■スポンサードリンク
雷神
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
雷神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
道尾秀介先生の作品は哀しさの中にも優しさがあり、学びもある事が多いと感じてます。 この作品も沢山の悲しみ・哀しみがあるのですが、それを上回る優しさに包まれてます。 正直、私は切ない物語と感じましたが、決して面白くなかった訳ではありません。 ラストの伏線回収はまさしく『雷撃』の如しでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
救いがないというより、幸不幸の連鎖が連綿と続く人の世というものを書いているような作品。 ラストシーンについて、よく「救いようがない」という感想を持たれるみたいだけど、個人的には現実をただ書いただけのような気がする。 道尾さんらしいというか。 彼は人の持つ感情の中で、悲しみを最も表現したい作家なのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初はちょっと、安っぽい最近のテレビドラマのようで、読むのを辞めようかと。 でもそこはやはり、道尾先生。読み進めるうちに、いろいろな要素が次から次へと来て、ぐいぐいと読み手を引き込ませる手法は流石、と思いました。 面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
商品もキレイで配送もはやかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
道尾さんの作品は回りくどくないところが私は好きです。 終盤、最初から描かれていたことを一つ一つ回収していくうちに、私自身も思い込みで読み進めていたことに気付きました。 やっぱり道尾さんの作品は面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特に汚れなどもなく、中古ということを意識しないで読むことができました。 新品独自の真新しい白さや匂いがないというだけです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くて一気に読みました。 沈黙のパレードを一気に読み、その後なのでハマれるかな?読めるかな?疲れて無理かな?と思いながらでしたが、スルスルと半日で読めました。 内容は濃く、詰め込み過ぎ感はありましたが、面白かった。久々に読書後充実感に浸れました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは久しぶりにすごい小説読んだ感じです 序盤から悲しげな重い空気感が漂っています この物語に登場する人物は頭がいい人ばかりです そんなんよく気が付いたの~という人ばかりで頭がキレてみんなが名探偵という感じです そして家族思い友達思いの優しい人ばかりです これは道尾という神の視点から動かされた人物たちなので その分身というべき登場人物たちが完璧すぎる気もします 物語の本筋に関係ない15年前の植木鉢が落ちて交通事故が起きたという話も必要ないと思います まあでもすばらしい完成度のおすすめ小説なのはまちがいありません | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人の優しさを抉るようなミステリー。幸人の妻の交通事故死が娘の夕見の何気ない行動によるものだったり、幸人の父親である南人が毒キノコによる殺人事件の犯人にされたり、南人の妻が遺体で死亡したり、幸人の姉である亜沙実(あざみ)が雷に打たれて雷紋が体に残ったり、亜沙実の友人の母親が毒キノコ殺人事件と関係して自殺したり、とそんな中で、雷電神社にかかわる重鎮4人が30年に渡って殺害されていく。伏線はたくさん提示されている。それをうまく整理すれば真犯人は自ずと分かるが、私は真相にたどり着けなかった。読み終えた後に、なぜここまで情報が提示されていて気が付かなかったのだろうと自分を責めたくなるくらい。すっかり騙されました。素直に面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
楽しみにしてたので、数日で完読❗️ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の数行が最も大切な部分。 うっかり読んでしまわないよう気をつけて。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初の道尾秀介作品です。同僚に薦められて読みました。気になるところはありましたが、「しんでいい」という言葉に対する受け手のズレなど、なるほどと感心させられ、一気に読了。マンネリ化した脳内本棚に新しく追加したい作家さんとなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
