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捜索者
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捜索者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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主人公のカルはアメリカ人でシカゴで警官をしていたが、離婚を契機にアイルランドの小さな村に移り住む。警察という職務から来るストレスや離婚の経緯などで疲れたカルは、暫くは購入した古屋の修繕などをしてのんびり暮らそうとしていたが、地元の若者の失踪事件に不本意ながらも足を突っ込んでしまうところから物語は始まる。 アイルランドの自然、カルと地元住民との関り、別れた妻や娘との関係など事件とは直接関係のない部分も丁寧に描かれ、その中でもう警察官ではないカルが、一般人として許される範囲内で事件の真相に迫っていく過程は読み応えがあり、700頁近い大作であるにも拘わらず、途中でだれることもなく最後まで一気に読み終えるとができた。 ただミステリーとしては、若者の失踪の真相や近隣で起きた不審な羊の殺害の犯人といった謎が解明される過程に切れ味や驚きがさほどなく、また、カルと親密になるトレイやドナとの関係の進展、妻と別れた経緯などに納得感がない部分は少し残念だった。 | ||||
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歳のせいか、読書スピードも落ちて時間がかかった。中身のことは、他の方々のご意見におまかせして、 読後感のみ、いやー疲れた、読んだ達成感だけが残つた気がする。じゃーよかったの、どうだったの? お答えします。読んでよかった。 | ||||
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良い本ですが、もっとすっきり読み終えたかったです。シカゴの刑事カルがアイルランドの田舎の家を買い、修理しながら自然豊かな暮らしを始めるのが発端です。なぜ刑事を辞めたのか、家族は?と徐々に明らかになりますが、半年も音信不通の兄の行方を依頼された少年トレイや隣人の羊飼いマートを始めとする地元住民との絡みがストーリーの大半で、そのテンポにつきあうのが、せっかちな自分とあいませんでした。それで星三つの評価です。 | ||||
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カルヴィン(カル)はアメリカのシカゴで刑事をしていたが、妻と離婚し、退職し(それぞれの理由は文中で)、単身アイルランドへ移住してきた。 この地に住んで4か月。職には就かず、購入した古い家を自分で修繕している。村の人々や風習になじもうと努め、世話好きの隣人のカバーもあって、特にトラブルのない日々を送っていた。 そんな中である日13歳の子供と知り合い、失踪した兄の行方を捜してほしいと依頼される。カルとしては既に警官の身分ではなく、協力者や探索する術(すべ)もないため、一旦断るが…。 48歳の男やもめの新参者と、地元ではみ出し者扱いされている一家の子供との、関係性と友情がいい。これが主たるテーマなのだろう。 内容紹介で「重厚なる犯罪小説」とあるが、予想していたものとは経過も終結も異なった。これはいわゆる「心理小説」ではないだろうか。そのため展開がやや冗長で、スローペースだ。退屈なわけではないが、わくわく感などはなく、ゆっくりと読み進めた。 自分の中で消化しきれなかったのは2点。主人公カルは別れた妻に未練を残しているが、その妻にはカルが想うほどの人間性や魅力が見えない(娘もだが、終盤にやや挽回した)。もうひとつは、襲撃事件の始末。 人間関係を含めて現実こんなものかもしれないし、作者はそういうものを描きたかったのかもしれないが、なんだかもやもやして、これがおもしろかったのかと問われれば、返答できないのである。おそらく好みの問題だろう。 | ||||
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