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リバー
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リバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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小説というよりは映画の台本のような印象の読後感でした。 みんなそれらしいセリフを喋っていて状況描写も丁寧なんだけど、奥田さんの本にしては淡白。 人物描写というよりは、疾走感を味わうドラマっぽさが前面に出ていました。 ただ、一人印象に残ったのは犯人の人物像ですが、リアリティがどの程度あるのかが 全くわからないので、全体的に面白かったと思えなかったのかもしれません。 | ||||
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警察内部のやりとりは、非常にテンポ良く読みやすくて楽しめたのだが、肝心の事件の動機や関係者の思いなどが中途半端で少し残念でした。 容疑者の気持ちも、被害者家族や元刑事もその後どうなったのかも描かれてなくて、もっとウラがあるのか?!と思ったが、事件解決となったみたいで、あれ?という感じでした。 ただ、長編ですが長さを感じさせないテンポの良さは集中できて面白かったです。 | ||||
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何がそこまで高評価の理由なんだろう? 確かに読み応えはあるし、情景模写は丁寧。 だけど、最後の最後で失速感を禁じ得ない。 真犯人が罪を犯した理由が浅いし、なぜ模倣犯は模倣したのか、などがわからなさすぎる。 「ここまで引っ張っておいて…」という感が拭えないよ! | ||||
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オリンピックの身代金の時と同じで、1/3読んだ時点でもう犯人コイツしかいねーだろ、っていう状況。 そして(多少の変化はあるものの)そのまんまなラスト。 よくこんな一本道な話をこんな長く書けるなぁ。 そして文章はうまいから読んでてそこそこ面白いは面白いんですけど。なんとも中途半端な感じ。 ファンなら読んで損はないと思うけど、一見さんには別の作品をお勧めしたい。 | ||||
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すごい分厚いので正月休みに読みました。 最初は何で犯人に気づかないの!ってイライラして、 途中からは犯人はひょっとして...?と思ってから面白くなって。 でも長い。無駄に情報の繰り返しが多い。 そのわりに最後の種明かしが急ぎ足で、物足りない。 もっと犯人掘り下げてほしかったかな | ||||
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買ってみたものの凄いページ数で大丈夫かなと思いましたが3日で読んでしまいました。 ただ大体のことは中盤でわかってしまいそれが後半まで続きます。終わり方も強引すぎる気がします。こんだけページ数あるのにちゃんと説明してよって感じです。 | ||||
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グイグイ読んだが消化不良。 で?で?だから?あ、そうなの…?終わりかぁ。 とモヤモヤした読了。 うーん。ページ数もありすぎてる。この量なら肝心な部分、犯人の心理とか深さがもっとあってよい。 | ||||
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面白かったのは面白かったですが、若干不満もありました。 犯人は空白の10年間何故何もしなかったのか。その間何をしていたのか。被害者をどうやって見つけたのか。 池田の設定は不要じゃなかったのかなと思いました。 | ||||
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面白くなくはないんだが、2/3位の量でもう少しスピード感ある方が好みかな… ちょっと持て余しそうになった 何だろう?余りに等分に役割分担してるから読み進み難かったのかも。どのキャラの視点にもなれず過程眺めてる感じに読んでしまったんで冗長に思えてしまった 物理的に重かったせいもあるんかな 自分の為の覚書 | ||||
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600ページ超えの大作ではあるが、読み始めると一気読みだ。連続殺人犯の容疑者はソシオパスのヤクザ崩れ、多重人格の引きこもり青年、工場期間工の無口な青年の3人。このうちの誰が犯人なのかという興味で読み進めるが、証拠らしい証拠が無く捜査は暗礁に。だが終わり間際に畳み掛けるように話が進展してどんでん返しや後日談などもなくあっけなく終わってしまう。正直、ここまで読んだのにコレは無いだろーという気持ちは否めない。 | ||||
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前出のまこさんもレビューしてらっしゃいますが、すっきりしません。ラストはこれでいいの?10年前の二件目の犯人は誰?刈谷の動機は何なのか?刈谷と平塚はそんな簡単に結びついてしまうの?大作ですが、読了後モヤモヤしています。自分の読み込みが足りないのかな? | ||||
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渡良瀬川をはさんで群馬県側と栃木県側での連続殺人事件は未解決のまま。10年後に同じような事件が再び起こってしまう。無念をはらすべく両県警、警察庁の捜査は進み、容疑者は3人に絞られた。 サイコパスの反社会的人格者、多重人格と思われる引きこもりの若者、10年前も期間工として働いていた男。さらに、前回の被害者家族、新聞記者たち、現場の刑事、歓楽街の従業員など多くの人々を巻き込みながら少しづづ捜査が進んでゆく。 単行本650ページという大著ながら、蛇足感や渋滞感はいっさいなかったものの結局の動機の解明、殺害方法、自白などには記述が及ばず多少モヤモヤが残る。 そしてなんといっても描写が昭和のまま止まっているかのようだ。「身震い」「武者震い」「鳥肌」「発奮」「背筋が寒くなる」「車座」「自分を戒めた」「名状しがたい」「辞去する」などの『古語』が多用されている。特に、新人の女性新聞記者の心情をこういった言葉で表現するのはちょっと無理だと思う。 | ||||
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概ね評価が高いようで、生粋の奥田ファンとしても嬉しいところだが…。 本の分厚さから、「罪の轍」に続く最高傑作再来を期待して購入。 「罪の轍」は、平成23年の障害者基本法改正に始まるインクルーシブ教育が確立しつつある現在では未然に防げた事象が重なり、歴史と環境が生み出した「必然」ともいえる悲劇の連続を巧緻に描いた傑作だった。後に「作家の値打ち」(小川榮太郎)の中で、24点という採点をされたが、まったく持って的外れな意見と言えた。 それに対して、本作「リバー」である。本作の内容を、「この単語で受け止めきれるのか」「書名は『リバー』でよいのか」という疑問がそもそもある。渡良瀬川に拘ったのは、登場人物のうち一人だけだったのではないのか。その「ちぐはぐ」は、本書の内容にも波及する。 基本的には奥田氏らしく緻密で読ませる内容であるものの、重要人物の描写に成功しているとは言えない部分がある。精神科医登場シーンにはどこか、直木賞授業作の主人公「伊良部」を感じさせる軽さがまとわりつき、それが物語最大の見せ場で、致命的なインパクトの弱さとなって滲み出てしまっている。「今まで紡がれた『重さ』は、なんだったのか」ととられても、致し方ないだろう。 「伊良部」の軽さではなく、「魔王の島」(ジェローム・ルブリ)とはいかないまでも、その部分の重さも醸し出してほしかった。 とはいえ、読みごたえがないわけではない。 星3つの評価は厳しすぎるが、星4つには甘すぎる。 判断に迷ったが、概ね高評価のレビューが多いので、あえて厳しい方の評価を選択した。 | ||||
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