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灼熱
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灼熱の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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作中人物がとっても良い。 | ||||
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途中から不吉な予感ばかりで読むのが辛かった。なんとなく結末読めてきてそれでもこうならないでくれと願いながらハラハラして読んだ。教育って大切。日本の植民地だと本や教員にも限りがあるだろうし貧乏食いっぱぐれた小作の人達が多いだろうから元から学がある人少なそうだから、戦勝派になってしまうのも無理ないかなと。知的好奇心と外国語を学ぶ意味の重要性を感じた。里ちゃんが 唯一の救いだった。この作者は女性の気持ちを表現するのがあまりにも上手なので時々女性かと思ってしまう。男性同士のマウント意識も女性のそれと極めて近い。 この作品は山崎豊子の2つの祖国と似てると思う。こちらの方が短いぶん読み易いが。 一番印象に残ったのは村人だ。仲良くしてるようにみえても心には澱があって機に乗じてに加担し正義ヅラをする。自分の職場や地域でも見回せばそんな人間関係ばかりかもと。憎しみよりも何も考えない便乗型の日本人に嫌悪感。 | ||||
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いつまでも胸に残る名作。最後の方は涙なしでは読めませんでした。トキオ生きてて欲しかったー | ||||
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日系ブラジル人の方の苦労が身に沁みた。 何年か前、今は一般人となった秋篠宮眞子内親王が、南米を訪問した時、日本のお姫様が来てくれたとお年寄りが感動して泣いたということを思い出し、辛い気持ちになった。 | ||||
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長くても10年で帰国を夢見てブラジルに渡った日本人移民達。 移民生活の過酷さと、海外においても日本の植民地的生活で現地との距離感を取ったことによる悲観交々。 沖縄生まれの移民と日系二世の2人の若者を中心に、戦中戦後のブラジルで起こった日本の戦争勝ち負けそれおれを信じる人々の心情を描く。 ベースとなる日本国民というスタンスの上に、移民先での日本人の生活やブラジルの人々の捉え方、詐欺師の絡ませ方などストーリー構成が史実織り交ぜ読ませる内容になっている。 沖縄出身者の心の持ちようの描き方も、海外での日本人の扱いを表現するのに的確にハマっている。 ボリュームある内容であるが最後まで構成がしっかりしているので、飽きることなく読ませる。 事実とは別に人は信じたいものを信じるという愚かさが同じ日本人を分断している様は、現代の情報社会でも起こっている。 | ||||
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600ページ超の大ボリュームにも関わらず、あっという間に読んでしまうほど面白かったです。 商品概要や他の方のレビューにある通り、戦中~戦後にかけてブラジルに移民した日本人たちが勝ち組・負け組の対立をしていく話です。 戦前まで多少の不満や差別意識があれど、仲良く過ごしていた日本人コミュニティの人々が、デマや誤情報、"敵国ブラジル"で日本政府に見捨てられた恐怖、詐欺師の暗躍……等々によって徐々に狂っていき、ついには「お国のため」「裏切り者を裁くため」と言った名目で凄惨な殺しあいにまで発展していく様子が圧巻でした。 ネットを通して大量に情報が溢れ、情報に踊らされがちな現代にこそ多くの人に読んでほしい名作です。 | ||||
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共に助け合うブラジルの入植地での生活。 支え支えられ、追って追いつかれと、そこで培われる熱き友情。 友情の中に揺らぐもの。 戦争が終わって、日本移民の間で起きた「勝ち負け抗争事件」を臨場感たっぷりに取り上げている。 日本の戦勝を信じる勝ち組(戦勝派、信念派)と敗戦を認識する負け組(認識派)。 情報操作は敗戦派の要人の暗殺まで発展。 共通項は、日本の土を踏むこと。 「さあ、行こう」”未来”。 ああ、”二羽のイービス”の姿に落涙せり。 | ||||
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ブラジルで起きた 第二次世界大戦終わりから戦後数年間に起きたことの物語。 移民政策でブラジルに渡った日本人はたくさんいたことくらいは歴史の授業で習ったものの、 こんなことが起こっていたとは全く知りませんでした。 物語に脚色はあるにしても、戦勝派と戦敗派が分かれて時に殺しあうようなことが 起こっていたなんて。 その中の女性の当事者が語る感じで物語ります済んでいきますが、半ばまでは少し退屈かもしれない。 そこを過ぎるといろんな出来事が起きて読むスピードが上がってきました。 年月の経過とともに人の行動が変わっていく様はなんとも、考えさせられます。 | ||||
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ブラジル移民政策をテーマに、史実を織り交ぜながら、移民社会で起きた悲哀を二人の男の目線から描く。 日本人が辛苦を味わいながらも仲間と共に生きていく姿は逞しいと感じる一方、戦争をきっかけに日本移民社会が分断し崩壊していく様は、痛々しく辛く、また恐ろしい。 日本移民社会のことが良く理解できる一方、ミステリーのような仕掛けもあり、エンターテインメント性も兼ね備えた骨太な物語です。 | ||||
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日本人、ブラジル移民政策、戦争、情報化社会、思想。 史実を元に親友ふたりを通じて描かれたストーリーは読み応え十分です。 最近の中では1番読み応えがありました。 日本人ならばぜひ手に取っていただきたい一冊です。 | ||||
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終戦当時「日本が戦争に勝った」というデマが広まり、ブラジル日系移民のほとんどが信じたという。そして、日本が戦争に勝ったと信じる人たちと、日本の負けを認めた人たちとの間で多くの死傷者を出す「勝ち負け抗争」が起こった。沖縄生まれの移民「勇」と日系二世の「トキオ」は日本人入植地「弥栄村」で出会い親友となる。しかし日系移民を二分した「勝ち負け抗争」がふたりの友情に影を落とす…。なぜデマを信じたのか。信じようとしたのか。ブラジル移民の境遇がおおきく影響していると思った。史実を知り読み進めるのは苦しかったが、読んでよかった。 | ||||
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