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じんかん
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じんかんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 41~60 3/6ページ
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歴史物なのに現代人じゃなきゃ出て来なそうな視点の持ち主が作中ですごいすごい!されると一気に醒めます また斬新と言えば聞こえが良いが、松永久秀をここまで漂白しちゃうと魅力も何も無くなりますね | ||||
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面白かったです 松永弾正に興味もあったので!爆死したと聞いていたので | ||||
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三悪を為した大悪人、某歴史シミュレーションゲームでも一際人相の悪い男。しかし、この作品を読んで印象が大きく変わった。頭の回転が早く、風流で温かみを感じさせる魅力的な男。周囲に集う人達も久秀にさぞ心惹かれた事だろうと思う。 | ||||
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信長の野望でいつも裏切る有能武将 この小説を読んで、その生き様にほれろ なんの為に人は生きるのだろうか | ||||
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戦国の梟雄と言われた松永久秀を民のための国づくりをめざす武将として描ています。下克上の代表として有名な武将ですが、友を大切にし、堺の自治を認め、三好長慶父子に信頼され、信長とも思いを通じ合う好人物にとまで描かれては、さすがに鼻白んでしまいました。こんなイイ人では弱肉強食の戦国時代をとても乗りきれなかったのでは?と思わせるほどリアリティを感じない人物造型です。 ただこの小説はとりあえず多くの人に読まれているようで、このことは「弱肉強食の」国際社会に本当の意味で「リアリティを感じない」われら日本社会の反映なのでしょうか。 | ||||
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多聞丸が大名に出世していく物語かと思ったがそうではなかった。松永弾正の「夢」は、現実にはありえない内容だが、あの織田信長がなぜ何度も謀反を許したかという「謎」を解く鍵として、よくこんなことを思いついたなと、作者の発想には驚嘆せざるを得なかった。長いし、面白くなかったら途中でやめようと思って読み始めたが、結局読み通してしまった。もう何作も読んでいる作家で、飽きそうになったら新しい顔を見せられる。すごいな。 | ||||
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熱い気持ちになれる本です。是非、読んでみてください。感動しました。 | ||||
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戦国の大悪人、松永久秀の半生。歴史小説好きなら必読。現代にはない、ドラマチックで浪漫を感じるストーリー。こんなに感動した小説ははじめて。 | ||||
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松永弾正久秀。 悪逆非道、不忠、欲深な振舞で知られる、稀代の梟雄。 もしあなたが、織田信長や武田信玄、伊達政宗などといった綺羅星のごとき武将たちのような、華々しくも雄々しい英雄譚を期待しているのなら、この話は残念ながら大きな肩透かしになってしまうかと思う。 ここに描かれているのは、一人の人間が、嫉妬と我執、欲と権力に満ち満ちた浮世で、足掻き、藻掻き、そして散ってゆく、そんなありふれた物語だ。華々しさや爽快感ではなく、泥臭くて地味。報われなく、遣り切れない。スペクタクルやエンターテインメントとして読もうとすると、読後感として楽しいものにはならないかもしれない。 けれど、もしあなたが、この人の世に生きにくさともどかしさ、悶々とした憤りを感じているのなら、この話はあなたの心に、きっと小さくない傷痕を残す。 人は何のために生きるのか。 この憂き世で、人は何を成せるのか。 その答えの一つが、ここにある。 小さな石を一つずつ、積み重ねていく。それが人の営みの全てなら、その果てに希望を見出すことにこそ、捨て石たる生き方の意義がある。 これは報われなくて遣り切れなく、優しくて勇敢な物語。 全ての弱き我らへ。 | ||||
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戦国時代の3悪人の一人といわれた松永久秀の生涯を描いた本作。 松永久秀、まったく知らないのだが、寺を焼き討ちしたりした人らしい。 戦国時代といえば織田信長、武田信玄などの有名どころしかしらないが、こういう人もいたんだ…と感心。 もちろん、作者なりの解釈でのフィクション寄りではあろうが、特に前半部分、多門丸との出会いあたりは胸が熱くなる展開であった。 織田信長の回想にて物語が進むが、個人的にはこれがあまり良くなかった。 話の構成上そうせざるを得ないのかわからないが、いちいち流れが止まってしまって、面白味にかけた感がある。そのせいか、後半は話のスピード感がなく、もうひとつだった。 | ||||
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戦国時代の3悪人の一人といわれた松永久秀の生涯を描いた本作。 松永久秀、まったく知らないのだが、寺を焼き討ちしたりした人らしい。 戦国時代といえば織田信長、武田信玄などの有名どころしかしらないが、こういう人もいたんだ…と感心。 もちろん、作者なりの解釈でのフィクション寄りではあろうが、特に前半部分、多門丸との出会いあたりは胸が熱くなる展開であった。 織田信長の回想にて物語が進むが、個人的にはこれがあまり良くなかった。 話の構成上そうせざるを得ないのかわからないが、いちいち流れが止まってしまって、面白味にかけた感がある。そのせいか、後半は話のスピード感がなく、もうひとつだった。 | ||||