道尾氏の作品を読むのは初めてです。 書評が良いと思い、購入しました。ミステリーファンでもあります。昭和の混乱した時代、一家に起こった辛く悲しい出来事、それらが尾を引き、30年後再び惨劇が起こるという内容でした。30年後、訪ねた生まれ育った村で次々起こる事件は、彼らの想像を超えたもののようにも感じます。何とも、この一家が悲惨で悲しいと感じました・・。途中から出てくる「写真家の彩根」の存在がちょっと気になりましたね。私的にですが、彩根という人物が、ちょっとでしゃばり過ぎの様な・・気がしました。それで、星4個にしました。一気に読める作品で楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常によく練られているミステリーだが、正直好みではないかな。 理由は大まかに三つ。 まず、基本的に地味。 9割方、雷が多いある地方の神社と、周辺里山での話。 土着の祭り、風習、地方ならではの閉塞感が本作の背骨にあり、都会的要素や 爽快な感じは無い。 話しの核となる雷と、どこか雨の臭いが混じる湿った空気に包まれており、 スカッとした青空を感じるシーンは皆無。 それと、時系列の変化が鬱陶しい。 「過去に起こったこの出来事、実は…」といった話なので、時系列が前後しつつ 話が進むのは仕方ない。 ただ本作は時系列が複数存在し、またその順番もキーポイントだったりするので、 正確に把握していないと物語に浸れないのだ。 途中読み手が順番を整理するのを助けてくれるくだりがあり、著者の親切さも 窺がえる。 それでもこうした、時系列の整理を要する読書って、正直面倒。 当方が単にアホなのかもしれないが、今一つ読書リズムに乗りづらかった。 三つめは、ひたすら答え合わせをしているような、長いラスト。 謎があって、それを回収し、答え合わせをするのがミステリー醍醐味。 そういった意味では王道なのだが、本作はとんでもなくピース数の多いジグソーパズルの様。 好きな方はたまらないかもしれないが、「これ、ピース多すぎねぇ?」が偽らざる感想。 先日著者がラジオで言っていたが、本作はプロット(設計図)だけで本一冊分くらいの 分量に成ってしまったそうな。 いろいろケチつけたが、最後に胸がキューっと締め付けられたシーンを。 行われなかった姉の誕生日パーティ。 手がつけられていない紙コップやポッキーを片付ける姉。 貯金を叩いて買ったプレゼントの筆入れは、結局渡せなかった。 ぼくは誕生日パーティに来なかった人たちを、姉をからかったかもしれない人たちを、 殺したかった。 このシーン、なんか刺さったなぁ。 本来は星3個だが、このかなしい情感が素晴らしいので星4個。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者自身も激推しも納得の傑作。 まさに横溝的世界の古めかしい舞台設定がまずいい。令和の今、よくこの設定にしたなあ、と思う。 個人的には大好きだけど、 凝らされた仕掛けと伏線がたたまれていく後半〜ラストも、悲しいながらもぐいぐい読ませる。 他の人も言っているように、ツッコミどころはあるのだけど、まあ、いいかな。 そんでもって、最後の1ページはマジ、すごい破壊力(涙 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何層にも絡めていったトリッキーなミステリー。 前段の事故案件からのトリッキーな切り返し。 てっきり犯人だと思いこまされてしまうトリッキーな流れ。 ベールに包まれたナゾを追うごとに、新たなトリッキーが突出する。 村の慣わし、雷に起因するノスタルジックな空間がトリッキーさを炎上させる。 そして、最後の最後の最後で落とされてしまうトリッキー。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
切なくて悲しい話です。しかしその幾重にも連なる悲劇がこの作品に秀逸な奥行きを持たせている気もしました。僕の道尾秀介作品ランキングでは『向日葵の咲かない夏』に次いで2位の作品です。でも「この世には、どんな神様もいない」という一行には参ったね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
楽しみにしていた道尾さんの新作です。 まさか…こうならないよね?と不安な気持ちそのまま、又は更にその上をいく展開でした。 ドキドキしながら一気に読めます。 舞台となる新潟県羽田上村は架空の場所ですが、雷の多い村のエピソードがどれもリアルで、好奇心も刺激されます。 辛い展開が続きますが、夕見が前を向いて過ごしていこうとしている繊細な描写など、美しくほっとできる場面もあります。 全て絡み合うラストを読み終え、しばらく放心状態…今のこの日常について色々と考えざるを得ません。 貴重な読書体験でした。 細かい繋がりを確かめながら、もう一度じっくり読み返したいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
軽量で、とても使いやすくて、大満足だそうです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
道尾さんのキャリアハイとか会心作とかの煽りで、期待が大きくなり過ぎたのかもしれないが、やや残念な仕上がりだった(道尾さんとしては、です)。かつての『カラスの親指』や『向日葵の咲かない夏』のような、唖然としてしまう展開ではなく、一口に言って、小粒。 舞台も寒村と家族間に限られているし、事件そのものもスケールが小さい中で、文字の改変や記憶喪失をうまく使って、さちんとした良作に仕上げている。でも道尾ミステリーの魅力である驚きは少ない。 ほかの作家さんが書いたのなら、かなり評価できるが、道尾さんの作品としてはエースではない。 登場人物の行動にご都合主義という批判があるが、これはまあ仕方ないでしょう。ミステリーはそもそも無理な作りものであり、そこを楽しむもの。ミステリーにリアリズムを求めすぎると、地味な警察小説しか存在できなくなるわけだし。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!