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アリスが語らないことは
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アリスが語らないことはの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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何気に図書館で借りて読みました。 予備知識なく読むのがよかったのかもしれません。 原題All the Beautiful Lies が、じわじわ効いてきます。 身内であってもその人のことをほとんど知らない。人は自分の都合の良いことだけを人に見せ、自分にも言い聞かせたことや、プレスリリースを本当だと思い込む。 そして、性的嗜好やパターンは繰り返される。 孤独は人を歪ませるんだなあとしみじみ思いました。 | ||||
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P・スワンソン「そしてミランダを殺す」と併せて購入したが、ミランダで文体が好きになれず拾い読み、 そしてアリスは冒頭から戦意喪失で、失礼とは知りながらお蔵入り。やはりゾクゾクするのが好みだ!! | ||||
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女性ってこういうところあるよね~と思いつつ、ちょっと女性に対して悪意あるのでは??みたいな。最後まで読ませます。ドラマにしたらと想像できる展開。読みやすいです。 | ||||
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過去と現在が交錯して、現在、良識的に見えた人物が実は、、というパターンは前2作を踏襲していますね。前2作を読んでいたので、当作品ではかなり早くから犯人?がわかりましたが、それでも興味を失うことなく最後まで緊張感をもって読み続けることが出来ました。次回作が同じパターンでもたぶん購入すると思います。 | ||||
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ピーター・スワンソンの「そしてミランダを殺す」が非常に面白かったので、「ケイトがおそれるすべて」を読み、今回の作品も期待して購入しました。若く美しい継母アリス、大学卒業を控えた継息子ハリーのダブル主人公。稀覯書店を経営する父親が不審死を遂げ…読者は当然アリスが関与していると疑いながら読みすすめていく。アリスの少女時代の描写がはじまる。色白、金髪、目の大きい、足の長い魅力的な美少女だ。アル中の母親と継父とアリスとの危険な関係。その結果はやはり…サスペンスとしては物足りなく、途中で退屈しました。後半にある人物の正体が明かされてびっくり、ラストに大事件が起きてびっくりです。最後のほうでハリーが美少年であることが判明します。それまで容姿の描写はなかったのに。結局アリスも継父も結婚相手よりそのおまけが目的だったということですね。アリスは自己肯定感の強い女性。サイコパスとしてはおとなしいほう。感情移入はできませんでした。 | ||||
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アリスの夫が亡くなったところから物語が始まります。 アリスの過去が現在へとつながってきます。極上の推理小説のように進んできます。 ここからはネタばれになります。文字で読んでいるので人物の顔がわからなかったが、映像で見るとこの物語はどうなのだろうと思ってしまう。また最後が予期していなかった人物の出現で終ってしまう。 この終わり方ではなく、主人公のアリスとハリーをもう少し書いてほしかった。 このようなことの後で、それぞれどのように進んでいくのか、興味があった。 | ||||
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この作者の過去の作品から期待を膨らませ過ぎたのかも知れないが、概ね予想出来る展開。現実味も乏しい。次作に期待。 | ||||
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現在とは過去が堆積したものに過ぎない。 過去からは何人たりとも逃れられないのだ。 本作は、そんな過去と現在の関係性を巧みに活かしたミステリーである。 大学卒業間近の青年ハリーは父の訃報を知らされ、帰郷する。 実家で彼を待っていたのは継母アリス。 父よりも随分と若いこの継母に対し、ハリーはやましい感情を抱き懊悩する。 そんなハリーの葛藤と父親の死について描かれていくのが現在のパート。 一方、過去のパートでは少女時代のアリスが描かれている。 自身の母親にうんざりし常に倦怠感を身にまとっているアリスは、どうも現代パートの彼女と結びつかない。 この抑制された違和感こそが、物語の核でもあり推進力でもある。 現代と過去、それぞれのパートにおいてそうした小さな綻びや不穏さが滲み出ており、張り詰めた空気が常に漂っている。 また現代と過去が繋がりが一向に見えてこない、もどかしさも物語のリーダビリティとして見事な役割を果たす。 得体の知れない不穏さと些細な違和感。 それら点と点が繋がった時、上記したように現在は過去から逃れられないことを痛感するはずだ。 そしてミステリー要素以外にも本作には特筆に値すべき点がある。 それは、登場人物たちが抱える孤独だ。 誰もが誰かを求め結ばれたしても、いつかそれには終わりがやってくる。 そしてまた新たな誰かと出会い、といった風に幾度となく孤独から逃れようとしても、それは決して消えることなどない。 登場人物たちは皆、その事実を心の奥底で知っていたのではないか。 そう思ってしまうほどに本作の根底からは、凪のような寂寥感や諦観が感じ取れる。 孤独がもたらす寂寥感や諦観が積み重なった結果、私たちにどのような影響を及ぼすのか。 孤独と過去の重みが人を狂気に駆り立てるのか。 見事なプロットと確かな人物描写を兼ね備えた本作は、ミステリー好きなら満足すること間違いないだろう。 | ||||
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「ケイトが恐れるすべて」(2019/7月)以来、ピーター・スワンソンの新しい翻訳「アリスが語らないことは "All The Beautiful Lies"」(創元推理文庫)を一気に読み終えました。 現在:父親・ビルの死を父の後妻・アリスから聞かされたハリーは、メイン州の実家へ帰還します。父の死は、事故死、それとも? 過去:ハリーの継母・アリス・モスがメイン州のケネウィックに引っ越した時、彼女は十四歳でした。アリスはアルコホーリックスの母親と暮らしていますが、アリスの母親・イーディスはジェイクと結婚して、ジェイクはアリスの継父となります。そして・・・何かが起こります。 現在の物語と過去の物語が、スティーブン・キングの土地、メイン州で繰り広げられ、或る一点で交錯する時、物語が巧みに反転します。風光明媚な場所、付きまとう機能不全、性への執着。 ハリーの亡くなった父親・ビルは、稀覯本のコレクターであり、古書店店主ですが、アイラ・レヴィンが、エド・マクベインが、ロス・マクドナルドの著作が引用され、"ギーク"な喜びを刺激されます。しかし、この程度の巧さを持ったパズラーは、我が国ではいくらでも生み出されているような気がします。ピーター・スワンソンにはいつも過度に期待している自分がいるので、そう思うだけかもしれませんが、サクサクと読み終えてしまえば、後には何も残らない。かと言って、「何も残らなくともいい」と思えるほどのプロットでもない。 | ||||
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現在と過去が交互に語られる、退屈しない展開。 ぐいぐい引き込まれ、中盤あたりからは読み止めることができなかった。 私はこういう作風が好きだ。 犯人はいかにも明らか――と思っていたら、第二部からは思わぬ方向へ。……伏線は確かにあった。 ミステリであり、サスペンスであり、やや一般的ではないエロスがあっちでもこっちでも…。 最後までよかった。 『そしてミランダを殺す』と比べて遜色ないレベルだと思う。 | ||||
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