3日かかりました 序盤から中盤まで動きが少なかったのですが、後半は怒涛の展開でした 実際の事件もこんな感じでじりじりとした感じなんだろうなと思いました 警察・マスコミ・被害者側遺族の心理描写が丁寧に書かれていて さすが奥田さんという感じでしたが 最後犯人の動機や今後の展開があいまいとした感じでこれまた奥田さんという感じでした とはいうものの最後まで楽しめました | ||||
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見た瞬間、興奮しました。辞典でもあるまいし!読み応え充分ではないか! 奥田英朗先生は、好きな作家さんの1人です。真夜中のマーチ、伊良部シリーズ、ララピポ、サウスバウンドなど、変人奇人をテーマにした笑える小説を書いてくれる一方、オリンピックの身代金、邪魔、罪の轍など、シリアスなクライムサスペンスでも魅せてくれる作家です。 今回のリバーも、夜更かししながら読ませて頂きました。いやー面白い!被害者の親の気持ちは同情するけど、太々しいことこの上ない!奥田英朗先生は、あけすけ、厚かましい、太々しい人を描くのが天才的ですね。苛立ち通り越して笑いました。だって、この人死んだ人の無念より自分がスッキリしたいんだもん。 大長編でしたが、終始興味が薄れず楽しめました。二つ文句があるなら、最後がドタバタし過ぎていること。長編ある故、色々な人の心情や立ち位置がくっきりしている分、最後まで見せて欲しかった。何か最後はちょちょっと触れられただけで、ラストに関してそれぞれどう思ったのかとか見たかったなぁ。 あと、池田の知能があるような描写は無理があるよ。どう見ても短絡的で衝動的だもん。忍耐や熟慮できるタイプではない。 ギャンブル狂いの快楽主義者であって、教養もなく、運だけで生きてきたの方がスッキリする。レクター博士とは大違いですよ。 | ||||
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元々ドクター伊良部シリーズで好きになった作家さんですが、お見それしました。素晴らしいミステリーです!ドクター伊良部で使用される精神科の知識、被害者遺族、警察OB 、物証の大事さ、色んな意味で他の作品を凌駕する作品です! | ||||
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読みやすい文章で登場人物も多いが名前を覚えずともあの人だなとなんとなくわかる配置。動かし方。 被害者の父親松岡が、松〇さんとかぶって池袋の交通事故を絶えず想起させられた。おそらくその意味で松から始まる苗字にしたんだと思う。キャラが非常に濃かった。最後10ページほどになりこれでまとめられるのか心配したけど何とかまとまった感じ。一つ目はIだとして、二つ目をまねしたのはなぜ?なんとなくという動機でいいのかもね。リオのままはカラオケで北ウイングを歌うのでしょう。北海道行きたかったね。 二人の毒親をさらっと書いてあったけど二人を思うと重たかった。毒親は社会のガン。親になるな。 | ||||
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分厚いページ数に躊躇はありましたが、しかし、読み始めると止まらない。 最初は結末に消化不良を感じたが、他の方のレビューで、未解決の実在した事件をベースされていると知り、何となく腑に落ちました。 | ||||
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同じ著者の『オリンピックの身代金』が面白かったので、本作も読んでみた。2022年度のミステリーベストテン。 最初の30頁を読んだだけで「これは当たり!」と思った。それくらい面白い。650頁は長いと躊躇する人もいるだろうが、私はむしろ読みごたえがあった、という印象だ。 出来れば下記の陣容で映像化して欲しい。というか、キャストは当たらないかもしれないけれど、いずれ間違いなく映像化されるだろう。 池田清⇒柄本明 健太郎⇒坂口健太郎または柄本時生 刈谷⇒竹内学(カミナリ) 篠田⇒小日向文世 千野今日子⇒小芝風花 滝本⇒梅沢富美男 | ||||
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奥田さんの文章は読みやすい=没頭できる。 奥田さんの小説はどんでん返しがすくない。例えば親が離婚しそうだと子供が感じると本当に離婚する。子供の勘違いで離婚せずハッピーエンドということはない。この小説も犯人は50%以上の確率でこの人だと感じるがその通りになる。どんでん返しを求める人は別の小説家を探せばよい。 あくまで物語の丁寧な描写を楽しむのがこの小説家の正しい読み方だ。 ただ、最後の方は他の方の指摘通り、犯行の理由がいまいちぼんやりして消化不良である。 | ||||
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ずっしと重い長編ですが、一気に読みました。 群馬県と栃木県の境を流れる渡良瀬川の河川敷で、2人の若い女性の絞殺死体が発見される。 実は10年前にも同様の事件が起きており、有力な容疑者を絞り込むものの、今ひとつ決め手がなく、事件は未解決のまま。 すわ!同一犯か⁉️ 現役の刑事達、10年前に事件に関わった、退職した元刑事、10年前の被害者の父親、若い新聞記者。 さまざまな人の目を通し、事件を追ってゆく。 圧倒的な臨場感と、細やかな心理描写。 警察内部の対立、北関東特有の地域事情なども織り込み、グイグイ引き込まれます。 途中で犯人の予想は付くものの、全く飽きさせません! 読み終わってしまいたくないと思いました。 ただ、この物語、まだ完結していないと思います! なぜ、Kは、犯行を犯したのか、幼少期の体験がどのように犯行に影響したのか‥。 引きこもり青年のその後など、知りたい事がたくさんあります。 是非、完結編を執筆して下さい。 奥田先生、お願いします‼️ | ||||
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これはなかなか素晴らしい。が、長い。 | ||||
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群馬県と栃木県にまたがる河川敷で起きた連続殺人事件に容疑者が3人現れます。それぞれに、暗い背景を持ちながら、なかなか決定だとなるような尻尾を出さない。こういうとき、警察の所管が分かれていると情報共有がされにくいってこともあるでしょう。被害者遺族にしても、犯人が逮捕されないことで悶々とするし、知られたくないことをマスコミに書かれて一方的に傷つくってのもあります。そういうのの描き方がウマいんだなぁ、奧田英朗。そりゃあ648ページ必要です。 容疑者それぞれの暗い部分も全く違うし、追う側の警察や新聞社、それに被害者家族にしても正義感が同じではありません。人はいろいろです。ってことが、ギュッと詰め込まれています。最後がちょっと物足りなかったかな。でも、おススメします。 | ||||
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思ってた通りの状態で満足してます。 | ||||
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読むのに若干躊躇する600ページを超える大作。しかし読み始めると「終わらないで!もっと読み続けたい!」と思わせる抜群の文章力・構成力でほぼ一気読み。登場人物は整理して書き出し、都度確認しながら読み終えました。ただ犯行動機は、もっと説明して欲しかった・・・ただ、間違いなく最近読んだ中ではナンバー1 | ||||
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