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人面島



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【この小説が収録されている参考書籍】
人面島
人面島 (小学館文庫 な 33-3)

人面島の評価: 3.58/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

多作の末かなあ

トリックというほどの仕掛けもなく、淡々とお話が進み、淡々と終わります。読後感は淡白そのものです。
後、148ページの相続の説明は誤りですね。代襲相続の問題ではないのはその通りですが、相続発生後に相続人の一人が死亡したら、その死亡した相続人の相続分はさらに別の相続として処理されますので、元の相続人の相続分が増えるわけではありません。
ストーリーに大きな影響はなかったですが、若干興醒めしました。校正の段階で気がつかなかったのは残念です。
人面島Amazon書評・レビュー:人面島より
4093866406
No.1:
(2pt)

作家とは?

ここまでくれば職人芸といえる芸域の広さですが、さすがに、「さよならトビッシー」で得られた感動もなにも感じなくなりました。この作家さん、キャラクター設定と描き方がうまいから、最後まで読まされるけれど、最近は量産しすぎで、感心しない。「さよなら…」は、ミステリーのすごさというよりも、ヒロインがピアノとの格闘する姿の描き方の熱量に圧倒された。そういったものが、近作では薄れてきている。この作家さんの書く作品は、計ったように同じ厚さ。読ませ方も心得ている。まさに職人。ご自身の日記や業界ネタの「毒島」にも主張されているけれど、今の作家の世界は、書いてなんぼ。書けなければどんな高尚な理想をもっていてもダメ、という感じでしょうか。でも、時々、エッ、この人がこんな作品を、と思う著作を出しているのを見ると(たとえば海堂尊など)、作家って、なにか書きたいものがあるのではないか、それが作家なのではないかと思う。中山氏には、そういったものがないのだろうか。御子柴の初期の作品、カエル男、犬養の初期の作品などはミステリーとしてもすぐれていたが、最近は、よくこれだけの量をかけるな、ということだけに感心するようになってしまった。
人面島Amazon書評・レビュー:人面島より
4093866406

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