■スポンサードリンク
アリスが語らないことは
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
アリスが語らないことはの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ピーター・スワンソンの「そしてミランダを殺す」が非常に面白かったので、「ケイトがおそれるすべて」を読み、今回の作品も期待して購入しました。若く美しい継母アリス、大学卒業を控えた継息子ハリーのダブル主人公。稀覯書店を経営する父親が不審死を遂げ…読者は当然アリスが関与していると疑いながら読みすすめていく。アリスの少女時代の描写がはじまる。色白、金髪、目の大きい、足の長い魅力的な美少女だ。アル中の母親と継父とアリスとの危険な関係。その結果はやはり…サスペンスとしては物足りなく、途中で退屈しました。後半にある人物の正体が明かされてびっくり、ラストに大事件が起きてびっくりです。最後のほうでハリーが美少年であることが判明します。それまで容姿の描写はなかったのに。結局アリスも継父も結婚相手よりそのおまけが目的だったということですね。アリスは自己肯定感の強い女性。サイコパスとしてはおとなしいほう。感情移入はできませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アリスの夫が亡くなったところから物語が始まります。 アリスの過去が現在へとつながってきます。極上の推理小説のように進んできます。 ここからはネタばれになります。文字で読んでいるので人物の顔がわからなかったが、映像で見るとこの物語はどうなのだろうと思ってしまう。また最後が予期していなかった人物の出現で終ってしまう。 この終わり方ではなく、主人公のアリスとハリーをもう少し書いてほしかった。 このようなことの後で、それぞれどのように進んでいくのか、興味があった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ケイトが恐れるすべて」(2019/7月)以来、ピーター・スワンソンの新しい翻訳「アリスが語らないことは "All The Beautiful Lies"」(創元推理文庫)を一気に読み終えました。 現在:父親・ビルの死を父の後妻・アリスから聞かされたハリーは、メイン州の実家へ帰還します。父の死は、事故死、それとも? 過去:ハリーの継母・アリス・モスがメイン州のケネウィックに引っ越した時、彼女は十四歳でした。アリスはアルコホーリックスの母親と暮らしていますが、アリスの母親・イーディスはジェイクと結婚して、ジェイクはアリスの継父となります。そして・・・何かが起こります。 現在の物語と過去の物語が、スティーブン・キングの土地、メイン州で繰り広げられ、或る一点で交錯する時、物語が巧みに反転します。風光明媚な場所、付きまとう機能不全、性への執着。 ハリーの亡くなった父親・ビルは、稀覯本のコレクターであり、古書店店主ですが、アイラ・レヴィンが、エド・マクベインが、ロス・マクドナルドの著作が引用され、"ギーク"な喜びを刺激されます。しかし、この程度の巧さを持ったパズラーは、我が国ではいくらでも生み出されているような気がします。ピーター・スワンソンにはいつも過度に期待している自分がいるので、そう思うだけかもしれませんが、サクサクと読み終えてしまえば、後には何も残らない。かと言って、「何も残らなくともいい」と思えるほどのプロットでもない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!