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滅びゆく者に対する挽歌とでも言うようなやり切れなさと、悪漢の清々しい生き様。名作ではあるが、読み進める辛さはある。 | ||||
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ゲーム「信長の野望」をやったことある人の数はどれくらいだろうか?その人数プラスその他多くの人が、松永久秀と聞けば、嫌な印象しかないだろう。主君を暗殺、将軍も殺め、挙句の果て東大寺も焼く。茶器は何故かやたらいいものを持っていて、権謀術数の末、信長の前に果てる悪道。 そんな天下の厄介者の悪事が、我々の知る史実と違っていたら?その悪事にそれぞれ正当性があり、大義があるとすれば?知られざる名君と茶星に運命を導かれながら、全く新しい松永弾正久秀を思う存分楽しめる500ページ以上に及ぶ興奮、皆も思う存分堪能してほしい。あー楽しかった! | ||||
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今までの人生で読んだ本で、傑作と感じられた数少ない本の1冊。 買うとき、中古のわりに1000円超えで高いなと思ったが、これなら高くない。 本の世界に引き込まれてゆく。今年になって読んだ本、20冊ぐらいの中で唯一、またいつか読み返したいと思った。 この本の場合、あらすじめいたことは書きたくない。ほかの時代小説が、主人公の人生をたどることに主眼点が置かれてる。この本も、もちろん松永久秀の一生を書いたものではあるんだけど、そんな単純なものじゃない。深い意味がある本です。ぜひ読んでみてください。 | ||||
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直木賞作家というよりは、どうやら同郷?らしい、というプロフィールにひかれた。 我々の育った桂や山崎、長岡といえば 道三や光秀ゆかりの地であり、同地域出身者にとって戦国物は身近な地名に溢れており、近所の事件簿みたいな感覚で読めるのだ。そんなバックボーンの作家が現れたとくれば読まずにはおれない。 まず八本目の槍を読んだが、連作短編集として非常に面白かった。直木賞をとるだけあるな、と。 そこでこのジンカンだが、これは評価が分かれると思った。乗れる人は乗れるだろう。 たしかに、目の付け所は面白い。特に、多聞丸という頭の元に子供達が集まり、社会への逆襲を開始するという導入部は、伝奇小説風でワクワクした。 しかし…松永弾正が姿を表すなり冒頭の疾走感はトーンダウンする。 おそらくはそれも作者の意図したことだとは思う。 松永弾正は通説通りのファンキー野郎ではない、 と言う話なのだから。 ただ、やはり柴錬なんかが好きな僕としては、真面目な弾正はちょっとなあ…と感じてしまった。 ロマンチストなのはイメージ通りで良かった。しかし、清濁合わせ飲むような怪物として描いたならどうだったろう、と言う思いもする。 面白いんだが、もうちょっとハチャメチャ感も欲しかった、てのは贅沢なんだろうか。 | ||||
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歴史上の人物がこのような取り上げ方をされているのは初めてだ実に面白い。久々にはまった。 | ||||
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松永久秀を主人公にした500ページの大著。久秀の信長への謀反の知らせから、信長自身が語り手となって久秀の生涯を語る手法だが、信長と久秀が分かりあっていたという、信長という有名人をテコにした書き方にあざとさを感じた。久秀はかつて大悪とされていたが最近の研究ではそうでもなく、これのあとの大河ドラマ「麒麟がくる」でも割と好意的に描かれていた。はじめののしあがりのあたりはよくある描き方という気がした。 | ||||
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ストーリーは全く違いますが、なんとなく和田竜を彷彿とさせるエンターテインメント時代物です。 合戦の緊迫感、サイドストーリーのホロっと感など読者を楽しませる要素がてんこ盛りで一気読みでした。 乱世での人の命のあまりの軽さに憤りを感じ、何かを変えたいと思った男が居た… 始まりは応仁の乱から50年後、足利時代の末期。 終章はその50年後。織田信長の天下統一が目前に迫る頃。 その50年間を命を尽くして駆け抜けた一人の戦国大名の生き様を書いた物語です。 主を殺め、将軍を誅し、寺を焼くという世にも稀な三大悪を犯した大悪人と言われる人物を、全く異なるキャラクターとしてその半生を描きなおします。 | ||||
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松永久秀が2回目の謀反を起こしたとき、彼の二人の孫が信長に処刑されています。 この作品の慈悲深く子を想う久秀は、そんな事態を看過しないでしょう。 作者がこの史実を知らなかったのか、敢えて触れなかったのかは分かりませんが、作者が描きたい人物像が史実を捻じ曲げてしまっていることが残念です。 | ||||
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昨今の調査、研究では、たしかに松永久秀はそこまで極悪非道の輩ではなかったとの意見もあるようです。まして資料の残っていない少年・青年時代に関しては著者の想像(創造)でどれほど好人物に描こうとも自由です。 しかし資料の残っている壮年・晩年に関しても、これ以上ないほどの好人物として描き通しており、どうしても違和感をぬぐえませんでした。著者はよほど松永久秀が好きで、彼がやったことのすべてを正しいこととして解釈したいのでしょうが、小説としては面白いものの、史実を描き伝えるものとは言い難いのではないでしょうか。 | ||||
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