■スポンサードリンク
じんかん
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
じんかんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
童の神に続いて念のため読んだけど、どちらも面白いけど読後感がさらっと流れちゃう。本作も日夏のエピソードがなかったら何も残らない気がする。著者との相性の問題だと思いますけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦国時代の3悪人の一人といわれた松永久秀の生涯を描いた本作。 松永久秀、まったく知らないのだが、寺を焼き討ちしたりした人らしい。 戦国時代といえば織田信長、武田信玄などの有名どころしかしらないが、こういう人もいたんだ…と感心。 もちろん、作者なりの解釈でのフィクション寄りではあろうが、特に前半部分、多門丸との出会いあたりは胸が熱くなる展開であった。 織田信長の回想にて物語が進むが、個人的にはこれがあまり良くなかった。 話の構成上そうせざるを得ないのかわからないが、いちいち流れが止まってしまって、面白味にかけた感がある。そのせいか、後半は話のスピード感がなく、もうひとつだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦国時代の3悪人の一人といわれた松永久秀の生涯を描いた本作。 松永久秀、まったく知らないのだが、寺を焼き討ちしたりした人らしい。 戦国時代といえば織田信長、武田信玄などの有名どころしかしらないが、こういう人もいたんだ…と感心。 もちろん、作者なりの解釈でのフィクション寄りではあろうが、特に前半部分、多門丸との出会いあたりは胸が熱くなる展開であった。 織田信長の回想にて物語が進むが、個人的にはこれがあまり良くなかった。 話の構成上そうせざるを得ないのかわからないが、いちいち流れが止まってしまって、面白味にかけた感がある。そのせいか、後半は話のスピード感がなく、もうひとつだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞作家というよりは、どうやら同郷?らしい、というプロフィールにひかれた。 我々の育った桂や山崎、長岡といえば 道三や光秀ゆかりの地であり、同地域出身者にとって戦国物は身近な地名に溢れており、近所の事件簿みたいな感覚で読めるのだ。そんなバックボーンの作家が現れたとくれば読まずにはおれない。 まず八本目の槍を読んだが、連作短編集として非常に面白かった。直木賞をとるだけあるな、と。 そこでこのジンカンだが、これは評価が分かれると思った。乗れる人は乗れるだろう。 たしかに、目の付け所は面白い。特に、多聞丸という頭の元に子供達が集まり、社会への逆襲を開始するという導入部は、伝奇小説風でワクワクした。 しかし…松永弾正が姿を表すなり冒頭の疾走感はトーンダウンする。 おそらくはそれも作者の意図したことだとは思う。 松永弾正は通説通りのファンキー野郎ではない、 と言う話なのだから。 ただ、やはり柴錬なんかが好きな僕としては、真面目な弾正はちょっとなあ…と感じてしまった。 ロマンチストなのはイメージ通りで良かった。しかし、清濁合わせ飲むような怪物として描いたならどうだったろう、と言う思いもする。 面白いんだが、もうちょっとハチャメチャ感も欲しかった、てのは贅沢なんだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
松永久秀を主人公にした500ページの大著。久秀の信長への謀反の知らせから、信長自身が語り手となって久秀の生涯を語る手法だが、信長と久秀が分かりあっていたという、信長という有名人をテコにした書き方にあざとさを感じた。久秀はかつて大悪とされていたが最近の研究ではそうでもなく、これのあとの大河ドラマ「麒麟がくる」でも割と好意的に描かれていた。はじめののしあがりのあたりはよくある描き方という気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昨今の調査、研究では、たしかに松永久秀はそこまで極悪非道の輩ではなかったとの意見もあるようです。まして資料の残っていない少年・青年時代に関しては著者の想像(創造)でどれほど好人物に描こうとも自由です。 しかし資料の残っている壮年・晩年に関しても、これ以上ないほどの好人物として描き通しており、どうしても違和感をぬぐえませんでした。著者はよほど松永久秀が好きで、彼がやったことのすべてを正しいこととして解釈したいのでしょうが、小説としては面白いものの、史実を描き伝えるものとは言い難いのではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2度も裏切った松永久秀を信長は赦そうとしたという話は割と有名ですが、そのことにこれほど正面から向き合った小説はなかったように思います。そしてこれほど爽やかな久秀像もなかったです。 両者は悪者同士のシンパシーを感じていたというのが従来の見方ですが、本作では人間や世界に対する見方が両者は似ているように描かれています。 久秀の伝記という形をとっていますが、久秀の口から人間とは何か、神はいるかといったテーマが繰り返し語られており、著者の私小説の側面があるようです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
各章が、信長の回想で始まる構成は良かった。「悪人」のイメージを吹っ切るために「弾正」ではなく「久兵衛」と呼称したのだろう。それは成功している。ただ、最初の二悪について説得力の事実が今一つ理解できなかった。最後の「大仏殿消失」は良いぞ。セリフも最高に決まっている。戦場面の迫力不足…で星3つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
松永弾正久秀という戦国時代に輝く妖星を扱う意欲作、という触れ込みだが、全体的に話が薄い。 何だか話がどんどん飛びまくり、仲間たちとの絆や様々な師の教えの部分からなる立志編が終わると、中盤からひたすら身内に後ろから撃たれる可哀想な人の物語になっていた。 読後に何も残らない。 分厚い本なのにこうなってしまった理由は、テーマが大きすぎて扱い切れず、途中で力尽きたのではなかろうか。 戦国三悪人の筆頭を描き切るのは並の腕では難しい、という事か。 無理をせず、部分だけ切りとってしっかり描けばよかったのではないだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦国時代の梟雄、松永久秀の生涯。 久秀は主君を殺し、将軍を殺し、大仏殿を焼き払う。平凡な人間では不可能な所業を行い、ついには信長を二度も裏切り、最後は茶器・平蜘蛛に火薬を詰め火を着けて爆死したエピソードが広まっている。 この作品ではなぜそのような悪人に至ったのかを描いているが、この作品の久秀は必要悪に書かれてたので好みではなかった。花村萬月の「弾正星」を拝読していたからだと感じる。興味のある方は読んで比較してみるのもひとつ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!