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夜
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夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「魔女の組曲」に続く「夜 警部セルヴァズの事件ファイル」(ベルナール・ミニエ ハーパーBOOKS)を読み終えました。 ノルウェーから幕を開けますが、ベルゲンの教会で女性の惨殺死体が発見され、オスロ警察の女性刑事・シュステンが捜査に乗り出し、シリアル・キラー、ジュリアン・ハルトマンの痕跡を発見します。北海に浮かぶ極寒の石油プラットフォームの冷ややかで、メタリックな描写はとても魅力的でした。 その後、シュステンは単身ノルウェーからフランス、トゥールーズ署に乗り込み、セルヴァズ警部と共にその捜査を開始することになります。結末は、果たして? ストーリーの詳細は触れずにおくとして、中盤はかなり長いですね。あたかもテレビ・シリーズのスクリプトから作られたように長い。それは、必要な長さだったのかどうか?私には少し退屈でした。それは、例えばジャン=クリストフ・グランジェの「死者の国」の物語の長さとは異なる表現の冗長さだと感じられます。とは言え、終盤の畳み掛けるようなカットバックはいつものようにスリリングで、いくつかの伏線はしっかりと回収されています。その点、堅実なプロフェッショナル・ワークだと思います。 決して美しいとは言えない「夜」を描き続けるベルナール・ミニエ。そして、マルタン・セルヴァズの決して挑戦することを諦めない"レジリエンス"が試される、次回作を期待しています。 | ||||
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フランスミステリーのセルヴァズ警部シリーズ第4作。このシリーズ、私は初めて読ませていただいた。 率直に感想を言うと、人が残酷に殺され、女性が残酷に犯される話の繰り返しに疲れてくる本であり、セルヴァズ警部の動きが直情的すぎることに疲れてくる本であり、セルヴァズが銃に撃たれて心臓の手術を受け、数ヶ月後に息子のために肝臓移植手術を受けるという激しすぎる展開に疲れてくる本である。 しかし、読む人によっては、これらがすべて魅力かもしれない。 私としても、680頁の厚い文庫本が最後まで読めたのだから、全くつまらなかったわけではない。面白い所もいろいろあった。 まあ、つまらない部分をけなすのは疲れるので、面白い部分を誉めよう。 本書で一番魅力的なのは、オスロ警察の国家犯罪捜査局からフランスに派遣されてきて、セルヴァズの実質的な相棒になってしまう40代の美貌の女性刑事シュステン・二ゴールで、おもちゃをわざわざフランスまで持ってきてホテルで自慰したり、バーで学生をゲットしてトイレでセックスさせたり、セルヴァズを誘惑してホテルのベッドで熱愛の夜を過ごして本物のパートナーになったりの大活躍。しかし・・ サドマゾ塾を主宰する大学教授で、殺人鬼から預かったセルヴァズの息子を育てているラバルト夫妻も個性的。しかし・・ 本書では進展はないが、セルヴァズ警部が、部下エスペランデューの美しすぎる妻シャルレーヌを見るたびに覚える荒々しい、暴力的な欲望(114頁)はこの先どうなるのだろうか。・・ | ||||
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